トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

74HCU04プリアンプ製作

2018-07-07 15:25:06 | スイッチ

 カーオーディオにBluetooth機器を接続する場合、機器の出力電圧が低い(ヘッドホンなどの低抵抗の負荷に対応しているので)ので、ボリュームをかなり上げなければならない。
一応昇圧トランス式で電圧をアップして対応している。電源不要な点は便利だが部品代が高価なのでアクティブアンプを作ることにした。電源はスマホの充電アダプタUSB出力の5Vを利用。
アンプにもなるアンバッファーのINVゲート(74HCU04)を使ってプリアンプを製作してみた。
最初はネットに製作記事にあったL/RそれぞれにHCU04を使ったもの(増幅度100倍)を製作してみたが、どうしてもノイズが治まらずボツとした。

秋月でのキットも製作したものが有るが、単四×2本を+-電源として使用している。

5V単一電源で動作させ、出力負荷は軽くて良いので、シンプルな回路とした。

3Pジャックを付けるためだけに、以前aitendoから購入してあったアンプ基板を使用。
電源はmicro-USBコネクタ受けとした。

通常のOP-AMP(NJM4580DD)品のキットと比べてみたが、音は、こちらのが良さそうに感じる。
(NJM4580DDは±2.0Vから動作するが)
しかし5V動作では余裕が無いので昇圧DC/DC-CONVで12Vを供給している。

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デジタルアンプの電源電圧を昇圧してみる

2017-10-19 17:49:13 | スイッチ

 先日のブログで紹介したTDA7498のD級デジタルアンプだが、電源電圧19Vでは、出力が小さいので、手持ちのaitendo製大電流出力昇圧モジュール(150W) [1232-1235-150W] を使って動作するか確認してみた。
出力電圧を32Vに調整する。

問題無く動作し、電圧変動も無さそうだ。
ちなみに出力16V/2.8Aのノートブック用ACアダプタに交換すると24Vまでしか出ず、音声出力による変動も見られた。

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3桁電圧表示器の電源分離改造

2017-04-06 16:17:38 | スイッチ

 Banggood.com製がaitendo製より若干安価だったので購入したのだが、測定電圧と回路動作電圧の分離が簡単に出来ない様だ。(それらしき空きランドはあるのだが、完全にパターンがつながっている)
電源と三端子レギュレータ間にある抵抗(MSさんのコメントで、実際はダイオードの間違いでした)を取り外して、三端子レギュレータ入力ランド側に配線を追加して回路電圧供給用にする。

MSさん、コメントありがとうございます。
確かにダイオードですね。
今回の改造だと、逆極性で壊れるので注意が必要ですね。

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XR2206ファンクションシグナルジェネレータDIYキット

2017-04-01 21:44:29 | スイッチ

 XR2206を使用したファンクションシグナルジェネレータは以前秋月製を参考にユニバーサル基板で製作したことがあり、安価な割に発振周波数範囲が広く各種波形を出力出来ることは確認出来ていた。
今回、Banggood.comからKITが販売(3セットで2668円)されていたので購入し、製作してみた。
秋月製KITは2400円になっているが、機能や調整が多くなっている。
・AM,FSK変調が出来る。
・デューティ比が可変(低周波用)出来る。
・対称性、歪みの調整が出来る。
・微調整用は無くて多回転半固定抵抗使用。
・周波数切り替え用コンデンサは差し替え方式(6種類)で面倒。
今回のBanggood製はその分、部品点数が少ないので、初心者でもそんなに難しく無いと思う。
保険だがICソケットは丸ピンに交換する。
電解コンデンサC3,C4(10uF)はアクリルケースにギリギリぶつかるので寝かせて実装する。
DCジャックの半田面端子はアクリル裏板にぶつかるので、出っ張りを少し切断した方が良い。
短いM3のナベ小ねじとナットだが、短いので、そのままでは貫通固定出来ない。
私は底板の外側からねじを入れ内側からナットを固定し、基板の取り付け穴を差し込んだ。

問題無く動作したので発振周波数範囲を測定してみた。

発振用時定数のコンデンサはセラミックと電解コンデンサを使用しているが、温度特性上、出来れば温度係数の少ないフィルムコンを使用したいところだ。
周波数はFineボリュームで微調整出来る。但し、メイン(Coarse)が100kΩで微調整(Fine)が50kΩなので、あまり微調整にはならない。
波形をオシロで観測し、クリップしない範囲にAmpボリュームを調整する。
Sine/Triangleの出力はカップリングコンデンサが入っていない(秋月製は10uFが入っている)ので負荷によっては注意が必要です。
最高周波数の1MHzでは、波形に変形が見られるが100kHz程度の周波数では綺麗な正弦波に見える。

