トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

聴覚障害者向けパソコン教室(初級)開催

2015-06-28 16:40:00 | パソコン

 5月に筑西市聴覚障害者協会から県西生涯学習センターに「聴覚障害者向けパソコン教室(初級)」をやってもらえないか打診があったのだが、聴覚障害者についての知識は無く手話も当然皆無なのだが、手話通訳者の方が2名来ていただけるというので、結局引き受けることにした。いろんな参考書を入手して、これらから引っ張り出して画面で説明すれば何とかなるだろうと考えていたが、結局何も進まないままタイムリミットになってしまい、急遽、関連するテキストが無いかネットで検索すると丁度良いのが有り、これを使わせていただくことにし、制作者からも了解をいただいた。公民館主催パソコン教室などの教科書
制作教材としては季節がら「暑中見舞い」を製作してもらうことにした。入れるイラストとして最小限の絵を下記からダウンロードして使える様にした。
暑中見舞い(残暑見舞い)夏のイラスト素材・無料ダウンロード
6/28(日)9:30~16:00本番
10名が参加、パソコンを持っていない方が8名もいたので、教科書に基づいて説明を行う。
私の他に、おもちゃ病院の吉本、八田、深谷先生にもアシスタントしていただいた。
マウスの操作がやはり慣れないと難しいみたいで、またキーボードも私達はローマ字変換に慣れているのだが、かな入力が良いとのことで、教える方としてはキーを探すのが大変だった。
手話通訳者の方は幸い、パソコン操作に精通している方で、生徒さんには通じるみたいだが、やはり、もっとゆっくりと、そしてホワイトボードに具体的に説明した方が良いということで、その様に対応した。
午前中は、何とかWordによる「暑中見舞い」(ワードアート活用)も完成に近くなったので、午後も、その続きを行おうと考えていたら、「カレンダー」を制作したいという意見が多く出て、急遽Excelにより6ケ月(7~12月)カレンダーを作ることにした。
まずは用意していた集計表で、Excelの便利な使い方を説明しカレンダー作りに移行する。
曜日のオートフィル、セルの一括幅変更、土日の色変更、中央寄せ、日付のコピペ、字体の変更等をその都度説明。
やはり、個別に対応するケースが多くなるので、手話が出来ないと、お手上げである。
今後は、基本だけでもマスターしなくてはと思った次第です。
完成したカレンダーを印刷して持ち帰りたいとのことだったが、用意したネット接続プリンタが接続出来ず、急遽パソコンのデーターをUSBメモリーにコピーし事務所のプリンターで印刷することで対応した。
この為に30分程度時間オーバーしたが、皆さんプリントされた作品に喜びを感じていた様で安心した。

この他には、自習用に、いろんなテキストがある次のページも参考になる。
パソコン教室テキスト一覧

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あじさい祭り・臨時おもちゃ病院は大盛況

2015-06-20 16:06:58 | おもちゃ病院


 6月の定期おもちゃ病院は4件の受付と低調だったが、臨時おもちゃ病院は、好天にも恵まれ、チラシの効果が有ったのか26件と、1日での新記録を達成した。こういう日に限って対応のドクターは八田と私の2名だけで、殆どが入院となってしまった。
入院おもちゃの集合写真が下である。
丁度、翌日が「おもちゃドクター養成講座」だったので、これらを教材にして4班に分けて割と簡単なおもちゃ4台の修理を指導した。
正規なドクターも、呼びかけて2日間センターのボランティア室で修理作業をしてもらった。

おもちゃ名は省略するが、スイッチ不良、液漏れによる各部の腐食、電池の外し方不明、分解したものの組立出来ず、ギア割れ、スピーカー断線、リモコンのコード断線、折り畳みピアノヒンジ部で断線、車輪のゴム劣化と断裂、車軸とギアのスリップ、ぬいぐるみ内スイッチ配線の断線、などが故障内容である。
今後の参考になる物だけ紹介しておく。
1.あいうえおボード
か行だけ音が出ない症状。
分解すると、フィルムシートに力の掛かった様な折れが見られ、その部分のパターン(銀の印刷)が切れていたので、スイッチサイエンス製導電インクペンをパターンに塗り、約30分放置したら導通が戻ったので組立直し、正常にか行を含め、全てのボタンが正常動作する様になった。

2.アンパンマンドキドキドライブコース
ベルトに詰まり(子供が何か入れたみたい)が有る様で動かないという症状。
分解すると5mm程度の球体異物が3個入っていたので取り除いたが、短い方のベルトは切れていた。
ゴム糊とゴムパッチで表に出ているベルトの中央部分を張り合わせる。左右の内部に隠れている部分は厚く出来ないので、テープをゴム糊で貼り付けて対応した。

