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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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大阪のガレキ受け入れ反対署名。僕は、きょうは、トラブルが多くて困っています。

2011-12-06 03:03:26 | 福島第一原発と放射能

宿泊先のホテルのサーバーが故障して、深夜に漫画喫茶でパソコンしています。なんか段々、苦行しています。しかも、日本の某大手企業が社会的にあきらかにありえない対応をしてきて、絶句しています。これも、妨害ではないのですが、突然違う対応に追われていて困っています。企業の非常識というのは、どこまで非常識なのかなとも思います。そのため、更新が遅れていて、すいません。ガレキの受け入れ反対署名は下記のものが、最近は中心と聞きました、紹介しておきます。とにかく、声を集めて、橋下さんに、考えを変えていただくように頼み込むしかありません。余計な中傷はやめましょう。この話は実態が大切なんです。実をとらないと意味がありません。

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署名はHPと共に、10月末にスタート、ネット署名で現 在約1400筆集まっています。目標は20000筆。街頭署名もしています。
「瓦礫受け入れやめて@大阪」HP:http://love-peace.from.tv/

以下は、主旨の全文です。

... 「東日本大震災による災害廃棄物の受け入れ拒否を求める署名
大阪府知事 様

 東日本大震災による災害廃棄物を、環境省の指導のもと全国の自治体で処分する
“広域処理”が行われようとしています。
放射性物質は焼いても無くならず、減っていくまで待つしかありませんが、それに
は数十年・数百年と、とても長い時間がかかります。
高性能の焼却炉を使って処分したとしても、放射性物質は人間のみならず多くの生
命の命・健康を悪化させ、生態系劣化も懸念されます。
災害廃棄物の受け入れは、震災の支援ではなく、安全な場所・食物の提供こそが、
関西からの真の支援だと考え、次のことを強く要請します

要請事項
私たちは、大阪府が、東日本大震災による災害廃棄物の受け入れを
拒否することを求めます。」

ネット署名版http://www.shomei.tv/project-1865.html
署名用紙、ダウンロードhttp://love-peace.from.tv/shomeiyoshi.pdf
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橋下大阪市長が政治目標を達成するためには、ガレキを受け入れないほうが得な事を伝えましょう。

2011-12-05 10:38:45 | 福島第一原発と放射能

 大阪の橋下さんについて、いろんな意見を頂いていますが、端的に言うと、彼がガレキを受け入れるというスタンスよりもを、これを政治的に受け入れないほうが、彼自身の政治目標の達成のためには、実は有利ということを覚ってもらう事に尽きると思います。東京や政府の認識が、非常に不安定な政治情勢の中で、ガレキをあえて受け入れていくことが、おそらく全国的にもメリットがあると、彼は誤認していると僕は思います。現行の政府・東京へのスタンスを考えると、受け入れないほうが、意味があるということを伝えること。ありていに言えば、得だということです。さらに放射性物質は基本的に拡散しないことが大切だという当たり前の原則を、何とかして本人に伝える努力をするということです。彼とけんかして、対峙する人がいますが、あんまり意味がないです。そうしたら、単純にガレキを持ち込まれて終わりです。どう本人の意識を変えるがポイントです。

 大阪府の職員や大阪市の職員は違います。言われて動くだけの認識が甘い人が多いです。こういうところには、受け入れがいかに近畿にとって、さらに日本全体にとってメリットがないかを、きちんと伝えるしかありません。そこにしか、本質はありません。

また、いくつか頂いているメールをご紹介しておきます。

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☆橋下さんに、みなさんから働きかけてください。ガレキ阻止のために。
 
橋下さんは知事時代に瓦礫受け入れを表明されています。
また、今回の選挙では脱原発を掲げて大阪新市長に。
 
橋下さんの瓦礫受け入れ表明を。ぜひとも考え直していただくように働きかけたい。
キエフ並みに放射能汚染されている東京。遷都も妄想ではありません。政治経済の中心になりうる大阪を放射能からることは、勿論大切です。しかもそれだけではありません。
 
橋下さんの今の大きな影響力は潜在的に瓦礫受け入れを考えている
市町村の強力な追い風となるでしょう。
そうすると、またたく間に日本中が放射能漬けなるでは!?。
この悲劇をなんとしても止めなくてはなりません!!
 
橋下さんを非難するのでなく、彼の実績を評価した上で
瓦礫受け入れを考えなおしてしてくださるよう働きかけをしてください。、
 
被災者によりそうことは、ガレキ受け入れではなく、人を受け入れること。
また橋下さんの独創的な想像力と行動力で本当の援助を要望しましょう。
 
放射能汚染から大阪を守ることが「大阪都構想」の実現につながり、
大阪市民や近畿地方の安全を守るということに留まらず日本を救う大きな力に!
橋下新市長には
このような大切な責務があることに気づいていただけるように
 
思考停止、完全に麻痺状態の政府に変わって、
橋下さんが
全国にガレキ受け入れ拒否を表明していただけるようにお願いをしてください。
 
 
ひとりひとりは小さな点ですがみんなで力をあわせれば線になり面となります。
 
そして、おおきなうねりに。みなさんのお知恵と力を貸してください!
 