電子工作サークルで紹介したが、周波数が見れる安価なカウンターが必要との要望があった。
探すと、Banggood製の「Geekcreit® DIY Frequency Tester 1Hz-50MHz Crystal Counter Meter With Housing Kit」が使えそうなので注文した。
秋月製の「水晶発振子周波数測定キット」とほぼ同じ様だ。

このところBanggoog.comのKIT製品を取り上げているが、安価との引き換えで、ほとんどの製品に説明書は無く部品のみであり、ホームページでも製作手順の無い物が多く、動作しない場合も有り、初中級者には難しい。トラブルシュートに自信のある方や、動かなくてもしょうがないという考えの方にしかお勧め出来ないので、注文は自己責任でお願いします。

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LCDディスプレイ付DC-DCステップダウンパワー・サプライが便利

2017-03-20 21:01:06 | スイッチ

 banggoodで購入した「DC-DCステップダウンパワー・サプライ可変モジュール(ハウジングケース付きLCDディスプレイ付)」JPY686円が安価で便利だ。
アクリルのケースが付いて、LCDには電圧と電流が表示され、電圧は左右の+-ボタンで0.04Vステップで可変する。
小型なのに最大出力電流が2Aと大きい。ICにはMP2307が使われている。
DC6Vのモーターを駆動させてみたが、問題無く動作した。

DCジャックを側面に接着してACアダプタが簡単に接続出来る様にした。

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RC-33R修理・電波が弱い/電源が切れない

2016-12-20 15:24:02 | スイッチ

 複数ラジコン修理依頼のあった物件で最後まで残っていたRC-33R送信機の修理に取り掛かった。
電波が弱いのと、電源が自動で切れないという症状です。
電波が弱い点については、手持ちの送信基板が残っていましたので交換したところ問題無く出力が出る様になりました。
電源が切れない問題については、原因が分からなかったので手動で電源をON/OFFする様に側面にトグルスイッチを付けることで了解いただきました。

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タダノRCS-250リセットICの置き換え

2016-10-13 18:51:44 | スイッチ

 受信機の電圧検出システムリセットICにミツミ製T529D(検出電圧4.2V)を使用しているが、リード線が折れて使えなくなってしまったので、手持ちのM51957Bを使うことにした。
SOP8Pなので変換基板でDIP8Pにし、検出電圧設定用の半固定抵抗10kΩを付けて調整する。

ここまでしなくても、同じTO-92タイプが秋月より入手可能。
リセットIC PST594D-T(4個入)
クマノフ様
メッセージありがとうございます。
表示は957Bですが、秋月電子通商ではM51957Bとして販売しておりますので、この仕様で良いと思います。

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ユニックFRG401修理依頼・予備機に市販品改造

2016-05-27 14:55:48 | スイッチ

 キャリアカー用のハンディタイプ送信機(荷台可動・ウインチ操作の4ボタン)修理依頼があった。

送信機、受信機共に、電源をONにするとLEDは点灯するが、操作しても全然動作しないという内容。
届いて調査するが、送信機の電波が出ていない。
(以前2機種ほど修理対応したものの周波数は316~320MHz付近だったので、250~320MHzをスペアナで探したが出ていない)
富士通製MB1509というPLL用のICが使われており、クロックは10.24MHzの水晶が実装されている。(写真はシールドケースを外してある)
PLLが動作してなくてもVCOは発振しているはずだが、これが見つからない(発振波形が観測されない)。
ボタンの操作に応じて、シリアルの信号は出ている。
2階建ての構造で、送信部と信号処理部に分かれているが、直付けポストで半田付けされているので、ピンヘッダとソケットに交換して調査しやすい様にした。

これは、修理不能ということで、たまたまヤフオクで見つけた「業務用無線遠隔制御システム」なる送受信ユニットを見つけたので、これでどうかと、依頼者に相談したら、落札して直送してもらうので、接続コネクタ部分の改造をお願いしたいということだった。(後述する)
届く間に、先日、他機種でうまくいった315MHzモジュールに置き換え出来ないか、信号の出どころを探して接続してみた。
すると、正常に通信が出来、動作する様になった。送信側か受信側で論理を反転する必要が有り、今回は受信側に、トランジスタを入れ反転させた。

