里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

蛇草も実りの秋

2017-09-23 14:03:45 | 初夏の里山
 前の畑の土手はすっかり秋色に変わってきました。彼岸花はもう終わりです。蔓延るだけ蔓延った草共が種を残して 色あせてきました。去年はこのヒガンバナの株の隣に かなりの白い花の彼岸花が有ったんですが、通りかかったどっかの小母ちゃんがすっかり掘って行ってしまい もう在りません。土手上の畑のNさんが植えて 楽しんでたんですが。 

 台風は夜の間にさっさと行ってくれました。それでも畑にはかりの悪さをしていきました。
 不作の夏作野菜で これだけは良く出来た里芋が大きな葉の所為で こんなに痛められました。芋が育つ最後の追い込み時期なのに。

 これも出来損なった豆類の内、少しは採れそうだった小豆。が 随分吹き折られました。種ぐらいは採りたいんですが、どうかな、

 大風に全く関係無かったのは この草共。特にすさまじかったこの蛇草、蔓延る勢いで伸びに伸びた株の先毎に 実を着けて今年のシーズンを終わろうとしてます。こんなに種を着けさせては 来年の春はまた 草に痛めつけられるんですが、刈るのが間に合わず、今年も言い訳ばっかりになってしまいました。
 
 困りものの草の 一方の親玉、イノコズチ。これから秋が深まると 株先の棘付きの種が皆逆立ちして 通るもの全てに取り付こうとして来ます。こいつを何年か前に貼りつかせたまま 庭に持って来てしまって 今やすっかり居付かれてます。茎は太いし根張は確りで 素手では抜けず 後回しにしてきて大きくしてしまいました。 
 
 役に立ってくれるのは この紫蘇。大きな株になって 株先に花穂を出して来ました。丼に1杯ばかり 穂紫蘇を扱いて来て 漬けてもらいました。香りの良い菜が一つ出来ます。
 
 畑の土手へ進出した韮も この時季花盛りです。蝶々や蜂、アブなんかを集めてます。秋の花は白いのが多いように思うのは この花の所為もありそうです。
 
 家では全くダメだった大豆も 莢が大きくなってきました。これは地主のYさんのです。家では駄目だったんですが 周りの皆のは結構出来てきました。

 2回目の大根は 台風でネットが吹き飛ばされ、丁度芽が出たばっかりのところで かなり虫に食われました。それでも間引きしなくて良い位 残り、ネットを掛け直しました。

 早生の玉葱の苗、未だ一寸幼いんです、が ここまで出来て来たんで第1陣を植えました。胡瓜を倒した後の畝の草を取って 肥料を入れ耕し、マルチフィルムを敷きました。この玉葱は春先から新玉葱として食べる品種です。甘いんですが 収穫後保存が利きません。 
 
 晩生の保存が利く品種の玉葱は 芽を出したばかりです。ベランダでトロ箱にもう暫く居てもらって 畑に行ってもらいます。これは苗作りのため 芽が出たのを 1本ずつ植え替え途中のトロ箱です。

 鷹の爪が真っ赤になってきました。今 家の畑で一番目立ちます。まだ 緑のと6分4分位で 緑のが多いんですが 赤が目立つんで 赤の方が多いように見えます。今月末には抜いて 縛って、小屋の軒下に吊るします。今年は十分収穫できます。
 

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落花生、もぐのが早過ぎた

2017-09-10 18:10:21 | 秋の走り
 出来が悪かった今年の豆の中で 落花生だけが かなり良く育って 期待してました。枝の伸びは良く、畝の間は完全に枝葉で覆われてしまってました。 

 ところが 株元に食われた殻が見えて 根が穿られているのに気が付きました。向かいの畑のA婆ちゃんのや 隣のYさんのが穿られて遣られていたんで いずれは 家に獣が回ってくるなとは覚悟してました。
 試しに株を抜いて見たら 結構良い莢がついてました。これを食われては堪らないので 抜いて莢をもぎました。オオマサリの大きな莢が かなり食い残されて着いてました。

