犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

辰巳ダム>辰巳用水東岩取入口の前にコンクリート壁ができた!(その3)

2013年07月03日 | 辰巳ダム
 改めてコンクリート壁と東岩前面の淀みの写真にもどる。


 石川県は学識経験者を集めて景観の配慮についていろいろ意見を求めたようである。その結果がこれである。
 右側の草木は、減勢工の壁に接して大きめの築山を造った植栽の一部がのぞいている。川の中に流れを横切っていくつかの飛び石がならべてある。景観と親水のためらしい。堤体の裾には、医王山の戸室石を積んだ石積みが造られている。
 築山はともかく、戸室石の石積みはいかにも不釣り合いで違和感がある。どうしてかなと考えて見たが、その答えは簡単だ。そもそも、石積みの役目は、土が崩れないように斜面に配置して石自体の重さで土を抑えるためのものだ、崩れる恐れのないコンクリート壁の裾に造って何の役に立つのだ、ぼろ隠しか、プラスチック製の偽の石があるが、それと同じで偽物だから、不釣り合いで違和感があるのだ。
 変な小細工をしないで築山を流路の両側に造ったほうがよかった。
 最近、川の中に変な飛び石を配置することが多いが、やめた方がいい。流木が堆積して汚い。横から見たのがつぎの写真だ。


 流木が堆積して汚く、取り除いて処分するにも機械力を活用できないので大変である。さらに、水の流れが減勢工よりとなり、下流へ流れる水流と東岩取入口へ流れる水流の影響でこの淀みで渦となり、流されたゴミが淀みの真ん中に山となり浮かんでいる。取り除くのが難しいと水門番の方が苦情を言っておられた。

 さらに、工事中に使われたコンクリートブロックの幾つかが水没したまま放置されている。時々、その水面の底のコンクリートブロックに流木が引っかかり、直立するのだそうだ。コンクリートブロックが角張っているためらしい。流木の除去に難儀すると嘆いておられた。加えて、東岩取入口水門管理のための通路は200段ほどの階段があって大変(かなりご高齢)、反対の減勢工側に水門管理の通路をつけてほしかったとのことだった。(減勢工を横切り、築山へわたる通路と築山を降りる階段があれば、既存の堰は水が少なく、通常、水深が数センチ程度なので簡単に対岸へわたることができる。)
 河川課、県央土木事務所の方、見てますか。何とかしてあげてください!
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