トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

リモコンIC正常動作

2011-06-29 20:31:56 | おもちゃ病院

Pt2262txpt Pt2272rxpt2 Pt2262pt2272trx  先日のブログで紹介したリモコンIC(PT2262/PT2272)の動作で、ID設定の1(VCC)側がおかしいという件で、調査してみた。
設定端子の1側を直接VCC(電源+)に接続していたが、これをPT2262のVCC端子(18)に繋ぎ変えると正常に動作した。
この回路の場合、各信号(4個のスイッチ)を押した場合ダイオードORでPT2262のVCCに電圧が掛かる様になっている。ID設定端子も、信号印加で初めて1(VCC)が掛かる様にしないと、信号が正常に発生しない様だ。
これで729通り(3の6乗)の組み合わせが出来るはずだ。
一方、受信側ICはラッチ用(PT2272-L4)しか無くなったので、OR(74HC08)を使って、VT信号と各出力信号のORをとることで、本来のモーメンタリー動作する様になった。
配線は増えたが、74HC08(21円)の追加で、余っていたPT2272-L4が活用出来た。
これは【リモコンシャッターを作ろう】の記事がヒントになった。この記事ではアナログスイッチの4066を使用しているが。
PT2272-M6/L6というシリーズを使用すれば6CHの制御が出来る。

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インチネジの日本的呼び方

2011-06-29 18:25:26 | うんちく・小ネタ

Inchnejiyomi  私にとってインチネジはなじみが薄いのだが、最近、管用ねじを使用する製品が多くなり、これの検査治具を作ることになり、ねじメーカーを探し発注した。
ところが、こちらでは図面指示通り、インチサイズで話をするのに、相手は何分(ぶ)ですねと返してくる。
インチと分の対比が判らないのでネットで検索したらが有ったので紹介する。
ようは、1/8インチが一分となる。
今回、依頼したのが1/2インチで、これは4/8インチと換算されるので4分となる。しばらくは頭の体操になりそうだ。
多分、日本人ならこちらのがなじみがあるのかなと感じた次第です。
更に疑問
管用ネジの場合、呼び方は一緒でもこの寸法が当てはまらない。
管の内径を表しているみたいで、数字とネジ寸法は比例しない様だ。
詳しくは「水回りの材料館4ねじの種類」を参考にして下さい。

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今日も真夏日

2011-06-29 15:04:09 | うんちく・小ネタ

Elusbrt1 Elusbrt2 先日に続いて、今日も真夏日となった。
会社で購入して私のパソコンに接続してある秋月のUSB温度/湿度計
が先日に続いて真夏日を表示した。
事務所は、まだ風が通るのだが、現場は溶接などもあり、更に3℃程度は高い様だ。
今年は節電で、7月に入らないとスポットクーラーが配給にならない。
工業用扇風機だけは配給になり風を送っている。
販売店に聞くと、工業用扇風機は節電の影響で注文が殺到して、一番安いタイプは品切れ状態。一方、スポットクーラーは結構、消費電力が大きいので、だぶつき気味だとか。

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腕時計の分針が遅れる

2011-06-28 11:42:33 | うんちく・小ネタ

 先日のブログで紹介したソーラー電波腕時計だが、仕事で使っていると秒針や分針が遅れる。
今日は1時間位の作業で2分程度遅れた。デジタル表示については、正確な時間を示している。
これを毎日直すのも結構面倒くさいし、電波修正機能では修正してくれない。
あまりに誤差が大きいので、その原因について「カシオお客様相談室」に電話してみた。
原因は、強力な磁界により針が引っ張られるのだろうという回答だった。ちなみに分針は独立して回ることは無く、時針、秒針も同期して回るとのことだった。
直ぐに回答が出るということは、この様な質問が多いのだろう。
だったら、磁性体でない材質で針を作ればいいじゃないかと言いたいところだったが、どうせ、聞いてもらえないだろうと自己防衛することにした。
スタッド溶接が私の仕事で、DC100V前後の電圧を大容量電解コンデンサに充電しておいて、母材とスタッドボルトの間に、その電圧が印加され、電流により接合部が溶けてくっつくという原理だ。直流の大電流が流れることにより強力な磁場が発生する。フレミング左手の法則だったかな?
これ(磁場)から離す必要があるので、腕から外し、お尻のポケットに入れることにした。

