トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

MCヘッドトランス変更版製作

2006-11-25 12:39:33 | オーディオ

Img_1928 Img_1927 先日、MCヘッドトランスの製作記事を書いたが、DENON DL103LCⅡでは出力インピーダンスが低い為、巻線比の高いST-12に変えてST-14で作ってみた。また、ハム音の誘導も気になったので、友人のアドバイスでトランスの周囲を銅箔0.1mmでシールドし半田付けして見ました。入力レベルが低いせいか少し効果が有ったかなといった程度でした。この他にも、同じトランスを逆相に接続したら50Hzがキャンセル出来ないか試したが効果無し。周波数特性の計測結果は添付エクセルファイルの通りで、1kHzを基準に20Hzで-4dB、20kHzで-3dB程度と、ST-12と比べると特性が悪くなっております。その後DL103LCⅡの出力インピーダンスが13Ωであることから、負荷抵抗15Ωを入れ追加測定した。(添付ファイル変更)1kHzを基準に20Hzで-3dB、20kHzで-3dB程度となり、低域は少し延びましたが、広域はロスが急になりました。また、部品を揃えてST-12用を作り、聞き比べたいと思います。「f.xls」をダウンロード「MCTR.xls」をダウンロード

部品がそろったので、ST-12用も作って見ました。このほうが25kHz位に少しピークが出ますが(パラに入れている負荷抵抗を30kΩ以下にするとレベルは下がりますがピークがなくなります)周波数特性が高低域共延びています。

12/11 ハム音対策として、パーマロイコア中野パーマロイという、磁気を通過してくれる金属(高価ですが)のサンプル0.2mm厚が届いたので実験してみました。最初、トランスのみシールドしたのですが、完全に覆えないのでそれほどの効果は出ませんでした。次に本体毎箱状のケースにして覆ったら見事ハム音が低減しました。接続は半田付けが出来るので10mmくらいラップさせ接合した。やはりそれなりの金額をかけないと市販品並みの完全なものにはならないということが実感出来ました。(でも計算すると材料費100円位ですけど)まあこれほどしなくても、カットアンドトライで、位置・方向を決めてやれば問題ありませんが!「p-core.pdf」をダウンロード

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5.1CHに挑戦

2006-11-18 00:06:04 | オーディオ

いつの間にか、スピーカーとアンプがたまってきたので、これを利用して5.1CHオーディオを体験しようと最低必要なオーディオボード(ONKYO製SE-150PCI)とサブウーファーをオークションで安く入手し、システムを組んでみた。センタースピーカーは、わざわざ購入するのがもったいないのでミニコンポ用のスピーカーを2台同時に鳴らす様にして代用した(システム内容は添付ファイル参照)早速DVDビデオを再生してみる。重低音が迫力を増す。他のスピーカーはサブ的に鳴っているので、安いスピーカーでもあまり関係無い。5.1CHのセットで小さいスピーカーを使っていても問題無いのが納得出来た。フロントのJBL4312には可哀そう。ということで、普通の音楽についてはオーディオボードを使用せず通常の2CHに、気分によってサブウーファーを付けて楽しんでいる。

と簡単に書いたが、実は最初、付属のENVY24HTドライバーソフトのバージョンでは正常に動作せず、ホームページのダウンロードページを覗いたら最新版がアップされていたので再インストール、それでも、RCAジャックの2CHの出力が出なくてメールで問い合わせしようとして、いろいろいじくっていたら、WINDOWSのボリュームが絞られているためと判明、メールでその旨報告した。PCIで使用するカードはこの様なマニュアルに出ていないトラブルや設定があるので、パソコンの知識が要求される。気を付けよう!

DVDがどうもコマ落ちするし、音声も雑音が入る。再生ソフトによっても程度が異なるので、ソフトのせいかとも思ったが、試しにパソコンのIDE2のマスター側に接続してあるDVDドライブをHDDと同じIDE1のスレーブに接続し直してDVDドライブの設定もスレーブにし再起動したら正常に動作した。U-DMAの関係か判らないが、とにかく安心した。その後、ケーブルをU-ATA133用に変えて、元のようにIDE2に接続し直したら、問題無かった。IDE1とIDE2も間違えていた、どちらでも良いと思っていたが、説明書は良く読むものである。再生ソフトはVLC media playerが5.1CHに対応しており具合がいい。GOMPLAYERは5.1CHにする設定が判らないので、今のところ保留中である。

AVアンプ1台で済むのと違って、相当電気代(パソコンや真空管アンプもあるので)が掛かっていそう。でもこれからの寒さには部屋の暖房になっていいかも?

