記憶力

2007年06月06日 | 日々のこと
お産で里帰りしている姪が日中祖母と過ごしている。今年90歳になる母は介護保険のお世話にもならず、毎日彼女の言う「お仕事」をして過ごす。雑巾縫いである。自分の中でノルマがあるらしく、来客でそれがこなせない日は夜なべまでするというから驚きである。

 これがボケない秘訣かもしれないと、そのけなげな仕事ぶりにも家族一同あきらめている。
 姪は家を離れて10年以上だから離れていた時間分ショツクがあるようだ。
「おばちゃんね、私3回までは初めて聞くような顔をしているのよ。」とのこと。
わかるわかるその気持ち。「毎日おうちにいるんだから、新しい会話も無いと思うからね」やさしい子である。
「赤ちゃんが産まれたらおばあちゃん、面倒見てねと言ったらかなりその気のようよ」なるほどいい考えだ。

 長野県の労働基準協会の冊子のコラムに年配者の中には、昔のことほどよく覚えていて最近のことはあまり覚えていない方がいる。

 記憶力は、3つの能力によって構成されており、昔のことを覚え続ける「保持力」と新しいことを覚える「記銘力」、そして必要な記憶のみ取出す「想起力」があり、若いうちはどの能力も活とのこと。活発だが、年をとると「保持力」はそのままで、「記銘力」と「想起力」は低下する。

 ですから、新しいことを記憶する力かが薄れ、さらに覚えていることでもすぐ思い出せないことが多くなり、その結果、印象が深い昔の記憶だけが残ってくるということです。とのこと。

 先輩の行く道は我が行く道です。この頃よくこれがわかる様になりました。
私が同じことを言っても、3回ぐらいまで我慢してよね。と今から洗脳しなくちゃ。おいおいその前に「3つの力」の保持に努力してよね。と言われそう。
                                美恵子
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