新年2冊目の本。
学生の就職支援も仕事のひとつなので、この問題は私にとってもまさに重要課題であります。卒業生の中には、本当に心と体をすり減らして仕事している子もいて、他人ごとではなく、喫緊に真剣に考えていきたい問題です。わたしが大学で教育にかかわる人間として学生に言いたいことは、在学中しかもできれば低学年のうちに
1、労働法について学ぶこと(労働安全、労働衛生含む)
2、経済について学ぶこと、とくに人が一人生きていくために必要なお金について知ること(税金含む)
3、健康について、体のしくみについて学ぶこと
です。無知なまま社会に出るほど怖いことはありません。
正社員として就職できればそれでゴール、ではないのです。
自分はどう生きていきたいのか、を考えるとき、経済的にどう自立していくか、どう働きたいか、自分の心と体にどこまで負荷をかけていいのか、ということを知っていてもらいたいんです。
私は大学で労働基本法など全然学びませんでした。でも職場に労働組合がありましたから、そこでいろんなことを教えてもらいました。今はそういう場もほとんどないのではないでしょうか。この本に書いてある企業では、長時間労働というよりも人間の尊厳を損なう企業教育が通常化し、基本理念になっているようで、本当に怖いです。
最初に就職する会社って本当に大事。
この本はそれほど深く切り込んで課題を考察してくれてはいませんが、実例を知るためにも大学1~2年生に読んでおいてくれるといいなと思います。
ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書) | |
今野晴貴 | |
文藝春秋 |
学生の就職支援も仕事のひとつなので、この問題は私にとってもまさに重要課題であります。卒業生の中には、本当に心と体をすり減らして仕事している子もいて、他人ごとではなく、喫緊に真剣に考えていきたい問題です。わたしが大学で教育にかかわる人間として学生に言いたいことは、在学中しかもできれば低学年のうちに
1、労働法について学ぶこと(労働安全、労働衛生含む)
2、経済について学ぶこと、とくに人が一人生きていくために必要なお金について知ること(税金含む)
3、健康について、体のしくみについて学ぶこと
です。無知なまま社会に出るほど怖いことはありません。
正社員として就職できればそれでゴール、ではないのです。
自分はどう生きていきたいのか、を考えるとき、経済的にどう自立していくか、どう働きたいか、自分の心と体にどこまで負荷をかけていいのか、ということを知っていてもらいたいんです。
私は大学で労働基本法など全然学びませんでした。でも職場に労働組合がありましたから、そこでいろんなことを教えてもらいました。今はそういう場もほとんどないのではないでしょうか。この本に書いてある企業では、長時間労働というよりも人間の尊厳を損なう企業教育が通常化し、基本理念になっているようで、本当に怖いです。
最初に就職する会社って本当に大事。
この本はそれほど深く切り込んで課題を考察してくれてはいませんが、実例を知るためにも大学1~2年生に読んでおいてくれるといいなと思います。