トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

GPSモジュールのNMEAフォーマットデーターをPCでリアルタイム表示

2015-12-31 16:08:03 | アプリ・ソフト

 先日arduinoを使った表示器を紹介したが、GPSモジュールから出力されるNMEAセンテンスをデコードしてリアルタイムに判りやすく表示するソフト NMEA Monitor for windowsで表示出来ないものかと、最初、モジュールのUSB出力端子からUSBコネクタに接続したが認識しない。
そこで手持ちのaitendo製USB-UART変換モジュール [USB2UART-CP2102]を使ってみることにした。デバイスドライバーもダウンロードしてインストールする。

最初TX-TX,RX-RX同士接続したが、認識しないのでTX-RX,RX-TXに接続し直したら見事表示した。通信速度は9600bpsに設定。

室内だと、単に窓際が強いということでは無く、ピンポイントで受信強度の強いポイントがあることが面白い。
【変換モジュールの相性?】
CP2102の変換モジュールが、その後通信出来なくなった(正確に言うと、屋外では時間経過で表示される様だが)。デバイスドライバーは最新になっている。
そこで、一般的なCH340(arduino-nano互換ボードでも使用しており、この他にはFT232RLもメジャー)を使用した【ノーブランド品】3.3V 5V USB対応 TTLコンバータ  CH340G UART シリアル アダプタ モジュール (ゴールド)をAmazonから購入(中国本土からの発送だが1/2発注で1/5に、もう到着した)して接続したところ、ちゃんと通信が出来た。

どうやら、シリアルーUSB変換器はチップによる相性が有る様だ。

もう1つの「u-center GNSS評価ソフトウェア」にGoogle Earthプラグインをインストールすると現在位置が航空写真上に表示されて面白い。

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初めてのArduino(GPS受信機キット)製作

2015-12-28 12:09:04 | 測定器

 先のブログで周波数カウンターを紹介したが、これの校正に使用する周波数カウンターや標準信号発生器を合わせる必要がある。
アマチュアとして、入手可能な一番正確な周波数はGPS信号である。
以前使用していたものが壊れてしまったので、再度購入することにした。
GPS受信モジュールでも1秒パルスが出力出来るものが必要である。
その中でNEO 6M GPSモジュールが安価で、ヤフオクが最安だったので落札することにしたが、モジュールがセットになったGPS受信機キットが安価でArduinoの勉強になりそうなので落札した。
これには別途Arduino Nanoが必要で、純正は少し高いので、Arduino Nano v3.0 compatible (ATMEGA328P) ピンヘッダ実装済みを購入した。
(中国からの直接購入だと3枚で1000円前後と更に安価)
組み立てはアクリル板で吉本先生が対応してくれた。

Arduinoも含め、マイコンは食わず嫌いなところが有り、PICはプログラムの得意な吉本先生に全てお願いしていた。
今回は自力で対応することにし、初心者向けのサイトを参考に進めていく。
(電子工作サークルの高校生は、ロボット制御にArduinoを使っている)
互換品はUSB-シリアル接続用FTDIドライバー(CH340)を別途インストール必要がある。
ArduinoIDEをダウンロードしてインストールする(今日時点でVer1.6.7が最新)。
ツールタブからマイコンボードでArduino Nano w/ATmega328を選択、シリアルポートでCOM( )を選択。
落札したキットの説明でプログラム(スケッチ)がダウンロード出来るのだが、拡張子がTXTになっており、そのままでは読み込めす、調べると拡張子をinoに変更すれば良い様だ。
読み込んでコンパイルするがエラーになってしまう。
エラー内容から、どうやら使うライブラリーが無い様だ。(こういうのも、全く知識が無い)
TinyGPS++
SoftwareSerial
MsTimer2
の3種類をダウンロードする。
スケッチ>ライブラリをインクルード>ZIP形式のライブラリをインストール>ZIPファイルを指定することで、ドキュメント>Arduino>libraries>フォルダーに保存される。
再度コンパイルすることでエラーは無くなって、マイコンに書き込み出来た。
プログラムは動作している様で7seg-4列が0000表示。タクトスイッチを押す毎に1~11まで表示が変わる。本来はこの数字の後にデーターが表示されるのだが、どうやらGPSモジュールが壊れている様(見通しの良い場所でもモジュール内の1pps-LEDが点滅しない)なので出品者に状況を伝えたら、交換してくれるということだったので、届いたら確認してみる。
【12/29:GPSモジュール届く】
これはGPSモジュールのLEDが1秒毎に点滅する。(だが受信機キット基板の表示は変わらず)
ということで、最初に入手したものは初期不良だったといえる。アンテナは正常だった。
部屋の中でも、問題無く受信している。
LEDを点滅させている信号をオシロでモニターすると1秒毎のパルスが観測出来たので、BNCプラグを付けて周波数カウンターで観測する。少しずれていたので側面のマスタークロック微調整用のトリマを回してピッタリ1秒に合わせる。