「51chsys.pdf」をダウンロード

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MCヘッドトランス製作

2006-11-14 22:23:36 | オーディオ

Img_1925_2 現在、DENON DL-103LCⅡでレコードを楽しんでいるが、MCカートリッジ対応でないアンプでも聞きたいと思い、メーカー品のヘッドトランスを購入するのも最低7000円以上するので、自作出来ないものかと、ネットを検索したらありました!21世紀になってから作る MCヘッド・トランス私のような、団塊世代に近い人間には懐かしいトランジスター用トランスをいまだに作っている山水のST-12を使ったものだ。1個500~600円くらいで、ノグチトランスでネット購入した。ケースは今の職場を利用して、自分の設計したCAD図面でケースはSUS304(ステンレス)1.5mmをレーザー加工、ステンレスは半田付けが出来ないので、トランス取り付け板は銅板0.8mmの端材を切って、自分で穴あけ加工し、写真の様に組み立てた。特性はCR発信器とシンクロで確認したが参考にした資料どおり20Hz~100kHzの帯域が取れているようである。トータルの材料費は金メッキの中級品?RCAジャックを使用したので2500円位かな。満足・満足!ST-14も同時に購入したので、今度はこれでも確認したいと思います。(取り付け板はどちらでも付けられるよう製作)

11/20実際にMCカートリッジとアンプを接続してみたら、ハム音が凄く出る。トランスのGND側はRCAジャックのリング側に接続されているだけでGNDから浮いているので、これをGNDに接続してみたら軽減した。トランスの接続もあっているかシンクロで確認したら、位相が逆になっていた。接続し直し(1次側T:白、R:緑 2次側T:赤、R:緑にする)て少しは改善されたが、ハム音はおさまらない。本体の位置をアンプから離して角度を調整すると消えるところがある。アンプ本体の電源トランス誘導だろう。取り敢えず、最良の場所に置いて使うことに。ケースのステンレスも影響しているかもしれない。続けて調査していきます。

ケースをパーマロイコアーでシールドしたら解決しました。詳しくは11/25のブログを見てください。

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ぜんまいキッチンタイマー復活

2006-11-05 08:40:48 | 家電修理

Img_1917_1 先日、ぜんまい式が壊れて、100円ショップのデジタル式に交換した(ブログに書いてます)が、女房からは、音が小さい・文字が小さくて見えないとクレームの嵐!今日リサイクルに出す危険物の中を見てみたら、銀行にもらった時計付ぜんまいタイマーがあったので、確認したら、時計は壊れていたが、タイマーはちゃんと動作する様である。タイマー部分のみプラスチックの部分を切り抜き、女房に見せたら置ける様にしてほしいとのことだったので、入れ物を探したら水羊羹のケースがぴったり合った。金属製なので、アラーム音も響いて具合がいい。女房に喜んでもらえた。

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LEDライト兼乾電池チェッカー製作

2006-11-03 22:36:22 | 電子工作

Img_1915乾電池チェッカーについては、おもちゃ病院講習会で豆電球・フィルムケース・牛乳パックを使った単純な回路を推奨していたが、何か凝って見ようと思い、LEDで確認出来る様にした。普通LEDだと1.7V以上無いと点灯しないので、当然乾電池1個では無理である。そこで、今使用しているエレ工房さくらいのLED専用DC-DCコンバータキット(1.5V用)(商品番号L-0010)を利用してトグルスイッチ(キットには付いていませんが)OFFの時には電池チェッカーの、みの虫クリップ(ダイソーで赤黒大小セット12個で100円)に接続された電池から電源が供給されるようにしました。このままでは消費電流が少なく、乾電池が劣化していても点灯してしまいますので、100mA負荷がかかるように15Ωをパラに入れております。

みの虫クリップだと測定に両手が必要になるので、ダイソーで2個100円のデカピンチを使用、接点にはアルミ接着テープを貼り付け、このままだと粘着剤が絶縁となるので、溶剤で剥がして内側にリード線を這わせて製作した。(銅テープの有る方は半田付けが出来るのでもっと簡単だと思います)

皆さんも身近にある兼用出来るものを探して見よう!おもしろいものが出来るかも?

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トラブルシュート断念

2006-11-02 12:41:36 | オーディオ

息子のカーオーディオNakamichi製6連CDチェンジャー機能付きレシーバー(MB-100)の修理を依頼されたが、中を分解すると(このとき、SMDのチップトリマコンと0.5mmピッチフレキシブルフラットケーブルを破損)メカトロの結集品で、どこが悪いやら見当が付かない。しょうがないからオークションで同機のジャンク品を1万円で入札し、いろいろ交換してみたが、同じ現象でエラーが出たまま動作しない。トリマコンと、焼損していた3.3オーム1Wの抵抗も交換したが変わらない。そのうち、正常なフレキシブルフラットケーブルも抜き差しで接点が剥がれ、コネクタ側の半田付けもプリントパターンが切断、細かすぎて今の半田ゴテでは修理不能となった。メーカーに依頼しようと思ったが、確認すると、分解してしまうと対応出来ない場合もあるとの回答で、息子に相談したら、同機は故障しやすいことで有名だとのことで、修理代も掛かるだろうとのことで、断念してくれた。高い授業料になってしまった。

今後、この様なメカトロの塊には、私のような素人は手出ししないことにしよう!

後日、ネットで探して見たらRSオンラインでフレキシブルフラットケーブルやコネクタ等何でも入手出来る(但し価格は高いが)ことが判った。機会があったら入手して、再挑戦するかも・・・

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