これ以上。放射能を拡散させないために!これ以上、負の遺産を広げないために!
 
   
働きかけてください。。

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みなさんご存じのとおり、大阪では、11月27日に府と市の長を決めるダブル選挙がおこなわれ、維新の会が両方を制しました。

報道では、ほとんど争点にはなりませんでしたが、維新の会は、がれき受け入れを推進しているので、がれき受け入れは、みなの知らないところで一気に現実味を帯びたのです。

そもそも、がれき受け入れの話は、4月に橋下さんが前知事のときに指示したことに始まっています。
それを受けて、府「がれき検討会」開催され、受け入れの為の基準作りが、ちゃくちゃくと進められています。

私たちの健康と、将来について重大なことが決定されようとしているのに、府は、広報をまったくさぼっていて、府民のほとんどは、この事実を知りません。
マスコミもしかりです。
検討会は、12月7日で5回目を迎え、委員となった4人の物理学者が、子供を含む市民、焼却場で働く人の被ばく許容量を算定しています。

大阪は、3月の爆発のフォールアウトを奇跡的に免れた非汚染地帯で、西の中心都市です。大阪に、放射性物質が付着している可能性のあるがれきを、わざわざ運んでくる道理は全くありません。府の要請を受けて大阪市から、がれきの焼却が始まると、府下で、西日本で一気に広まる可能性があります。焼却灰の高濃度汚染物(8,000bq/Kg100,000bq/Kg)は、コンクリートで固めて大阪湾で埋め立てる予定です。

府と、何回か話し合いの場を持ちましたが、「ちゃんと測ってやれば大丈夫。」「汚染の少ないものなら問題ない。」「少しくらいの被ばくは仕方ない。」という、非常に甘い認識でいます。何かといえば、「知事が決めたことだ。」と逃れます。

福島をはじめ、関東圏から大阪に避難してきている人がたくさんいます。海外は、放射能の危険性をシビアに見ています。関西も汚染が進むと、海外との取引も難しくなってくる可能性は、大いにあります。放射能汚染のダメージは、橋下さんの想像以上に深刻なものになるでしょう(彼は、まだ、このことに気が付いていません)

橋下さんは、大阪都構想を実現したいならば、がれき受け入れは諦めなければいけません。
西の空気と土と、海を守るために、みなさんの声をお願いします。


・大阪府  電話:0669108001、環境局直通:06−6210−9562 
 ご意見(メールフォーム):https://www.shinsei.pref.osaka.jp/ers/input.do?tetudukiId=2011060007
 
・大阪市  電話:0643017285、  市民の声(メールフォーム):https://sc.city.osaka.lg.jp/mail/opinion.cgi 
 
橋下さんへご意見は、「大阪
維新の会」へ 電話:0661205581 Fax:0661205582

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仙台の講演会参加希望者殺到のため、会場を変更、開始時間も早まりました。会場は三倍の定員に拡大しましたが、残り四十の席と聞いています。

12月13日(火曜日)
9時半開場10時講演会開始11時45分終了
定員 180名(お子さんのお席含みます)

会費 500円

エルパーク仙台 セミナーホール
〒980-8555 仙台市青葉区一番町4丁目11番1号
旧141ビル(仙台三越定禅寺通り館) 5階・6階

地下鉄:仙台市営地下鉄南北線 勾当台公園駅下車
(南1番出口より地下道で連結)

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木下黄太講演会IN松坂「福島第一原発事故の今」
 
日時 : 12月12日(月曜日) 18時30分開演

 

場所 : 松阪市カリヨンプラザ 3階 市民活動センター
          松阪駅から歩いて10~15分。駐車場(有料)もございます。

 

参加費: 一人500円

 ※託児のご用意できませんが、お子様連れでのご参加もお待ちしております。

ご予約•お問い合わせ
「木下黄太講演会 in 松阪」実行委員会
veludo
 
usagi@yahoo.co.jp

人数把握のため、参加される方のお名前とお住まい(市町村名)、お子様連れの有無、当日の交通手段をお知らせください。

 

 




アメリカ政府のHPで、ストロンチウムやα線核種が、首都圏に存在していることが確認されました。

2011-12-04 01:37:15 | 福島第一原発と放射能

http://energy.gov/situation-japan-updated-102111
http://www.data.gov/raw/5270 空間ダスト
http://www.data.gov/raw/5271 土壌
http://www.data.gov/raw/5272 
 http://www.data.gov/raw/5273 

 アメリカ政府のホームページで、ストロンチウムやβ線核種、α線核種が広域に存在していることが確認されました。目黒、赤坂などで、危険な核種が存在しています。これは、確認されているということです。しかし、このデータの数字の解析をどう考えるのかは微妙なぶぶんがあります。元々、米軍の元関係者は「本当のデータはたぶんでていない。これは、見せられるものだけだろう」と話しています。こういうときに、なかなか実際のデータは出てくるものではありません。しかしながら、それでも、α線核種、β線核種がかなり出ていたということです。

 この数値の換算は、いくつかのデータでトライしましたが、採取方法の違いや計測違いが大きく、参考資料としてなるのが、限界な気がしました。それでも、ストロンチウム89、さらに危険なα線核種、β線核種の存在がはっきりしてきました。僕らが従来から、話していたことの裏づけにはなると思います。このデータの分析は続報があれば、お伝えします。

