トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

McIntosh製MC2505・今度は電源が入らなくなった

2017-09-21 11:52:24 | オーディオ

 6/26に修理のブログを書いたが、今度は突然電源が入らなくなった。
MC2505はアメリカ製117V入力仕様になっているが100Vで使用していた。
今回、部品(真空管)注文(サウンドハウス)のついでに昇圧トランスが割と安価で、同じMcIntoshの真空管プリアンプC22にも使えるので、一緒に購入した。

これを早速試していたら、1時間位経過したところで突然電源が切れた(電源SWはONのままでサーキットブレーカーもトリップしていない)。

電源トランス、出力トランス、放熱フィンが全て熱くなっている。
1時間ほど放置して電源を入れたら入る様になった。
回路図を見ると、放熱フィンに温度スイッチが2個ついており、AC入力回路に入っている。

フィン(パワートランジスタ)が過熱して温度スイッチがOFFになったものと思われる。
入出力接続無しで、そのまま様子を見たが、電源トランス、出力トランスは殆ど温度上昇せず、フィンが徐々に温まる程度だ。
スピーカー端子の電圧もL側は100mV、R側が10mV程度だったので、問題となるほどでは無さそうだ。
調査することにした。
やはり前回と同様、今度は+90V/-90V回路の電解コンデンサが劣化している様でリップルが非常に多い。
100V以上のところは220uF/250V、その他は100uF/100V×2パラを3ヶ所に、既存ブロックコンデンサにパラに入れた。
100uF/100V部は手持ちの関係で100V品を使用したが、この部分はDC90V程度印加されるので、お勧めは出来ない。実際追加する場合は耐圧は150V以上の部品を使用した方がよい。
ついでに、整流ダイオードもブリッジダイオードに置き換えられるので交換した。

整流したすぐの波形は下の波形の様になって(コンデンサ追加前よりは大分低下)いるが、その先のRC平滑回路ではリップルがほとんど見られなくなった。

スピーカー出力の残留電圧が気になったので、基板の半固定抵抗を調整して0Vにした。

今、様子を見ているが、故障前に出ていた、ハム音が消えた。
放熱フィンが4枚あるが、右用2枚の温度上昇がL側2枚に比べて極端に大きいので、時間が出来たら、また調べてみたい。調整した半固定抵抗が影響しているのかもしれない。
ネットで入手出来る回路図とは、大幅に回路が変わっている様だ(基板も異なる)。オーディオ誌でも、シリアルナンバーで違うと書かれている。
【プリアンプC22】
真空管プリアンプだが、不定期ノイズが気になったので真空管を全て交換してみた。
本体裏面の真空管押さえカバーの固定ねじ1本を外すだけで、裏側から簡単に交換可能な構造になっている。
それほど音にはこだわらないので、一番安価なものを入手。
12AX7×5本、12AT7×2本。
未だにギターアンプマニアには真空管好きの方が多い様で、それで一般的に使われているので、新品でも中国製やロシア製が安価で入手出来る。

不定期ノイズ(MCカートリッジアンプを通した場合のみ)は変わらず。
どうやらデジタル機器からのノイズを拾っている様だ。
元々だが、ハム音も皆無である。
音質は悪くなっていない様なので、このまま使ってみる。

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明日(9/15)ドキュメント72時間で「真夏の秋田 ババのアイスが恋しくて」が

2017-09-14 13:25:25 | 旅行

 NHK総合のドキュメント72時間で、地元では有名なババ(おばあちゃん)へラアイスが放映されると、能代市の実家にいる姉からメールがあった。
男鹿に長男家族と旅行した時に取材に遭遇したそうで、もしかして放映されるかもとのことでした。
写真は5月の連休で帰省した時の能代でのババへラアイスです。
この時のおばあちゃんは、聞くとアルバイトということで、不器用でグジャグジャに仕上がっていたのが印象でした。
(テレビ放映ではプロ?が綺麗に盛り付けてくれると思いますが)


 

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DELL製OptiPlex760メモリー不良で交換

2017-09-14 12:40:41 | パソコン

 居間にあるDELL製OptiPlex760デスクトップだが、普段はノートブックを使っていて、これは殆ど使っていなかった。

久々に使おうとスイッチを入れたが、警報ブザー音(ハード不良の場合出る)がして起動しない。
メモリースロットは今どきでは珍しい4スロット(Max8GB)有り、2GB×2+1GB×2=6GBで使っていた。

差し替えたりしてみると、1GBのメモリー1枚が不良の様だ。
外すと5GBで正常動作する。
そこで、4GB(PC2-6400)×2枚の安価なメモリーをAmazonで注文したが、良く確認しなかったので Registeredが来てしまった。
取り敢えず刺してみたがやはり動作しなかったので返品処理してもらい、Unbufferedの2GB×2枚を注文した。
これは、無事動作して(途中、確認のメッセージ、再起動を要求される)BIOSやシステム画面でも8GBの表示されている。

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1石MCヘッドアンプ製作

2017-09-07 18:17:12 | オーディオ

 メインで使用しているオーディオシステムのプリアンプにはMacintosh製C22を使っているが、MMタイプのレコードカートリッジのみでMCタイプ(出力電圧がMMの1/10程度と小さい)には対応していない。

