論文を書くのには時間がかかる。
まずデータが積みあがるのに時間がかかるし、
書き始めてから仕上がるまでに何度も中断するので、
投稿した時には最初の実験から何年もたっていることがある。
こういう進め方は本当はだめで、論文のデザインを考えてから
必要な実験をやっていくべきだ、と若い頃恩師に言われた。
そのようにしたいけれども、なかなかうまくはいかない。
あと、実験しながら、データが途中でも書き始めるべきだというのもわかっている。
けれども、そう簡単にはいかない。
今reviseしている論文は本当は論文になるかどうか怪しかった。
あともう少しデータを積みたかったのだが、その実験ができないまま、
他の論文を仕上げねばならず、後回しになった。
しかしこのままにしてしまうには惜しいデータがあったので、
足りないところがあることはわかっていたが論文にまとめた。
reviewerからの指摘を受けて改めてさまざま確認すると、
記憶がかなり怪しい。
過去のサンプリングノートを発掘し、
そのサンプルが残っているかどうか確認する。
なぜこの実験をしたとき、このサンプルをとっておかなかったのか。
というようなことはたびたび経験している。
だから念のため〇〇も取っておこうか、、と常に気を付けているのだが、
やはり「うわーーーっ取ってない!」ということも起こる。
今回も当時の組織スライドを何とか探し出し、
写真の撮り直しなどをしているが、見つかると本当にほっとする。
私は整理がよい方なので、見つからない時はそのサンプルを取ってないということを意味する。
今回も、やはりそういうのもある。
やはり時間を置かず、書かないといけない。
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