沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩568 沖縄県知事

2014年10月20日 06時48分28秒 | 政治論

 この、昨年末に己の故郷に対しかつてない歴史的過ちを犯した琉球のくびちょうは、それぞれが決して辻褄を合わせない自身の中の様々な言葉と感情、あるいは選挙対策への思い入れなどが交々入り乱れて、さながら自動機械並の「あっち向いてほい」(右顧左眄)状態にあるらしく、彼の此処に来ての言動に、あきれるほどイラつく筋の通らぬ本性をさらしている。彼は一応理科系大学を出てるはずだが、論理的な思考法をとんとお忘れのようで、その根拠のない根無し草のような主張には、倫理性を欠いたこの種の人間にしばしば見かける「汚れた舌」を連想させるのだ。http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-233263-storytopic-3.html http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-233348-storytopic-3.html

 この知事が言っている普天間運用5年内停止は、米国自身が最初から明瞭に否定していることだし、今また、米国側と何らの事前交渉もなく日本の政府高官がこれに勝手な言及をしていることが暴露されたうえに、恐らくそれは物理的に不可能な話であることが既に誰の目にも明らかであり、又この国の政府官僚が沖縄のために、日米安保に関し米国と本気で真面目に交渉したような経緯はこれまでただの一度もないことは、ほかならぬ沖縄県民なら誰でも知っている。全ては密約と密室政治で事を処理してきたのだ。この安倍晋三政権が、こうしたこの国の体質的政治傾向に歯止めをかけ、自ら言う戦後レジームを打破するような、かつてない真摯な政治家だとは到底思えない(この宰相があらゆる識者経験者の反対意見に全く耳を貸さない姿勢は、政治エゴとも言うべきヒトラータイプの独裁性を意味する)し、はっきり言って最も下駄を預けるべきでない輩にこれを託したという、あの埋め立て承認劇は彼仲井真知事の政治的生涯の看過し得ない未曾有の不手際だった!としか思えないのである。これを彼は「苦渋の選択」と言い訳しているが後の祭りだ。