社説[辺野古工事着手半年]国に文書で協議求めよ
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/161895
日本環境アセスメント学会の島津康男・元会長はかつて、辺野古アセスを「史上最悪のアセス」だと酷評した。今や埋め立て事業も、当事者同士の対話や協議を欠いた「史上最悪の埋め立て」になりつつある。
「土採取、沖縄県警が制限」 高江ヘリ炎上で米軍 県警と県は否定
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-602206.html
核誤射「戦争」指令で 1959年のミサイル事故 元整備兵が本紙に証言
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-602014.html
突如爆音、同僚の体切断 【証言】1959年 那覇・核誤射
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-602015.html
辺野古ゲート前約100人抗議 資材搬入、海上作業確認されず
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-602238.html
仏ル・モンド紙が「安倍首相の改憲の本質は、大日本帝国の復活」と喝破!「天皇が安倍の歴史修正主義に抗っている」との記述も
http://lite-ra.com/2017/10/post-3538.html
安倍氏は歴史修正主義者(révisionniste)である。たとえば、彼の礼賛する憲法改正は、日本の帝国主義の復興を目指し、1930年代初頭から第二次世界大戦終戦までの日本軍が犯した残虐行為の数々を過小評価ないしは否定しようとする広大な企てのなかの一つだ
1945年の敗戦は、日本の歴史の深い断絶となっている。しかしその断絶は、1910〜1920年に日本が経験していた民主主義への回帰と軍国主義の拒絶を導いた。安倍晋三を生み落とした日本の右派は、国際社会におけるコンプレックス(劣等感)から解き放たれ、経済的にも軍事的にも強い、ある種のJapon éternel(引用者注:悠久不滅たる神国日本というような意味)を取り戻すため、戦後という“ページをめくって”この断絶を抹消したいのだ。「Japan is back!」。安倍氏は第二次政権初期の2013年(引用者注:2月、米ワシントンのシンクタンクSCICでの演説)に、そう宣言している。歴史的観点からみれば、安倍氏が権力にいたる道において目立った事実として残るであろうことは、激しい外交活動と経済政策よりも、その否定的な色彩を帯びた歴史修正主義だ
森友・加計学園問題で支持率を急落させたが北朝鮮のミサイル問題で復調、これを奇貨として解散総選挙に打って出ると報じ、「勝てば修正主義のアジェンダ(行動計画)を続けることができる。それは、敗戦以来の右派のアジェンダではあるが、同時に安倍氏の家系的遺産の賜物でもある」と分析
バブル崩壊による経済ナショナリズムへの致命的打撃と、その後の長引く不況を指摘。平和主義に対する疑念も膨むなかで、右派が、日本の“作られた神話”に遡る歴史に根差したナショナルアイデンティティの感覚をかきたてようと企てている
安倍政権の国際政治が、ナショナリストでかつ対米従属派であるという「右派の両義性」の象徴であると断じ、安倍の歴史修正主義も相まって、東アジア情勢にも悪影響を与えているとする。
個人的な都合で7カ月もの「国会機能停止」が許されるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/216271
憲法で「国権の最高機関」と位置付けられている国会が、今年6月中旬から来年1月のたぶん下旬までの7カ月余り、完全に機能停止状態に陥っている。それはどうしてかというと、安倍夫妻のモリ・カケ疑惑を徹底的に隠蔽したいという歪んだ超個人的な都合のためである。
安倍晋三と言うのはことほど左様に人格低劣、国士の装いまるでなく、我がまま坊ちゃんドラ息子政治に明け暮れる稀代の劣等児宰相なのだが、どういうわけか、この国の仕組みはこいつに過大な権力と(多数決のための)数字を贈呈している。あの選挙は初めから茶番劇だったというのに皆さん、まるで大敗北の御大将並に愚かな悲嘆にくれる脆弱な国民性を暴露して止んだ。くだらない。これだからこの国は諸外国からどこまでも馬鹿にされるのだ。在り得ない事が起こっているというのなら、どこかが間違っていると考えるのが通常の反応だ。
(社説)米軍ヘリ事故 「深化した同盟」の現実
http://www.asahi.com/articles/DA3S13198358.html?ref=editorial_backnumber
沖縄県東村(ひがしそん)高江で炎上した米軍ヘリコプターの同型機が、事故原因不明のまま、わずか1週間で飛行を再開した
飛行再開の4日後に行われた衆院選では、県内の四つの小選挙区のうち三つで野党系候補が当選。比例区の自民党得票率は22・4%と、全国平均を11ポイント近く下回り、最低となった
炎上したヘリ機体の部品には放射性物質が使われ、飛散の恐れがあった。県や沖縄防衛局は調査しようとしたが、米軍は日本側を排除した。13年前に沖縄国際大にヘリが墜落した時と同じだ。昨年末のオスプレイ大破事故でも、日本の捜査当局は現場検証などができなかった。
米軍は「放射性物質は回収した」といい、国や県の周辺調査でも、空間の放射線量などに異常はないという。だが炎上した土地の表土は、ヘリの残骸ともども、米軍がすべてはぎ取って持ち帰っている。
環境が汚染されていないかを主体的に調べるすべはなく、事故の当事者である米軍の言うことを信じるしかない。それが沖縄の、そして日本の現実だ。
(以上抜粋)
このように日本の大新聞社がこの時季、多くの日本的課題の中から敢えて沖縄東村高江の現状に目を向けたのは何故か。そろそろはっきりと気づくべきことがある。それは沖縄基地問題に代表される日本国の明らかな対米傀儡性という非独立実質、自律的国策を打てない現状だ。アメリカ押しつけ憲法というのはまやかしだということは歴史的に証明されている。むしろ現憲法こそ米国覇権主義的軍産複合戦争経済主義に対して断固たるノーを突きつけることができるのである。それをせずに安倍晋三一派は政権に執着しながら国民意向を無視して対米のための国策を特に沖縄を生贄に推し進めている。この理念なき政治のどこに今ある危機を回避する筋道があるというのか。言って見れば、相変わらず愚劣な米国米軍抑止力なる幻想的国防を信じ込んでいる哀れな三流国家日本というのが見えてくる。猿真似猿智恵が得意の日本人は、明治維新以来の近代国家に対して実に狭量で懐の浅い、誤りの多い国造りに終始してきた。あの敗戦できっぱりとこういう叡智の欠けた民族性から足を洗い、本当の知恵のある生き方を選ぶべきなのだ。安倍晋三ではむしろ正しく智恵の働かない、権力欲ばかりが突出している、公明正大でない人間性ばかり目について、肝心の国家運営が出鱈目になってきていると言える。