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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「夫が心停止して脳死状態」妊娠したばかりの女性から午前2時に鳴る電話、東京東部。風力発電で警察密告。

2014-07-24 10:40:36 | 福島第一原発と放射能

 

【 マレーシア機をウクライナ東部上空で撃墜、この空域を事前回避した航空会社、飛び続けていた航空会社 】

【 伊豆・伊東市で相次ぐ若い突然死、更に「こんなことは今まで無かった」多数回、葬儀に参列する異様 】

【 滋賀県知事選挙の分析、僕が付け加えておくこと 】

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被曝なのかどうなのかということは、答えがでない問いかけになることも多いです。

福島でおきていることはおかしいと思っていても、そのことが、我が身に関係のある場所でおきているとはおもえなかった、そういう東京人も、やはり多いと思います。

この女性もそのうちの1人でしょうか。

彼女からは名前を名乗らずにきのう初めてメールが来ました。

僕は知らないアドレスから。

切迫した文章から、ご本人と話さないわけには行かないだろうと折り返しました。

そのやりとりをしていて、きょう午前二時を回りこんだ時刻に、ぼくの携帯電話が鳴りました。

まったくやりとりをしたことのない方です。東京の東側に在住している女性。

「木下さんのことは、きのう初めて知ったのです。夫が倒れたんです。」そう切り出す彼女。信頼している人物(その人も僕は存じません)がいて、その人物から僕にアクセスするように言われたんだそうです。よく知らない僕に対して、ご本人の断片的な言葉は続きます。

「夫は3月に勤務先の健康診断で産業医にこぼしていたようです。辛いと。でも特に何もなかった。」

「5月には病院に行きました。循環器系の病院と思います。心臓がおかしいと。いろいろ調べたみたいですが、なにもでなかったのです。」

「去年から今年になって、急に出張が増えて、西の遠隔地に毎週、出張していました。だから、負担があったことは間違いないと思います。」

「先月末に突然心停止しました、蘇生はしたんですが、救命措置にも何か落とし穴があったようで、彼は結局脳死状態になっています。」

脳死状態なのですが、伺っているとすでにそれよりも、身体状況は厳しくなっていて、全く予断を許さない状態でした。

彼女は、ご自身の縁が福島にあり、東京の電力の為に、原発事故で福島が犠牲になっていることをいつも心苦しくおもっていたそうです。「美味しんぼ」騒動を知っても、たぶん現実におきていることだろうとは認識してはいたそうです。福島の事象としては。

「東京東部でも、放射能の影響がありうるという感覚はなかったんです。でも、そういわれてみれば、私は、原発事故後に、2回妊娠しているのですが、実は2回とも流産でした。そしていまは、ようやく授かったばかり、おなかにいる子供を、なんとか護りたいとそう思っているのです。」

突然、いろんな形で、追い詰められている彼女。

「他にも身近な親族で、突然顔が膨れ上がったことが最近あって、何か変とは思っていたんですが、夫のこの事態がおきるまで、放射能の事は考えていませんでした。」と。

 この突然の心停止が、被曝の影響かどうかは確実にはわかりません。でも未明にこういうやりとりは続きました。この女性は、本来は仕事もされていて、むしろ医療知識などは、ふつうの主婦とはまるで異なり、一定以上有する立ち位置の方でした。

 被曝というのは、確かにその人の弱い部分を追い詰めることは間違いないのですが、個別の事例がどうなのかという解き明かしは難しいです。

 しかし、そうした何かがおきた時、身近な事象のつじつまのあわなさから、人は考え始めていることなのでしょう。

彼女も、いくら厳しくても、リアルには向き合うしかない筈です。

僕はそう思って、割と長い間、話を続けていました。

 

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朝日新聞のスクープです。

岐阜県警が風力発電建設を巡って、反対側住民関連の情報を、中部電力子会社に漏らしていたことが、内部文書で判明したそうです。下記よりの引用です。

http://www.asahi.com/articles/ASG7R4G3MG7ROIPE01H.html

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県警、反対住民の情報漏らす 発電所巡り中部電子会社に

編集委員・伊藤智章、渋井玄人

2014年7月24日05時53分  

 岐阜県大垣市での風力発電施設建設をめぐり、同県警大垣署が事業者の中部電力子会社「シーテック」(名古屋市)に、反対住民の過去の活動や関係のない市民運動家、法律事務所の実名を挙げ、連携を警戒するよう助言したうえ、学歴または病歴、年齢など計6人の個人情報を漏らしていた。朝日新聞が入手した同社の内部文書でわかった。地方公務員法(守秘義務)違反にあたる可能性もある。

 

 シーテックは大垣市上石津町と同県関ケ原町に16基、最大出力4万8千キロワットの風力発電施設の建設を計画。低周波による健康被害などを心配した上石津町の上鍛治屋地区(46戸)は2月、測量に伴う同社の立ち入り反対を決めた。

 

 朝日新聞が入手したのは、同社地域対応グループと大垣署警備課長らとの協議内容をまとめた「議事録」で、2013年8月7日、14年2月4日、5月26日、6月30日の4回分。

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原発のみならず、自然エネルギーに関しても、電力会社側は反対運動の対応には追われます。しかし、その反対運動についての情報を、警察が電力会社のために集めている実態が浮き彫りになりました。

風力発電というものさえ、こうした話を聞くと、実は如何にいかがわしい基盤の上に成立させようとしているのかが、わかります。これは原発反対運動を警察が監視し、電力会社と連携していることと、同じ構造の上に成立している話だろうと思います。風力発電の推進が原発の推進と同様に、警察の協力下におこなわれている実態が、端的にわかる話です。 わかっている人は風力発電の構造にこれまで警告をしていましたから。これが警察介在という新しい要因を通して見えやすくなったとおもいます。

風力ならバラ色の未来を夢見る話を信じ込む人たちには、頭から冷水を浴びせる話ですから。

警察の密告の上に、成立する「風力発電」。

本来、治安維持の為に警察が市民の情報を警察内で一定程度有することまで、僕は否定する立場ではありません。しかし、そうした情報を事件もおきていないのに、一方の当事者、この場合は中部電力サイドになぜ情報を渡すのか。どこからどう見ても、許される話ではありません。

おかしすぎる。というか公安警察的感覚で言っても、情報をどう考えているのか。大垣署員がレベルが低すぎます。

県民の税金で成立しているはずの愛知県の警察官が、中部電力の為に、市民の個人情報などを情報収集し、提供する公益性はまったく存在しません。

ある意味では、税金泥棒的行為を警察はおこなっていますし、もし中部電力子会社がやらせているなら、更にありえない話です。警察は中部電力子会社の下請けでしようか?

しかも犯罪になる可能性さえ想定される事案です。

ただしおそらくこういうことは日常的にいろんなところで継続しておこなわれているのだろうとは思います。そうしたことの氷山の一角が発覚してくる事案。

「風力発電」ですら、警察からの密告が電力会社側に為されるリアル。これが日本の現実です。

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一昨日から、続きを書く予定の内容は、他に優先して伝える事項がいろいろあるため、すこし先に延ばします。