本日から木曜日まで、僕との携帯電話の通話が基本的にできないです。メールの返信も遅れる可能性がありますので、ご了解下さい。

三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力、僕にメールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp  

  

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こんばんは。お役に立てるかどうかもわかりませんが、身の回りの出来事を書かせていただきます。


 
 

 
【都内 墨田・江東区 子供】
○ 江東区の小学校に通学している墨田区在住の2年生が、先週嘔吐高熱で早退。3日間寝込んでいました。マスク食材気をつけて内部被爆を極力避けていたお子さんです。外体育なし。

 
○ その江東区の小学校の同じクラスの参観日、ママがあまりの咳してる児童の多さに愕然。そのクラスで弁当持参とマスクは、そのお嬢ちゃん一人だけです。

 
【都内 港区 小学生2−3年生】
○ 男児・・・口内炎が治らず(マスク、弁当、外体育あり)・・・相当深刻だそうです
○ 男児・・・打ち身のあとが痣になり、なかなか消えない事にママが気づく(マスクなし、弁当、外体育あり)
○ 男児・・・頭痛、腹痛を常に訴える(マスクなし、弁当、外体育あり)
○ 男児・・・不機嫌、不調(明らかに初夏以降)・・・あくまで参考情報ですが
○ 女児・・・鼻血これまでに数回。
○ 女児・・・かさぶたを引っ掻いたとき、さらさらの出血があり、押さえても押さえても止まらない

 
【我孫子市 小学1・3年生 女児の姉妹2人】
○ 鼻血・下痢症状 断続的に継続中 ママはPTA役員であり問題意識も高く、校長に申し入れ、給食は9月から避け、外体育も校長室で自習。ただマスクなし。子供さんが弁当をいやがり、残してばかり。線量が高い地域であるので、学童(外遊びになるため)をやめ、代わりに水泳を習うなど可能な限り自衛しているが、鼻血は今でも頻発、と。

 
【横浜市保土ヶ谷区 大学生 20代前半】
○ 下痢・胃腸炎症状、肺炎、風邪気味。知る限り4名。男性。 ・・・まるで意識がなく、被爆を防ぐ工夫は皆無。マスクももちろんなし。食事も外食主体。

 
***************
以上のような状態です。

 
小学生の情報は、学校でも話題になるし、ママの間でも懸念はあるようですが、とても言い出せないような状態です。やっと寒くなりマスクはどうどうと出来るようになりましたが、春夏の間は、本当にたいへんでした。5月には海辺の遠足で、海水や砂浜でどろどろになって遊ぶようなプログラム。秋の遠足も、土ぼこり舞う代々木公園での自転車など、大半を休ませたりして可能な範囲で自衛していますが、限界があります。

 
給食献立は、11月は見事にキノコオンパレードで、弁当ですので、摂取はしないですんでいますが、文科省ー教育委員会のあまりのいい加減さに日々ほぞをかむ思いです。

 
都内にいて、マスクもしないで普通の生活をしていました。17日夜の新幹線で逃げました。私が遅ればせながら17日に疎開を決意決行できたのは、16日に、職場のアメリカ人の仲間が「逃げないの?もう米国人はみんないませんよ、僕も今晩帰国しますよ」と一言ささやいてくれたからなのです。

 
近所の財務省キャリアの奥様のところは、卒業式もパスしてきちんとお嬢様を西に逃がしていらっしゃいました(財務省だけに情報をお持ちだったのかどうかはわかりませんが)。

 
どう考えても最近、周りであまりにもへんなことが続いている次第です。なにとぞ、なにとぞ宜しくお願いいたします
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  症例報告サイト「みんなのカルテ」にも書き込んでください→https://sites.google.com/site/sos311home/

 

 

 ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、放射性物質の少ない場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます

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定員をすでにオーバーしたため、近隣で会場が変更になる可能性があります。

木下黄太講演会in仙台

日時:12月13日(火) 10:00開場 10:30〜講演開始 質疑応答含め二時間半程度

会場:エル・ソーラ仙台 大研修室アエル28F

参加費:500円 定員:60名 要予約 主催:未来へつなご〜会  

申込:tsunago_mirai@yahoo.co.jp

 

 

木下黄太講演会 in 松阪 「福島第一原発事故後の今
                   

日時 : 12月12日(月曜日) 18時30分開演

 

場所 : 松阪市カリヨンプラザ 3階 市民活動センター
          松阪駅から歩いて10~15分。駐車場(有料)もございます。

 

 カンパ: 一人500円

 

※託児はご用意できませんが、お子様連れでのご参加もお待ちしております。

ご予約•お問い合わせ
「木下黄太講演会 in 松阪」実行委員会
veludo
 
usagi@yahoo.co.jp

人数把握のため、参加される方のお名前とお住まい(市町村名)、お子様連れの有無、当日の交通手段をお知らせください。
参加される方が会場のキャパシティを超えた場合は、会場を変更することも考えています。その場合は主催者よりご連絡差し上げます。

 

  