【予備機の改造】
「業務用無線遠隔制御システム」が届いたので、内部を見てみた。
送信機は信号が4ボタンで、その他にON/OFFがある。
受信機に電源(AC/DC12~24V可能)を印可して動作を確認してみると、ON/OFFボタンにより受信機の電源がON/OFFになる。
OFFの状態では、信号のボタンを押しても動作しない様になっている。
ONの状態で操作すると、それに応じた、リレー脇のLEDが点灯し、リレー(12V用)接点がONになる。
周波数は説明書に433.92MHzと書いてあるが、スペアナで見ると、少し低い周波数を示す。
アンテナ線はビニール被覆銅線をクルクル巻いてローディング?してモールドの突起内に差し込んである。

FRG401の接続ケーブルがそのまま使える様に、以前入手してあったコネクタを実装することにした。
幸い、何とか受信器内に実装スペースが有りそうなので、ケーブル出力部のモールドをカットして、コネクタが出る切り込みを入れた。
アンテナも、現状のが使いたいというので、同じ様にケースに穴を開けてBNCコネクタを取り付けた。(周波数帯が異なるので、マッチングはしないが、内蔵アンテナよりは良いだろう)
配線は基板上にナイロンコネクタ(2Pと6P)が有るが、線を引こうとしたら簡単にコンタクトから抜けてしまった。やはり中華製のいい加減なところか。仕方が無いので半田接続する。
屋外で使用するわけでは無いが、一応隙間はプラ板で塞いだりして、シリコン接着剤で固定した。

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井戸ポンプを新品に交換する

2016-04-16 18:26:50 | スイッチ

 注文していた日立製浅井戸用ポンプWT-P125Wが翌日には届いたので、交換作業を行った。
押しばねは想像していたのと全然違っていて、結構、ばね圧の強いものだった。
これを逆止弁に入れる。

既存品を取り外す。全てボルトを外すだけで可能。
吐き出し口の位置が標準と異なるので予備フランジと付け替える。
またフランジの取り付けピッチが異なっていたので、パイプ側を外して、今回のフランジにシールテープを巻いてねじ込む。
吸い込み口は既存と取り付けフランジと30度ずれているので回して接続する。

電子制御になっており、圧力、お知らせ等が表示される。また圧力設定も簡単に切り替え出来る。

外したポンプを見てみると型式はWT-P125Hで1993年製だったので23年持ったことになる。
これに交換する前のは1987年製だったので6年しか持たなかったことになる。

問題無く運転開始となったので、運転圧力を「高」に切り替える。
PAMインバータ制御方式で、非常にON/OFFがスムーズで従来品より非常に静かという印象だ。
思ったより簡単に、1時間ほどで交換出来た。

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DC24V用ほたる(フラッシャー)スイッチ製作

2015-11-06 13:13:00 | スイッチ

 手伝い先の会社では、防災設備の工事・保守を行っているが、社長から相談があった。
ホテルや病院・福祉施設などは、火災通報装置(通報ボタンを押すと消防署に自動通報が行われるという装置)と火災受信機の連動を義務付ける消防法が施行され、平成30年3月31日まで(平成27年4月1日時点で既存防火対象物だったもの)に対応しなくてはならない。
そこで、受信機の警報接点と通報装置の起動端子を接続するのだが、保守時は切り離す必要があり、少し大変である。
そこでスイッチを付けたいのだが、OFFにしたままにする恐れもあるので、OFFであることの表示を何か出せないかとのことだった。
双投のスイッチを使えば可能だが、照光スイッチでは単投式しか見つからない。
また、市販の「ほたるスイッチ」はAC100V用のネオン管式が大部分で、今回の様な直流(DC24V)には使えない。
以上の結果から、独自のアイデアで自作することにした。
動作原理的には、ほたるスイッチと同じ様に負荷に対しシリーズに入れることにした。
(ほたるスイッチはネオン管なので、電流消費が殆ど無く、負荷を通じてAC100Vが印加され点灯する)
流す電流を一定にする為にTL431による定電流回路で10mAに設定した。定電流ダイオードを使えばもっと簡略化は出来るが。
注意を促すためにLEDをフリッカーさせることにした。1個だと消灯時と点灯時で電圧が変わってしまうので、無安定マルチバイブレータで2個を交互に点滅させる様にし、更に電源に平滑用コンデンサを入れる。

