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里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

春の畑仕事が始まります

2015-03-26 11:34:11 | 日記

 周りの梢からはメジロやシジュウガラ、ヤマガラ、エナガに鶸類また藪からは鶯やホオジロ等の囀りが賑やかに聞こえるようになりました。桜よりは一足早い春の謳歌です。
 風は未だ冷たいんで、スコップでの力仕事でかいた汗がすぐ冷たくなります。風除けのズボンと上着が要ります。足元は長靴です、地下足袋ではまだ一寸冷た過ぎです。
 日の暖かさは一段と増して来ました。今迄霜に痛めつけられて、地面にへばりつく様に寒さに耐えてきた作物だけでなく草草も急に伸び始めました。畑仕事を始める時になりました。
 耕すのは何とも大仕事で、このところ負担になってきてました。畑の持ち主のYさんが’機械で起してやるよ’と言ってくれたんで大助かりです。
 家が使わせてもらっている畑は土手の上、一番高い所の大きな畑の際です。土手は一番高い所で1m.ばかりで、土手下は農道です。農道からトラクターを畑に入れるには土手を削って傾斜をうんと緩くしてやる事が必要です。それで、Yさんとスコップで土手を削りました。これだけですが、掘った土は一輪車に10杯ばかりになりました。
 これでトラクターが入ります。

 早速草の出てきた畑を耕してもらいました。今年はここに落花生、里芋なんかを作ります。

 冬を凌いだ作物が急に育って食べられるようになってきました。レタスはトンネルにしていたフイルムが吹き飛ばされた後、掛けなおさないで放っておいたもんで、諦めていたんです。が 巻いてきました。ちゃんと玉になりました。
 パセリも全くいじけていたんですが、これも急に伸び始めました。葉が細かく縮んだ良いパセリになってきました。 

 ステイックブロッコリィーは盛んに蕾の付いた枝を伸ばしてきて、採りきれない位。摘んだ後すぐに次々出てきてます。茎も柔らかくて美味いんです。採りきれないのは、どんどん花が咲いてしまいます。小松菜やキャベツと同じ仲間ですから、今が花の盛りなんですね。

 冷たい風に苛められて伸びられなかった蚕豆も、育ってきて花が着きました。まだ背は低いですが、暖かくなるにつれて急に伸びてきます。もう一回土寄せが必要です。アブラムシも付き始めるんで、竹酢を撒いてやらねば。

 
 春の雑草も花盛りです。一番早かったオオイヌノフグリは大きな株になって青い花が一面に、ハコベは蔓延って覆い尽くす勢い、ぺんぺん草やタネツケバナも花盛りで種が出来始めてます。
 土手は踊子草の花畑みたいです。他の雑草より一足早く花盛りになりました。角張った苞から次々に小さな花が出ます。名前の割には地味かな。畑にはあんまり入り込まないで、土手が気に入ってるようです。

 仏の座は畑のどこにでも出てきて、あっという間に蔓延って花盛りになります。ピンクの花は、近くに寄って見ると面白い形で綺麗なんですがね。春の七草に名前はノミネートされてますが、食べるほうは違う草みたいです。
 玉葱の畝、マルチの穴にまで出てくるこいつをいちいち抜かねばならないのは、何とも厄介な雑草です。他の作物の周りにも必ず出てきて邪魔なんです。

 今は施設には入っている、以前この畑を作っていたU婆ちゃんがよく言ってました、種を落とす前に草を取らにゃ!そうすれば生えてこないよ!その通りです、とにかく文句を言う前に草を取らにゃ!
 苗を作っているトマトや茄子等を植え付ける前に、草取り、草取り!
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椎茸の駒打ち

2015-03-21 15:02:49 | 日記
 前の土手上の杉の木に登り付いたアケビが芽吹いてきました。我が家の周りの野生の木の仲間で一番早い芽吹きです。これからは色んな木々が次々と芽吹いてきます。
 アケビは葉っぱが出ると同時に花も出て来ます。濃い小豆色の小さな花で、雄花と雌花が別々なんです。芽から出てきた花の房の基に咲く花弁のあるのが雌花、先のほうに固まって房になっているのが雄花です。
 