受信機キットの調査(Arduino)を行う。
再度、コンパイルしてみると、SoftwareSerialのメッセージが表示されていたので、今回追加したライブラリーを削除したら、既存のライブラリーを読み込んで、エラーの表示が無くなり、キットの7segが正常に表示した。

受信できるデーター種類(タクトスイッチを押す毎に切り替わる): 
1  速度(km/h)
2  緯度(整数部)
3  緯度(小数点以下部)
4  経度(整数部)
5  経度(小数点以下部)
6  高度(m)
7  年
8  月日
9  時分
10  分秒
11  捕捉GPS衛星数
下の表示は10項(分秒)の18分58秒を表し、部屋の電波時計と一致する。

USBへの
GPSデータはArduinoIDEのツール>シリアルモニタで見ることが出来るというのが分かった。
【NMEAセンテンスも出力出来る様に】
本機の出品者にダメ元(ヤフオクのコメントでは有償対応)で、USBにNMEAセンテンスが出力出来ないものか質問したところ、無償でスケッチを変更してくれた。
これをコンパイルして書き込んだところ、 NMEA Monitor for windowsで表示出来る様になった。通信速度も57600bpsになる。
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換気扇を取り換え

2015-12-28 08:59:03 | 家電修理

 ブログ名の通り、修理主義者?の私だが、たまには費用対効果や寿命を考えて買い替えることもある。
キッチンで使用している換気扇のシャッターが油のこびり付きで紐が引けなくなってしまった。
CRC5-56を可動部に吹き掛けて少しは動く様になったが、一番最初はかなりの力が必要で、紐が切れそうになる。
新品でも3~4千円程度なので、購入して交換することにした。
取り付け枠寸法を測定すると300mm角だったので、Panasonic製FY-25TH1を発注。翌日に届いたので本日作業を開始した。
交換は思っていたより簡単である。
換気扇内の上部に蝶ネジが2本有り、これを緩めると外すことが出来た。木ネジ止めが無かったのには手抜きかなと思ったが。
購入したのに交換するが、ACコードが標準で右引き出しになっているので、引き伸ばして内部の切り曲げホルダーに固定(添付のビニールテープで保護)して左から引き出し、蝶ネジで固定し、更に脱落防止の木ネジで1箇所固定する。
ACコンセントの固定モールドが破損していて浮いた状態になっていたので超強力接着剤で固定し、30分程度で交換完了。

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秋月製周波数カウンター2種類を使ってみる

2015-12-27 15:45:49 | 測定器

 秋月の新製品を見ていたら、水晶発振子の測定も出来るというのが有り、丁度欲しいと思っていたので、これと500MHzまで測定出来る周波数カウンターが安価だったので合わせて購入した。
[K-09870] 水晶発振子周波数測定キット1個 ¥1,950(税込)
・水晶発振子やセラミック発振子の測定ができます(5~45MHz)。
・5桁周波数カウンタとして使用できます(1Hz~50MHz)。
・周波数オフセット機能、パワーセーブ機能付き。
・電源:DC5.3V~6V、100mA以上
キットなので、製作を吉本先生にお願いした。電源供給はDCジャック:1.3mmジャック、センタープラスになっているが、私としては標準的な、内径2.1mm/外形5.5mmジャックに交換してもらい、本体を基板に接着固定し配線接続した。
周波数カウンターの入力コネクタとして標準的なBNCコネクタの手持ち品を基板穴加工して、これも接着して同軸線で接続する。
7segLEDは、このままではコントラストが低く数字が見にくいのでスモークシートを貼り付ける。