以上で、無事動作した。負荷を1~2Aにしても問題無し。

100mA負荷時、負荷両端の電圧は1V、マルチバイブレータ回路の動作電圧は約2.4Vだった。
また、電圧変化も見られなかった。

入力電圧5V以上で動作した。
実際使うかは、法律・信頼性との関連も有り、また負荷の種類(スイッチング電源とか)によっても変化するかと思うので、検討が必要だ。

と書いたが、肝心のインターフェースを勘違いしていて、要求されたところには使用出来ないのに気付いた。
DC負荷の「ほたるスイッチ」としては使えるので、その用途には参考にして下さい。

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YAHAヘッドホンアンプ2号機製作

2015-09-03 16:41:55 | スイッチ

 以前、6DJ8を使用して製作したが、来月のフェスタで「新旧オーディオ聴き比べ」を展示する予定で、新たに少しは綺麗なものと2号機を製作することにした。
解説:YAHAアンプは真空管を使用しているが12Vという低いB電圧で動作させるのが特徴だ。
今度は、一般的な真空管である12AU7を使用することにした。これだとヒーター電圧が12.6Vなので動作電圧と共通に出来、簡易化出来るからである。
また、プレート抵抗の代わりに定電流ダイオード(CRD)を使用すると良いというので0.1mAのものを使用。
前回、NFBが無いと特性が良くなかったので、今回もNFBをかけることにした。
グリッドバイアス調整用半固定抵抗は微妙な調整が必要なので1MΩの多回転型を使用。
コンパクトに実装出来る様、真空管ソケットはaitendoの変換基板に取り付けで、ライトアングルのコネクタで接続する様にし、基板と真空管が水平になる様にした。
(基板だが、シルク面にソケットを実装するとピン番号が逆になるので、裏返して半田面に実装した。)
出力の電解コンデンサ2200uFは低いのが無く、真空管にぶつかるので、1000uF/10Vを2個並列にして実装した。
あと、使用したオーディオジャックだが、端子がモールドへの嵌め込み式で、キャシャなのでランド穴が小さいと端子が押されて外れてしまう。
穴を事前にφ1.2で広げる必要がある。これをやらないで、3個壊してしまった。
OP-AMPにはNJM4580を使用した。

最初は標準の2倍のユニバーサル基板で図面を書いてみたが、実際、部品を合わせてみると標準基板でも実装出来そうなので、製作開始。
やはり、一発では動作せず。配線を入れ替えたりして(NFBがL/Rで交差していた)、音が出る様になった。
LC発振器で正弦波を入力し、出力の波形が片側クリップする位のレベルにし、丁度無くなるところに半固定抵抗で調整する。(オシロが有れば、調整は簡単である)
抵抗値を測定してみると、78kΩと125kΩと、真空管のバラツキが結構ある(こんな低電圧駆動の用途は考えていなかったのだろうから)。L/Rのレベル差もほとんど無かった。

周波数特性は10Hz~20kHzまでフラットだった。
1号機の6DJ8と比べるとゲインが少し低い様だ。

矩形波の写真を掲載する。

今回の写真は、ヤフオクで落札したCanon EOS-Mで撮影した。今までのデジカメと違ってボケ味が良い感じがする。
やはり一眼らしく、スローシャッターで画面を撮ると、シャッターの境目が現れる。

YAHAアンプで検索すると、いろんなレベルの方が製作している記事が見つかる。
その中で、グリッドのバイアス抵抗1MΩを固定のままで(調整が必要なことを知らない)、音が云々書いている記事があるが、まず調整しないと、特性は出ないと思う。
入力レベルが小さければ問題無いかも知れないが。

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タダノRCS−250の修理

2015-08-09 16:26:27 | スイッチ

 長野県の方から下記依頼が有った。 
「はじめまして 私も修理製作好きの60歳の男性です。会社のトラックのタダノクレーンのラジコンが壊れてしまいました 基盤関係は苦手ですが 興味が有りチャレンジしました 受信機がだめと思いオークションで手に入れピン等入れ替えしましたがだめ いろいろなプログで情報をみて試みましたが又だめ、そんな中こちらのプログを拝見し修理をお願いしたいのですが同時にどうしてもどこが悪いのか知りたくて連絡差し上げました。どうぞよろしくお願いします。」

