トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

ML422A用AM復調器を製作

2011-02-28 23:43:00 | アマチュア無線

 先日のブログで復調器の製作予定を書いたが、気が向いたので、まずは簡単なAM復調器を製作してみた。
Ml422aamdet_4 検波回路にはAMストレート方式ラジオ用で3端子のLMF501(類似としてはUTC7642有り)を使用。特性はほぼ同じだがピン配列が異なるので注意!
AGC付き(30dB)高周波増幅と検波回路が入っており、少ない外付け部品で構成出来る。
但し動作電圧が1.0~1.5V(UTC7642はMAX6Vと書いてあるが不明)なので12Vを使用するにはドロップさせる必要が有る。赤色LEDでは1.7V程度と定格をオーバーしてしまうので、Vfの低い赤外線LEDを使うことにした。実測では約1.2Vだった。
赤色LEDで安定化後、シリーズにシリコンダイオードを入れてドロップさせるという方法でも良いかもしれない。
この状態でオーディオアンプ入力に接続してみた。レベルは低いが、ちゃんとAM放送が聞こえてきた。
選択度を変えると、それに応じて音が変わる。最も40Hzや8Hzでは音にならないが。
次にスピーカーアンプ回路を組む。
小出力スピーカーアンプ用として一般的なNJM386BD(DC4~18Vで動作)を使用。

同様なICとしてはTDA2822Mというのも有る。
データーシートにある基本回路通りで製作。LMF501との間には半固定抵抗を入れて音量調整出来る様にする。
Img_8350_rImg_8353_rImg_8352_r完成しスピーカーを接続すると綺麗に聞こえて来た。
と言っても帯域は最大3.1kHzなのですこしこもった感じになるし、ノイズが入る。ノイズは入力を外すと無くなるので、ML422Aから出ているのだろう。「低雑音」を「低歪」に切り替えるとノイズが増えて音が消されてしまう。入力信号に測定用アッテネータを入れて音声を聴いて見ると少し減衰させたのが良さそうなので抵抗を追加する。
LMF501は増幅度が大きい(70dB)ので、IF入力の代わりに50cm位のビニール線を付けるとAM放送が聞こえて来る。同調回路が無いので強い局が聞こえてくる。これは帯域制限が無いので良い音で聞こえて来る。だから同調回路を付けると簡単なラジオにもなる(当たり前か)。

Ssbdethaisen An531d次は空いたスペースにSSB復調(プロダクト検波)回路を組むのだがNJM1496D(MC1496とコンパチ)を使うことにし、部品を注文することにした。共立エレショップで189円/個
SIP9PのTA7320Pというのもエーエレで入手可能。310円/個
局部発振にはタイマーICを使うと安価に出来るのだが、LTC1799モジュールの手持ちが有るのでこれを使ってみようと思う。正弦波が必要の場合は455kHzセラフィルを発振出力に入れるかXR2206を使うことになる。

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入院おもちゃ修理やっと完了

2011-02-27 22:17:00 | おもちゃ病院

引渡し予定日に間に合わないので、事前に連絡し了解してもらった。
1.4WDカー
Img_8343_rImg_8344_r_3Img_8340_rImg_8341_r先日のブログでギアの再生を紹介したが、ギアボックスに組み込んで見た。ギアがバラバラで組み合わせが解らなくなっていたので、試行錯誤しながら(各モジュール0.5/0.6の組み合わせが有る)何とか組み上げた。
今度は、ちゃんとはずみ車が回って正常に走りだした。押さえつけても機械的なクラッチが外れてギアには負担が掛からないはずであるが、外れるまでの短時間負荷でギアの寿命が心配なところではあるが、大事に使ってもらうことにする。
2.ぬいぐるみワンちゃん
Img_8347_r_2動かない原因は電池接点の接触不良とギアの潤滑不良だったので、対処して組み上げた。ちゃんと組み上げても動作OKなので縫合して完成となった。
   