5VレギュレータHT7550の関係で「6V以上電圧加は短時間にしてください。」 とあったが、6VのACアダプターは無いので12V用を接続したら案の定?レギュレータが燃えた。
手持ちの[I-00451] 低損失三端子レギュレーター 5V500mA TA48M05Fに交換するがピン配列が異なるので注意のこと。ところが動作しないので出力波形を見るとノコギリ状の発振を起こしている。以前にも同じICで発生しており、これはデーターシート通り、出力に添付の100uF電解コンデンサを付けると止まる(必ず必要な様だ)。入力も一応、添付の0.1uFセラコンを付ける。これにより正常動作。

入出力差0.65Vから動作する。本来は良く無いのだが5VのACアダプターでも、出力は約5Vだったので、これを使用することにする。
水晶を差し込むと、発振して周波数が表示されるが、ズレ(高めに表示)が有るのでSGを接続して調整することにする。
トリマコンでは調整し切れないので固定コンデンサを可変してみるが、それほど変化しない。
次にトリマコンを交換するが、低くなりすぎたので22pFコンデンサを並列に入れたところぴったりになった。
最高測定周波数は、仕様では50MHzだがSGの最大出力の関係からか47MHz(入力+12dBm時)までしかカウント出来なかった。

最低周波数は発振器の関係で10Hzまでだったがカウントした。

発振子を測定してみる。
通常の水晶20MHzはピッタリを表示。

3端子(コンデンサ入り)のセラミック発振子20MHzは低めの表示となった。
3Pソケットになっているが、真ん中はNCである。従って、内蔵コンデンサ2個が直列で、更に発振子と並列に入っていることになる)

業務用ラジコンの水晶49.25625MHzは16.412MHzの表示に。3rdオーバートーンなので、これが源発振している様だ(発振方式が異なるので、ピッタリ1/3の値にはならない)。

この他に、このカウンターは周波数の加算/減算の設定が出来るので、中間周波数等を入力すると局発周波数で受信周波数が表示出来る様になるが、加算/減算する周波数は実際にSG等で発生させて記憶させないと出来ないので面倒である。詳しくは日本語説明書に方法が記載されている。
[M-09875] 液晶表示ミニ周波数カウンター(1MHz~500MHz)1個 ¥2,750(税込)
・測定範囲 :1MHz~500MHz
・分解能:100Hz
・入力 :SMAメスコネクタ
・表示色:青地に白抜き文字
・電源 :006P9V乾電池(8V~10V)
これは完成品で電池(006P等)を接続すると動作する。
SMAコネクタなので、BNCメスコネクタへの変換コネクタを使用(一発変換コネクタが無いので4段変換で超長くなっている)。

最高周波数は570MHz(入力-18dBm)となり、最低周波数は仕様通り1MHzとなった。
これはトリマコンで微調整可能だった。

推奨の電源電圧だとバックのドットが浮き出て表示されるので、表示器裏面の調整が必要だ。
現状では6Vが丁度良い電圧だった。

【秋月より回答有り】
液晶表示ミニ周波数カウンターは、当方の確認個体も、ご指摘の様に電圧(8V~10V)ではコントラストが強すぎて、不要なドットが紫色に見え、7V位から変化がはっきりして、6V位で見やすくなります。
この表示器は、裏面のコントラスト調整の半固定抵抗が無く、また、コネクタが半田付けされておりますので、取り外しが出来ない構造になっております。

ということで、コントラスト調整用の半固定抵抗器(10~20kΩ推奨だが手持ちの30kΩを使用)をLCD接続端子裏に取り付けることにした。
1:VSS,2:VDD,3:VOとなるので3番ピンにRVの中点を接続。するとコントラスト調整が出来る様になった。