3.アンパンマンわくわくクレーンゲーム
バケットが前後に動かない症状。
分解してみるが、いつも修理しているのと異なり改良された新型の様だ。
リミットスイッチを調整したところ問題無く動作した。従来品と異なり修理も楽になった。

4.あんぱんまんデジカメ
全然動作しないという症状。
以前にも1台修理した実績が有り、分解してみるが、その時点で動作はOKとなったので、組立て直して様子を見てもらうことにする。

5.名曲ピアノ絵本
高い「れ」の音が出ないという症状。
分解し、配線の導通を見ると、3番目の線(黄色)の導通が無い。たどっていくと、丁度折り畳みヒンジの中になっており、別な線を通して接続した。
6.ABCタブレット
電源が入ったり、入らなかったりするという症状。
分解すると、基板の一部に集中した応力が掛かったみたいで放射状に割れが生じており、表面側のパターンもそれにより数ヵ所断線していたので、半田接続、離れて半田が届かない部分は撚り線の1本を渡して半田接続する。基板の割れはクイックボンドを塗布して補強した。

ことばずかんDX、ミッキー・ネオンサイン(私の仮称)、ゆらゆら(電磁石によるムーブメント)は詳細説明が有るので別の項で紹介する。

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パソコンのリモートコントロールで簡単に問題解決

2015-06-17 17:27:48 | アプリ・ソフト

 手伝い先で使っているシステム(Excelで動作)で、今回新規に登録したはずの業者が、どうしてもプルダウンメニューに出てこないので、親会社のサポートに電話で問い合わせたところ、[islonline]というクライアント用ワンタイム接続モジュールをWebからダウンロード-インストールする様指示があり指定IDを入力すると、なんと、相手先から当方のパソコン画面がそっくり見えるらしく、マウスカーソルが相手の操作で動き、原因が分かった様だ。
原因は、保存したはずだった追加業者データーが上書き保存してなかったらしく、その後、問題無く表示され正常に動作する様になった。
ソフト開発側としては、クレーム対応に便利なツールだが、全てPCが見られて操作されてしまうのには、すこし脅威を感じるところだ。
オペレータ側は有料となるが、クライアント側は不特定多数で無料で操作(される)となる。
無料のものはWindows7.8(一部)Vistaの標準機能である「Windowsリモートディスクトップ接続」が使える様だが、まだ試してはいない。
更にはAndroidやiOS搭載端末からも利用可能になる公式アプリもリリースされている。

同様のサービスをしている元SNS仲間から無料ソフトの紹介があった。
TeamViewer
「問題はやはり信頼関係。何でもできちゃいますからね。カメラも起動させてしまえば、クライアントが席を離れているかどうかもわかりますし・・・」

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日本おもちゃ病院協会総会で講演予定(オシロの使い方)

2015-06-16 10:15:42 | おもちゃ病院

 今週6/19(金)東京おもちゃ美術館内で、今年度の総会が行われ、私以外のテクニカルコンサルタントの皆さんも参加するということになったので、今回参加することにした。
そこで、各自30分程度の講演をお願いしたいというので、先日このブログで紹介したUSBオシロを使って、ラジコンカーの送受信部回路の波形を見せて説明することにした。申し訳無いが、繁忙の為、資料の作成時間は無いのでぶっつけ本番の説明になる。
試料にするラジコンカーを近くのリサイクルセンターで購入。1280円(税別)だった。
分解すると送信機にはSCT2000、受信機(カー)にはSCR2000(DIP-16P)のICが使われていた。
ロゴからHangzhou Silan Microelectronics CO.,LTD. 製であることが分かった。
送信機は27.145MHzの水晶発振子が使われており、受信機は超再生方式かと思われる。
従来のラジコンICと異なり、直接モーターをドライブしている。説明によると2A/6Vまで流せる様だ。
各部の波形を見て見た。
水晶のリードで測定。先日紹介した様にこのUSBオシロは帯域幅:20MHzなので、これ以上の周波数入力ではデタラメな周波数表示となる。約9MHzとなっている。ただし、発振しているかどうかは確認出来るので目安に使える。