送信機1台と受信機2台(現役で故障品/オークション落札品)を送ってもらった。
【現役品】
MFG-№ A20
ID-№ 3A44
受信モジュール表示 R-20155 4.22
ROM V2.02 1991.MAY.28
CPU RCS-MM2
【落札品】
MFG-№ A01
ID-№ 1C0E
受信モジュール表示 R-7580 11.16
ROM V2.01 1989.APR.26
CPU RCS-250
最初、受信モジュールを確認したら、単体では動作(受信のデジタル信号が出ている)しているので、オークション品と入れ替えました。
モジュールの端子はDET,DATA,CA-DET,VCC,FRQの順で表示がある。
それでも、切り替え動作(FRQ端子をオシロで見ると0-+5Vの矩形波が出ており、受信が確定すると+5Vまたは0Vに固定される)しないので、戻して本体基板を調査。
電解コンデンサ(C11)の液漏れで、パターンが融けて断線。これにより、電源のリップルが大きい(P-P:1V程度ある)ため、CPUのリセットが掛りっぱなしになっていました。
コンデンサを外して、コンデンサを交換して、リード線で接続。その他のコンデンサも怪しいのは交換しました。
C3,4,5 1uF/50V
C7 22uF/16V
C9 220uF/50V
C10 470uF/25V
C11,12 100uF/25V
タダノ製の、この時代の機種は、殆どが電解コンデンサ液漏れによる故障が多い様です。

ついでなので、オークション品も同様にコンデンサ交換とリセットIC交換により動作する様になりました。
リセットICはミツミ製PST529C(マーキングはT529C)を使用しているが、同一品が無いので手持ち品のM51957Bを使用する。
SOP-8Pなので変換基板に実装し、メイン基板の元々のICランドにリード線を付けて、変換基板とは直付けする。
オリジナル品(3端子)と異なり、リセット電圧設定用の分圧抵抗と時定数用コンデンサが必要なので、変換基板に取り付ける。


以上で、周波数は異なるので、実際の信号受信確認は出来ませんが、表面のLED状態が、以前修理した同一品と同じになったので、OKだろうとしました。
【追記】
ROMのバージョンの違いなのか、CH1/2のサイクリック信号が、異なっていました。
V2.02 受信機の電源を入れた時は等間隔でFRQ端子が0V/+5Vを繰り返しますが、一旦受信すると、送信機をOFFしたとき、+5Vが長く、その後0V/+5Vを数回繰り返すというサイクルになります。
V2.01 終始、等間隔でFRQ端子が0V/+5Vを繰り返します。

8/11 無事動作したとの返事をいただきました。

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タダノRCS-MM2再修理になる

2015-08-03 12:31:58 | スイッチ

 送信機の電源が入らないという不具合で、送ってもらい調査することにした。
この時はマイコンのクロック用セラロック?が発振していなくて、これを交換することで、発振する様になりON/OFF可能となった。この時、電波をモニターしたが、何故か弱い。

またCH1とCH2で水晶表示周波数(63.228/62.928MHz)に対して差(VXOによるFM変調を行っているので低めの周波数となる)が異なり、可変インダクタを調整するのだがコアをいっぱい入れても合わないのが気になる。(結構、周波数が変化する)
(送信周波数は発振周波数に対して4逓倍している。)
受信機は送ってもらっていないので、取り敢えず、送り返して様子を見てもらうことにした。
予想?通り、片CHは動作するものの、動作距離が5m以下とのこと。もう片方のCHは全然動作しないとのこと。
タダノのRCS-「 」シリーズは電源スイッチをON/OFFする毎にCHが切り替り、他送信機との混信を避けられる様な仕組みになっている。
正常に動作する送信機がもう1台有るとのことだったので、今度は、その送信機と受信機も送ってもらった。
正常動作の送信機をモニターすると、やはり電波が強い。送信周波数は表示×4逓倍に対し-45kHzと-46.5kHzとほぼ一致している。

発振回路の先に4端子のICかトランジスタの素子が接続されており、端子にオシロを接続して観測すると入力はP-P:200mV、出力はP-P:500mVになっているが、修理品は入出力共に100mV程度しか出ていない。
素子の電圧を見ると0.8V程度しか無い。
(今回の比較で、同じRCS-MM2でも、発振回路が個別部品構成のと、モジュール化したバージョンの2種類あることが確認出来た)
見ていくと、インダクタらしい白い四角いボビンにコイルを巻いたものの抵抗が無限大になっている。断線らしい。
手持ちもマイクロインダクタに交換すると、出力が出る様になり、電波受信も強くなった。

