里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

筍は若竹に

2024-05-05 14:54:24 | 春後半

 連休後半は晴れて 暖かい日が続いてます。山は新芽が萌えて 特に椎や樟なんかの 常緑樹の黄緑が 杉なんかの暗い緑に映えます。

 裏の山際、竹藪は筍が伸び上がって 若竹になりかけてます。

 家の方に入り込んで 竹の藪を作られたんでは堪らないんで、片っ端から折って回ってます。私の背の高さ位までの奴は 頭を持って引き倒せば バッキリ折れるんですが、根元の竹皮を脱いで伸び上がり 4mにもなってしまうと簡単には折れません。

 

 揺すって先の方を折って落とすか、唐鍬を振り廻して折るんですが、いずれにしても 数が多いんでしんどい事です。

 裏の陰になる処を占拠している 茗荷です。茗荷タケとして初夏の香りが楽しめます。

 タラの芽がこんなに伸びてす。中の方の軟らかいのは まだ十分食べられますが 春早くでこそのご馳走なんで 摘む気は起きません。伸びてもらって来春 大きな芽になるのを待ちます。

 柿の木です。若葉の緑はピカピカです。この葉を摘んで天婦羅にすると 旨い。蕗の煮物やこの天婦羅、今の時期のご馳走です。

 山芋の蔓が伸びてきました。放置されて 山に還った畑跡の篠竹を切って来て、手にしました。ハウスの支柱だった鉄のパイプも立ててますが、芋の好みは自然の物の方らしく 竹の方に巻き付いて登って行ってます。

 

 このまま 鼠に食われなければ 今年も山芋が楽しめそうです。

 半分死にかけた胡蝶蘭の株を 娘が貰って来たのを 面倒見てました。一冬越して 見事な花が咲きました。

 今はピンクの大きな花が4つ開いて 蕾が8つばかり有ります。温室があるわけではないんで、部屋に置いて 寒さに合わないようにしてただけです。

 

 昔の洋蘭よりは 品種改良されて 育てやすくなってます。それだから 開店祝いなんかで貰った 洋蘭は 可愛がって遣れば 新しい花が見れます。

 畑は 夏草が盛んに芽を出してます。蛇草、藜 その他諸々、物凄い勢いで地面を覆ってきてます。根を張って 手に負えなくなる前に 退かすよう地表をかき回してはいますが 手が回り切れなくなって来てます。

 落花生を蒔きました。予定の半分だけ、種があった分、です。あと半分は来週種を持ってきて 蒔きます。蚕豆は今年は外れでした。仲間の皆の所も うまくないようです。夏野菜の苗は 皆どうやら着きました。

 鍬を使ってると 汗が目に入る様になってきました。水を飲むのを忘れないように、休み休み遣る事にします。  

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躑躅と樟の新緑が競ってます

2024-04-26 17:22:28 | 春後半

 入り口の躑躅が良い香りで 満開です。

 

 居間の前の八潮躑躅は大きな花を一杯に開いて クマン蜂や黒い大きな揚羽蝶を饗応です。

 この躑躅とは違いますが 目に嬉しい軟らかい緑の若葉もこの時季の楽しみです。家では 樟の大木が見事な新緑で 癒してくれてます。

 

 仲間は 見事に刈り込んだ躑躅の競争をしてるみたいで、庭や垣根を飾ってます。皐まで 暫く目の保養が出来ます。

 

 去年 小さい苗を植えた モッコウバラが 大きく伸びて 花を着けました。ちゃんと バラの香りを振り撒いてます。

 

 バラの足元には前から居た 都忘れが濃い紺色で頑張ってます。 

 

 春の後半の 楽しみな庭の仲間のもてなし、目も心も癒されます。

 畑は 早くも じゃが芋が花を咲かせてます。食べられる量は減って来たんで 今年は 半分位にしました。作った物が育ってくるのは 量を少なくしても 楽しみです。

 

 蚕豆が莢を上に向けて 威張ってるようです。

 こっちは 貰ってくれる先が有るんで 何時も通り作りました。来週には 試しの幾莢かは試し採りできそうです。

  

 夏野菜苗の先行部隊は 今の処 ちゃんと着いたようです。植える前に雨が有って 好都合でした。胡瓜だけは ウリバエが酷いんで ネットの中です。来週は南瓜や冬瓜なんかの瓜類、ピーマンや万願寺唐辛子なんかの唐辛子なんかが出番です。

 今夜もフクロウが来て ゴロスケホーホーと鳴いてます。

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蛍蔓(ホタルカズラ)が咲いて 田植えが始まります

2024-04-20 14:45:31 | 春後半

 里山の家へ上がって来る道の 山側の斜面に、藪の中に、紺色の花が今年も無事 咲いてくれてます。この斜面は 部落の掃除の時、刈払い機で 伸びて来た雑草を刈っている所なんで、根絶やしにされたんではないかと心配してました。

