里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

コウボシは困りもの

2015-10-11 12:05:58 | 日記
 夏中、あまりの暑さで怠けていた畑は 草が蔓延り放題の所が目立ちます。冬の菜っ葉類の一回目を蒔く場所は何と草を退けて作り、2回目も少しは蒔き終えました。
 これからかなりの広さが欲しい作物が控えてますから、草茫々の所を何とかしなくてはならなくなってきたんです。玉葱は保存ののきく晩生の奴と生食用の紫のので4畝位は欲しいし、大根の晩生の分も1畝要るし豌豆も残ってます。一番の大物の蚕豆はどうしようか。
 
 蛇草なんかは刈ってしまえば退治できます。家の畑の難物は地下に根拠を持ってどんどん増えるスギナにコウボシなんです。スギナの根茎は地下深く、そこまで掘って取りきるのはとても無理なんでスコップで掘れる深さまで取って、後は出てきた奴をのさばらない程度に引っこ抜いていくことで良しとします。 
 問題はコウボシです。こいつは根を伸ばした先に珠を作って、その珠から芽を出して根を伸ばし、と 際限なく増え続けます。この写真みたいに一帯を占拠してどんどん広がります。この珠1個が入り込むともう増えに増えます。
 耕運機を使って耕すと 畑の隅に居たこいつを 畑一面にばら撒く結果になります。耕運機で撒いた奴は芽を出すたびに丹念に引っこ抜けば殆ど問題になる程増えません。ところが、一寸手を抜くと大変、2年も放っておくとこんな具合に。ここにスコップを入れて掘った一塊の土を解すと、土と同じくらいの量のこいつの根っこ。細根の繋ぎめに珠、まるで人の神経組織みたいです。この珠、球根が食えるとか何かの役に立つなら良いんですが。こんなになると 作物は負けてしまって育ちません。
 
 コウボシ、ハマスゲと言うのが本名、の球根は掘り上げて乾かしても死なないんで、燃すか畑に戻って来れない所に捨てるか、家では燃してしまうことにしてます。
 とにかくスコップで掘って掘って、2畝分こいつの根と土を分けました。ここには豌豆の畝を作ろうと思います。隣に見える葉っぱは大根の一回目、夏の内に少しでもと、掘って根っこを退かして畝を作り蒔いたものです。  

 早生の玉葱は、植えた苗の半分以上を虫に食われて、惨憺たる有様です。黒のポリマルチを敷いて植えたんですが、所々マルチを破って 取り残したコウボシの珠も芽を出してます。この芽は、めんどくさいんですが、残さず抜かねば、と思ってます。
 食われた分は、追っかけ作った苗が育って来たら植える積りです。食い残された苗は少し育ってきました
 
 晩生の玉葱用に2畝、コウボシの少なかった方につくりました。掘ってコウボシの珠を退かし、刈っておいた草を入れ、肥やしを入れてあります。雨の後、マルチを敷いて苗を植えます。

 大根の1回目が育ってきました。もう1週間位でオロシに出来そうです。2回目に蒔いたのは、間引いたのが味噌汁の具に丁度良い位になって、今の処 こっちも順調です。
 大根は葉っぱまで美味しいし、野菜が高騰していますので有難いんです。
 
 白菜の1回目が。ネットに閊えるくらいになってきました。一番育ったのを収穫しました。初物です。
 
 生姜を抜いてみました。まあまあの出来でした。去年は大失敗だったんです。芽出しに失敗して3株位しか育たなかったんです。今年は乾き過ぎないように気を付けました。少しは分けて上げられる位は採れそうです。
 
 柿の実が色付いて、そろそろ渋が抜けてきました。周りの竹を切り損なって、日当たりがもう一つでしたが、幾つか捥いできました。ポリフエノールとビタミンが沢山で風邪の予防に良いらしいので、これからの風邪の時期を前に、精々頂くことにします。

 下の荒れ畑に背高く伸びた草草も花を咲かせ始めました。秋が深くなったんです。初めは観賞用として持って来られたようですが、今は花粉症で邪魔者にされる、セイタカアワダチソウの開花です。
 繁殖力が強かったばかりに、どこでも嫌われてますが、切り花としても良いと思う奇麗な花です。

 夕方には一寸寒いかな、と思うくらいの風が吹くようになりました。マツムシが未だ明るい内に鳴きだしてます。昼間にはツクツクボウシが最後のお願いみたいに鳴いてますが、じきにそれも無くなりそうです。モズのキチキチの声が空に突き刺さるようです。年寄りには秋は寂しすぎます。

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