里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

蚕豆は種用を残し抜いてます

2023-05-27 12:36:04 | 春後半

 昨日は夕方から雲がとれて 綺麗な夕焼けでした。今朝はちょっと冷えたようで、芽を出したばかりの草に 露が降りてました。

 半月ばかり前にトラクターで均した畑に 生えて来た藜や蛇草なんかの上の露が 朝の低い光をこんなに綺麗に見せてくれました。

 

 蚕豆は終わりになって来ました。遅れて身が入った分を捥いで、株は抜きます。株先には 未熟な莢は幾つか残ってますが、もう大きな豆にはならないと 仲間が教えてくれたんで、どんどん抜いて片付ける事にしてます。 

 

 一畝は種用に残してます。緑のつやつやした 大きな莢が、真っ黒くカリカリになったら 種用の豆が採れます。このように黒くなった奴から 摘み取ります。

 蚕豆の畑の向こうは山の藪です。その山から 大きな足跡が家の蚕豆の方に付いてました。蚕豆の畝を踏んずけて 横切って来てます。手前が蚕豆の畝です

 蚕豆の隣は Wさんの畑です。が 爺様が遣れなくなってから3年ばかりほったらかされて 荒れてます。山から家の蚕豆畑を横切って来て その荒れた畑を穿って 大穴を開けて行きました。猪の遣りたい放題です。

 

 穴は何人も埋めて置けるに十分の大きさが有ります。

 Kさんの畑はその南隣です。境の辺りも ブルドーザーで遣ったみたいに 掘り返されてました。朝来て見て ぶっ魂消たそうです。Kさんは自分の畑の土の山はトラクターで均し直してます。隣の藪は掘り返されたままです。

 

 蚕豆の方の畑は 未だ電気柵を設置して無いんで 獣達が出入り自由です。トラクターで均した後は 大きいのや小さいのやの足跡だらけです。猪は蚕豆は未だ食いません。が 踏みつぶして通っています。

 お寺にはハクビシンが、Oさんの家作にはアライグマが入って両方共 天井を傷めてしまうし、獣に痛めつけられてます。棚田や畑を遣って行く皆の 気力が無くならない事を祈るのみです。

 ぼやいている内に 季節はどんどん進んでます。前の土手に蛍袋が、登って来る道の山側にも ランタンを下げたように咲き出しました。 

 

 ホトトギスが鳴きながら頭の上を通って行き 雉やコジュケイも縄張りを宣言して大きな声で鳴いてます。

 チガヤの穂が 白い波になりました。子供の頃 若い穂を抜いて 元をかんだものです。

 

 猪もこの根を 掘っているかも。皆は葛か藤を掘ってるんじゃないかと言ってますが、どうでしょうか。

 南側の藪、アジサイも咲き始めました。空模様も湿った感じだし、梅雨は近いかも。

 

 裏の栗も 生臭い香りを出し始めました。白い花穂は雄花です。花穂の元に毬になる金平糖みたいな雌花がある筈ですが、まだ小さすぎて 判りません。

 

 ザクロです。花をたくさんつけました。軟らかい朱色の花弁を広げているのは雄花です。

 

 硬い苞だけなのは 雌花です。実の粒毎の 雌蕊でしょうか、沢山の雌蕊を覗かせてます。

  

 畑は トウモロコシが芽を出して、来週には肥料をやって土寄せです。インゲンは来週には採れ始めます。キャベツやブロッコリーは 青虫の猛攻を凌いで収穫出来そうです。

 草の伸びるのが早くなりました。草取り、草刈りが忙しくなりました。

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枇杷が色付きました

2023-05-20 13:10:14 | 初夏

昨日昼から降り出して 今朝も湿っぽく、梅雨に入ったみたいな感じです。

 珍しく 前庭の枇杷が こんなに色付いたのを見ました。いつもは 獣や鳥共に持って行かれて 無くなってしまってたんです。

 盗られる前にと 幾つか捥いできました。結構甘くなってます。隣の Oさんにも言って 採ってもらいます。

 皐が満開です。アジサイも大きな花房に色がついて来ました。

 入口の土手の影を明るくしてくれていた 猫の耳の花は この雨で 花弁が落ちてしまいました。この花が終わると 梅雨が近い。

 

