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NOの作用って不思議だなあ

2011年07月21日 | 仕事・研究
明日の大学院授業の準備をしています。
明日のテーマは高血圧。この間井上副学長のセミナーでも聞いたところですが、血圧調節に関して、NOは完全に善玉。狭心症の時に使うニトログリセリンってのも、代謝されてNOになって、それで血管拡張してくれるんですよね。でもNOはいいやつ、と言われるとどーもやっぱ違和感があります。というのも、たとえばアトピーの場合、NOを抑えることが炎症抑制に大変重要なキーポイントとなるわけですから、NOがどんどん増加する状態ってのは「よい状態」とは言えません。時と場所によって作用の意義が異なる、それがNOかなあと思いますが、そのバランスってどう調節してるの?と大変気になります。NOは不対電子をもってますからフリーラジカルの一種ですし、たしかにスーパーオキシドは除去するのですがかえってもっと毒性が高いと言われるONOO-を産生しますから、どう話を組み立てていいのか悩むんですよね。明日授業をやってからNOについてもう少し整理してみようと思います。
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