更に、定電圧でも動作する様に現在使用のREG(TA78L05Fと思われる)をLDOのHT7550に交換した。(消費電流は60mAでしたので定格内)TA78L05Fは入出力電圧差が1.7Vだが0.6V程度に下げられる。実測では5.8Vで出力が4.95Vと安定。5V入力では4.8Vだったので、5Vのアダプターでも使えそうだ。

入力5Vでコントラスト調整すると、5.8V以上にしても、コントラストは気にならない。

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タダノRCS-250送信機・修理したが到達距離が極端に短い

2015-12-25 17:09:03 | ラジコン

 修理完了で送って確認してもらったところ、1~2m程度しか届かず、動作しないレバーもあるというので送り返してもらい調査を開始した。ハンディ受信機でモニターすると、確かに弱い。
出力トランジスタの各端子をオシロで観測してみるが、ベースに信号が見られるがコレクタの信号が小さい。
チップタイプで、端子を半田付け直したら、コレクタに信号が出た。それでも、モニターでは弱い。
アンテナ間に入っている空芯のコイル(L502)を粗密に変化させてスペアナでモニターすると、ちょっと変化させただけでレベルが大幅に変化する。スペアナで最大となる様に微調整。

次に、受信機での動作確認となるが、タダノの場合は、単体で制御信号は確認出来ないので、受信モジュールの出力(DATA,CAR-DET,FRQ)をオシロでモニターすることになる。
DATA:データー信号で点滅
CAR:電波を受信すると点灯
FRQ:送信機の電源をON/OFFする毎に0V/5Vが切り替わる
だが、これでは送信機を離して行きながらの、一人での到達距離を確認することは出来ないので、表示治具を製作することにした。
信号で直接LEDを付けるのは厳しいと思うので、トランジスタアレイ(TD62083APG)を使用。
LEDのシリーズ抵抗も10kΩ×8抵抗アレイを使うことにした。
3回路だけで良いのだが、アレイを使ったことで配線が簡単になったので、8回路構成とする。

LEDの点灯/点滅を見ながら離れて行く。受信機は秋月の144/430MHz帯ハムバンドアンテナを接続しているので、ラジコン周波数(251/252MHz)に対しては同調取れて無いが、室内で5m届くのが確認出来たので、依頼者に送って動作確認してもらうことにする。
ついでに、問題の電解コンデンサも交換することに。
やはり液漏れによるパターン腐食が複数個所有った。

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「筆まめ」で「筆ぐるめ」の住所録が使えた

2015-12-23 17:50:21 | アプリ・ソフト

 近くに住んでいる、先輩から電話で「年賀状の作成をしようとしたが、ソフトが見つからない(住所録は有り)」という連絡があり後日行くことにした。
その時、使用ソフトは確か「筆まめ」と聞いたので、念の為、本屋さんに行ってソフトがバンドルされているムック本「筆まめでつくる世界一かんたん年賀状 2016」を購入した。

使用しているノートパソコンは、今年、私が載せ替えたもので、この際に、はがきソフトの移行を忘れた様だ(無料の引っ越しソフトは、ファイルは自動で移行出来るが、ソフトは自分で再インストールが必要)。
行ってみると「筆ぐるめ」だった。「筆ぐるめ」のダウンロードファイルらしきものは見つかった(7zの圧縮形式)のだが解凍ソフトをダウンロードしてみても、全然解凍出来ない。
時間が有れば「はやわざ筆ぐるめ年賀状 2016 (インプレスムック) 」に買い直せば良いのだが、夜の対応なので、もうお店は開いておらず、仕事の関係もあり翌日以降になってしまう。
「筆まめ」で検索してみると、「筆ぐるめ」の住所録を変換可能とあったので、インストールしてみる。
「他のソフトの住所録を取り込み」を指定すると、簡単に取り込めて、データーも問題無く、印刷も簡単に(フォントを変えてみる)出来た。

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タダノRCS-250受信機修理(電源部不良)

2015-12-23 17:25:13 | ラジコン

 このところRCS-250の修理依頼が多くなって来ている。
以前、別なラジコンで修理してあげた方から、電源が入らなくなったということで修理依頼があり、診てみることにした。
電源の出力(+5Vと+12V)が殆ど0Vに近く、トランジスタが過熱して、付近から焦げる臭いがしてきたのでOFFにする。
この機種は電解コンデンサの劣化が多く、外してみると、案の定パターンが腐食しているところが見られるので、全て交換してみるが、電源出力はやはり出ない。