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選択レベルメーター交代

2011-02-27 21:53:51 | アマチュア無線

Img_8336_r Img_8345_r使用していたアンリツ製選択レベルメーターML422Cだが、壊れたままになっていて修理不能となっていたので、オークションを時々覗いていたが、安いのが見つからなかった。そしたら、やはりML422Cユーザーで交流の有る方からML422Aが安く出ているとメールで情報が有り、落札した。
Img_8317_rImg_8318_rImg_8319_rImg_8322_rImg_8325_rImg_8326_rImg_8327_rImg_8328_r到着して見てみるとML422Cとは別物だったので、ML422Cのトラブルシュート用には使えない。
動作確認すると、問題無い様だ。しかし落とし穴が有った。ML422CはAM/SSBの復調機能が有って、受信機として使えた。Img_8337_r_2ML422Aも写真では同じスイッチが付いていたので使えると思ったのだが。
スイッチを押すと切り替えのLEDは点くのだがモニターが聞こえて来ない。分解してみると、なんとスピーカーは付いていないし、音量調整、フォンジャックの配線も無かった。
Img_8320_rあとで気づいたのだがスイッチボタンに*(アスタリスク)印の有るのはオプションだった。
なのでフラットレベルメーター機能や選択度400Hzはオプションになっていた。
日本電波工業製のクリスタルフィルタが3個使用されていた。型番から6.7MHzと450kHzか?
Img_8329_rImg_8330_rImg_8333_rImg_8332_rImg_8348_r なんとか復調機能は欲しいところなので、IF信号の出所を探してみるとシールド線の接続箇所に450kHz信号が出ていたので、後で復調回路を実験しやすい様にフォンジャックを外してBNCコネクタを付け替えて同軸接続した。
ショットキーダイオードで検波回路を組んでTBSラジオ(954kHz)を受信して見たがレベルが低すぎるのか音声がかすかに聞こえるだけである。
そこで思い出した。大分前に作ったSDRを持ち出して接続してみた。発振器をIF周波数の4倍(1.8MHz)に調整する。
基板を動かして見ると時々聞こえたりするが、ちゃんとした音になっていないので、諦めて後日プロダクト検波回路を作ることにする。
NJM1496データーシート

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パソコンラック塗装・組立て完了

2011-02-26 09:26:00 | パソコン

Kc3s0212_r Kc3s0213_rKc3s0211_r先日のブログで紹介したパソコンラックの溶接による修理だが、休みになったので塗装して組み立てることに。
塗料は100円ショップで黒色を購入し、ガムテープでマスキングして庭で塗装する。
丁度1缶で塗り終わり空になった。
速乾性なので30分もしたら手に付かなくなったので組立開始。棚板を固定する特殊ナットが1個だけ見つからず、通常の六角ナットを埋め込んで何とか組み上げた。
最近出回っている安物のラックと違い強度は有りそうで、今後活躍してくれるだろう。

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仕事の依頼はgive and takeで

2011-02-25 09:28:45 | インポート

県西生涯学習センターのパソコン相談室で使用しているパソコンディスクで、キャスター取り付け部の板金が破損して使えないということで別のに交換したので処分するというのだが勿体無いので貰い受け、この部分を会社の溶接屋さんに御願いして作ってもらいました。
Img_8309_rImg_8308_rImg_8312_rImg_8313_rImg_8310_rImg_8311_r当初は現在の角パイプに補強板を溶接することを考えていたが、丁度同じ様なパイプが余っていたのでこれに付け替えた。
キャスターも会社の余剰品で一回り大きいものを使うことにし、これに合うナットを溶接。
あとはスプレー塗装して組み上げ完成となる。
溶接してくれたのははブログで紹介した先日こたつを修理して上げた方です。
仕事は、やはりGive and Take(直訳は意味が違う様ですが、日本的な考えだと「義理人情」ですね)。

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ギアの再生他

2011-02-25 09:18:27 | おもちゃ病院

やっと時間が出来たので、入院おもちゃ車のギア改造に取り掛かりました。
Img20110213s36Tと14T(両方モジュール0.6と特殊)の組み合わせなのですがズバリの部品が無く、メル友ドクターに問い合わせたら14Tピニオンがついている部品ならあるということで送ってもらったものです。
36Tは現在のものを使うことにし14Tピニオンをプラノコで切り離します。
接続のアイデアもいろいろといただきました。
Img_8299_rImg_8300_r極小子ネジで止めるという案もありましたが、スペースが無く貴重なピニオンを壊してしまう恐れもあったので、順当な手段で実績の有るステンレス細線で縛る方式にしました。
送っていただいたギアは丁度ツバが付いていたので、これを利用しました。変形形状だったので固定は3箇所です。
順序:ギア同士の面合わせ→合わせ面接着(ロックタイト460)→φ1.0ドリルで線通し用穴あけ→ステンレス線縛り→周囲、ステンレス線部接着
あとは組み込みですが、組み合わせを忘れてしまって、合わせながらの作業です。

