里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

霜にも負けず

2024-02-12 12:22:36 | 冬中

 今朝も車のガラスは 凍っていて、暫く水を掛けて すっかり溶かしてから下りて来ました。今がこの辺では 一番冷える時期かと思います。

 昨日 前庭の 古い梅の木の周り、一寸高くなってる辺りの草叢に 蕗の薹がありました。去年の葉っぱが 枯れて残っていた辺りを 枯れ葉や草を除けて 見つけました。まだ 開くには時間が掛かりそうです、が 摘んで来て 春の香りを頂くには十分です。

 

 霜で 大きな葉の草は 霜枯れてしまってます。それでも 日当たりの土手には たった1輪ですが タンポポが咲いてました。まだ短い茎ですが お日さんのほうに向いて 精一杯開いてます。 

 

 畑は 植えたり蒔いたりするものは未だ無いし、霜でドロドロになる事も有って 草取りはしてません。

 小さな草共が 小さい花で 小さいお花畑になってます。

 

 二昔前以上になる M婆ちゃんの頃には もう居付いていたビオラが この時季 一番大きな花です。

 一番威張って のさばって来てるのは このホトケノザです。花は 良く見ると 中々なもんですが 畑にはおいて置けない 奴です。

 

 豌豆では特に、こいつが黴の仲間を呼び寄せるらしく、黴の仲間の病気になってしまいます。こいつが 黴に侵される前に完全に退かさないと 豌豆がやられるんで、ピンクのこの花を楽しんではいられません。

 オオイヌノフグリも 青空みたいな色の奇麗な花を咲かせてます。名前は こいつの 実の形に由来するそうで よくも思いついたもんだと感心させられます。

 こいつは野菜苗より早く確り根を張るんで、畑には生えさせたくない雑草です。うっかり抜くと 苗迄抜けるんで困りもの、  

 

 畑では 大根、蕪に人参、レタスやブロッコリーと菜っ葉類に葱が収穫出来ます。そろそろ じゃが芋を植える支度に掛かります。

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椎茸の駒を打ちました

2024-01-27 12:06:43 | 冬中

 先週 Kさんの山で切って来た コナラ、転がして置いた奴、に椎茸の菌駒を打ちました。もう少し、2週間位 枯らしてからの方が良かったようですが こっちの都合も有り 打ってしまいました。

 駒用の専用錐、ドリル、を使って9㎜ばかりの穴を穿ちます。

  画像をクリックすると拡大します

 太い丸太には 縦方向に4寸間隔、横即ち切り口に平行の方向に4等分、90度毎になるよう、穴を開けました。細い方の丸太には 縦方向の間隔を5寸程にしました。寸法はおおよそです。

 駒は 富士種菌さんの F206 味の良い大きな茸が採れる奴です。今年は注文が遅かった所為か 駒が菌に食い尽くされる一寸前だったみたいで、軟らかくなってしまってました。指で潰れてしまう位。

 潰れないように 柔柔と打ち込み、時間が掛りましたが 家の分12本を打ち終わりました。

 転がして置いた丸太は 土に触っていた方が濡れてたんで、乾かしながらでした。

 打ち終わった丸太は 栗の木の下に積んで、夏を越させるつもり。下に孟宗を切って来て 土台にしました。 

 

 風が通る様に 交互に積んでおきます。秋には前からの榾木を伏せてある 山際へ移動し立て並べます。 

 

 本格的に茸が出るのは もう一夏過ごした 秋からです。

 Kさんの山では 親戚の方が 以前から椎茸作りをしてました。福島の原発事故の後、この辺でも 原木を使った椎茸は販売出来なくなって、ずっと休んでました。この頃ようやく販売できるようになって 再開してます。千葉県の こんな ど田舎迄影響が有ったんです。

 畑の方は ヒヨやカラスなんかが 残った冬野菜に集ってます。そろそろ じゃが芋の準備に掛かります。

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榾木を切ってきました

2023-01-22 13:17:11 | 冬中

 今朝は冷え込みました。洗面所への 水道管が凍り 暫く水が止まってました。メダカ池は確り氷が張ってました。

 昨日、Kさんの山で椎茸の榾木にするコナラを切ってきました。隣のOさんと チエンソーをもって。

 篤農家のKさんですが歳の所為で 足や腰が無理が出来なくなって 山の面倒はきつくなったと言ってます。もう 木を切らせて貰えるのもそう長くないようです。

 30㎝ばかりの径のコナラを2本倒し、2尺ばかりに切って、榾木にして30本ばかりを Oさんの軽トラに積んで持って来ました。

 Oさんと半分こにしました。今度来たら菌を植えます。

 アパートに帰ると 報歳蘭が咲き始めてました。毎年 旧正月の頃になると 花茎を伸ばし 良い香りの花を咲かせます。

 台湾から持ってきて もう何十年になりますか、季節を違えず良く咲いてくれます。

 

 寒さは後1月程か、小鳥達や獣たちには厳しい季節が続きます。餌台にも鶸やホウジロの仲間が集まってます。畑は猪なんかの 足跡だらけです。

 

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野菜が食われ始めました

2023-01-15 11:39:13 | 冬中

 畑の仕事は 急いですることも無いし、寒い田舎家に来ることも無かったんですが、Yさんが 味噌を仕込むので一緒にどうか?と言ってくれたんで、降り出してましたが、上がって来ました。一昨日の事です。