 捥いだ豆の初物を頂こうと 剥いてみたら、やっぱり早過ぎました。小さ目の莢は豆が育っておらず、大きいのも育ち切っていないのが 多く がっかり。でも 抜かなければ獣にすっかり食われて収穫無しになるし、少しでも採った方が良いと 納得しました。

 夏野菜の残念な結果は忘れる事にして、秋冬野菜を頑張ろうと気持ちを切り替えました。ベランダで作ったキャベツの苗です。植えた途端強い日差しが帰って来たんで 一寸ぐったりしてますが 一昨日までの雨の確りした湿りで 夜にはしゃっきりします。 

 先週植えた白菜は 葉っぱを広げてきました。何本かは夜盗虫に遣られました。が 他のはもう少しすれば 虫ぐらいでは食い倒されなくなります。こいつ等は白菜の1回目で 12月頃の収穫。間もなく真冬用の2回目のを植えます。
 
 大根の1回目が育ってきました。間引きをして 間引いたのは雑魚と炒めて頂きました。早 冬を感じさせるご馳走になりました。

 抜いた落花生の後を耕して 大根の2回目やホウレン草、蕪なんかを蒔きました。葱を草から救出し、土寄せして立ち直って貰おうと葱の頑張りに期待。とにかく 今年の草の凄さは半端じゃないんです。刈払い機で刈った草は退かすのに見ただけで 逃げ出したくなります。

 蝉は夏を引き留めようと朝からがなり立ててますが、秋が進んで来るのを 周りの草の穂や花が教えてくれます。金木犀の香りがして来て 驚かされました。
 畑の土手のツルボが花の穂を突き上げ 淡い色の可愛い花をいっぱい咲かせました。いつもは 土手の草刈りで奇麗になった面にすっきり立ち上がるんですが、今年は刈った後すぐに 蔓延った草に埋まっての登場になりました。
 

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ベラドンナリリーが咲きました

2017-09-03 10:33:51 | 秋の走り
 急に涼しさを通り越して 寒くなって、長袖のシャツ引っぱり出して畑に行きました。
 前の日までは 水をかぶっても暑く グッショリの野良着を何回も洗濯に出していたのに。昼から北風が吹いて 夜にはすっかり秋、台風の所為だそうです。
 今年の夏は 変な夏。梅雨から 全く雨が降らないで トマト以外は全滅、蒔いた大豆も全滅、その後はお日様が出ず 降り続き。漸く暑くなったら物凄い暑さ、その暑さが台風で吹っ飛ばされて、今日は秋晴れ。これからは あんまり激しい事にならずに日本の穏やかな秋に戻ってもらいたいもんです。

 小鳥の餌台の下に植えっぱなしにしている ベラドンナリリーが夏草を掻き分けて 咲き出しました。ここは日溜りになるんで 色んな草が他より早く咲き出します。
 この花は 竹林を間にした隣のMさんに 貰って植えてもう何年にもなり 球根が分かれて大株になりました。花の時は葉っぱは無く、いきなり花の茎をニューっと出して咲きます。秋の走り、夏の暑さが峠を超えるのを知らせてくれます。後 半月位で 彼岸花が咲き出します。  

 前の土手や居間の窓の下辺りに 大藪になった白粉草、暑い間はクツワムシの住処、は毎夕良い香りを贈ってくれます、が そろそろ鬱陶しくなってきました。花の元の黒い種は割ると白い粉が詰まって、株も最盛期になったようです。もう処分して さっぱりしようと思います。夏の物は 盛りを過ぎようとしているみたいです。


 畑は夏草が物凄い勢いです、が 冬野菜の支度に掛からねば、の時期です。
 早生の白菜を一昨日植えました。ベランダのキャベツやなんかの苗も植えるのを待っているし、芽を出して伸び始めた大根や人参なんかの草取りもあるし、来週は大忙しになります。
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