電源はスイッチング方式でNJM2355Dを使用して、2出力する様になっている。
気が付くところは見てみるが原因が掴めないので、以前にも改造実績のある、電源部の入れ替えをすることにした。
aitendo製のDC-DC変換モジュール [AKIT-2576] を2個使用する。
(この他には、最近、秋月より5/12V出力のDC-DCコンバータ 5V1A/12V3A KID-1205A[KID-1205A]が販売されているので、今後同じ不良が有った場合には、これのが良さそうだ。)
キットなので組み立てるが、電圧調整が出来る様にR3を半固定抵抗(DC12V用:1kΩ、DC5V用:5kΩ)に変更する。LEDのシリーズ抵抗も12Vでは明る過ぎるので10kΩに変更。完成後、単体で電圧調整する。
ラジコン本体基板はスイッチング用のインダクタ・ダイオード・トランジスタを取り外す。
バラックで動作確認が出来たので本体に正式に組み込む。
実装スペースは少ないので、2個のモジュールをスペーサーで腹合わせしてクイックボンドで固定する。
電波が受信出来ていることは確認した。表面LEDも、外部接続無しでの表示は正常状態と同じになっていた。消費電流も問題無さそうだ。
使用した電源モジュールの信頼性は保証出来ないので、依頼者了解の上、対応している。

【制御方式を調査】
タダノ製ラジコンは毎回説明しているが、受信機単体では、ちゃんと各出力が正常か確認が出来ない様で、確認出来る端子が無いかとオシロであたるが、やはり見つからない。
そこで、近所のタダノ代理店にインターフェースの資料が無いか伺った。
サービスマニュアルが有り、見せてもらうことが出来た。
接続が正しい場合には受信機のLED状態でトラブルシュート出来る様になっている様だ。
制御方式について見てみると、位置の検出に差動コイル(LVDT)というのを使っている。
コイルの中心に可動鉄心が有り、1次側コイルに数kHzの矩形波を流し、その両端にある2次側コイルに誘導される電圧が鉄心の位置により変わることで、位置を検出している。
1次側の波形を観測したのが、下の画面である。

この信号をフィードバックしてやらないと、受信機のソレノイド制御信号は出ない。
以上のことから、動作確認をするための治具製作は簡単に出来ない様だ。
【12/25電波が弱い】
到着して確認したところ1m程度しか届かないと連絡が有った。
もしかして、受信機のアンテナジャックの接続忘れか接触不良かもと、受信機の蓋を外してもらったら、BNCコネクタ接続同軸のチップ側が断線していたとのことで写真を送ってもらった。
完全に切れている。
基板単体で、アンテナコネクタに線を付けて確認していて、アッセンブリー後の外部アンテナでの確認をしておりませんでした。
アマチュア無線もやられている方ということで、お願いして半田付けしてもらったところ動作OKとなった。

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イプシロンロケット燃焼実験成功・実家の能代市で

2015-12-21 20:03:26 | ニュース


 NHK総合で強化型イプシロンロケットの第2段に使われる新型固体ロケット、M-35燃焼実験成功のニュースが流れ、テロップに秋田県能代市の文字が。
秋田県能代市は私の生まれ故郷で、当時は東京大学の実験場があったのだが、打ち上げ場から相当離れているので、もうとっくに無くなっているものと思っていたのだが、JAXA能代ロケット実験場に引き継がれて、まだ最先端の実験が行われていたんですね。裏を返せば、過疎で、周囲に騒音で問題となる民家が少ないので、問題ない場所だということにもなる、複雑な気分でもある。でも能代市ここに有りということで嬉しいところでもある。
今はJAXAつくばセンターに隣接する筑西市に住んでおり、JAXAとは縁のある?私である。
当然、ロケット・衛星・宇宙好きの万年少年?である。
来月は法事で帰省する予定である。
ツイッターのしろケットちゃん 、ホームページ能代宇宙イベントもよろしく!