次に、制御信号部を測定。850Hz周期のクロックの様だ。

アンテナ出力の波形を測定。制御信号ONの部分に27MHzの搬送波が載っているのが分かると思う。

【おまけ】
USBオシロのプローブ調整信号をスピーカーの確認用に使えないものか実験する。
信号は0-+5Vで1kHzになっている。
圧電スピーカーでは、問題無く鳴るが、マグネチックスピーカーでは音が小さいが動作しているかは確認出来る。(壊す可能性も有るので、お勧めは出来ない。トランジスタ等で電流増幅すれば良いだろう)出力インピーダンスを測定すると448Ωだった。

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またユニックRC-33R修理依頼

2015-06-14 20:56:17 | ラジコン

 このブログを見た方から、問い合わせがあった。
【問い合わせ内容】
初めまして。ブログを拝見させていただき、ユニックラジコンの修理に困っていたためメッセージお送りしました。
古河ユニック 型番RC-33R-AK ラジコンの送信機ですが、ランプがつかなくなり全く動かなくなりました。
ディーラーに依頼し見てもらったところ、送信機不良(基盤が焼けている)とのことで修理不可。
電波設定が出来ない為送信機、受信機セットでの交換、受信機下取で30数万の見積。予算的に難しいので送信機のみを直せる業者をさがしていました。
現在は、点検より帰ってきた際に送信機の蓋が開けてある状態です。もうすぐ20年経つ古い機種ですが、こういった症状の送信機の修理は可能でしょうか?宜しくお願い致します。

文章だけではわからないので、写真を撮って送ってもらった。
ディーラーの言い分では「基板が焼けている」とあったが、写真ではバッテリー接続コネクタ部が溶けているだけの様なので送ってもらった。
バッテリー側のコネクタは溶けていて、リード線がむき出しになっており再生は不可能である。
コネクタは狭ピッチ(1.25mm?)タイプで手持ちが無いので、手持ちの2mmピッチコネクタをセットで交換することにし(コネクタ前に2mmピッチのランドが有ったので)表面はスペースが無いので裏面に取り付けることにした。(1.25mmピッチコネクタとケーブルアッセンブルはaitendoから入手可能)

また、電池ボックスのマイナス側電極周辺モールドが破損していて接触不良となる恐れがあるので、プラリペアで接着の上、さらにファイバー入りアルミテープで補強する。
取り付けし、6Vでの電流を測定してみると、OFF時は、殆ど電流が流れないので、壊れてはいない様だ。
ON(電源のスイッチは無く、何れかの操作をするとONになる)にすると表面LEDが点灯し、オールバンドハンディ受信機でモニターすると、変調音が聞こえて来るので動作している様だ。
周波数は295.205MHzだった。(受信機は送ってもらっていないので、確実に動作するかは依頼者が確認することにしている)

【6/17再修理依頼】
動作確認はOKとのことだったが、依頼時に言い忘れていたことで、電池ボックスの本体側バネ接点が変形していて、接触の危険性が有り、再度見てもらえないかとの連絡があった。

同型機を調べると、接点部分だけが基板形式になっておりねじ止めになっているのは交換可能の様なので再度見ることにした。

この部分のみの交換でも良いのだが、以前のメーカー修理依頼で返却してくれたRC-500のケースがそっくり残っており、取り付け寸法は全て同じだったので、まるまる交換することにした。
表面操作部は表示シールを剥がさないと内部取り付けねじが外せないのでカッターと剥がし剤を使って注意深く剥がす。
それでも、シールを切ってしまったので裏面でテープ固定する。本体との貼り付けは両面テープを使用。

そっくり交換して、動作確認も問題無し。黄色から赤色に変わる(了承済み)がこれで使ってもらうことにする。

【RC-32R-HK送受信周波数確認】
他の方から、類似したRC-32R-HKの依頼があった。
車体をオークションで入手したが、送信機が無く、送信機をやはりオークションで落札したが、使えるか確認してほしいという依頼内容。
送ってもらうと、送信機は296.725MHzで正常に動作している様だ。
受信機の受信部はシールドケース内にあり、はめ込みの蓋を外してみると、295.5375MHzの表示がある。
受信機にはもう2個の水晶発振子が付いている。
11.15MHzは第1中間周波数10.7MHzを第2中間周波数450/455kHzに変換するための様である。
10MHzはオリジナルマイコンのクロック用である。
295.5375MHzの実際の発振周波数をハンディ受信機で確認すると306.240MHz付近でキャリアが最大になる。
306.240-10.7=295.540と水晶に表示されている周波数とほぼ一致するので、この値は送信(受信)周波数を表していることになる。
以上の結果から、残念ながら今回のセットでは周波数が一致していなかったので、送信機側の水晶を交換することにする。
IDは送受信機共にDIP-SWで簡単に設定可能である。
実際の水晶は6逓倍回路を通しているので、注文周波数は295.5375/6の周波数になる。