すでにチェルノブイリ・ハートはフクシマ・ハートとなり始めている現実の報告

2011-12-03 14:15:44 | 福島第一原発と放射能

厚生労働省のHPに患 者調査という様々な疾病の患者数が記載されていま す。
http://www.mhlw.go.jp/ toukei/saikin/hw/kanja/ 10syoubyo/ suiihyo-mokuji.html
しかし今年の患者調査から福島県と宮城県の一部は除外さ れるそうです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/ shingi/ 2r9852000001ru9f-att/ 2r9852000001rur6.pdf

僕たちの医療ネットワークに在籍する医師は「チェルノブイリ事故から3年間、ソ連当局はWHO人口動態調査をやめてしまいデータを隠蔽してしまったそうですが、日本でもそれと同じ動きが出ています。」と書いています。こうしたことが、恒常的におこなわれると国が機能せずに、隠蔽構造に走りはじめているということです。統計をとらない理屈が他にありません。

 こういう隠蔽が恒常化はじめるのは、それは、現実に次のような事例が起こり始めているからです。チェルノブイリ・ハートならぬフクシマ・ハートという事態。心臓に穴が開いている状態で生まれてきているお子さんの報告が届きました。郡山での話です。フクシマハートネットワークというグループも立ち上げるそうです。そのブログの紹介文と僕に届いたメールです。

http://ameblo.jp/orionorio3/entry-11094876444.html

「フクシマに生まれる子供達の未来を守るために、私たちは目を見張り耳をそばだてていなければならない。我が息子は、先天性心室中隔欠損症という重荷を背負って、2011年10月に予定よりも1ヶ月も早く生誕しました。私たち以外にも甲状腺に異常をかかえて生まれた赤ちゃんも居ます。
分娩異常(早産など)も含めて、通常では起こらないことが子供や母体に起こっていると感じている方、ご連絡をください。情報を共有して困難に立ち向かいましょう。メーリングリストにご参加ください。コメントお待ちしております。」

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医師から告げられた病名は
VSD 心室中隔欠損症 
10月上旬に出産、一ヶ月ほどの早産でした。
出生時の体重は2700g台。
病院は他県(現在の避難先)です。
NICUに2週間入院し、現在は自宅にて養育。
おかあさんは、三月下旬に妊娠が発覚するまで、屋外にはあまり出ていなかったようですが、
三月二十一日の雨には少しあたられてしまったようです。また、屋内に居ても、郡山市内の線量は尋常なレベルではありません。放射性物質の降下もかなり多いです。
ある専門家は「細胞分化の早い時期で、まさにチェルノブイリ・ハートに合致する症状。ただし東北では、同じ症例は以前からあるので、断定はできない。ただし、状況から考えて放射能による可能性は高い。」とコメントです。

こうした症状がおきていることをいろんな形で公にならない感覚に、福島県内の皆さんが立たされている気がします。放射能被害を国や福島県、東京電力に認めさせなければなりません。皆さんの中でも是非連帯を深めてください。

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 三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力、僕にメールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp   

  症例報告サイト「みんなのカルテ」にも書き込んでください→https://sites.google.com/site/sos311home/

 ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、放射性物質の少ない場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます

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木下黄太講演会 in 松阪 「福島第一原発事故後の今
                   

日時 : 12月12日(月曜日) 18時30分開演

 

場所 : 松阪市カリヨンプラザ 3階 市民活動センター
          松阪駅から歩いて10~15分。駐車場(有料)もございます。

 

カンパ: 一人500円

 

※託児はご用意できませんが、お子様連れでのご参加もお待ちしております。

ご予約•お問い合わせ
「木下黄太講演会 in 松阪」実行委員会
veludo
usagi@yahoo.co.jp

人数把握のため、参加される方のお名前とお住まい(市町村名)、お子様連れの有無、当日の交通手段をお知らせください。
参加される方が会場のキャパシティを超えた場合は、会場を変更することも考えています。その場合は主催者よりご連絡差し上げます。

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木下黄太講演会in仙台

日時:12月13日(火) 10:00開場 10:30〜講演開始 質疑応答含め二時間半程度

会場:エル・ソーラ仙台 大研修室アエル28F

参加費:500円 定員:60名 要予約 主催:未来へつなご〜会  

申込:tsunago_mirai@yahoo.co.jp

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仙台で講演会の開催が決定しました。被災地に放射性物質がある事を話に伺います。

2011-12-02 14:24:40 | 福島第一原発と放射能

木下黄太講演会in仙台

日時:12月13日(火) 10:00開場 10:30〜講演開始 質疑応答含め二時間半程度

会場:エル・ソーラ仙台 大研修室アエル28F

参加費:500円 定員:60名 要予約 主催:未来へつなご〜会  

申込:tsunago_mirai@yahoo.co.jp


放射性物質が付着していないガレキの選別は、産業廃棄物処理の世界では無理です。

2011-12-02 10:11:48 | 福島第一原発と放射能

 何度もかきますが、産業廃棄物の処理を根幹から分かってない人達が多すぎます。産業廃棄物の処理は、ずさんなものです。元々そういうものです。その処理が今回のガレキ処理、きわめて大量の廃棄物になっている。その上に適正な放射性物質なのかどうかまで管理するのは、現実にはありえない話なんです。こんなことは、少し産業廃棄物の世界を知っていれば、分かる話です。善意という幻想で、すべてが解決するという感覚がありえないのです。行政的な立場の人間がそれを言うのは、もはや自分の別の立場を優先しているということです。善意ですむ話ではない。善意の名の下に、別のエリアが汚染される現実は避けるべきと言っています。しかも、8000Bq/kg に届かなければ大丈夫とご意見される人までいます。このレベルの汚染物を焼却して、大丈夫な担保はありません。