Img_8301_r Img_8302_r Img_8303_r Img_8305_r Img_8306_r Img_8307_rもう1つ入院のぬいぐるみワンチャンは全然動作しないと言う物で、完全には分解出来なかったのですが胴体が少し開けれてギアボックスを覗けたので確認したら電池電極(スプリング部)の接触不良とギアの潤滑不良でした。過電流保護用にポリスイッチが使われていました。
接点バネ部を調整しセラミックグリスを塗布したら動作する様になりました。
あとは組みなおして縫製です。明日の引渡しに間に合うか微妙です。

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こたつ修理

2011-02-23 09:32:37 | 家電修理

会社の方から、こたつのファンは回るがヒーターが点かなくなったということで修理依頼が有った。無段階温度調整付きのタイプである。
ヒーターは切れていないので、ON/OFFしているバイメタルユニットの蓋を取り外して見ると、接点部分とその周囲がスパークしたらしいカーボンで真っ黒になっていた。
接点洗浄スプレーで洗浄したが接触抵抗は無限大に近いので接点をダイヤモンドやすりで磨いてやると接触する様になり、電源を入れるとヒーターが問題無く加熱する様になった。
現在では、この様な修理してくれるところが殆ど無いと聞いている。
(家電量販店に持って言っても、新しい物を薦められる)
治せれば、費用も少ししか掛からず、捨てることも無いのでエコに繋がるのだが、世の中おかしい。
会社を退職し悠悠自適な生活になったら、こう言う困った方の手助けになる商売(タダでやってあげたいところだが生活して行けなくなるので、最低限の料金で)が出来ればと思っている。

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今度の私書箱は設計ミス続出・致命傷も

2011-02-22 13:09:09 | まち歩き

Shishobako01 Shishobako02 Shishobako03私書箱の設計も3台目になるが、毎回タイプが異なるので、新設計に近い設計量になる。
納期も短く、不幸なども重なり時間に追われる毎日で何とかでっち上げたものの、ミスが多発した。幸いに設計から製造まで一貫生産の会社なので、ミスのある部分は加工や場合によっては作り直しが発生しても短納期で対応してもらった。
こうして無事、現地(新潟県)まで搬入して安堵してたところ、施工業者さんから連絡が入った。(写真は施工業者さんから送っていただいたもの)
なんと踏み台の高さを間違えていたのだ(仕様では320mmのところ現物は230mmで出来ていた)。
最初に書く、完成図面はちゃんと320mmで設計していたのだが、2台目のデータ(これが230mmで出来ている)を流用して巾は変えたものの高さ変更を忘れたのが原因である。
対応としては90mm高さの木枠を施工業者で作ってもらい、これの飾り板を当社で製作・塗装しボンドで貼り付けすることで了解を取ってもらった。現地まで発送し、今日、検査に合格したとの電話が有り、安堵したところです。
本業は検査なのだが、これを怠った為の致命傷(何とか誤魔化し出来たが)だった。

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ISOイメージファイルをCD-RWに焼く

2011-02-22 12:14:30 | デジタル・インターネット

CdburnerxpファイルをCDに焼く場合、一般的にはDeepBurner を使用するのだが、今回CD-RWにうまく焼けなかったので、ネットでフリーソフトを検索してCDBurnerXP と言うのが見つかった。早速インストールして見る。英国製ソフトだが日本語対応しているし、メニューが単純なので簡単にエラー無く焼くことが出来た。ソフト名はXPと付いているが、Windows2000から7まで対応している(古いバージョンでは98にも対応している様だ)。実際、このパソコンもWindows2000である。
ISOイメージからの書き込みも問題無く出来た。