宇宙開発の父糸川博士(あの小惑星探査機「はやぶさ」がサンプルリターンを行った小惑星25143は、糸川英夫博士にちなんで同年8月「イトカワ」と命名された)が昭和37年に設立した実験場です。

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タダノRCS-250受信機修理・これもコンデンサ液漏れ

2015-12-21 11:59:49 | ラジコン

 最初から受信機は動作しないという中古車を購入したが、使いたくなったので、近くのタダノ修理工場に見てもらったら表面のLEDが全点灯で、受信機不良の確率が高く修理不能という返事で、何とか治らないかと当方に問い合わせがあった。
送ってもらって調査すると、やはり現象は同じで、クロックの水晶(4MHz)は発振しているが、念のため交換しても変わらない。周波数やアンテナ切り替えの信号も出ていない。
電源出力電圧は12V,5V共に、正常に出ている。
CPU回りがおかしいみたいなので、手持ちジャンクのROMに交換すると、LEDが正常状態の表示になったので、これが不良だったかと安心したが、すぐにまた元の様に全点灯になってしまった。
パターンを見ていくと、電解コンデンサ周囲のベタパターンがレジストを通して黒変している。
この機種では、同様な不良が必ず見られる。

22uF/35V電解コン2個は47uF/16Vのセラコンに交換し、ベタパターンはレジストを剥がし半田コーティングする。

すると正常な表示に戻った。切り替え信号もちゃんと出ている。
この他に、100uF/25V電解コンデンサも同様な黒変が見られたので同一容量の電解コンデンサに交換した。

前にも書いているがタダノ製の受信機は車体のコントローラーに接続してみないと、本当に動作しているかは確認出来ない回路になっているので、送って確認してもらわないと治ったかは分からない。

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テレビ録画用USB-HDD動作しない

2015-12-20 23:30:48 | パソコン

 東芝REGZAの録画用にバッファロー製の2TB容量USB-HDDを使用していたが、画面にデスクが無いという表示が出て、調べると電源のLEDが点いていない。
ACアダプター(12V)を交換してみるが、電源が入るものの、やはりHDDが認識されないので、ケースを外し、内部のHDDを手持ちのシリアルATA-USB変換アダプタに付け替えたところHDDは正常に認識され、録画してあった番組も無事だったので、まずは安心した。

なので、またもとのケースに戻したところ、今度は別のACアダプターでは正常に動作する様になったので、様子を見ることにする。

また壊れた時には、ケース(玄人志向 HDDケース 外付け USB3.0 USB2.0 3.5型 SATA接続 ハードディスク 電源連動 レグザ アクオス トルネ インフィニア 動作確認済み GW3.5AA-SUP3/MBだけ販売されているので、これに交換することにする。
この外付けHDDはREGZAに対応しており、テレビの電源OFFで、これもOFFする様になっている。

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スマホ(LGL22)内蔵のバッテリー交換

2015-12-18 15:32:57 | 携帯電話

 使用していたauのスマホ(LGL22)も購入から2年弱で継続使用時間が短くなって来て、どうやらバッテリー(BL-T11)の寿命が近い様なのだが、メーカー交換は高価(2万円前後らしい)なので自分で交換することにした。
バッテリーはヤフオクで新品が入手(2500円)可能。取り外し工具も添付されている。
ネットで、交換の動画が公開されており、自分で出来そうだったので挑戦してみた。
思ったよりは簡単で30分程度で問題なく完了した。
嵌め込みの裏蓋を外し、見えて来た内部カバーのYねじを添付ドライバーで外す。ねじロックが付いているので意外と力がいる。ねじ山を舐めない様に押しながら回す。

ねじが外れたら、やはり添付の、ギターピックの様な板を合わせ目に入れて、周囲を回しながら蓋を外す。入れる場所が掴めれば意外と簡単に外れる。

このとき、電源とボリュームのボタンを紛失し易いので注意のこと。

バッテリーの上を通っているケーブルのコネクタをバッテリーを含め4箇所を外す。嵌め込み式なので爪で引っ掛けるだけで簡単に外せる。

問題はバッテリーの交換である。
接着剤で本体にくっついているので、周囲にマイナスドライバーを差し込み、徐々に引き剥がしていく。バッテリーの外皮は破れてしまうが廃棄となるので構わず行う。この作業は液晶を壊す恐れがあり、そうなってしまうと元も子も無いので、細心の注意が必要である。