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USBオシロHantek6022BEがWindows8.0/8.1に対応

2015-06-11 19:32:10 | 測定器

 以前aitendoより購入(現在は在庫切れ状態だがAmazonでも購入可能)したHantek製USBオシロ6022BEだが、Windows8.0/8.1に対応しておらずWindows7のPCで使用していたが、ネット検索の結果、デバイスドライバーが提供されていることを知りダウンロードしてみた。
写真はWindows7PCの物だが、Windows8.1のノートPCでも問題無く動作した。
PCの表示ソフトも最新のバージョンに入れ替えました。

●プローブ調整用内蔵矩形波


●秋月製単三×1本LED電灯キット(オシロ画面のプローブ倍率が間違えているので、実際の電圧は1/10になります)

帯域幅:20MHzだが、たとえば27MHzのラジコンの水晶発振波形を測定出来るものかSGで試してみた。
やはり、波形の読み取りは20MHz以上では20MHzとなってしまい、電圧も下がるが、発振しているかどうかは確認出来る。
ACカップリング機能が無いのは残念だ。間に合わせとしては10uFのコンデンサをカップリングとして入れると使える。
サインスマート製のはDC/AC入力に対応している。
購入を考えている方は帯域幅:40MHzでロジックアナライザ機能もある「サインスマート 手持型 USBオシロスコープ DDS-140」がお勧めかと思う。
更に、信号発生器付きの「サインスマート ヴァ―チュアル オシロスコープロジックアナライザ + 信号発生器」もある。
【Windows8.1PC表示】
Win8.1のPC(Lenovo)で表示してみた写真を掲載します。8.1のタッチパネルにも対応しているので指での操作も可能です。(ツマミがちょっと小さいのでやりづらいですが)

【ACカップリングアダプタ自作】
DC入力しか対応していないので、AC測定用のアダプタ(プローブ)を作ってみた。
使ったのはショートプラグで、片側には10uFのセラコンを巻き付けて半田付け、片方はオシロプローブの内部ピンを差し込んで使う様にする。

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ラミネーター修理

2015-06-08 13:28:38 | 修理

 以前、親子電子工作教室を開催した「「結城市民活動支援センター」の秋山先生から、また「ラミネーター」の修理依頼があった。

今度はラミネートが内部に巻き込まれてしまって、取り出せないというものである。
ある程度まで、分解してみたらしいが、これは無理だと諦めてのヘルプだった。
分解してみるが、巻き付けられている加熱ローラーにたどり着くまで、いろんなねじとローラーを外さなければならない。これは、初心者には難しい。
ローラーは変則?Eリングで固定しているので、これを外すが、折れたり、飛んでしまって見つからないはめになってしまった。

巻き付けられている耐熱ゴムローラーも、加熱ヒーターユニットのアルミ枠と融着(ラミネートが溶けて接着状態)してしまっているので、間にカッターを入れ、傷を付けない様注意深く剥がしていく。
ローラーが剥がれたので、今度はローラーに巻き付いたラミネートを、これも傷を付けない様カッターでラミネート部分のみ切開する。
シール剥がし剤を塗付しながら粘着した樹脂を剥がしていく。

どうやら、綺麗になったので、アルコールで清浄し、組立てていく。
さっきの紛失したEリングはゼムクリップを加工して代用することでうまく行った。
ラミネートが無かったので正式チェックは出来ないがA4用紙をラミネート厚位に重ねて通して見たが、スムーズに通り問題無さそうだ。

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DC-DCモジュール [DC-DC2576-ADJ] はインダクタ交換で出力電流増加に

2015-06-03 12:32:59 | 電子工作

 先日のaitendo製DC-DCモジュール [DC-DC2576-ADJ]の負荷電流特性が、どんなものか、強制空冷のダミーユニットを製作して測定してみた。
すると、1Aまでは問題無いは、設定をMax12Vにしても負荷に5Ωを接続すると出力電圧が10Vにドロップしてしまう。
ダイオードも熱くなるが3A用なので規格上は問題無い。ICも最大3Aなので問題無い(放熱の問題は残るが)。
要素の中で残るはインダクタなので外して調査してみる。
これもaitendoの説明によると100uH/3A品を使っているので、電流的には問題無いはずなのだが。
手持ちの太陽誘電製LHL13NB101Kに交換することにした。これは定格電流が2Aである。
外したものと、手持ちのものをLCRメーターで測定したが、どちらも100Hz~100kHzで100uH前後と、特に差異は見られなかった。
なので、結果は同じだろうと思っていたら、なんと12V出力で負荷5Ωにしても、電圧低下は見られなくなった。
コアの特性なんだろうか?(LM2576は発振周波数が52kHzと高くは無い、これが+に影響か?)
取り敢えず、今後はこれに交換して使うことにする(リードピッチが広いのでホーミングの必要有り)。