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TX-710修理完了

2011-02-22 00:27:57 | オーディオ

Img_8275_rImg_8288_rImg_8289_r修理依頼されていたパイオニア製FM/AMチューナーについて、若松通商に注文していたトランジスタが届いたので交換作業に入った。
PNPとNPNの2種類使用されており、2SA725は入手困難な為、代用となる2SA992を使用。2SC1344は同じ物の在庫が有ったので使用することに。L/R-CH当り2個づつ使用している。
2SA725はマニアから言わせると真空管に近い音がする憧れの石らしい。(現在でも高くて良ければ入手は可能な様だが)
Img_8272_rImg_8278_rImg_8277_r_3この前に、手持ちのトランジスタに交換して見ている。
動かすと改善される場合がある2SA725のみ交換してみたがダメで、結局4個/CH全てのトランジスタを交換して良くなった。この音声出力回路は特殊で、可変出力と固定出力が別々のアンプになっているので、出力ジャックも両方確認が必要である。
Img_8282_rImg_8283_rImg_8284_rまずは現象(出力が極端に小さく、ガサガサ音が入る)の出ているR-CH側のトランジスタを交換する。パターンの銅箔が薄く、接着力も低下しているので半田こてを当てると簡単に剥がれてしまう。なので、パターンのレジストを剥がし、この部分にトランジスタのリード線を曲げて半田付けする。見た目汚いが我慢してもらおう。
Img_8287_rImg_8286_rFM/AMシグナルジェネレータから信号を送り、出力にはオシロを接続し波形を見て見る。400Hzと1kHzの変調でしか確認出来ないが綺麗な正弦波が見られ、オリジナルのL-CH側と比較しても殆ど変わらない。あまり、トランジスタの静特性に依存されない回路かもしれない。
依頼者の話では、L-CH側も同じ現象が出ていたとのことだったので、L-CH側のトランジスタも全て交換し、同様に測定。問題無さそうだ。ジェネレータの変調信号を切り換えてL/Rセパレーション調整用と見られる半固定抵抗を調整し、反対CHへの漏れが一番少なくなる点に調整する。
Img_8292_rImg_8273_rImg_8274_rImg_8280_rこの状態で、振動を与えたり、トランジスタを触ったりしてみたが、不良現象は出ない。
12時間動作させてみたが再発はしていない。もうしばらく様子を見て問題無ければ送る予定です。

電源トランスが斜めに実装されているところは電磁誘導を意識しているのか?同じ元設計者としてこの辺の設計者の苦労(工夫)が伺える。

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電子工作サークル(第81回)

2011-02-20 16:11:00 | 電子工作

参加したメンバーは生徒1人に先生2人と寂しいサークルかなと思っていたら新たな訪問者が
見学させてほしいと、お母さんと一緒に来た小学5年生と、60~70代と思われる男性の2組が見えた。ネットで検索してこのブログがヒットして判った様だ。
小学5年生は「FMトランスミッタキット」の配線が切れたということで持って来た。
修理して動作確認。
ポータブルオシロをアンテナに接続し波形を見る。オシロが100MHzまでなので、波形拡大に切り換えて見る。マイクで喋ることで、周波数がシフト(FM変調)することを実際体験してもらう。ポケットラジオを持っていたので、ちゃんと音が出ているか確認し、問題無かった。
ラジオに興味があるということで、AM(振幅)変調とFM(周波数)変調の仕組みと違いをホワイトボードで説明する。
もう1人、中年(失礼)の方は昔、真空管に興味が有り、秋葉原に買いに行った思い出を話してくれた。私ら(先生)と同じ世代である。何かまた作ってみたいということで来てくれた。入会は検討させて下さいとのことだった。
小学生は次回から正式に参加するということになり、サークルで今まで製作した作品を説明したところ、デジタルPIC温度計を作りたいとのことだったので、次回用意することにした。
入れ違いに、学校の都合により昨年退会した中学1年生が見えた。現在製作している作品の資料を渡して、帰って来たときは顔を出してと御願いした。

サークル直前にトラブルシュート完了した「タイマー付き夜間照明制御基板」を生徒さんに渡したところ、出力にAC電源を接続し電球が点けられるか配線し問題無く動作した。検出距離もまあまあの様だ。
今回のは自分でも回路が見える?ので原因が直ぐ見つけられた。
吉本先生は16ビット用PICのPIC24Fのデバックを開始し、結構参考書通りには動作せず悪戦苦闘しながらも楽しんでいる様だ。

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簡易シリーズレギュレータの製作

2011-02-20 11:10:49 | 設備修理

従兄弟から、消防設備に使うインターホンの電池代わり(1.5V×4本=6V)に装置電源DC+24Vから落として使える電源が作れないかと相談を受け製作してみた。負荷電流は100mA以下とのこと。
LM317を使用する回路は実績があるので簡単に出来るのだが(と安易に考えていた)、今回LT3080ETを使った回路をついでに実験してみた。
LT3080ETは入力電圧1.2Vから36Vで、抵抗1本で出力が0Vから変化出来るという1.1A低損失レギュレータICだ。
但し、価格が250円とLM317Tの4個100円と比べると10倍する。