後は、外した逆順で組み上げていく。バッテリーコネクタは1番最後のが安全かと思う。
コネクタは極小なので、正確に合わせて押し込む必要がある。
電源ONで問題なく動作した。消耗も少なくなった様である。
尚、リチウムイオン電池を取り扱うので腕に自信のある方でも、自己責任で対応して下さい。

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トークアロングの修理依頼が沖縄から

2015-12-18 13:10:03 | おもちゃ病院

 ブログを見た、沖縄県の方から「トークアロング(アナログ式)」のカードが動かなくなったので修理出来ないかという問い合わせメールがあった。

治せそうなので、カードも一緒に送ってもらった。
カードがピンチローラーの直前までの状態では回るものの、カードが掛かると止まってしまう(モーターは回っている)。
分解しようと切り替えツマミを取ろうとしたが外れない。思いっきり力を入れたら、基板(安価な紙フェノール製なので弱い)が引っ張られて4分割されてしまった。
スイッチのシャフトが何故かツマミと接着されていた。またスイッチの固定ナットも無かった。
余計な仕事を作ってしまった。切断されたパターンは半田メッキ線で接続して、割れた部分はクイックボンドで固定した。

分解して確認すると平ベルトとアルミ製フライホイール間がスリップしている。
ベルトやホイールを清浄するが変化無し。ベルトが経年劣化で伸びているのが原因の様だ。
寸法を測定すると折り寸法:128mm(直径に換算するとφ81.5mm)、幅:4mm、厚さ:0.4mm
類似品(φ80又はφ75、幅5mm、厚さ0.5mm)は千石電商で販売されているが、手元には無いので、別な方法で対応することにした。
ベルト通過部分に丁度ねじ穴が有るので、M3の長ねじとM3スペーサーを3mmで抜いたものを組み合わせて、これでベルトを内側に押さえることで、スリップが止まって正常に再生出来る様になった。消磁器でヘッドの消磁も行った。

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パソコンからFAXを送ってみる

2015-12-16 11:24:10 | パソコン

 自宅にはFAX機が無いので、送る時には、手伝い先のFAX機を使わせてもらっている。
手伝いは不定期で、休みの間に何かFAXで注文することが有った場合、わざわざ出掛ける(車で20分程度)のも大変なので、パソコンから送ることは出来ないものかと検索してみたら、外国のサイトだがフリーで1日(24H)2枚まで送れるmyfax/freeというのが有った。
FreeとTry it free for 30 daysは異なるので、間違わない様に。
コンビニFaxを利用される様な用途には使えると思う。
登録不要で、所定の欄に入力(電話番号は海外の+81の後に頭の0を除いた市外番号を入力)して「send fax」ボタンを押すと、まず入力したメールアドレスに受けたというメールが届くので、記載されているリンクをクリックすると、ここで初めて送信処理がなされる。

手伝い先でWordファイルを添付して試してみたら、ちゃんと届いた。但しリアルタイムでは無いのでメール受信まで1分位、Fax受信まで5分程度掛かった。
下図の様なFAX COVER SHEETとWordファイルが受信されるが、外国のサイトなので日本語に対応してない様で、入力した日本語は認識されず、その部分が全て?マークとなった。
添付のWordファイルは問題無く、そのままの表示で送られていた。

送れることが分かったので、三田電波(株)にFax送信したところ、ちゃんと届いた様で返信(これは、手伝い先に)があった。
有料では送受信出来るサイトもあるので、用途に応じて、便利に使えるかも知れない。

コメント (2)
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セブン銀行を名乗りパスワード等盗み取る偽メールにご注意ください

2015-12-12 22:47:13 | パソコン

本日、下記のメールが届いた。

件名:本人認証サービス

本文:
こんにちは!