今までにOP-AMP式を何台か製作してみたが、雑音が大きく、OP-AMPを超低雑音とうたわれている、私としては高価(500円前後)な物を入手して交換したが、それ程変わらない。数千円もする超高級OP-AMPはとても試せないが、多分それ程改善はされないだろうと思う。
最近製作したアンプの写真です。
OP-AMPにはMUSE8820/8920を使用して、電源はRS232Cインターフェース用のICL3232で±6Vを発生させてAMPの電源にしましたが、やはり電源のせいかノイズが大きかったです。

メーカーの回路を見るとディスクリート部品で構成されているが、複雑(部品点数が多い)なので、作るのは面倒である。
そこで検索してみると、irukakissさんの2SC1815 1石 MCカートリッジヘッドアンプの製作記事が有り、今日製作してみた。
一応、事前に回路シュミレーションで検証してみると、電源電圧が1.5Vでも5mV入力までは動作する様である。
余裕を持って9Vの電池を使うことにした。
2SC1815は手持ち品(GRランク)から半導体チェッカーでhfeの合っているのを選別した。
増幅度が10倍となる様にオシロで見ながら、エミッタの半固定抵抗を調整する。
周波数特性は500kHzまでフラットなのが、かえって気になるところだ。

早速、接続してみると、OP-AMPに比べ雑音が少なく、通常音量では気にならないレベルだ。
(MC対応の下記所有プリアンプに比べると少し多いが)

先日、久々に参考のため所有プリアンプ2台の中を見てみた。
メーカー品だから出来る、スイッチのリモートが多用されている。
(ヤフオクのジャンク扱い品なので、購入金額は安い)
同じ様な機能だが、圧倒的にYAMAHAのが部品点数が多い。私の個人的な好みとしてはYAMAHAが好きだ。
【YAMAHA製C-4】

【Technics製SU-A6】
DC駆動が特徴。
ヤフオク入手時、DC/via tone切替の押しボタンスイッチが接触で修理不能なので、リレー式に改造している。
また、大部分のボリュームがガリオームになっていたので、接点復活スプレーで取り敢えず改善出来た。

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1100円の中古パソコンもUbuntu(Linux)でよみがえる

2017-09-01 12:15:30 | パソコン

 先日のパソコン相談室で、古い東芝製PC(Windows-XP)でインターネットが見たいという相談があったのだが、XPはサポートが終了しており、セキュリティ上、ネット接続するとウィルス感染の可能性大と説明。本当は受け付けないのだが、Windows7にアップグレードしてみることにした。
ところが東芝の古いタイプで現状メモリーは256MBで最大でも512MBまでしか出来ないのでWindows7は動作困難と判断。
更にBIOSの変更もWindows上からしか出来ない。
なんとかBIOS変更しCD/DVDドライブから起動出来る様にしてLinuxディストリビューションであるUbuntu-ja-14.04(32bit)を試すことにした。
インストールは始まったが途中で止まってしまう。メモリーは512MBに交換したが非力過ぎて使えない様だ。
そこで、ヤフオクで安価なPCを1100円(税抜き)で落札して再挑戦してみた。
富士通 15.4型ワイド ノートパソコン FMV-E8260

メモリーは1GB(512MB×2)だったが手持ち品(1GB×2)があったので交換する。
CPUはインテル® Core™2 Duo プロセッサー T8100(2.10GHz)で64bitに対応している様なのでUbuntu-ja-16.04-amd64iso(64bit)をDVDに書き込んでインストールしてみた。
インストールしないで動作確認することも出来る。使えるかどうか心配な場合は試してからのが良い。
開発当初のLinuxはコマンドが主でしたので、敷居が高かったのですが、本当にWindowsライクにインストールや操作が出来るし、ドライバーも全て認識してくれた。USB接続のWiFiやBluetoothドングルも認識。
サクサク動作するし、そのままで日本語に対応(半角/全角・漢字ボタンで切り替える)する。
このブログも、このPCで書いている。

取り敢えずインターネット(Windowsで使い慣れたFireFox)が出来ればと試したので、その他の機能はそれほど試していないが動作している(DVD動画だけはまだ出来ていない)し、officeソフトも標準でLibreOfficeがインストールされる。ソフトが全て無料というのが良い。
プリンターもUSB接続では認識し、メーカー/モデル名を合わせれば問題無く印刷出来た。しかしWiFi接続ではまだ出来ていない。
UbuntuはこのようにWindows-XP時代のパソコンを生き返させることが出来る。
もう少しソフト類を調査して、利用範囲を広げたいと思う。
やはり使いやすくなったとはいえ、Linuxは結局コマンドを打たないと標準外のアプリを動かせない場合が多い。
市販DVDの再生について、ホームページの紹介記事そのままにコマンドを打ちVLCプレーヤーで正常に再生出来る様になった。
おいおい、参考書を購入してコマンドの基礎はマスターしたいところだ。十数年前の参考書はあるのだが参考にならないだろうな。
【ネットワークプリンタの接続】
http://ubuntuapps.info/blog-entry-886.html
の通り操作したら簡単に接続出来た。
【Windowsソフトも動作する】
全てのWindowsソフトが出来るわけでは無いが、Wine(Linux上でWindowsアプリケーションを動作させることができるソフト)をインストールすると動作する。
最新のLTspiceⅩⅤⅡやTina-Ti、PasS、XnViewが動作確認出来た。
【Draftsight】
機械系CADでAUTO-CAD互換?のフリーソフトであるが、Linux版をインストールして使用出来る。だが、認証がエラーになって、いろいろといじって(インストール方法を変えてみる)いるうちに無事認証された。
但し、設計済みのDWGファイルを開くと文字が???になってしまう。文字の割当をubuntuのフォントに入れ替えると表示される。

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