里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

アケビが花盛りです

2020-03-26 20:37:22 | 

 去年の台風で痛めつけられたと思ってましたが、蔓植物の強さで 風の暴力を受け流し、前以上の花を着けたアケビです。

 花は赤茶色の渋い色です。小さい房になった花の塊が 絡まりあった蔓の傘の下一杯にぶら下がっています。

 

 房になった雄花には花弁が見えませんが 房の元に着いた雌花には立派な花弁があります。傾いた日が通ると赤っぽく 光って見事です。

 いつもはヒヨや他の鳥に先取りされてしまっていますので、今年こそは鳥共に盗られる前に 採ってやろうと思います。

 

 裏の境の山桜が咲きました。小鳥が蒔いてくれた一本が 育って、台風にも倒されずに咲いてくれました。植えた桜は全滅してますが 自然に生えて育った桜が大きくなってくれました。山桜ですので 花より色気のある葉の方が 先に出てます。

 

 花はさっぱりした白です。

 藪になっている裏庭に、特に邪魔なバラ科の植物がこの木苺です。早くも花盛りです。地下に根を伸ばし 根の途中そこらじゅうに芽を出し伸び上がってきます。実は甘く食えるんですが、茎や葉っぱまで棘だらけで 痛いんです。

 引っこ抜いて刈って退かそうとするんですが、こいつ等のしぶとさ、逞しさにはかないません。

 

 同じイチゴと名の付いてるヘビイチゴももう花を咲かせています。こいつも結構蔓延って覆ってしまう困った奴ですが 棘がないだけましです。

 春一番に葉を広げて 地味な色の花から長い長い雌蕊の糸を伸ばしているのが 浦島草です。蒟蒻なんかの仲間らしい。

 秋遅くには真っ赤な実、トウモロコシみたいな、を着けヒヨやキビタキなんかに啄まれるようになります。

 

 お淑やかでひっそりと群れていたり ぽつんと一株でいたり可愛い花が このスミレの仲間です。家には少なくとも4種類かもっとか、居付いてます。これだけはいつまでも春を告げてくれる使いとして 居て欲しいもんです。

 

 雑木も芽吹いて来てます。

 青木です。葉を開くとともに花を咲かせます。よく見ると中々渋い良い花です。が 小鳥が蒔いてくれるか そこら中に生えて来て すぐ結構大きくなります。取っても刈っても無くなりません。

 タラの芽も開いてます。南側の山の持ち主が数年前に孟宗をユンボをもってきて 退かして、裏庭がすっかり明るくなりました。それ以来タラが生えて来て、退かさないでいたら邪魔になる位のさばってます。

 

 春のご馳走ですんで 摘んで頂いてますが 棘棘がじゃまです。屋敷の縁だけ残して 刈る事にします。

 鶯が朝起こしに来てくれます。日の上がるのも早くなってきました。村の仲間で田圃をやっている者も少なくなってしまいました。未だ頑張って田圃をやっている Kさんとは 動けるうちは自分で食う分は作っていきたいもんだ、と言い合ってます。

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零れ種でバイオレットが

2020-03-21 11:02:49 | 

 昨日は夜来の雨が上がって、澄んだ青空から一月は早い日射しは暑い位でした。

 畑は早い時期から蔓延る草共がのさばってきてます。そんな草は早くも花を着け、実さえ。着け始めてます。白い小さな花の繁縷や薺(ハコベやナズナ)、赤紫のホトケノザや踊子草に青い花のオオイヌノフグリ等等、こいつ等とイネ科の草は この時季芽を出してくる野菜の大敵です。幼い野菜を覆ってしまうんです。

 家の畑では この草共に伍して、バイオレットがそこら中で紫色の花を咲かせてます。可愛い花なんで 草は取ってもこれ等だけは依怙贔屓で 残して来たもんで、玉葱や豌豆、じゃが芋なんかの畝に居座ってます。 

  

