http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/4e9d9bdf7d688aba2fe3ec0bd3db2f6c
思った通りのお粗末ではある。あるいはようやくにして自然の猛威が権力的悪に襲い掛かる実例を見る思いではないか。大災害カタストロフィーは間違いなくこの国の悪の核心に迫りつつある、ってことか。
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思った通りのお粗末ではある。あるいはようやくにして自然の猛威が権力的悪に襲い掛かる実例を見る思いではないか。大災害カタストロフィーは間違いなくこの国の悪の核心に迫りつつある、ってことか。
10月11日午後3時頃から始まった停電状態は10月12日午後6時前回復した。家の中にいる限り外の猛烈な暴風雨も余り気にはならない。庭木が折れたりねじ曲がったり、ちぎれた木葉が窓ガラスに点々とへばりついたり、叩きつける雨が容赦もなく何時間も続いたり、それが庭の地面に池を拵えたりしていたが、いつものように平然とぼんやり眺めていただけで、移住前には恐るべき台風の脅威にハブ同様かなりの勢いで注目していたにしては8年もここにいると既に慣れたもので何の驚きも恐怖もないのは不思議なものだ(ハブには未だにお目にかかっていない)。菊農家(電照菊)が多いこの辺(本島北部)の農家にとってはまさに死活問題の脅威として台風は存在する。他の県内農家の農作物被害も相当なものになる。人的被害は概ね本土並みの生命の危険に至らずに済む場合が多い。今回はこれもその負傷者数をかなり増やしたものの死者はない。土砂崩れ、家屋倒壊があったらしいが、これも本土並みではない。19号はものの見事に沖縄本島を十文字に直撃通過した。18号がこれも見事に大東島を暴風圏に巻き込んだものの本島はキッカリ避けて通った。規模も強さも本土に比べれば極めて激しい物理的様相を示すのだが、自然災害に対して事前に心構えができていればこれに備えて対策するのでいずれにしろ甚大な被害を最小限に食い止める結果となる。だから沖縄では、繰り返し来る台風に対して殆ど無闇な恐怖感というのもないのである。
一方、文明社会の利便性に慣れきっている現代人にとって、停電による心理的物理的困苦は沖縄も例外ではないのだろう。わずか数時間2日3日のそれさえその回復を願う心情には並々ならぬ軋轢が生じる。物理的には冷蔵庫の中味のことがある。心理的には利器のない生活における時間的な空白状態だ。勿論トイレさえままならぬし、換気扇が使えず湿気が至る所にはびこる。筆者にはパソコンが使えないことは勢い読書に精出すはめになるが、それもあきればさてどうしたものか、仕舞には4時頃飯を食らい、見えなくなるまで花札を切る始末。
さて防衛局は14日以降深場の海底ボーリング調査に入るらしい。目取真氏がこれについてブログに書いている
(http://blog.goo.ne.jp/awamori777//0efd27b804a697b6e6a89c60b08b81b3)