今度は周波数調整だが、どうしても低い方が合わない。
この時、水晶のケースに触ると発振周波数が大きくずれたり、停止するという現象が出る。
発振トランジスタをいろいろ交換してみたが、ディスクリートの2SC1907が良かった。先の現象も無くなった。
水晶メーカーに問い合わせてみたが、やはり何等かの原因で発振が不安定になっているのではとのことだった。

受信機は車体のコントローラーに接続された状態だと、7segに0/1/2と表示で判断出来る様になっているが、単独では正常な表示は出ないので、内部の検出(切り替え)端子を探す。
受信モジュールに接続されているコネクタの2番目をオシロで見ると矩形波が観測される。これでCH1とCH2をサイクリックで受信させている。

CH1(低い側)が受信出来た時は0Vとなり、CH2(高い側)が受信出来た時は+5Vと変化するので、これでモニターしながら、一番安定(周波数が同調)する様に送信側可変インダクタを調整する。

この状態で、送って確認してもらったら、正常に動作しているという連絡が有り、安心した。

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電子工作サークル(2015/08-1)

2015-08-02 15:37:58 | スイッチ

 サークル活動はコンスタントに行っていたが、ブログで紹介するのは久々です。
315MHz帯を使用した無線装置(ON/OFF信号4CH)が前回で完成したので、何かユニットに収めるというので、今回のサークルで実施した。

サークルの紅一点、やはり女性の発想で、100円ショップで売られている魚型の鍋敷きと透明ケースを持参。
送信機は、アクリルケースに電池を入れる様にして、蓋に基板を樹脂ポストで固定。穴あけは当方がユニバーサル基板をガイドにして行った。
底面にはやはり100円ショップのすべり止めゴム足を貼り付けした。電池ボックスは固定穴が無いのでこれも100円ショップの粘着マジックテープで固定した。

受信機に使用した鍋敷きは木製なので、これも基板をガイドに穴あけし同様に固定した。
基板が2枚となっているが、1つは受信基板で、もう1つはオルゴール基板で、受信したときにスピーカーから音が出る様にしている。

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楽しいパソコン相談室(2015/07)

2015-07-25 12:11:58 | スイッチ

 3件の依頼が有った。八田と私の2名で対応。
1.久々に出して来たPCで当時の記憶が残っていないが、ファイルマネージャの酒類にブリーフケースとか同期のメッセージが出るが何故かというもの。
おそらく、当時「ブリーフケース」経由でコピー下たのだろうとお答えした。現在は全て、新しいPCにコピーしてあるとのことなので削除しても良いとお答えした。
2.電気屋さんにコピーしてもらったDVDをパソコンで見ようとしたら、見えないので、何か方法は無いかという相談。
拡張子はVROになっている。拡張子を変更(MPG等)したが変わらず。
どうやらCPRMが掛かっているらしく、DVDプレーヤーでは見れるだろうけど、本人は持っていないということなので、フリーソフトのCPRM Decrypterをインストールし、これで変換したところ正常に再生する様になった。このファイルを再びDVDにコピーしたが、これからも問題無く再生出来る。
(5種類ほどインストールしてみたが、お試しの制限付きだったり、動作しなかったりで、これが唯一使用出来た。但し、どういうわけか起動画面のチェックボックスが画面ずれを起こしていた)
尚、著作権法の改正により2012年10月1日からは、個人的に利用する目的であっても、DVDのコピー防止機能を解除して、自分のパソコンに取り込む行為(DVDリッピング)は、違法となります。
ということですので、これに該当するメディアについては違法となりますので使用しないでください。
3.プリンター(エプソン製多機能インクジェット)をしばらく使用していなかったら、印刷出来無くなったというもの。
長期間使用してないと、インクが固着してしまうので、ノズルクリーニングの方法を説明。これで、印刷出来る様になった。
番外編
3項の方が尺八用コンダクターという音合わせの機器を持ってきた。
ボタンにより、強く押さないと音の出ないボタンがあるという症状。
分解して、導電ゴム接点部に6B鉛筆をなぞり抵抗を下げる。
組立て直して、完全とは言えないが改良前と比べて使用レベルまで改善されたので、これで良いということになった。

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