 去年までは 豆を一日浸して、煮て、潰して、と 手を使って仕込んでたんです。が 麹と混ぜて仕込み上がったのを 樽を持って行って分けて貰うだけで良いと言うんで すぐに乗っかった訳です。

 家の分は豆4㎏です。Yさんは親戚の分も入れて豆16㎏ですから この五右衛門風呂みたいな羽釜で 1日浸して置いた20㎏の豆を煮ました。糀は豆の1.3倍 26㎏、知り合いの麹屋さんにコメを持って行って仕込んでもらい 釜や機械や杵、大きな盥も貸してもらったそうです

 この20㎏の豆は とっても手で潰してと言う訳には行きません。手で遣って 時間が掛ってたのを 簡単にやってくれるミンサーです。

 

 潰した豆と糀(塩と混ぜてあります)を混ぜる大きな盥みたいな桶です。ミンサーから出て来た豆は熱いんで 暫く冷まして塩麴と混ぜます。と言っても 量が半端ないんで 手の数がYさん一家の8本と手伝いの親戚の叔母さんとの10本で混ぜてました。

 

 混ぜた味噌の”もと”を丸めて 仕込む樽に叩き付けました。家の分は小さ目の2樽に入れたんで 持ち運べますが、Yさんと親戚の2樽は 各々20㎏越えになるんで 持ち上がりません。

 家のは 台所の床下で 夏に天地返しするまで眠ってもらいます。今年はこれで 味噌漬けの分も間に合います。

 畑は獣や鳥共の遣りたい放題になってます。先週までは 野菜の食害は無かったんですが、今度来て見て魂消ました。畑の近くに来た時 カラスが群れていて 一斉に飛び上がって行ったんで もしやと思ったんですが。

 白菜だった物です。畝の周りは食い散らかされた切れっ端で地面が見えない。畝の白菜で 無事なのは残ってません。

 大根は地面から出ていた部分が大穴開けられてます。霜が甘くした野菜なんで奴等には良い食い物に成ったようです。

 綺麗に均した畑は 猪なんかの足跡だらけ。好き勝手に歩き回ってます。他に一寸小さ目の足跡は キョンか狸、アライグマかアナグマか。

  

 まだまだ 霜も続くようで 畑は休みで 家の周りの竹や木の始末です。炭も1回は焼かねば、椎茸の榾木も切って来なくちゃ、結構やる事はありそうです。

 

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沢庵を漬けました

2022-12-04 14:29:34 | 冬中

 沢庵を漬けました。先週干した大根 14本、7㎏。糠は毎日精米するのを取って置いて集めたのを2㎏ばかりと 塩は400g、昆布と唐辛子は適当に、酢と醤油は半カップと言うのが 家のやり方。 

 大根は1週間では殆ど乾きません。寄る年波で 昔の様な 皺の寄った噛み応えある沢庵は無理、と言う事で 干し上げない大根を漬けました。この大根では 漬かってきて水が上がるのは早いんで 暮には食べられます。

 2回目として、今度は少し 昔風に干し上げた奴を漬けてみようと、抜いて洗って 竿に掛けました。1回目から1週間、畑に置いた大根は思いの他育ってました。こっちは暮に漬け込みます。  

 2人しか食べないのに そんなに大根を漬けて、誰が食うの!と笑われました。

 クロガネモチ、家の入口の土手の角に居ます、の実が真っ赤になりました。鉄(くろがね)黐(もち)と金を呼び込むと縁起を担いで 庭木に植えられたようです。

 

 前の住人だった 婆ちゃんの頃は 形良く刈り込まれてたんですが 家が手を掛けなかったんで 枝が伸び放題で大木になりました。

 樹を飾ってくれる朱い実は 暮に向かい霜が來るようになると ヒヨが集まって来て一日で無くなってしまいます。

 ヒイラギ(柊)が咲いてます。冬の木の通り、暮れになるといつの間にか咲いてます。ほんの少し香ります。家には何本も有るんで 見てる筈ですが、いつの間にか咲いてる 葉っぱのトゲトゲの割には お淑やかです。

 

 蝋梅は咲き始めました。未だ緑の葉っぱがいっぱいで、枝にくっ付く様に咲いてる花は 葉っぱに隠れてしまってます。家のは 日当たりで風も遮られてるんで 早く咲き過ぎるんです。

 

 それでもつぼみは 未だ硬いのが一杯着いてますんで 霜が来て葉っぱが散って 花が目立つようになる迄 咲き続けてくれそうです。

 昨日 Yさんが豆トラで畝の間を耕してくれたんで 蚕豆の土寄せを終わらせられました。霜が来そうなんで一寸心配だったんですが、一安心です。 

 

 Yさんの見立てでは 中々の出来だそうです。Yさんの居る下の部落では 蚕豆は神様が許さないんで作れません。それで 家で種を蒔いて Yさんの分も育ててます。でも 畑をトラクターで耕したり 機械の仕事は Yさんがやってくれますんで助かります。

 畑の仕事は 冬野菜の収穫がほとんどで 手が抜けます。暮迄は 屋敷内の藪退治に専念出来そうです。

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