本日、修理を開始したが、回路図が無く、真空管も指示と異なるものがあり、真空管に関する資料が何も無いので、先輩宅に伺って、プリコンと書籍をいただいて来た。帰って、回路図を基に確認・修理を行い40年ぶりに復活した。プリコンについては、次のブログに書きます。
まずはバンドスプレッドの糸が切れていたので、持っていた下振用糸を使って修理、しばらく体験していなかったので要領が判らず、わくわくクレーンゲームの修理の様に、結び目の微調整に手間どった。
ACコードが劣化していたので、ノイズフィルタが取り付け出来ないか、寸法を当たったら、スピーカー出力用のソケットと取り付けピッチが丁度同じだったのでATX電源ジャンクから外したフィルタを取り付けた。
電解コンデンサは劣化が予想されたので、交換することに。これも、ATX電源ジャンクに使用している820μF/200Vを耐圧の関係でシリーズ接続し、写真の様にロックタイで縛り、固定した。
音声ボリュームはガリオームになっていたが、密封タイプで接点復活出来ないので、取り敢えず我慢して使うことに。
スピーカーも外付けで無く単体でも聴ける様、電子工作に使用している50Φのスピーカーを内部に取り付けた。最初、使用しなくなった電解コンの上に両面テープで貼り付けしたが、ハウリングが起きるので、表面板の裏に両面テープで貼り付けした。
真空管の接触を良くするために一旦全て取り外して、接点復活王を塗布し、戻そうとしたら、そのうち1本だけ指定6BD6に対し6BZ6になっていた。複数使用しているので、どこなのか判らない。真空管の規格表が無いので、先輩宅に伺ったら、松下製と東芝製のハンドブックがあり、載っていた松下製1960年のハンドブックをいただいた。ついでに、9R-42Jの改造回路が載っているSSBハンドブック(S44年)とS37年版、ラジオアマチュアハンドブック(S28年)といった貴重な書籍を頂いた。中を見ると昔アマチュア無線に夢中でいろいろ自作したことが思い出させた。
6BD6と6BZ6はピンコンパチだということが判ったので、いろいろ差し替えて(3箇所有り)一番感度のいいところに差す。
Sメーターが動作しないので、回路図と照合したら、K(カソード)とG2(第2グリッド)の配線が入れ替わっており、これを変更したら、動作した。しかし、大きく振れるようIFゲインを上げると歪が発生するので、メーターは目安だけにして、IFゲインで最適受信することに。SSBハンドブックによると、これの改善回路が載っていたが、本格的に使う訳でもないので、このままで我慢。
ラジコンの27MHzも受信出来、当初の目的達成!