ヘリパッド使用禁止求める 高江米軍ヘリ炎上 県議会3本の抗議決議を可決
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米軍基地問題で識者会合 関係者に呼び掛けへ 今秋にも
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反対への思いマイクを通し 辺野古で30人座り込み 資材搬入確認されず
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自公維系改憲勢力大勝利選挙(ということはこの国は戦前並みに挙げて翼賛化したということになる)は日本国の終わりの始まりであり、このままなりふり構わず安倍らアナクロニストたちは、欽定憲法復活の狼煙を挙げて如何様にも「戦争の好きな国」「戦争したくてたまらない国」へと、雪崩を打って突き進んでいくことだろう。それは第一次大戦後のドイツが歩んだ、第二次大戦による二度目の敗戦という運命によく似た風景だ。
勿論この国は先の大戦で初めて!戦争に負けたのであって、永い人類の絶え間のない戦争の歴史に照らすなら、まさにたった一度だけ!負けたというにすぎず、ドイツの例はともかくもう一度やったら案外どこかの国に勝てるかもしれない!、と、思ってもさほど不思議ではない。但しこのような国民の事を度外視した覇権的な考え方は先の大戦で参謀たちが持っていたいい加減さ(やってみなきゃわからない)と変わらない。
それで戦争の出来る国に成ろうというこの国はどこを敵視しているかというとそれは北朝鮮であり、中国であり、場合によってはロシアだ。つまりこの顔ぶれは明らかに現在の共産主義国またはかつてそうだった国であり、これは、昭和天皇が最も恐懼していた、国体の崩壊を齎すはずの旧敵国観念の踏襲と言える。(そして昭和天皇はこの恐怖感に基づいて沖縄を半永久的対共産国橋頭保として米国にその軍事的支配を請うたのである)。
自公維系改憲勢力が天皇制をどこまで有難く押し戴いているかはわからないが、恐らくは、戦争を知らない彼らが戦争のできる国を目指す(戦争の実態を直に体験せずその歴史にさえ学ぼうとしない彼等の好戦性は甚だしく架空的なゲーム感覚に毒されている)のと同じように、戦前の皇国教育を受けたことがない彼らが本気で天皇制国体の護持などという信念に燃えているとは到底信じがたい(彼等には真摯なヒロイズムによる「憂国」ということさえ何事か知られていまい)。しかし、彼らはともかく現行天皇制を維持しながら徳川幕府並に皇居に向け陽尊陰卑の国家体制を堅持するだろう。一方ゲーム感覚で戦争を俎上に挙げる彼らに実際的な戦時的リアリズムは一切なく、ただただ机上の空論を並べ立てているだけでありそこには既得権利権軍産複合のエゴイズムだけが蔓延っている。勿論国のために血を流すはずの普通の自衛隊隊員の身の上に考えが及ぶ道理はなく、当然巻き込まれ死地へ追いやられる一般国民のことなど知ったことじゃない。それは沖縄に対する彼等の態度からも明確に言える。
彼等の描く(新)帝国日本の展望など一般人の我々に見えるわけがない。自公維系改憲勢力というのは思うに、国民的支持など決して得られない(国民が夢想さえできないでいる将来する国家像など、元々彼らにあるわけがない)国家的野望(乃至願望)を、戦後民主主義に対する極めて低レベルで不逞な反動として、結局は彼等の頭脳では描出できない未来絵図に換え近接した大日本帝国規範に復帰することをもって糊口を潤そうというものだ。これは明らかに政治思想的退行現象であり、美辞麗句を並べ立てては国民を嘲弄する、陰謀に満ちた政治的恣意的野心の無責任なやっつけ仕事以外の何者でもない。だから、この安倍晋三一派の9条破壊工作は無責任に国民を玉砕戦争へ導く道に誘うという本質を有していると言えるのだ。国家にとっても国民にとってもこれが自殺行為だとどうしてわからないのか。(つづく)