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スズメッキ線の代わりに真鍮(黄銅)線を

2011-06-26 23:15:28 | おもちゃ病院

Daisobsw  ユニバーサル基板の配線用として、0.26mm径のスズメッキ線を使用していたが、整理が悪く見つからない。探していると、以前ダイソーで購入した真鍮製細線#30(0.28mm)が有ったので、これを使って見た。銅線も購入したのが有ったが、これは少し置いておくと表面が酸化して半田が付きにくくなる。その点、真鍮は錆びにくく、細線の場合は半田も乗ってくれる。
100円で結構な長さ(30m)が有るので、これは使えそうだ。
電気抵抗率は、銅:1.68 × 10-8、黄銅:5~7 × 10-8と大きくはなるが、短距離なので全然問題にならないだろう。
熱伝導率W/(m・K)は、銅:398、真鍮:106となる。

実は、コンデンサ(高級品は除く)や抵抗器のリード線は「スズメッキCP線」が多いらしいです。

CP線とは
軟鋼線(JIS-G-3505)を心材として、外周に銅を厚めっきした鋼材で、主に硬質で使用し、導電率は30%IACSです。鋼心が入っているため、線の曲げに対する腰が強く、自立性が優れており、電子部品のリード線として最適です。

ということで、磁石にくっつくという謎が解けたでしょう。

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リモコン用ICを試す

2011-06-26 20:05:09 | おもちゃ病院

Pt2262txpt Pt2272rxpt  4CH動作でID設定(6bit-3ステート)が可能なリモコンICがイーエレで販売されているので、ずっと前に購入しておいたが、ID設定の実験をしていなかったので、今回、業務用ラジコンへの応用も考えて試作してみた。
12bitの場合は3の12乗となるので531,441通りとなる。
今回は3の6乗で729通りとなる。
Excelでの計算では=POWER(3,6)となる。
送信側はPT2262(150円)を受信側はPT2272-M4(150円)を使用。PT2272-L4を大量に買い込んでしまったが、これはラッチ動作するので、この用途には工夫しないと使えない。
VT出力がスイッチON時間の間だけ1になるのを利用してAND(74HC08)・アナログスイッチ(74HC4066)・バスバッファ74HC540A)と組み合わせるとPT2272-L4でもPT2272-M4と同じ動作に出来るので、試してみよう。
虎の子のPT2272-M4は、電池を接続したまま改造していたら壊してしまったので、必要になる。
Img_8831_rImg_8832_rImg_8833_r送信側のクロック抵抗は1.2MΩ、受信側は200kΩを付ける。
クロック周波数は、送信側:30kHz、受信側:92kHzだった。
   Img_8836_r Img_8837_r 直結では問題なく動作。ID設定も、異なった設定にすると受け付けない(LEDが点灯しない)。0(0V)かF(フローティング)の組み合わせは問題無いが、これに1(VCC)を組み合わせると何故か受信側のVT用LEDが点灯して正常に受信動作しない。
取り敢えず、0とFの組み合わせで使用することにする。
波形を見ると1bitが約380μSで18.7mSで繰り返されている。
次に、UNICラジコンで使えるか信号発生器のFM変調入力にこのデジタル信号を印加してみる。信号発生器はDC入力にも対応している。
ラジコン受信機のFMナロー検波出力波形を見ながら変調度を可変してみると5%以下が良さそうだ。だが、測定通りデータースピードが高いのでとてもデジタル信号には復調されない。
ということで、送受信部分は考え直さないと使えない様だ。
それでも、簡易的なID設定リモコンには使えそうだ。
7/28クロック周波数を低くして実験
PT2262 クロック設定抵抗値:4.7MΩ クロック周波数:8.5kHz(10MΩだと4kHz)
PT2272 クロック設定抵抗値:820kΩ クロック周波数:26kHz
送信信号クロック周期:1.92mS 1:ビット幅1.44mS 0ビット幅0.48mS

