「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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被曝懸念と感染症防止から、ワクチンや予防接種の全面否定はありえません。カルト団体に注意して下さい。

2013-10-29 15:20:20 | 福島第一原発と放射能

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 放射能のことに関して、色んな意味で政治的な動きが強いのは、原発を持ち込まれた経緯、軍事的なパワーゾーンとして、放射能が考えられていたためであって、こうした極端な話が、世の中の全てにわたって蔓延しているわけではありません。陰謀史観的な言説というのは、ある種の趣味のように、陰謀史観を唱える人々にとっては、楽しむ話であって、そんなものを自分の生きる指標にしたら、何もかもが瓦解する可能性を秘めている中身です。

実はワクチンに関しての話は似た様な事と思います。

僕は感染症の防止に関して、基本的にワクチンの接種を推奨するというごくあたりまえの立場です。

これは昔から変わっておりません。

 僕は一貫して、必要なワクチン、予防接種はすべきという立場です。あきらかに問題が指摘されている子宮頸がんワクチンの様なものは除きますが、全てが同種のワクチンや予報接種とは考えていません。被曝で免疫が落ちている現況を推測すると、予報接種的な意味合いのワクチンを一般的に否定する方がおかしいです。被曝を懸念する人々の中で、こうしたワクチンや予防接種全面否定する極端な人々には、異論を唱えますし、全く僕とは立場が違います。こういう愚かな思考は、決定的なリスクを招く危険性があります。

 被曝ということで、体の免疫が低下している場合に、当然のことながら、感染症のリスクは増大しています。このリスクは下げた方が良い。このためには、必要なワクチンや予防接種はするべきという立場です。簡単な感染症が、死のリスクに跳ね上がることもありますから。油断はできません。

 勿論、被曝で極端に体の不調がある場合には、その時点のワクチン接種は控えるべきという議論はあるとは思います。これは、体調不良の場合にワクチン接種すべきではないという一般論と大差はありません。

 この件に関連事項ではありますが、以前、国立感染研の堀という人間が、風疹の件で、ツイッターで絡んできたことがありましたが、僕は一貫して、風疹に関しても、まずワクチンするべきという立場を話しています。風疹対策でワクチンするなという選択肢は全く話していません。それなのに、本人は医師ではない、この女性の役人は、被曝により「免疫」が落ちている趣旨の発言を風疹に関しても僕がしていることと、ワクチンの予防接種により体に影響させるという狭義の「免疫」の事を変に絡めていました。被曝による身体影響を僕が懸念していることに「免疫」という用語を使っていることと、狭義の予報接種による「免疫」ということをごちゃごちゃにして、揶揄こめて、中傷してきたのが根幹と思います。要は被曝影響の話を言及することへの、おかしな立場からの中傷です。僕は風疹のワクチン接種すべきと話しているのに。

 こうした話に、彼女の肩書を使えると考えて(露骨に国頼みの構図ですが)、そのツイッターのどうでもよいやりとりに依拠して、工作員と林久義が露骨な攻撃を仕掛けてきたこともありました。馬鹿や心のおぞましい輩には、心底、溜息が出ます。

 僕は感染症に対しても懸念しているし、被曝にも懸念しています。その両方に懸念して、対処法を述べているだけで、特段に医学的に奇妙な事を述べてはいません。多分この話の背景には、被曝を懸念する人々と、ワクチンや予防接種を否定する人たちが、言説が似通り、重なる人々も多く、そうした意味でも敵対的に対応してきた話だろうと認識しています。僕がそういう感覚とは異なることまで、踏まえていなかったのだと類推しています。

 実は、被曝を懸念する人々の間で、今度は極端にワクチンや予防接種を否定する人たちが、一定数いることに大変な危惧を覚えます。こういう人々は、今度は、薬品の全面否定まで始めます。こうなると、殆ど有効な医療手段を、完全に放棄することになりかねません。この被曝日本で、このような意識が緩く蔓延していることはマイナスでしかありません。

 更に言うと、薬の使用や、ワクチン、予報接種などに関して、極端に否定的な言説をいう人間やグループの背後には、特定のカルト団体やグループがいることが、とても多いです。具体的にわかっています。こんなことは、僕には常識ですが、ツイッターでも、FBでも、ブログ読者でも、この程度の話に騙されるレベルの方たちが一定割合もいそうです。本当に残念に思います。

 ワクチンや予防接種や薬品を全面否定して、多くの人がより長く健康に生きられる社会はありません。個々人の体質などで、その効用やマイナス面の差はあっても、多数の人々への健康影響を冷静に考えると、ワクチンも予報接種も薬品も、全面否定する根拠などありえませんし、それに代替えできる有効な手段など、残念ながらありません。

 そうした医学的な知見を、全面否定して、対処法など特にありません。こういう発言を平気でする人間が、一定数以上いるから、被曝懸念を言う話が、頭がおかしいというように扱われやすくなります。ただでさえ、そうやって被曝懸念する話を葬りたい輩がいるのに。

 なにをしているんだと思います。 僕は、そういう人達に呆れ果てていると思って下さい。2年半が経過しても、何も進歩していないし、こういう極端な言説に騙される人々は、他のどこから見ても、所詮は、使い捨ての駒です。生きていて、悔しくないのだろうかと思います。

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 とにかく一義的に僕への情報はメールで、投げるべきかどうかを迷っていてもメールへ、あなたが、相談したい類の話も一律メールで投げて下さい。 

 

 僕のメールアドレス⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

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【11/6(水)木下黄太 講演 IN ロンドン】 

「原発事故と、フクシマ後の放射能問題について」 

 場所:SOAS - University of London Thornhaugh Street, London 

※現在会場の部屋は調整中。午前と夕刻の2回開催。 

午前の部

日時: 11月6日(水)10:00 開場  10:30~12:30 

午後の部 

日時: 11月6日(水)18:00 開場  18:30~20:30 

主催者意向で入場はFreeだそうです。カンパ歓迎。 

詳細⇒⇒http://januk.org/campaign.html 

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