 今回の一連のコメントは本当におかしなものが入れ替わり立ち代りきます。一般の人のコメントやいつものネットの嫌がらせと違う感じのものです。ちょっと不思議な感じです。政治的な感じです。


ドイツ放射線防護協会による「フクシマ」原発事故関連に関する報道発表(ガレキ処理関連も)

2011-12-02 08:46:45 | 福島第一原発と放射能

ガレキ処理を目的として、全国にガレキ処理をさせることを止めるように放射線防護協会は求めています。放射性物質は拡散させてはいけないのは、基本中の基本です。こんな当たり前のことも、理解しない政治家、官僚、自治体職員、マスコミはおろかです。美名の名の下に、放射性物質を拡散させることは、本当におろかな行為です。取り返しがつきません。この全文もよく読んでください。

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放射線防護協会

Dr. セバスティアン・プフルークバイル

2011年11月27日 ベルリンにて


報道発表


放射線防護協会:

放射線防護の原則は福島の原子炉災害の後も軽んじられてはならない。


放射線防護協会は問う:

住民は、核エネルギー利用の結果として出る死者や病人を何人容認するつもりだろうか?


放射線防護においては、特定の措置を取らないで済ませたいが為に、あらゆる種類の汚染された食品やゴミを汚染されていないものと混ぜて「安全である」として通用させることを禁止する国際的な合意があります。日本の官庁は現時点において、食品の範囲、また地震と津波の被災地から出た瓦礫の範囲で、この希釈禁止に抵触しています。ドイツ放射線防護協会は、この「希釈政策」を停止するよう、緊急に勧告するものであります。さもなければ、日本の全国民が、忍び足で迫ってくる汚染という形で、第二のフクシマに晒されることになるでしょう。空間的に明確な境界を定め、きちんと作られ監視された廃棄物置き場を作らないと、防護は難しくなります。「混ぜて薄めた」食品についてもそれは同じことが言えます。現在のまま汚染された物や食品を取り扱っていくと、国民の健康に害を及ぼすことになるでしょう。


焼却や灰の海岸の埋め立てなどへの利用により、汚染物は日本の全県へ流通され始めていますが、放射線防護の観点からすれば、これは惨禍であります。そうすることにより、ごみ焼却施設の煙突から、あるいは海に廃棄された汚染灰から、材料に含まれている放射性核種は順当に環境へと運び出されてしまいます。放射線防護協会は、この点に関する計画を中止することを、早急に勧告します。


チェルノブイリ以降、ドイツでは数々の調査によって、胎児や幼児が放射線に対し、これまで考えられていた以上に大変感受性が強い、という事が示されています。チェルノブイリ以降のヨーロッパでは、乳児死亡率、先天的奇形、女児の死産の領域で大変重要な変化が起こっています。つまり、低~中程度の線量で何十万人もの幼児が影響を受けているのです。ドイツの原子力発電所周辺に住む幼児たちの癌・白血病の検査も、ほんの少しの線量増加でさえ、子供たちの健康にダメージを与えることを強く示しています。放射線防護協会は、少なくとも汚染地の妊婦や子供の居る家庭を、これまでの場合よりももっと遠くへ移住できるよう支援することを、早急に勧告します。協会としては、子供たちに20ミリシーベルト(年間)までの線量を認めることを、悲劇的で間違った決定だと見ています。


日本で現在通用している食物中の放射線核種の閾値は、商業や農業の損失を保護するものですが、しかし国民の放射線被害については保護してくれないのです。この閾値は、著しい数の死に至る癌疾患、あるいは死には至らない癌疾患が増え、その他にも多種多様な健康被害が起こるのを日本政府が受理していることを示している、と放射線防護協会は声を大にして指摘したい。いかなる政府もこのようなやり方で、国民の健康を踏みにじってはならないのです。


放射線防護協会は、核エネルギー使用の利点と引き換えに、社会がどれほどの数の死者や病人を許容するつもりがあるのかと言うことについて、全国民の間で公の議論が不可欠と考えています。この論議は、日本だけに必要なものではありません。それ以外の原子力ロビーと政治の世界でも、その議論はこれまで阻止されてきたのです。


放射線防護協会は、日本の市民の皆さんに懇望します。できる限りの専門知識を早急に身につけてください。皆さん、どうか食品の閾値を大幅に下げるよう、そして食品検査を徹底させるように要求してください。既に日本の多くの都市に組織されている独立した検査機関を支援してください。


放射線防護協会は、日本の科学者たちに懇望します。どうか日本の市民の側に立ってください。そして、放射線とは何か、それがどんなダメージ引き起こすかを、市民の皆さんに説明してください。


放射線防護協会

会長

Dr. セバスティアン・プフルークバイル

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富岡さんのページより転載です。オリジナルのドイツ語の原文も、スキャンして掲載されています。翻訳はご友人によるものです。http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111130/1322642242