最近では2.4GHz帯域を使った無線送受信機(XBee-RFモジュール)が安価(秋月で1700円)で購入出来、これにスイッチを接続することで簡単に実現出来そうだ。マイコン等でシリアル信号受け渡しにすれば複雑な制御も可能になる。
マイコンと電子工作No.3「電子おもちゃをHCS08で作る」に製作記事が有る。
パソコンで設定するための変換基板は必要になるが、シリアル番号を入力することで1対1の接続となり混信による誤動作が無い様だ。
実際、業務用ラジコンに適用出来るかは、セキュリティや安全上の問題が有るので、難しいところだが。

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平賀 源内に似ているかな

2011-06-26 09:36:02 | うんちく・小ネタ

 先週のNHKテレビ番組「歴史秘話ヒストリア」【痛快!江戸のお騒がせ男~天才・平賀源内の先走り人生~】が放映されるというので、発明家の端くれの私としては興味深く見させてもらった。
●再放送 平成23年 6月29日(水) 16:05~16:48 総合 全国 があります。
天才で「エレキテル」の他にも、あらゆる分野で先走りして、さぞ有名で金銭的に恵まれていたのかと思っていたら、別名:貧家銭内(ひんかぜにない)と言われる位、生活は苦しかった様だ。この点が私の現在とダブって(天才では無いが)いて、同じ人生をたどるのかと感じた次第です。
平賀 源内 肖像画

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ある物は何でも使え!

2011-06-24 19:01:07 | うんちく・小ネタ

Kc3s0316_r 今日、お客様から、セルスペーサー(圧入のメネジスペーサー)の左右で長さが違うという連絡が有った。調べると、指定の10mmに対し11mmと1mm長いのが付いていた(写真は正常品です)。11mmは購入実績が無いので、材料時点の混入が考えられる。とにかく500台以上全数再検査となったが、いちいちノギスで測るのは大変なので、何か検査治具を作れないかと要望が有った。板金屋なので、板金でも図面を書けば作れないことは無いが、工程が輻輳していて、とても作ってもらえそうに無いので、そこいらにある材料で出来ないか探してみた。

Kc3s0318_r

Kc3s0317_r10mm長というのは圧入される板金の厚さを含むので、実際の飛び出し長さは9mmとなる。9mmの厚さのものということで6角ナットを調査。
M12用が9mmだが、スペーサーとのガタが大きすぎる。M10だと8mmになるので1mmプラスしなければならない。スペーサーの径はφ6mmなのでM6用ワッシャーを見たが厚さが1.5mmとオーバーしてしまう。次にM6用圧着端子を計ると丁度1mm厚だったのでこれを採用。ナットには瞬間接着剤で付ける。
ついでにピッチ30mmも確認出来る様にと圧着端子同士を仮接着。これをステンレス棒で溶接接続して外れない様にした。

困るほど、アイデアは出るものだ。

皆さんも頭の体操をしてみよう!

 

