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「チェルノブイリの最悪汚染地で、白血病はどの程度増えたのか?」必読書『チェルノブイリの長い影』より。

2015-08-26 12:47:27 | 福島第一原発と放射能

 

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 チェルノブイリの最も汚染された地域では、白血病やリンパ腫などの状況がどうだったのかを、確認してみたいと思います。

こうした情報なども含めて、チェルノブイリの現況を、ウクライナの医療従事者らが書いた著作が、それほど長くない本としては、最もよくわかります。

ウクライナ軍事医学研究所副所長のオリハ・ホリシナ博士(下記写真)による著作。

『チェルノブイリの長い影』です。

翻訳書も出ていますが、ホリシナ博士本人がこのデータに関して、極力無償配布を希望していたため(直接伺っています)、僕達のグループで、国会が翻訳したデータをそのまま、WEBで公開しています。

下記に全容がありますので、まだ読んでいない方は、下記より、『チェルノブイリの長い影』全文のデータをダウンロードして、紙に印刷してお読み下さい。

http://nucleardisaster.web.fc2.com/01.html

来週末に、「福島で白血病は本当に多発しているのか?」とのタイトルで、福島からの報告者を招いて、東京と京都で、トークセッションを行う事になります。

この前提として、チェルノブイリがあるウクライナで、被曝問題を懸念して最も活動しているホリシナ博士の著作で伝えられている状況を確認しておいて欲しいと思います。

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1980~1985年、1986~1991年および1992~1997年にみる最も汚染された区域の白血病およびリンパ腫の平均標準疾患指標(10万人当たり)

上から順に、白血病およびリンパ腫、リンパ肉腫および細網肉腫、ホジキン病、複数の骨髄腫および免疫増殖性新生物、リンパ性白血病、骨髄性白血病、その他の白血病。

 明らかに、予想されていた症例数と、実際に観察された症例数との不一致は、チェルノブイリの影響は小さくなるどころか、さらに強くなり、予想も予測もしなかった影響を及ぼしてきており、依然として及ぼし続けていることを示すものであった。チェルノブイリの教訓を取り入れ、予測値が高まった放射線リスクの新たな現実モデルを開発するための包括的でひたむきな努力を行うことが不可欠である。

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もともとの発生数の1.5倍程度、50%程度増えている時期があることは、このデータからもわかります。

これを、ホリシナ博士らは問題視しているということです。

日本の白血病に関しては、下記のように言われます。

急性骨髄性白血病  10万人に6人  
急性リンパ性白血病  10万人に1人  
慢性骨髄性白血病  100万人に5人 
慢性リンパ性白血病 10万人に1~3人

勿論、疫学データ提供はありませんが、こういう内容も踏まえて、東京と京都で、来週末に連日開催します。

 

トークセッション「福島で白血病は本当に多発しているのか?」においで下さい。

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東京開催は座席数は多くないため、お早めにお申込下さい。  

世田谷 【9/5(土)夜 「福島で白血病は本当に多発しているのか?」】

 福島県からの報告者(県内避難者)を招き、現地でおきている状態に関して、皆さんに伝えます。 あまり語られない白血病の実態。そしてチェルノブイリなどとの比較は? 被曝による健康被害を追い続ける木下黄太のトークを交え、最新情報とのリアル・セッションで、お届けします。 

 18:15開場 18:45~20:45

奥沢区民センター第一会議室(自由が丘駅徒歩9分。奥沢駅すぐ。世田谷区奥沢3-47-8)

申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/325194/

現地からの報告:木幡ますみ氏(福島県民 県内避難者) 

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京都 【9/6(日)午前 「福島で白血病は本当に多発しているのか?」 】

福島県からの報告者(県内避難者)と医療系ゲストに木下黄太も交えて、最新情報とのトリプルセッションを京都で開催します。 

9:15開場 9:40~11:40

ひと・まち交流館 大会議室  (下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1。河原町五条下る東側)

申込み&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/325604/

現地からの報告 木幡ますみ氏(福島県民 県内避難者) 

トークゲスト 薬剤師 井上玲氏(都内公立病院で抗がん剤治療関連業務も担当、現在は関西に避難移住) 

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