 このアケビの木は小鳥が撒いてくれた種から芽生えて、もう10年以上になります。根元は数センチあって蔓が伸びて分かれて、杉の木の途中を覆う位になりました。
 花芽も伸びた蔓に一杯着いてます。こんなに一杯花が咲いても実はほんの少ししか成りません。野生ですから仕方が無いんですが、随分無駄花が多くもったいない感じです。

 
 春になって畑が忙しくなる前に終わらせておきたい仕事、茸の駒打ちをしました。先週遣る筈だったんですが、手に入れた菌駒を忘れてきてしまったんで、今週になりました。
 Yさんの山で切ってもらって運んできて、転がしておいた橡と桜、それに前庭の土手上の椎の木を切った奴を少し、が原木です。
 電ドルに専用の錐を取り付けて穴開けします。穴の間隔は4寸位でしょうか、結構いい加減です。
 
 椎茸の駒です。駒はプラスチックのボトルに、椎茸菌を培養した菌床に塗した状態で送られてきます。
 
 今年は富士種菌さんの推奨の新しい品種にしました。良い茸が出る筈です。このボトル1本に500個の駒が入ってます

今日は椎茸の原木、橡と椎の木合わせて15本余りに駒を500個、10本余りの桜にナメコの駒を300個ばかり打ちました。
 
 椎茸の駒を打った原木です。茸が出るのは、早いのは再来年の春から出るのもありますが、再来年の秋に出始めて年2回、秋と春に3年位は出てくれます。その間に、菌が原木を食い尽くしますから、終わった原木はぐずぐずに崩れてしまいます。目に見えない小さな菌の力、と言うか食欲と言うか、には驚きです。

 駒を打ち終わった原木は木陰に積んで夏を過ごさせます。今年の場合、椎茸は栗の木の下に、ナメコは夏椿の下に積みました。孟宗を切ってきて台にして積みました。
 去年積んだ近くに、カワラタケの着いた枯れ木が在ったようで、原木に茸の害になるカワラタケが生えて困ったことになりました。今年は近くに枯れ枝やなんかが無いように気を付けました。
  
 積んだ原木に、孟宗の枝を被せて完了です。秋まで何回か積み代えて菌には十分育ってもらいます。
 
 入り口の白木蓮が育って、今年は沢山、真っ白い花を咲かせました。いよいよ春の始まりです。
 
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長芋を植えました

2015-03-15 13:29:21 | 日記
 植物の方は季節が早く進んで入るようです。この前まで春の香りを楽しんでた、前の庭の蕗の薹は花盛り?になりました。丸い花簪みたいな見事な造形です。
 畑の困ったさんの薺(ナズナ/ペンペングサ)や仏の座、繁縷(ハコベ)なんかも花盛りで、早すぎた春の装いが冷たい風に弄られています。こいつ等は根っこも張っていて、早くも畑の大邪魔者です。一つ一つの花は可憐で柔で見飽きないんですが、株の大きさ強さは素手では手に負え無くなってきました。 
   
 実を殆どヒヨに食われてしまった金柑の下の沈丁花も花盛りで、甘い香りが噎せるようです。一番花は随分早くに開いたんですが、ゆっくりゆっくり開花が進んできました。花弁が厚い所為でしょうか。
 
 春の出盛りになった椎茸は食べ切れないので、笊に広げて干してます。良く晴れた日が続けば早く干し上がり、綺麗な出来の干し椎茸になります。今年は天気が続かないので、一寸黒っぽくなりそうです。
 原木への駒打ちは来週、忘れずに駒を持ってきて遣り上げます。この週は、せっかく取り寄せた駒を忘れてきてしまって、仕事の予定が大狂いでした。美味い椎茸やナメコを是からも、毎年楽しむために忘れてはならない春の一仕事です。
 
 長芋の種芋を出してみました。去年掘った時に種用として灰の中に埋けておいたものです。芋の先、蔓が出ていた所に芽があります。そろそろ動き出しそうな気配でしたので植える事にしました。
 