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設備の入力電源電圧勘違い

2011-06-24 13:09:29 | うんちく・小ネタ

 会社のスポット溶接機だが、厚い材料の場合、溶接電流も大きくなり、電極はチンチンに熱くなる。水で冷却はしているのだが、ポンプから遠いし、他の2台の溶接機も一緒のポンプなのでもともとの水温が高くなってしまい、この様なことになる。
そこで、冷却器の検討を始めて、板金を納入している最大のお得意様に確認したら「サーモチラー(循環液温調装置)」を2週間程度貸し出ししてくれるとのことで、先日届いた。配管部品は予め用意していたので、スポット溶接機と配管する。冷却水(ただの水道水だが)は内蔵のタンクに貯めておけるので、水道の配管は不要だ。
当社が製作した板金が使われていて、なんか嬉しくなってしまう。
ところが運転を始めると5分位してアラーム発生、表示から冷却器負荷オーバーとなっているので、営業に確認してみた。
何度か調査してもらって、電源入力電圧が違うのではということになった。
依頼したのはAC200V用だったが、裏側のAC入力ソケットがパソコンのATX電源と同じ形状なので、使いやすい様にAC100V用を送ってくれたのだろうと手持ちのAC100Vケーブルを使ったのが間違いだった様だ。
AC200V用のプラグが無いのでAC100V用を加工して接続した。
そうすると、ちゃんと冷却器の動作音とファンの風が来て、問題無く動作。
電子回路はAC100Vでもスイッチング電源が対応しているので正常に表示して、気付かないものだ。
5~40℃まで±0.1℃の精度でコントロール出来る(ここまで必要は無いのだが)。
5℃に設定してみると、溶接機の電極も、この蒸し暑さで水滴が回りにぎっしり出来るくらい冷え冷えになった。


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MTV-17A測定範囲外特性

2011-06-22 10:17:41 | アマチュア無線

Mtv17arfreqMTV-17A受信器(レベルメーター)の75Ωアンバランスでの測定範囲は10Hz~10MHzとなっているが、それより上の周波数で使うことも考えられるので、どの様な周波数特性になっているか実測してみたのが左のグラフである。
これからすると20MHzで-0.3dBmなので、問題無く使えそうだ。30MHzとなると-2.2dBmとレベル差が大きくなるが、目安としては使えそうだ。

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正確な校正周波数には

2011-06-21 13:25:08 | うんちく・小ネタ

 中古(ジャンクに近い)測定器収集家に近くなって来た私だが、ジャンク扱いだけあって、発振器やら周波数カウンターが複数有っても、どれが正確なのか判らない。
そこで、正確な基準周波数となるものが無いか「電子工作の広場SNS」で聞いてみたら「GPS」が非常に正確だという解答があった。
1PPS(1秒)を出力するモジュールで、時折、オークションで「GPS-1PPS」(4000円前後)や本格的なHP製「Z3805A」(4万円前後)が出品されている。
あいにくと「GPS-1PPS」は現在オークションで見つからないので、新品で安い製品が無いか検索してみた。
株式会社アイ・ディー・エーが販売しているTK-1315LAというのがアンテナ内蔵・1PPS端子が出ていて4,095円と安いので、この信号が正確なのか販売元に聞いてみたところ、「GPS15L-W」との比較測定データーを送ってくれた。
これによると、400μHz低く、それも1秒毎に変動しているので、その用途には使えないだろうとのことだった。
正確なクロックが出力される「GPS15L-W」はアンテナセットで15,750円となる。
今使用している測定器より高価な買い物になってしまうので、オークションのジャンクを待つしか無い様だ。

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レベルメーター(MTV-17A)動作した

2011-06-20 23:07:00 | アマチュア無線

Img_8826_r_2   先日のブログで不具合報告したアンリツ製レベルメーター (MTV-17A受信器)だが、その後調査しているうちに何故か正常動作(75Ωアンバランスが動作していない)する様になった。600Ωバランスも問題無し。
Img_8773_r_2Img_8774_r_3組立するのにBNCコネクタ配線が最短になっているので、手探りでネジ止めしなくてはならず、これが大変だった。これが元で、同軸芯線が切れてしまい、これが判らず修理でも少し手間取った。
塗装部分はテープ剥がしの跡が有ったので「粘着剥がし剤」を塗布したところ綺麗になった。
写真はアルミ製シールドケースを外した状態です。写真左が装置上段の基板で、左側がインピーダンス変換+アンプと40dBハイインピーダンスアッテネータ、右側が各インピーダンスのアンプ部と思われます(この部分に使われているCANトランジスターのケースが触れないくらい熱いので心配)。下側のリレー群がアッテネータ切り替えです。
右側写真は装置下側の基板で、左側がソフォメーターのバンドフィルターとアンプです。右側が電源部です(トロイダルコアを使っており、漏洩磁束が少ないと思われます)とメーターアンプ回路と思われます。
Img_8827_rImg_8829_rImg_8828_r10Hz~10MHzで±0.3dB以内で、レベルに於いても0~-60dBmで±0.5dB以内の表示となった。
メーターエクスバンド切替があるので、これに切り換えると±1dBの範囲が拡大表示される。
10kHzの校正信号により校正も可能(ずれが±0.05dB以下だった)。
さすがプロ用の測定器だ。前職の回路設計では、随分とお世話になった測定器で懐かしい。
半日放置して表示ずれは起きていないが、このまま、動作しつづけてほしいものだ。

