里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

草から救出してます、落花生に菊やヤム芋ETC

2021-06-25 14:24:37 | 梅雨中

 湿っぽい日が続いて、 草が凄まじい勢いで伸びてます。1週間開けてると せっかく芽を出した野菜が 覆われて消えてしまいます。

 畑へ出るのは草から作物を救出する為みたいになってます。

 これは家で最も綺麗になっている畑、落花生の畝です。実は地主のYさんが小さい耕運機で 草だらけになった畝の間を耕したくれたんで、その後 大急ぎで穿られた草を退かし、株間の草を抜きました。そこで Yさんが 耕運機に羽をつけて 土寄せしてくれた結果 こんなに綺麗になったと言う訳。

 

 これだけの畝を鎌と鍬でなんか とっても遣れる物じゃない。いや助かりました。とは言っても 草を退かすのにやっぱり3日は掛かりました。

 急いだ訳は、花が見えてきたんです。未だ株元の何輪かです。が 前には 大きくやっていた Kさんが、花が咲くと槍が下がって来るから、早めに槍の刺さりやすいように土を軟らかく耕してやった方が良いと気を揉んでくれていたんです。 

 

 同い年のKさんですが、80を超えて馬力が無くなったのと 獣の食害が酷く 収穫できなくなったんで止めてしまいました。今年は家だけしか作ってません。それで 色々気を揉んでくれるんです。有難い事です。

 カキノモト、柿本、とモッテノホカ、以ての外、と言う食用菊もようやく草から救出です。取った草は1日で乾いてくれたんで 株元にマルチ用に寄せて置きました。この菊より高くなっていた草、半分は刈払い機でしたが 株元は鎌と手です。

 ヤム芋もやっと救出。赤紫蘇は未だ使うんで 残しました。

 これから遣る さつま芋です。畝の間はこの前 刈り払い機でざっと刈ったんですが、もう新手が伸びてきてます。土寄せを兼ねて 草ごとひっくり返して 畝に寄せてお仕舞にします。さつま芋は蔓が伸びてくれば 草に負けないはずなんで、

 我が家では何年かぶりでナスが元気に育ってます。つやつやの実も見えて来て 楽しみです。

 故郷の兄が 作って見ろ、と 送って来た 綿を植えてみました。玉葱を抜いた跡です。花や実、実って弾けて綿が出て来た処など、見ていきたいと期待してます。

  

 湿り気が 電伝虫の食害を増やしてます。畑のどこからでも出て来て、何でもかんでも集って食ってます。枝豆や大根等 ネットを掛けているそのネットに這い上って来てます。葱なんか 新しい葉を穴だらけにするんで大打撃です。見つけたら潰してますが とてもとても追いつきません、物凄い繁殖力です。 

 

 真夏になって 乾いて来るまではどうにもならない様です。

 裏の栗が もう可愛い毬になりました。まだ 花の残骸が残っている枝に 偉そうに着いてます。所謂 栗の実が採れるような 大きな毬になるのは 此の内3割も無いんじゃないでしょうか。

  

 柿の実も見えて来てます。桃は子供の拳よりは大きくなってます。木でも草でも 育っていく力が漲っている今の時期、こっちの老いを感じさせられるのは 仕方のない事なんでしょうか、

 棚田が緑一面になって 風が通る度に 光の波になってます。精々水を飲んで 言い訳をしないで草取りに精を出そうと思います。

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梅を漬けました

2021-06-19 15:22:13 | 梅雨中

 先週、家の南高梅がすっかり落ちました。今年も 残念ながら僅かしか成らなかった。

 家の梅が熟して落ちた位なんで もう売っていないかと心配しましたが 直売所には 虫に刺された痕の有る奴が残ってました。3袋で3㎏買ってきました。その後 スーパーへ行ったら 完熟の南高梅が半値で在りました。残っていた3㎏を儲けた感じで買ってきました。合わせて6㎏、それに家の南高梅も加えて 塩漬けしました。 

 

 甕と大きなボウルに漬けて 梅酢が上がってきてます。

 畑から紫蘇を採ってきました。

 紫蘇を塩で揉んでアクを出し、白梅酢で漬けると 朱い良い色に成ります。この紫蘇と朱くなった梅酢を梅の塩漬けに合わせると 朱い梅漬けになります。

 梅雨が上がったら 干します。家の朱い香りの良い梅干しに成ります。

 

 昨日まで 畝に入り込んで蔓延っていた 夏草を退かすのに奮闘してました。落花生に枝豆、ネギやトマト、ピーマンやレタスにキャベツなんかで 草に埋まりそうでした。

 畑自体は 抜いたり刈ったりした草がすぐに乾いてしまう位乾いてました。昨日の夜からの雨で 草から救出した夏野菜共は更に元気になったようです。

 胡瓜は特に水が要ります。小降りになった間に 捥いできました。箕に一杯も有りました。成り始めると 手に負えない位成ってくれます。 

 