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今月12日に、三重県松坂で講演会。さらに翌日は仙台でも開催予定になっています。仙台も詳細を後日アップします。

木下黄太講演会 in 松阪 「福島第一原発事故後の今
                   

日時 : 12月12日(月曜日) 18時30分開演

 

場所 : 松阪市カリヨンプラザ 3階 市民活動センター
          松阪駅から歩いて10~15分。駐車場(有料)もございます。

 

カンパ: 一人500円

 

※託児はご用意できませんが、お子様連れでのご参加もお待ちしております。

ご予約•お問い合わせ
「木下黄太講演会 in 松阪」実行委員会
veludo
usagi@yahoo.co.jp

人数把握のため、参加される方のお名前とお住まい(市町村名)、お子様連れの有無、当日の交通手段をお知らせください。
参加される方が会場のキャパシティを超えた場合は、会場を変更することも考えています。その場合は主催者よりご連絡差し上げます。
 

被災地復興の美名で、ガレキ被曝を「痛み分けさせよ」というおぞましい善意のファシズム。

2011-12-02 01:17:51 | 福島第一原発と放射能

下記のようなコメントがきます。

あまりにも馬鹿馬鹿しいコメントですが、きちんとこちらから書いておきます。

放射性物質は、宮城にも岩手にも大量に飛散しています。8000Bq/kgまでというありえないくらい高い汚染程度のものまで、運んで焼却すれば、ほとんど放射性物質に汚染されていない地域は確実に汚染されます。確実に汚染のないものを識別することはきわめて困難です。この基準のものまでは、必然的に運ばれてきます。いいですか、今回由来の放射性物質がほとんどないところで、焼却すれば、確実に汚染が広がります。こんなことは小学生でも分かる話です。ガレキを受け入れるのなら、震災から避難してくる人を受け入れる、放射能から逃れてくる人々を受け入れることが大切です。ガレキの受け入れ反対と、このような人の受け入れの活動は、各地でリンケージがはじまっています。例えば、徳島、飛騨、福山などで、そうした動きはあります。 

汚染されていないエリアで、ガレキを受け入れていくと、その周辺地域にも汚染はひろがります。こういうコメントは本質的におかしいと思います。変な感じのコメントです。

被災地復興の美名の下で、ガレキ被曝を「痛みわけ」させよという人々の意識は愚かしいものです。愚かしいというよりも、おかしいというべきかもしれません。

こういう奇妙な善意の装いほど、おぞましいものはありません。僕にとっては、ファシズムという言葉に近い感覚です。

 

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「武雄市の樋渡市長の提案は、宮城県と岩手県のがれきを受け入れようというもので、放射線による住民への健康被害の心配が、まず、ないものを受け入れるというものです。これらのがれきも受け入れるのがダメだというのは、どういう科学的根拠があるのでしょうか。理解に苦しみます。
しかも、市や市長に抗議している人が市外の人が大半だということらしいですが、なぜ、市外の人が抗議するのかも理解に苦しみます。私は武雄市民として、樋渡市長という立派な人が市長であることを誇らしく
思いました。今回の提案は勇気ある英断です。放射線の人体への影響について、我々は闇雲に心配するのではなく、科学的な知識を持って判断することが必要です。武雄市広域圏以外の人は非科学的な見解を振り撒いて被災地復興に力になろうという武雄市民の邪魔をしないでもらいたいです。」

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さらに下記のようなコメントもきました。

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正論だと思いますが、どこが馬鹿馬鹿しく愚かなのでしょうか?
私も、このコメントの方と同意見です。
あなたは理屈ばかりで、何が仰りたいのか全く解りません

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こちらは理屈を言っているとコメントするなら、その理屈が何がおかしいのか、コメントするのが普通。せずに批判するレベルの低さです。理屈を言うということは、きちんとロジックではなしているだけ。端的にこの問題はおかしいと僕が言っているだけです。単純です。放射性物質は拡散させてはいけない。こんなことは当たり前の話です。

 

 

 

思想家、竹野内真里さんの少人数の都内勉強会は満員になりました。受付できません。

 


内部被曝問題について、都内で少人数の勉強会のお知らせ

2011-12-02 01:05:35 | 福島第一原発と放射能
 

先ほど満員になりました。これ以降はうけつけできません

 「放射能防御プロジェクト」が、内部被曝を考える勉強会を東京でおこなうそうです。この問題の思想家として知られる、竹野内真里先生を招いて、ひとつのクラスくらいの単位での勉強会です。僕は当日、都内におりませんが、関心が強く、勉強したい方はおいで下さい(相談会のような中身ではありません。そういう趣旨の方はご遠慮下さい。)。竹野内さんは、この類の問題の海外文献を翻訳し、多くの文献に目を通していらっしゃいます。

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抵線量内部被曝を海外の文献から学ぶ勉強会


「人間と環境への低レベル放射能の脅威ー福島原発放射能汚染を考えるために」を肥田舜太郎先生と共訳された竹野内真理さんを招いての学習会

抵線量被曝における人体への影響をバンダジェフスキー、ラルフ グロイブ、アーネスト スターングラス、の研究やニューヨーク科学アカデミーの「チェルノブイリ」等に学びながら日本の現状に照らして考察を深め、参加者の理論補強を目指します。

