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実験室でのけが

2007年10月18日 | 大学でのひとこま
実験室にファーストエイド(救急箱)を置かなきゃな~と思いながらまだ買ってないのですが、私は過去に実験室でのけが、動物がらみの病院行き、はけっこう経験しています。自慢にも何にもならないのですが、学生の皆さんも「万が一」ではなくて「百に一」くらいは思っておいた方がいいかもしれません。

まだ大学4年生だった頃、棚の上のものをとろうとして手が滑りました。下には3リットルくらいのメスシリンダーがおいてあって、見事に割れてしまいました。が、落ちたものを拾おうととっさに手を出していたものですから、その割れたメスシリンダーの先に指をさしてしまったんです。傷が深くて出血量もすごかったんですが、とにかく止血しようと押さえていました。でもなかなかとまらなくてね。時間外だったからか保健室にいった覚えはなくて、一人でじたばたやってましたね。先生もいなかったんじゃないかなあ。傷が治った後も、しびれがなかなかとれず、20年たった今も「ここ」と刺した場所を特定できるくらいで、ほんとに参りました。

また別の時、日中マウスに免疫の注射をして、帰宅したあと、手に違和感が。最初は「あれ?なんか動きにくい」程度だったんですが、どんどん手が腫れだし、ぱんぱんに。手を握ることなどまったくできません。その時は救急に行きましたが、お医者さんも「アレルギーか?細菌感染か?」とけっこう悩んでいました。結局太い注射を打たれましたが、翌日まで腫れが残り、これもけっこう大変な思いをした事例です。

もちろん馬に踏まれたとか山羊にかまれたとかそういうのもありますし、同じ研究室の先生がねずみにエーテル麻酔をかけていてい自分がぶっ倒れたというようなこともあります。また、アメリカ時代は私の所属していた大学内で実験台上においたアルコールが引火して学生が大やけどを負ったという事故もありまして、大小いろいろありますけれどとにかく、実験室では細心の注意を払って仕事をしなければなりません。けがをしたらしばらくピペットも握れない場合だってあるし、大火傷などすれば命にもかかわります。研究室に配属されたばかりの頃は緊張感があってそれほど失敗もないかもしれませんが、慣れたころに失敗しないよう、気をつけましょうね。>3年生へ



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