Img_8269_r簡単に動作すると思ったが、計算通りの電圧が出ない。参考資料を見ると、「リファレンス電圧を発生するのに使われる電流は低レベルなので、SETピンへの、またはSETピンからのリーク電流がリファレンス電圧と出力電圧に誤差を生じることが有ります。高品質の絶縁を施します(例えば、テフロン、Kel-F)。またSETピンは高インピーダンスノードとある。
かなり使い方はシビアな様だ。簡易的な対策としては小さな容量(10~20PF)をSET端子とGND間に入れてパイパスすることとあるので、入れてみたら改善した。

Img_8270_r次にLM317Tを使用して製作してみた。
抵抗を節約しようと、半固定抵抗を出力とGND間に入れ、ワイパー接点をREF端子に接続したが、調整がうまくいかない(調整しても負荷を接続すると電圧がすごく低下する)のでデーターシートの通り、出力とREF端子間に240Ωを入れ、REFとGND間に半固定抵抗を入れる様にしたら問題無く動作した。
配線ミスが有っても壊れない様にポリスイッチとダイオードを入れ、動作表示用に黄色のLEDを付けた。

何れも、甘くかかるとうまくいかないものだ。

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タイマー付き夜間照明制御基板の動作確認

2011-02-20 10:41:07 | 家電修理

Img_8266_rImg_8265_rImg_8268_r_2前回の「電子工作サークル」で製作完了した基板の動作確認を切羽詰ったサークル当日午前中に行った。
幸い、配線漏れが1箇所のみで、動作OKとなりました。以前製作して動作しなかった専用ICによる回路と違って、汎用ICを使っているので、入出力をオシロで測定していくと不具合部分が見えて来る。
これで、本日のサークルに間に合った。
現在の回路は電池直接で電圧が安定しないので、動作点が動いてしまう。3端子レギュレータが必要かも知れない。

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KG-ACARSを使ってみる

2011-02-19 09:39:05 | うんちく・小ネタ

Kc3s0205_rKc3s0204_rKc3s0203_rアンテナも受信機も揃ったところで、試したかったACARS信号の受信による航空機、航路表示にトライ。といっても、いとも簡単に出来てしまった。
IC-R9000ワイドバンド受信機の音声出力とパソコンの音声入力を接続するだけ。
パソコンにはKG-ACARSをインストールするだけ。

Kgacars1KgacarsKG-ACARSは航空機と地上とで行う無線データ通信を受信し、航空機の位置などを表示できるWindows用ソフトウエアです。
周波数を131.25MHz(国内線)または131.45MHz(日本周辺)に合わせると、聞きなれたモデモ変調音(AM)が聞こえて来る。そしてパソコンには受信データが表示されて、動作OK航空機サーチにより特別なポケモンジェットなども表示される。
そういえば、随分前に鹿児島出張の帰り、偶然ポケモンジェットにあたり、羽田まで乗ったことがある。

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TX-710チューナー修理依頼・日立製トランジスタは劣化し易い?

2011-02-16 11:15:04 | オーディオ

パイオニア製TX-710チューナーで、以前の修理記事を見た方から、同じ症状なので修理御願い出来ないかとメールが有ったので、取り敢えず診断することで送ってもらった。
音声出力がガサガサ言って出ないという症状らしいが、到着して電源を入れても正常に聞える。約12時間経過しても問題無しなので、本人に接続されるアンプ側に問題無いか確認してみたが問題無いとのこと。
丸1日電源を入れっぱなしにしたところで、同じ症状が右チャンネルで発生した。
内部の音声増幅基板にあるトランジスタ2SC1344を動かして見るとガサガサ音が変わり、場合によっては正常に戻る。
モールド内でリード線とチップ間接続が不完全になっているのかもしれない。
多分、このトランジスタを交換することで治るだろうと、若松通商に注文した(105円/個)。
前回は2SC3331で代用している。
高周波増幅からMPX回路までは、調整ずれ(検波回路の同調ズレ、セパレーション調整、FM周波数トラッキング)は有ったものの調整出来、部品の不良は無さそうだ。
日立製のトランジスタで思い出したが、トランシーバTS-770で大量に使っていた2SC460Bも日立製で、半分(20個中10個)が劣化していて、パナソニック製2SC829Bに全て交換した。
通常の使用ではトランジスタの劣化は滅多に無いのだが、この時代の日立製トランジスタは何か問題が有ったのだろうかと疑いたくなる。

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