バンダジェフスキー
ベラルーシ地域の汚染被曝の影響について広範な研究を行った科学者

ラルフ グロイブ、アーネスト スターングラス
「人間と環境の低レベル放射能の脅威」あけび書房、
「赤ん坊を襲う放射能ーヒロシマからスリーマイルまで」新泉社、の著者

12月6日火曜日
18時半開場  19時から21時
豊島区民センター(コア.いけぶくろ)
第二会議室 池袋東口徒歩5分  http://www.toshima-mirai.jp/center/a_kumin/#nav_access

募集は30人限定になります。

沖縄より講師招聘の為交通費のカンパをご協力お願い致します。1500円。

主催 放射能防御プロジェクト

申し込み
件名に「6日戦略MTG参加」とお書きの上、参加者氏名、メールアドレスを書き込み下記にお申し込み下さい。

さらに、肥田舜太郎先生、竹野内真理さん共訳の「人間と環境への低レベル放射能の脅威ー福島原発放射能汚染を考えるために」3800円ご希望の方は、book希望とお書き下さい。

 
定員になり次第受付終了させていただきます。→終了です。

 

 


佐賀・武雄市長ガレキ提案断念。しかし皆さんのガレキ反対の声を押し潰したい朝日新聞の病。

2011-12-01 17:04:26 | 福島第一原発と放射能

 みなさんの声が多く集まって、佐賀の武雄市長は、ガレキ受け入れの提案を断念しました。こういう声をきちんとあげることは、とても大切です。皆さん、意味があることなんです。いろんな形でこうした動きを作っていくしかありません。皆さん、がんばりましょう。

 しかし、こうしたことを押し止めようとする、マスコミがあきらかに存在します。まず、問題なのは、なんと朝日新聞です。

 今回は、放射性物質が付着しているガレキの受け入れ反対の声が、普通に数多く寄せられていることに、佐賀の武雄市長が、自分の考えを押し通すことができなくなっただけなのは、客観的にあきらかです。この中に、文言のおかしい電話があったと主張して、市長が自分の立場を守りたいだけの発言をしているようです。こんなことは、明々白々です。この下らない言い訳を見出しにとって、脅迫が相次いだというイメージを植えつけようとする朝日新聞はいったい何をやっているのでしょうか。おきている事象を正確にみず、トレースしない。正直、他紙の記者よりも、例えば、読売の記者よりも、朝日新聞の記者は現場で、ひらばで取材を密にする人は、元々、少ないです。これは、現場を知っている感覚では常識と思います。ある意味、エリート意識の中で、記事を出している人が多い。今回は市長側に心理的に近い記者が、発表丸呑みで出稿している感じでしょう。それを、さらにデスクが扇情的な見出しをつけて、住民や市民が声をあげることを押し止める役割を果たそうとしています。ひどすぎます。こうした人々の思いも理解しないし、放射性物質の危険もきちんと認識しない、なのに良心的な見せ掛けだけをごまかして続けようとする新聞は、保守側の新聞よりも、実は本質に悪質です。その病は深いです。

 「放射能防御プロジェクト」の土壌会見も朝日新聞は取材にも来ていません。TBSや読売新聞は取材し、ニュースにはしています。最低限の基本取材もできていません。自分たちの立場が本質的におかしくなるスタンスを、この放射能被曝問題について、取り続けている状況が、他紙よりも実は酷いということを、朝日新聞は、いい加減に気づくべきと僕は思います。

 

以下は朝日の記事の引用です。

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佐賀・武雄市、大震災がれきの受け入れ撤回 脅迫相次ぎ

東日本大震災で発生したがれきの処理について、佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は1日、これまで表明していた受け入れ方針を撤回すると発表した。この日開会した12月定例市議会の冒頭、「電話などで市職員や市民への脅迫行為が続いているため」と撤回理由を説明した。

 がれきの受け入れについては、樋渡市長が11月28日、同市など3市4町でつくる広域市町村圏組合の首長会議(12月6日)に提案し、了承を得た上で、放射線量の独自基準を設けて受け入れる方針を示した。

 だが、受け入れ方針が報道されると県内外から電話やメールで約千件の意見が寄せられた。大半が批判や抗議で、「受け入れたらお前たちに苦しみを与える」「市や市民主催のイベントを妨害する」「武雄市産の物品の不買運動をする」などの脅迫もあったという。

 受け入れ方針の撤回を受けて、6日の広域市町村圏組合の首長会議は中止が決まった。樋渡市長は「市民や職員の安全や安心を考えたら、見過ごせないため断念した」としている。

 環境省の全国調査では、がれき処理の受け入れを決定済みか検討中の市町村や一部事務組合が54(11月2日現在)にとどまり、放射性物質への懸念などから4月時点と比べて10分の1に激減するなど、全国で撤回の動きが相次いでいる。

 佐賀県によると、環境省からの照会を受けて4月、がれきを受け入れ可能な自治体を調査。その結果、県内の4市1町が計1万2千トン分、一部事務組合2団体が1万1千トン、民間業者2社が2万トンのがれきを「受け入れ可能」と回答した。ただこの時点では「放射性物質が含まれている可能性があるがれき」という前提がなかった。