 Oさんや 従兄に上げても 未だこんなにあります。取り敢えず塩漬けにして 梅酢に漬け直してもらいます。

 田舎の兄が くれた綿の種が芽を出したんで 昨日畑に下して置きました。この雨で 着いてくれると思います。

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夏椿は盛りを過ぎ、落椿に

2021-06-12 11:22:14 | 初夏

 暑くなりました。里山の家へ上がって来る道中は クーラーをつけても未だ熱かった。

 先週は色々あって こっちの家を空けてたんで、周りがかなり変わってます。草共が傍若無人に伸び、蔓延り えらい事になってました。

 白い蕾が膨らんできていた夏椿が咲き進んでました。

 

 かなりの花が 落ちて、木の下に撒いたようです。

 

 大きな花なんですが 1日花。どんどん咲いて気前よく落ちてしまいます。花の形が、色が、変わらない内に落ちるのも良いと思っているみたいです。

 裏の竹共も一寸目を離すと 伸びてしまいます。倒し続けて 負けないようにしないと 竹の山になってしまう、恐怖です。

 この前に刈り払った明日葉の太い株から 美味しそうな芽が出てます。刈らなかったら 天辺に花が咲いて 株は枯れてしまうのに、再生出来るみたいです。

 80歳過ぎのお爺でも、切り戻しできればいいんだが、と馬鹿な事を思ったりしてしまいます。

大きな木になってきたザクロが花盛りになりました。硬い子房から軟らかい薄い花弁が出て そのアンバランスさが可愛い花です。

 

 木も大人になって来たんだし、そろそろ大きな実が欲しい。割れて中身が見える様な果実が望めそうです。

 畑も夏野菜やらなんかが進んで来てます。

 じゃが芋は 株が枯れ上がりました。強い日射しに焼かれながら 1輪車に2杯掘って来ました。小屋が屋根を吹き飛ばされ、置き場が無くなったんで、急遽 遣っ付け仕事で作った所に転がして広げてます。

 

蚕豆は 莢が黒く からからになって来ました。大きい莢を選んで種にする分を採ってきました、土嚢袋一杯。まだ沢山残っている分は取り入れて 豆で食べるか思案中。

 胡瓜は 1週間採らなかったもんで こん棒みたいになってます。

 それにしても 草の勢いの強い事、白旗を挙げるのはしゃくだし、頑張るしかないみたいです。 

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茅萱、チガヤ、ツバナ(茅花)

2021-06-01 16:54:48 | 初夏

 早く起きたので 前の道に出てみました。道の土手上の茅萱の穂が 朝日を受けて光ってます。眩しい位です。

 

 此の茅萱は 子供の頃若い穂を引き抜いて 根元の白いのを嚙んでいた事を思い出しました。田舎の川の土手に生えていた 茅花。ツバナ、と呼んでいましたが、一寸甘かったんで 覚えてたんです。

 穂がこんなに開いて 盛んに綿の着いた種を飛ばしてます。畑に生えて来ると根が深く 困り物ですが 子供の頃の遠い思い出も有る草です。

 30日は 一斉清掃でした。家を入れた何軒かは 前の道を村に入る南の入口から 家の北側の四つ角迄の5百メーターばかり、両側の草と 被って来た竹や木の枝なんかを刈り払い、掃除します。

 一昨日は晴れたんで 刈った草が乾いて 干し草の香りがしてます。

 

 Nさんの畑を借りて 若者が作っているキャベツが良く出来ました。昨日から収穫を始めてました。耕すのや苗を植えるのは機械化出来てますが、収穫は一個一個手で遣ります。包丁みたいな刃物で 切っては広がった葉を落とし コンテナーに一杯にして 軽トラで運んでます。良く働きます。

 

 彼らが作っているのは 虫食いは殆ど無く 見事な玉揃いです。それに比べ 私や仲間が作ると 青虫を飼ってるみたいなもんです。

 こんな具合。皆は 夏のキャベツは出来ないよと言います。その通りです。

 

 あんな風に旨く作る方法を聞かねば、と思いつつ つい聞きそびれてます。防虫ネットを掛けても ネットにくっ付いてる葉に ネットの外から卵を産み付けられ ネットの中で羽化した蝶が飛んでたりで 簡単には行きません。

 夏野菜に花が咲いてきました。トマトです。種を3月に蒔いて、やっとここまで来ました。

 

 胡瓜はかなり ウリバエにやられてますが、健気に頑張って雌花が見えて来てます。苗を下した当座は ネットを掛けてウリバエを防いでたんですが、伸びて来て 手を立てた時にネットを外しました。途端に穴だらけに。

 今の処 食われるより 育つ方が勝っているようです。頑張れ頑張れ!!

 

 Kさんが冬越しさせてくれた ヤム芋が伸びてきました。もうじきこの辺はこの芋の蔓、葉で覆い尽くされます。

 何回も種芋の越冬を試みたんですが、全敗。もう何年も Kさんに貰う事にしてます。南方由来の芋なんで 仕方ないようです。

  

 夏に向かい梅雨前、じゃが芋は上がってきて、早くも Kさんは男爵もメークインも掘ってしまいました。家は吹き壊された小屋の代わりの 置き場所を作らないと掘れません。暫く地下で待っててもらいます。

 蚕豆は種の分を除き 株を抜きました。捥いだ豆莢は 大きな収穫袋に1杯になりました。未だ上げてない隣人に配ります。

 日差しが肌に痛い時期になります。、精々 水、梅酢を入れて、を飲んで頑張ります。

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