 このバイオレットは土手際の草叢でも、猛々しい草の上に花を突き出して負けていません。

 花と言えば、冬野菜が花盛りです。大根は一本残らず薹が立って、背の高い花の畝になってしまいました。引っこ抜いてこの通り。

 菜っ葉は小松菜も水菜も、チンゲン菜や体菜なんかも黄色の菜の花になりました。白菜は薹の蕾が開かない内に摘んで来て 美味しい一品にしてもらってます。

 ステイックブロッコリーはこんなに花穂が小さく茎が細くなって、もうお終いです。

 黄色い花が見えた花穂は全部摘み取ってきましたが、もう限界です。抜くほかない。この前蒔いた苗が出来て来てますんで 交代です。

 昨日は彼岸の中日でした。畑の横に有るお墓には 村を出た人達が ぼつぼつ お参りに来て、実家に寄っていってました。

 親は家を守って、墓を世話して村に居ますが、子供たちは 仕事の無い村では暮らせず、結局限界集落に成りそうです。

 

 畑は春の野菜を蒔いてます。大根に牛蒡、人参なんかです。雨の後なんで 芽が出てくれるでしょう。

 来週には豆類、インゲンや早生の枝豆を蒔こうと思ってます。

 台風被害の部屋を改修する為の材料を コメリで買ってきました。下準備の根太と下張り板の手入れは済ませてますんで、来週からは 床張りに掛かります。

 壊された小屋の周りのゴミを片付けてますが、屋根や壁から剥がされた トタンやプラの波板なんかが一杯で未だ未だです。

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家の桃は開花宣言成らず

2020-03-15 12:20:51 | 春入口

 昨日の冷たい雨が上がって、温かい日射しが戻った前庭の桃の蕾が膨らんでます。

 桜は標準木の花が5輪咲くと開花を発表するとの事ですが、家の桃はたった1輪しか咲いてないんで、宣言ならずです。

 

去年は食べられなかった桃ですが、今年こそは獣に負けないように頑張って 食べられるように と手を尽くす積りです。

 

 昨日は一日冷たい雨でした。船橋のアパートからは 雪が降ってるよ、とメールが入りました。が いつもはこっちの山の上の方が寒いのに、今回は北部の方が冷え込んだようです。

 周りの雑草の蔓延り具合はいつもの年より かなり早いようです。昨日の雨を葉っぱに乗せた草共、朝日に光って 宝石を撒いたようでしたが カメラは輝きを拾ってくれませんでした。 

 困ったさんの草共はこれから花盛りになります。ムラサキケマン、軟らかい茎に可愛い花ですが 蔓延りようは半端ない。花が終わると莢の実を射かけて来て いくらでも増えようとの魂胆、畑のは何とか取り除くんですが、庭の土手や道端のまでは退治できず、困ったさんの大関。

 踊り子草、ホトケノザに続いて花を上げて来る、困ったさんの三役か。畑の土手を完全に覆う勢いです。

 

 土手のレンギョウは満開になりました。春早くに咲く黄色の花は西向きの土手を明るくしてくれます。

 Nさんが 去年の台風で壊されたビニールハウスの残骸だけど、と言って 使えそうな ポールを沢山持って来てくれました。

 畑では豌豆なんかのネットを張るポールに使えます。居間の前の蔓バラが伸びて垣を作らねば、と思案してましたが 早速使いました。これで勝手に伸び出していた 棘の枝を結わいて大人しくさせられます。遣っ付けに作った 竹の手は撤収できます。

 

 畑は来週位から 春の露地野菜を蒔きます。大根、人参に牛蒡や菜っ葉類です。夏野菜の植え付け畝の準備も始めます。

 地主のYさんをしばらく見て無かったんで 心配してました。   

 久しぶりに顔を見たんで、聞いたら 具合悪くて休んでいたとのこと。血圧を下げる薬で 落ち着いたと聞いて一安心でした。

 皆 歳ですから、何かあると急に老け込んだりするんで お互い気を入れあって行こうと 改めて思う次第、

 昨日は冷たい雨だったんで 台風でやられた六畳間の床張りにかかりました。根太の傷んだのを入れ替えて、下板を張りました。その上に 断熱材を敷いて床材を敷くつもりです。