 10月に放射性物質を考慮した上で再調査を実施したが、結果について県循環型社会推進課は「国も個別の自治体を公表していないため、コメントは差し控える」としている。

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今月12日に、三重県松坂で講演会。さらに翌日は仙台でも開催予定になっています。仙台も詳細を後日アップします。

木下黄太講演会 in 松阪 「福島第一原発事故後の今
                   

日時 : 12月12日(月曜日) 18時30分開演

 

場所 : 松阪市カリヨンプラザ 3階 市民活動センター
          松阪駅から歩いて10~15分。駐車場(有料)もございます。

 

カンパ: 一人500円

 

※託児はご用意できませんが、お子様連れでのご参加もお待ちしております。

ご予約•お問い合わせ
「木下黄太講演会 in 松阪」実行委員会
veludo
usagi@yahoo.co.jp

人数把握のため、参加される方のお名前とお住まい(市町村名)、お子様連れの有無、当日の交通手段をお知らせください。
参加される方が会場のキャパシティを超えた場合は、会場を変更することも考えています。その場合は主催者よりご連絡差し上げます。
 
 

 

Yahoo!JAPAN

国も、東電も、専門家も、ウソをつきつづける日本。メルトスルーもホールボディカウンターも。

2011-12-01 02:59:11 | 福島第一原発と放射能

 福島県郡山市から、8月末に、三重県に避難している女性で、au携帯メールで僕に送信した方へ。返信ができません。設定を変えてください。もう一度メールしてください。

 毎日、毎日、あまりにも頭の悪いうそばかり見せつけられているので、本当に嫌になります。メルトスルーしているのは、当の昔に明らかですからその燃料はどうしようもなくなっていることは、これまた、明らかです。何センチでとどまっているかのごとく、ウソの言い訳を続けている東電や国は、頭がおかしい人達の集合体ですし、良心のかけらはまったくない連中ばかりです。本当に、腹が立ちます。反吐が出ます。はっきりしていることは、核燃料のほとんどは、格納容器外に出ていることです。国や東電の説明は、まだまだ、ウソばかりで、核燃料は、燃料そのものが、水から海中に溶け出しているだけでなく、かなり広範囲に空間にも飛散していると考えてよいと思います。恐らく、最低でも、柏近辺、東葛地域くらいまでは、核燃料そのものが、飛散していると僕はみています。この点については、公的機関が、プルトニウムを検出しているという情報もあります。

 恐らく、爆発事象がおきた号機では、ほとんどの核燃料が外部に出てしまっていると思いますし、この中身をきちんと確認していくことで、ウラニウムなどの核燃料そのものが飛散した範囲は、「直ちに」住めないことは確定していくと思います。福島が「直ちに」住めない場所であることは勿論、東葛地域も、そうした状況にあると思います。セシウムが大量にあるだけでなく、どうにもならない各種の放射性物質が、そのまま落ちている状態で大丈夫と考えることが、ありえない話です。こうした、放射性物質、核燃料そのものの飛散状況を政府が認めて、国民に明示しない限り、何にも始まりません。いったいいつまでウソをつき続けるのか。どれだけの人がこのウソのために傷ついていくのか、腹立たしい限りです。

 さらに、政府の頼みの綱だった、吉田所長の入院は、福島第一原発の処理スキームの崩壊の映し鏡です。彼が被曝症状かどうかともかく、原発事故対応に本質的に敗れたのが、明確化したことには変わりはありません。彼以外に対応できる人材はすぐみつからないでしょう。こういう状況で、僕は本質的な解に、今の日本政府が、このままの政治体制で到達する可能性はゼロだと思います。日本政府の政治体制の変革は必須です。

 福島に入った医療関係者が長崎大学のホールボディカウンターで検査し、最大で15ミリシーベルトなので、健康に影響はないという報道がされています。何度も言いますが、ホールボディカウンターは、全身で何ベクレルという単位で見るものです。体の内部にある放射性物質は、その計測の単位、ベクレルで表記すべきです。換算して、外部線量的なイメージのミリシーベルトに直すことで、本質を見えなくする発想です。そもそも、それがおかしい。このミリシーベルトだと相当な放射性物質があるはずです。これが全身で何ベクレルか出すべきです。そうしたことをごまかし続けて、体内にある放射性物質の問題をはっきりしめさない発表など、本質的な話ではありません。専門家がどこまでごまかすのかと思います。馬鹿か恥知らずです。ごまかすな。内部被曝は尋常な話ではありません。

 本当に腹が立ちますが、国も、東電も、専門家も、共犯関係です。おまえたちがうそを言い続けて、本質を国民から遠ざけて、それによって情報の格差が発生し、情報が取りきれなかった人のほうに多大な被害が出て行く構図です。こうしたことをおこなった人間が、だれがどういうことをしたのか、これは政治家も、官僚も、東電幹部も、専門家も、「戦犯」として裁かれる構図にしなければならないと僕は思います。戦争法廷と、本質的には同じことです。

 きょうから、年末、十二月になりました。こんな緊張感のある師走ははじめてです。