里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

アケビ

2015-10-03 15:29:07 | 日記
 隣のOさんに、畑から上がって来た時の話で、アケビが開いて落ちているよ、と聞いたんで家のはどうなってるかなと見てみました。
 家の前庭の土手上、杉の木に登り付いているのに結構実が付いていたはずです。
 成ってました。大きな実が蔓や葉っぱの中に。下には口を開いて、中身を食べられてしまったのが かなり落ちてます。一寸見るのが遅かったようでです。
  
 開いた実は、種の周りの甘いゼリーが剥き出しになるんで、鵯などの鳥や虫達にはご馳走なんでしょう。中身が完全に残っているのはありません。鳥の残したゼリーの欠片にも蝶や羽虫が寄ってます。
 あんまり見ない蝶々も来てました。大きなタテハチョウで、ゴマダラ蝶の仲間が来てました。この辺では初めて見る、奇麗な蝶です。後ろ羽根に朱い点々が入ってますから、赤星ゴマダラのようです。珍しいんですが、特定外来種なんだそうで、その筋には排除が必要と睨まれているみたいです。

 子供の頃を思い出させる一品として、持ち帰って皆に見せてやろうと思い、中身が残っているやつを幾つか捥ぎました。あとは小鳥や虫に献上します。

 前の日の大嵐が嘘のように、穏やかな秋晴れになりました。居間の前の秋明菊がいっぱい咲いてます。夏の間、手入れをサボっていたんで すっかり大藪になりました。花は可憐ですが株はジャングルです。花が終わったら大鉈を振るって退かしてしまう大仕事が必要です。
 藪にした事でとっても良かった事があります。マツムシが来て、夕方には澄んだ音色を聞かせてくれます。今年は家の周りをすっかり藪にしてしまったんで、マツムシが随分増えました。夕方一寸出ると、あっちからもこっちからも チンチロリンチンチロリンと透き通った音色がしてきます。
 
 大藪になった草草が実を実らせる時期になりました。草の実で最も困ったさんのイノコズチが夏の終わりから急に株を張り背を伸ばして藪のガキ大将然とのさばってきました。気が付いたらこの状態になっていて、困ります。刈払い機を振り回して退治するしか方法がありません。
 刈り払っても、ズボンにシャツに靴にまで種をこびりつかされることになり、参ります。
 
 畑は嵐の前までに3回目の大根を蒔いて、京菜や体菜、蕪を蒔き終わりました。菜っ葉類は後は正月用の小松菜を今月末位に蒔いて終わりです。
 嵐には傷めつけられました。小豆が半分以上吹き折られてしまいました。ネギが漸く太い葉っぱになってきたのを殆ど折られてしまいました。植えたばっかの白菜やレタスはかけていたネットが暴れて薙ぎ払われるし、楽しみにしていた隠元も倒されて散々でした。まあこう言う事もあります。
 10月です。冬を迎える支度を始めねば、と 何となく気が急くようです。
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