 じゃが芋の畝に 枯れ色になった株が見えてきました。じゃが芋は上がるのが早いんで 来週には多くの株が枯れ込んで来そうです。

 新じゃがで 幾株かは探り掘りしましたが、来週にはもう成熟した芋になるようです。

 2週間前に余蒔きした 落花生の千葉半立ちが芽を出しました。

 直播した畝の方の豆は こんな具合です。

 どうしてか 余蒔きした奴より 芽出しが遅れてます。直播の畝の方は 幾つかは芽が出ないのが有って、ピンチヒッターを立てなくてはならないんで 余蒔きが必要なんです。1週間後に蒔いた オオマサリは豆が土を持ち上げてますが 芽の葉っぱが出るのは未だです。

 家の蚕豆は 山の林の陰の畑に作ったんで 仲間より少し遅くなって 今が盛りです。最初天井を向いて成った莢が 下を向いてきたら捥ぎます。下を向いた莢を しゃがんで捥いでいくんですが、腰に来ること来ること、おまけに 嵩が張るもんで 運ぶにも草臥れます。 仲間は種の分を除いて 抜いてしまったようですが 家のは来週捥いで終わりにします。

 猪は山の棚田際に設置した罠箱で 何匹か捕まえたのですが、畑にも田圃にも出てきて悪さし放題です。

 Kさんの田圃にも入り込んで、1枚ダメにされました。猪が入った田圃の米は 臭くて使いもんにならないそうです。放置される田圃が増えるのを Kさんも心配してます。

 

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卯の花が咲いて夏が近づいたみたい

2023-05-13 18:03:37 | 初夏

 前庭の土手の卯の花が咲いてました。

 

 仲間の家の土手上、刈り込んだ垣は 皐が咲き出してます。草木は初夏の様相です。

 

 下の棚田は 早苗が確りして来て 風の通りが葉先で見える様になりました。

 の前の蔓バラです。優しい色の花で 良い香りです。良く育ちました。

 

 猪は大胆にそこら中 穿って歩く様になりました。畑の土手下の道、刈り払った草を こんな様に穿ってます。草の下に寄って来るミミズを食べているようです。

  

 土手上の畑は 猪共の領地だったんですが、電気柵を張り回してからは 入って来てません。それではと 落花生を 今年も蒔きました。

 去年は 約半分食われた処で 急いで収穫して 今年蒔く種だけは確保しました。今年は 外側の柵に更にもう一回り 電気柵を張り回す積りです。

 夏作の一つ、葱を植えました。ベランダで作った苗です。苗は中々の出来です。夏に向かって 草共の進行をどれだけ防げるか、撃退できるかで 冬の美味い葱のとれ具合が決まります。

 去年植えた 玉葱です。葉が倒れて収穫する時期です。早生と晩生を半分ずつ植えたつもりが、蒔く種を間違えて 全部早生でした。 

 

 いつも早生と晩生に 赤玉葱の3種類を作ってました。今年は保存のきかない早生種のばっかりだったんで、夏以降の分は買って食う事になってしまいました。

 玉葱の畝には 無精して 豆の種を蒔きました。玉葱を採ってしまったら 豆の畝になる筈です。枝豆とインゲンを半分づつ。

 夏の大根の1回目が育ってきました。来週には採れます。Kさんのようにトンネルを上手く管理できないんで、霜の心配が全くなくなって蒔いたんで 今の収穫になります。Kさんのはもうとっくに収穫が終わってます。大根は芽を出してから霜に当たると 薹立ちして大根にならないんです。

 Sさんに余った苗を貰って植えた インゲンが伸びて花を着け始めました。放置されて山に還った 下の畑で切って来た篠竹を手にしてます。

 ベランダから来た 南瓜、胡瓜、茄子、唐辛子なんかの苗は 何とか畑に馴染んでくれたみたいです。

 ここの虫共の猛攻は 防虫ネットを掛けて防いでます。うっかり掛けて無かった分の胡瓜は 完全にウリバエに食い尽くされダウン、ネットが外れたキャベツとブロッコリーは青虫の卵がびっしり産みつけられてました。丁寧に卵を払い落さないと 食い尽くされます。卵を退かすか 新しく苗を植えるか 考えどころです。

 屋敷の筍は出る勢いが一寸衰えた様です。油断をすると 竹藪にされるんで 気を緩められません。 

 

 

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