 竹を半分に割ったのを埋めてその上に植えます。芋を勝手にさせておくと、真直ぐ下に伸びて掘るのが大変です。柔らかい芋を数十センチから1メートル近くも掘り下げて、傷つけずに収穫するのは重労働過ぎるんです。ユンボが有ると良いんですが。
 割った竹を隙間無く並べて、片一方は地面に隠れる位、反対側は30cm位埋まるように傾斜を付けて埋めました。これが家の芋畝です。
 割り竹の地面に近い方の端に一本ずつ種芋を置いていきます。全部で20本ばかりです。
 
 種芋はこんな具合に竹の割ったのに置いてます。あんまり端の方に置くと、芋が竹から逃げ出してしまうことがあるんです。
 種芋は蔓を伸ばすのに全精力を注ぎ込んで、皮と筋だけになり枯れてしまいます。今年の芋は蔓の元から延びてきます。その芋がこの竹に収まってくれる筈、収まってもらわねば困る、です。

 芋の種もガイドの竹も潜るように土を戻して植え終わりです。芽が出てきたら、篠竹を立てて蔓の手にします。竹は畑の際の山に入って切ってきます。

 手にする竹は豆や胡瓜やに色々必要です。沢山切って来ようと思います。この竹は丁寧に使っても2年と保たないんで、今の時期のけっこうな仕事です。鶯を隣に聞きながら切ってきます。
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ジャガイモを植えました

2015-03-07 10:17:58 | 日記
 じゃが芋を植えました。急に春めいて、周りの皆が植えてしまったんで、尻を押された感じ。先週に作っておいた畝に、キタアカリを3キロと始めての赤い芋のインカノメザメだったか?を1キロです。
 切っておいた芋を40センチ位の間を置いていきます。芽が出たら何回か土寄せして、畝を高くしていくつもりです。それで最初は畝の高さはありません。
   
 植えた種芋です。一日前に切っておいたんで、切り口は乾いています。良い芽が出てきてます。北海道産のをD'2で買ってきました。
 去年採れた芋が未だ有りますが、地種は病気が出そうで使えません。ここでは夏の暑さ、土地の粘っこさなんかで、病気が出やすいんです。

 家では、畝は肉体労働、シャベルで掘って土を引っ繰り返して作ります。周りの皆は機械で、あっという間に綺麗に作ってしまいます。
 畑は耕運機で一気に耕して均してしまいます。畝を作る用に、小型の管理機と言う羽を付けた耕運機で溝を掘っていきます。
 
 溝に化成肥料を撒いて少し土を戻して芋を植える畝が出来ます。家の場合は草や残骸をシャベルで掘った溝に入れ、鶏糞をその上に撒いて土を戻してます。何しろ化成肥料は高価なんで。
 その上に芋を置いて行き、土を戻して均します。本職も土寄せして畝を高くしていくんです。芋は茎の基に着きますから、土を被せて遣る訳です。出来た芋に日が当ると青くなってだめですから。
  
 
  
 そこここに緑が見えるようになりました。ヒヨの食害は一段落です。豌豆に掛けて置いたネットを外し、手になる網を張りました。
 去年使った手の竹の中の 使えそうなのを持ってきて立てました。それに去年、落花生にハクビシン避けに張って使ったネットをその竹に張りまわしました。

 蚕豆も立ち上がってきましたので土寄せを始めました。もっと早く始めた方が良かったようですが、寒いのと霜でぐちゃぐちゃなので、目を瞑ってました。
 畑を使わせてくれているYさんはの神様の言い付けで、蚕豆を作れません。それでYさんの分を作ってあげてるので沢山になります。
 根基が冬の吹きっさらしで寒そうだったのが、寄せて遣った土に包まってホッコリしたようです。後一回土寄せします。今回同様に鶏糞やボカシを撒いて包んでやります。
 