 

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レターパック350の活用

2011-06-20 12:52:29 | うんちく・小ネタ

 昼休み、近くの郵便局に定形外を送るのに行ったら、390円だが、薄く(3cm以内)出来れば「レターパック350」で送れて40円特するというので、中身の部品を横に並べて、これに入れ替えた。
「レターパック500」の有ることは知っていたが、これがあるとは、いままで知らなかった。
皆さんも活用下さい。(元特定郵便局長の息子より)

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電子工作サークル(第88回)

2011-06-19 16:09:00 | PIC

 今日は、電子工作を作って見たいので見学させて下さいと70代位の男性が見えた。
教室の簡単な説明と、今まで製作したものを見せたり、現在製作中の工作を見てもらった。
次回までに工具類を用意して入会したいとのことでした。
正会員では、特に小中学生が珍しく多く集まった。
Shoudokeiupt3 Shodokeikairo3前回動作(表示)しなかったPIC照度計について、吉本先生に御願いしていたが、原因が判明。
PICのMCLR(4番ピン)がVCCに接続されていないということだった。
PICに詳しい方だと、当たり前とのことだが、参考にした回路にも接続が無く、落とし穴だった。
これを接続して、ちゃんと表示される様になったので、基準となる市販照度計と比べながら調整した。
もともと、市販の照度計は乳白色のドームキャップが有り、広範囲の平均値を測定する様になっているが、製作したものはフォトトランジスタそのものなので、指向性や周囲の色によって、結構差が出る。取り敢えず一番明るい部分で調整した。
今後は拡散キャップを購入して実験して見ることにする。
照度計が完成した会員は「放射線計」の製作を開始した。

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ユニックラジコン受信機調査

2011-06-19 00:06:04 | おもちゃ病院

Img_8810_r Img_8819_r   先日のブログで報告したが、送信機側は、制御信号発生のマイコンが不良らしく、その後も温めたり、半田を付け直したりしてみたが、どうやらダメなので、依頼者に了解を取った上で受信機側がどんな動作をしているのか調査してみた。
フロントエンドには2SK125(SONY製)を使用していたが、すでに製造中止になっており、入手も難しいみたいなので、ネットにあった代替え品種であるJ310(J309)をイーエレから入手して交換してみた。
結論を言うと2SK125は問題無かった。
オシロのプローブ内部ネジが緩んで接触不良を起こして信号が表示されなかったという私のミスだった。
J310,J309共に入力レベル範囲・復調波形は2SK125とほぼ同じで、代替えとして使えそうだ。
但し、ピンアサインが異なるので注意が必要だ。
2SK125;左からSGD  J310/J309;左からDSG
FM復調ICにはMC3361CというナローバンドFM-IF用を使用している。
これも製造中止で、入手可能なICとしてはMC3372がピンコンパチでイーエレで入手可能である。
Img_8812_rImg_8813_rImg_8817_r号発生器はFM変調が可能なので、400/1kHzで変調させてやると受信機の検波出力(LPFを通して)に変調信号が現れる。ナローバンド用なので変調度10%が丁度良さそうだ。
入力レベル-20~-90dBmでFM信号出力が正常に出ていた。
ということで、制御信号検出回路は送信機が動作しないので確認出来無いが、この前の検波出力までは問題なく動作していた。
今後は、信号発生/再生部にイーエレから購入してある、ID機能の有る4CH送受信IC(PT2262/PT2272)に置き換え可能か実験する予定だ。
これを使用した送受信機を販売しているaitendo@shopping

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