インダクタの外皮を除去して中のコア・巻線で比較すると
aitendo  コア径:φ9  直流抵抗:0.119Ω
太陽誘電 コア径:φ12 直流抵抗:0.098Ω
その後aitendo トロイダルコイル [TC5026-100UH-060] 直流抵抗:0.072Ω
に交換してみると、これでも問題無く2A流せる。

LM2756は2A流すと、結構熱くなるので、オリジナルの実装(基板のスルーホールに素子を直半田付け)について、ヒートシンクを表裏に接着性シリコンコンパウンドで付けて見た。表面側はモールドからの放熱になるので、モールド材料の熱抵抗が問題になるかとは思うが。

各部の表面温度をサーミスタ温度計で測定してみた。
強制空冷用ファンは20mm角、5V用だが出力電圧12Vで駆動(真似しない様に)し掃き出し方式。

               自然空冷    強制空冷
U1(LM2576)金属部   97℃    ファンが有り測定不可
ヒートシンク(基板裏面)  92℃      42℃
ヒートシンク(基板表面)  72℃      31℃
D2(IN5822)逆接保護   103℃      84℃
D3(IN5822)SW用     107℃      52℃
L1(トロイダルコアー)   68℃      33℃
C4(出力用電解コン)   47℃      31℃
ファンの効果がかなり期待出来る。ダイオード(I:3A)の動作温度範囲はMax125℃なので、自然空冷時には余裕が少ない。
強制空冷ダミー】
ダミー用に10Ω/10Wのメタルクラッド抵抗を2本持っていたので、接続してみたが、定格と同じなので単体ではかなり熱くなる。
そこで、大量に余っているパソコンCPU用強制空冷フィンに取り付けることにした。
フィンに下穴を開け、タッピンねじで固定。間には放熱用接着シリコンを塗る。
ファンを回さないと、やはり熱くなるので、フィンを12Vで回してみたら、常温まで下がった。
ファンは150mA程度の消費だった。

この様な直流であれば、パワーMOS-FETによる電子負荷装置にすれば、電流可変出来るのですが。

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PIR(人体検知)センサーライト製作

2015-06-02 13:17:08 | 電子工作

 自宅廊下に秋月製の小型PIRセンサーライト完成品を使用していたが、LEDが暗く、実用性に欠ける。
最近では、市販のセンサーライトも安価になって、自作するメリットも、あまり無くなってしまったが、作る楽しみを味わうことにし、手持ちのaitendo製PIRセンサーモジュール [A500BP]LEDランプキット(24x1) [K-LED24X1-5VCN] を組み合わせて製作することにした。
ACアダプタでコンセントから引くのが長く使えて良いのだが、コンセントから遠い関係で、充電池による駆動で行うことにした。
単三Ni-MH電池(1.2V)×2本の2.4Vで駆動するのだが、センサーモジュールの動作電圧は4.5~20V(静止時0.05mA)となっており、LEDランプキットは5V用なので、DC/DC-CONV-ICのHT7750Aを使うことにした。DC/DCの無負荷時電流を測定してみると、殆ど流れないので、電池からスイッチ無しで直接、負荷に接続することにした。HT7750AはMax200mAで、LEDランプキットは消費電流が120mA程度なので使える。
参考だが、静止状態でラジカセに近づけて見る。50cm以上離れれば全然影響が無くなるが、それ以上近づけると中波の全帯域にブーといった雑音が入る(低い周波数ほど大きくなる)、しかし、放送されている周波数に関しては雑音がそれより小さいので、雑音は聞こえなくなる。
PIRセンサーモジュールは外光によりON/OFF出来る様にcds取り付けのランドがレンズ内に有るので、手持ち品を半田付けする。
PIRセンサーモジュールの端子は3Pヘッダなので基板に3Pソケットを付けて接続する。
PIRセンサーモジュール出力では直接LEDをドライブ出来ないので2SC1815で電流増幅して駆動している。
電池ボックスは接着固定。LEDランプキットは樹脂の間隔ボルトで固定する。
最終的に廊下の天井には桟の部分に木ねじ固定する。
点灯時間は内蔵の半固定抵抗で調整出来、暗い部屋での点灯実験も問題無く動作した。

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