 早生の玉葱がやっとそれらしくなってきました。こっちにもボカシをやります。早い奴は来週には初物として頂けそうです。
 
 去年の暮れに取り残した小松菜が大きな株に成ってます。薹がどんどん上がってきてます。摘んでも摘んでも摘みきれないくらいです。
 一寸苦味のある甘いこの時期ならではのご馳走です。小松菜で食べるより柔らかく筋も無く美味しい。それもその筈、大きな株の全ての力を集めた薹ですから。

 庭の餌台に来る小鳥たちが追っかけっこを始めました。番の時のようです。鶯は朝早くから上手に囀るようになりました。畑の際の梢からは エナガの囀りが聞こえてきます。ヤマガラ、もシジュウガラも。
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椎茸の原木を切ってきました

2015-03-01 15:56:11 | 日記
 乾く暇無く雨の日が来ます。3日は続いてもらいたいんです、窯に火を入れるためには。と言うことで中々炭焼きが出来ません。来週は湿っていても火を入れるつもりです。
 
 今朝、鶯が囀るのを聞きました。まだ下手糞な啼き方ですが。一昨日までは家の藪に来て笹啼き、ジェッジェッ!、だったんです。
 どうもこの頃 環境が悪くなったか、数が少なくなったようなんです。山が荒れてきている所為でしょうか。上手に子育てして増えて欲しいんです。
 小さい鶯や山柄、エナガや鷽のような小鳥が少なくなった気がしますが、雉が増えました。畑にいるとよく見かけるようになったし、ケーンケンと向こうでもこっちでも鳴き声が聞こえてきます。体の大きさが生存競争に勝っていくのに何か関係あるんでしょうか。

 Kさんに頼んで、今年も椎茸とナメコの原木を切ってもらいました。Kさんの山に入ったすぐの所の桜とクヌギです。本当は2ヶ月以上前に切りたかったんですが、遅れてしまったんです。
 桜は所謂 山桜です。小鳥が種を撒いてくれるのか、あっちこっちに生えてきたのがあるんです。7寸位になって丁度良いのを1本切り倒しました。3尺位に切って10本余の原木が採れました。ナメコ用です。カメラを持って来なかったんで、切り倒したり枝を払ったりの作業を撮れなかったのは残念。Kさんが切り倒して、定寸に切って枝を払ってくれて、私は使えない枝を片付ける役目。軽トラに積み込み、庭まで運んでもらいました。

 クヌギは切った後の株から芽生えて伸びてきた奴です。5寸ばかりの太さのを2本切り倒しました。やっぱり3尺弱に切って、15本ばかりになりました。自分で食べる分と、一寸友達に上げる分ですから、これで十分です。今年もお陰様で 補充が出来ました。
 Kさんはこの山を親戚の人に貸してます。親戚の人がこの山で椎茸を栽培してるんです。陰になる木の下に、椎茸を植えたホダ木が何百本と並んでいます。春の椎茸が出始めてました。
 
 泥縄ですが、ネットで種菌を注文します。いつもの富士種菌さんに美味い品種の椎茸を頼む事にします。
 
 殺風景な畑の様子が変わってきました。取り残した菜っ葉が薹立、黄色い菜の花が咲いてきました。小松菜の花です。家の畑ではこいつが一番初めの菜の花です。
 実はステイックブロッコリーの方が薹立ちは早いんですが、出た薹は全部摘んで食べてしまいますから、花までにはなれないんです。それで小松菜が1番。
 
 これから白菜やキャベツ、ミズナに蕪、大根と放っておいた冬野菜の花盛りになります。周りの仲間は綺麗に片付けてますから、この花盛りは顰蹙もん、早々に片付けねば、
 出たばかりの薹は摘んで春一番のご馳走になります。菜っ葉が精一杯集めた栄養の塊ですから、どの薹も仄かな甘みと爽やかな苦味があって絶品です。顰蹙をかっても暫くは放っておきます。

 春一番の畑仕事は、ベランダで芽を出させたキャベツ、ブロッコリーにレタスの植え付けです。黒のマルチを敷いた畝に小さい苗を植えて、ネットをかけました。

 ジャガイモの畝も作りました。春の足音に負けないように!冬眠は終わりです。
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