 蓬なんかの春の草群の中に 濃い青色の花が散らばってます。 

 花は端正な 5角形です。

 車だって結構通る 村へ上がって来る1本道なんで 取り尽くされてしまわないか、いつも心配です。が 一寸高い斜面に 藪に散ってるんで 未だ生き残ってくれてます。

 蛍蔓が咲いてくれてる 山の斜面の向かい側は 棚田です。代掻きされた田圃から順に 水が張られて 田植えが始まってます。

 田植え機が忙しく 早苗を植えてます。

 植えられる早苗が 畔の上で待機してます。

 仲間の Kさんの所は この週末に田植えです。息子さんが トラクターで植え役、Kさんは ハウスから苗を運ぶ と言ってました。トラクターで 田圃に入るのは 斜面がきついし 危ないんで、主役交代。

 我々の年になると 体が利かなくなる、なんて情けない事を言ってます。確かに 何かあると 動けなくなるし、一人仕事は無理になって来ました。

 畑は じゃが芋の土寄せを終え、長芋とヤム芋を植え 早生の枝豆やインゲンは蒔き終わりました。ナスや胡瓜、瓜類なんかの 夏の主役は 来週から植えられるように畝を耕し 肥を入れてます。

 獣は相変わらずで、猪は竹藪際に大穴を開けまくって、出盛りの筍を食い漁ってます。アライグマは 続けて3匹罠に掛かって、歯をむき出して暴れてるし----枚挙に厭わずです。

 村の罠の面倒を見てくれてる Oさんは 昨日も掛かったアライグマが 日当たりでは可哀そうなんで、日陰に罠を映してやった、奴は寝転んでた。もう一人のKさんが 後で餌を持って行ってやる、と何とも 優しい猟師さんなんです。

 罠は猪なんかの大型のと ハクビシンやアライグマなんかの小型の2種類を 設置。入った獣は 電気処理です。罠担当の皆が処理に当たりますが あんまり暴れるようで手に負えない時は 本職の猟師を呼びます。処理した獣は 大きなコンポストみたいな中に放り込み、土に帰してます。罠担当の皆は良くやってくれてます。が 獣共の増える方が勢いがあって 奴等の方が断然優勢です。このままでは こっちが 檻の中で過ごさねばならなくなりそうです。

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新緑が眩しい季節に

2024-04-15 18:19:04 | 春後半

 畑で一寸力仕事をすると 汗ばむようになりました。

 棚田も気の早い所は もう早苗が植わってます。Kさんは来週位から植えると言ってます。今年は 苗の育ちが揃わない、今迄に無かった とぼやいてました。気候が変わったのに苗が敏感に反応したのかも。蛙の合唱も聞こえてます。

 前の道の向こう、山際の Mさんの梨の大木が 満開です。 

 真っ白い花で 大きな木が 一層大きく膨らんだようです。Mさんは 木が大きくなり過ぎて 手に負えなくなってしまったと 見上げてました。実は一寸小さいけど 良い香りで美味いんだ、と 亡くなったU婆ちゃんが自慢してたもんです。

 同じ山際の 山桜もこんな具合、きれいです。

 芽吹きの季節で 特に樟なんかの常緑樹が 若葉を光らせて目立ちます、奇麗です。

 家の樟です。周りの杉や檜なんかの 暗い緑に浮き上がって見えます。この緑を見上げていると 目に効いて 良くなるみたい、で 薬よりも効く感じです。

 木の芽、山椒、です。花を一杯着けてますが 雄の樹なんで 実にはなりません。若葉は 初夏の色どりで 色んな料理に重宝します。

 去年 大きくなった 実の成る山椒が枯れてしまったんで、また 実の成るのを 探してきて!と申し付かって 今は藪を掻き分けてます。

 梅の実が 育ってます。今年は 花の時期に 長雨で 上手く受粉出来なかったようです。そうでなくても 南高梅なんで この辺の梅よりも 花が咲くのが遅いのに、花の最盛期の雨、最悪。

 

 今年は 半分放棄された 梅の樹の持ち主に、梅の実を分けてもらいます。

 ブルーベリーが花盛りになりました。

 