 天井も雨漏りで遣られてるんで 張り直しが必要です。一人での遣っ付け仕事ですんで、遣れるところまでぼちぼちです、

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味噌豆を煮ました

2020-03-06 14:03:26 | 春入口

 遅れ馳せ乍ら 味噌を仕込みました。豆と米麹各々2㎏は直売所で手に入れてきて。

 一昨日一晩水に浸け、昨日朝から煮始めました。

 七輪2個に竹炭を熾し、家に有る1番大きなのと2番目に大きな鍋を出してきて煮ました。煮上がるまでに炭を3度足して、昼前までかかりました。

 指で潰せるまで軟らかく煮た豆は フードプロセッサーでペースト状にしました。前には叩いて潰したり、圧し潰したり色々遣りましたが この方法が家の量では良いようです。

 2㎏の麹と塩1㎏を予め良く混ぜて置いたのを混ぜ込んで、漬物袋に入れて仕込み完了。袋に入れた仕込み味噌は叩いて空気を抜きました。仕込んだ味噌の素は10㎏になりました。

 漬物樽に袋を入れ、床下で休んでもらいます。夏前に出して天地返しすれば、今年の暮れには若い味噌になる筈です。

 

 夏野菜の支度を始めて3週間、苗箱に蒔いた種が芽を出して来ました。

 ポットに上げた茄子の赤ん坊です。10本は仕立て上げたいと思います。

 ピーマンもこんな具合です。

 

 話は違いますが、コロナのとばっちりを受けました。

 椎茸とナメコの駒打ちを終えて、駒が余ったんで 故郷の兄に送ったところ、着かなかったんです。日曜日にUパックで送って、月曜日には着く予定が、昨日確認したら着いてない。

 兄の処の郵便局でコロナが出て 配達できなかったとの事。取りに来ても局には入れないとの事でした。今日持って来てくれたとの事でしたが、同封した生シイタケが傷んでしまってたそうです。

 地方の郵便局まで コロナに遣られるとは 話にしては出来過ぎです。

 窓際のギンギアナムが強く香ってます。啓蟄が過ぎて、畑が賑やかになりそうです。

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冬野菜は薹立

2020-03-01 22:30:00 | 春入口

 昨日も今朝も夜の間に雨が来て 朝日が潤んで上がって来ました。すっかり春の気配です。

 春の味を楽しもうと 遅く植えた白菜に薹が上がって来ました。畑に残っ確り巻いた白菜も 天辺が割れてきて もう終わりです。

 この白菜の薹は 甘くて美味いので、未だ伸びが足りないんですが 早速折ってきました。朝ごはんに頂きます。

 零れ種で畑のあちこちに生えた小松菜なんどの菜っ葉は 花盛りになりました。

 春の畑仕事を始めます。最初に じゃが芋を植えました。

 去年豆を植えていた畝を掘り返して 鶏糞堆肥やボカシの肥しを入れ、倒木を燃した灰も入れて 準備しました。

 また 草で埋まりそうになっていた玉葱の救出。細かい草を取るんで、腰の痛い事、 

 取った草は ホトケノザが多く、それに春早くに生えるイネ科やぺんぺん草、タネツケバナなんかの細かい草です。

 ホトケノザは 可愛い花なんですが、蔓延るのが早い。いくら可愛いと言っても 畝に生やしては置けないんです。

 

 早くに特売で買って ベランダで鉢に植えて置いたバラ、霜の心配が無くなったら植える積りでいました。

 暖かい冬だったんで 芽が伸びてきてしまいました。根も動き出しているようなんで 下すことにしました。

 前庭の草藪を掘り起こして 植えました。2尺ばかりの径に掘り起こし 肥しを入れて植え床を作りました。上手く着いてくれると良いんですが、

 

 前庭は 山際には蕗の薹が伸び放題の草藪です。刈払い機を振り廻して綺麗にする時期になりました。

 入口の白木蓮の蕾が割れてきました。台風で折られて痛めつけられたんですが、こんなに沢山蕾を着けてます。

 

 この木蓮の向こう側は 山の杉やなんかの大木が壁になってました。今はこんなに 見通せます。台風が吹き飛ばしてしまったんです。今年の夏に どれ位緑が覆うようになるか、どんなもんでしょうか、

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