 

(2015年12月12日更新)「セブン銀行」のシステムが安全性の更新がされたため、お客様はアカウントが凍結?休眠されないように、直ちにアカウントをご認証ください。

 

以下のページより登録を続けてください。

この部分に偽のアドレスが表示されている

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セブン銀行の口座は持っていないので、おかしいと思い、検索したら、セブン銀行から重要なお知らせが出ていた。

http://www.sevenbank.co.jp/
http://www.sevenbank.co.jp/corp/news/2015/pdf/2015121001.pdf

メールアドレスが知られてしまっているのには複雑な気分だ。
皆さん、リンクを絶対クリックしない様ご注意下さい。

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県西おもちゃ病院(2015/12)

2015-12-12 15:54:24 | おもちゃ病院

 先月に比べ、今月は受付6件と少なかった。
1.しまじろうのたいこ
電池液漏れによる電極腐食で、磨いて動作OKとなった。
2.アンパンマン
動作しないというもので、原因は配線とヒューズ断線が原因で、リード線付きガラス管小型ヒューズ0.5Aを使用しているが手持ちが無いのでaitendoから購入した0.5Aヒューズ抵抗と交換。過電流が無いか確認したが0.1A程度なので、問題無さそうだ。ヒューズが切れている場合には必ず電流を確認することが必要だ。
断線部分は、基板のシルク表示を見て接続。
余談だが、時々ューズとューズどちらだったかなと迷うことだ。ューズが正しい様だが英語ではFUSEと書くので、アルファベット読みでューズと覚えてしまう。
3.はしご車
サウンドは出るが、△ボタンを押しても時々走らないという症状で、調べてみると、モーター端子に付いている雑音防止用のコイル半田付け部が不完全になっていたので、半田を付け直して正常に動作した。
4.しろくま
これは、サウンドも出ず、手足も動かないという症状で、調べるとスライド電源スイッチが接触不良になっており、正常な反対側に配線を入れ替えて、スイッチを180°回転させて取り付け、Okとなった。
5.ブリキの新幹線(入院で12/15対応)
年代物の「東京ー博多」の車両。

はずみ車で走るというものだが、車輪が折れてしまっている。
平ギアの近くで切断されているので、接続が難しい。

ホームセンターで何か使えるものが無いか見て回ったところ、目についた物があった。
M3の長ネジだ。
これと、ナットやねじブッシュを組み合わせることで平ギアとの固定が出来る。
但し、ナットだと相手の平ギアにぶつかるので、真鍮の小径インサートを切断して固定する様にした。車輪はガタがあり、このままでは止まらないので貫通穴にしてナット固定とする(車軸は内部に隠れて見えないのでOKである)。緩むところはネジロックを塗布する。

動作させてみると、現在の鉄板製平ギアではかみ合わせが悪く、また緩んでしまうので、同じ歯数のプラギアに交換してOKとなった。音箱に付いている板の尖端がピニオンギアに触ることで機械音が出る仕組みがレトロだ。また、内部のブリキにも、浅田飴が印刷されたのが廃品利用されている。昔は、みんな、こんな作りだった。

6.ランクルR/C(入院で12/15対応)

前輪右の支点と、ガイド板が折れてしまっているという重症である。
折れて無くなっている支点の支柱は丁度合う六角スペーサーを使うが、固定は接着しかない。
瞬間接着剤で仮固定後クイックボンドで補強する。1日置いて様子を見たが、やはり弱くてまた折れそうなので、ステンレス線を巻き付けて、元々のモールドリンクと接合しクイックボンドを盛り付ける(これでも不十分だが、これより良い方法が見つからない)。

軸受部の板はプラ板を複数枚重ねて、本体とステンレス線で固定しこれも接着剤で補強。

組み上げると、多少動きは悪いがステアリングしてくれた。
あと、電池ボックス蓋が薄くて、走行中に歪んで電池が外れ、接触不良を起こすのでテープ止めしてあった。これも何とかならないかということで検討してみる。
先程の長ネジと一緒に探してみると、木板(3mm厚)が良さそうなので、購入し、貼り付けてみる。歪みが無くなり問題無さそうだ。

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