 釣鐘状の可愛い花です。今年は 花の塊が多いようです。

 去年はいくらも採れなかったんで 今年は期待できそうです。

 前の土手は クサノオウの花畑みたいになってます。黄色い花の立派な株です。あんまりのさばって貰っては 邪魔なんで、種を撒き散らさない内に 始末します。

 猪は相変わらずやりたい放題です。これは 夏蜜柑の傍に出て来た筍。胴っぱらを掘り齧ってます。

 山際の藪は 食い残した皮を散らかした 穿った穴だらけ。足を取られたら 怪我もんです。

 筍、今年はどういう訳か 出るのが遅いようです。いつもなら 今頃は 伸び過ぎたのが ぼこぼこある筈なんですが、半月は遅いようです。

 その所為でしょうか、家の周りの土手は 猪共が穿った穴だらけ。何を求めて掘ったのか、深い穴が 空いてる場所も無い位 穿ってます。宝物でも探してるんじゃないか、と 馬鹿な冗談を言い合ってます。

 畑は じゃが芋が伸びてきたので 土寄せをしました。じゃが芋は 植えた芋より上の方に 新しい芋を成らせるんで 土寄せが必要です。成った芋が 土から出ると緑色になって 食えなくなります。

 蒔いた大根、人参に菜っ葉や インゲンなどは芽を出してきました。間引いたり 軽く土寄せしたり、草も出てきて やる事は増え続けます。

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蚕豆は種用を残し抜いてます

2023-05-27 12:36:04 | 春後半

 昨日は夕方から雲がとれて 綺麗な夕焼けでした。今朝はちょっと冷えたようで、芽を出したばかりの草に 露が降りてました。

 半月ばかり前にトラクターで均した畑に 生えて来た藜や蛇草なんかの上の露が 朝の低い光をこんなに綺麗に見せてくれました。

 

 蚕豆は終わりになって来ました。遅れて身が入った分を捥いで、株は抜きます。株先には 未熟な莢は幾つか残ってますが、もう大きな豆にはならないと 仲間が教えてくれたんで、どんどん抜いて片付ける事にしてます。 

 

 一畝は種用に残してます。緑のつやつやした 大きな莢が、真っ黒くカリカリになったら 種用の豆が採れます。このように黒くなった奴から 摘み取ります。

 蚕豆の畑の向こうは山の藪です。その山から 大きな足跡が家の蚕豆の方に付いてました。蚕豆の畝を踏んずけて 横切って来てます。手前が蚕豆の畝です

 蚕豆の隣は Wさんの畑です。が 爺様が遣れなくなってから3年ばかりほったらかされて 荒れてます。山から家の蚕豆畑を横切って来て その荒れた畑を穿って 大穴を開けて行きました。猪の遣りたい放題です。

 

 穴は何人も埋めて置けるに十分の大きさが有ります。

 Kさんの畑はその南隣です。境の辺りも ブルドーザーで遣ったみたいに 掘り返されてました。朝来て見て ぶっ魂消たそうです。Kさんは自分の畑の土の山はトラクターで均し直してます。隣の藪は掘り返されたままです。

 

 蚕豆の方の畑は 未だ電気柵を設置して無いんで 獣達が出入り自由です。トラクターで均した後は 大きいのや小さいのやの足跡だらけです。猪は蚕豆は未だ食いません。が 踏みつぶして通っています。

 お寺にはハクビシンが、Oさんの家作にはアライグマが入って両方共 天井を傷めてしまうし、獣に痛めつけられてます。棚田や畑を遣って行く皆の 気力が無くならない事を祈るのみです。

 ぼやいている内に 季節はどんどん進んでます。前の土手に蛍袋が、登って来る道の山側にも ランタンを下げたように咲き出しました。 

 

 ホトトギスが鳴きながら頭の上を通って行き 雉やコジュケイも縄張りを宣言して大きな声で鳴いてます。

 チガヤの穂が 白い波になりました。子供の頃 若い穂を抜いて 元をかんだものです。

 

 猪もこの根を 掘っているかも。皆は葛か藤を掘ってるんじゃないかと言ってますが、どうでしょうか。

 南側の藪、アジサイも咲き始めました。空模様も湿った感じだし、梅雨は近いかも。

 

 裏の栗も 生臭い香りを出し始めました。白い花穂は雄花です。花穂の元に毬になる金平糖みたいな雌花がある筈ですが、まだ小さすぎて 判りません。

 

 ザクロです。花をたくさんつけました。軟らかい朱色の花弁を広げているのは雄花です。

 

 硬い苞だけなのは 雌花です。実の粒毎の 雌蕊でしょうか、沢山の雌蕊を覗かせてます。

  

 畑は トウモロコシが芽を出して、来週には肥料をやって土寄せです。インゲンは来週には採れ始めます。キャベツやブロッコリーは 青虫の猛攻を凌いで収穫出来そうです。

 草の伸びるのが早くなりました。草取り、草刈りが忙しくなりました。

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