里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

炭焼きの仕込み

2015-02-18 14:15:03 | 日記
 畑の仕事が始まる前に、少し家の周りの片付けをしました。特に竹薮は 倒れたのや枯れたのが目に付いていましたので、この際一気に片付けるつもりで 頑張りました。
 切ったり倒したりの竹がごろごろ邪魔になります。焚き火で燃してしまうのが手っ取り早いんですが、暫くやっていなかった炭焼きで少しは使ってやろうと、窯の掃除から始めました。家の窯は加工したドラム缶を裏庭の山際に据えて、土を被せてあります。
 約1年ほったらかしておいたんですが、窯のドラム缶は未だ使えそうです。煙突も通っています。窯は2基、3年ばかり前に2代目に更新しました。ドラム缶の底を抜いて焚口側とし、上の穴を煙突に繋がる煙道にしてます。煙突はドラム缶の穴部の外にレンガで小部屋を作り、そこに市販のを立てました。
煙道は窯の下のほうに来るようにしてありますので、土に深く埋まった状態です。
  
上の写真の左側の窯は中と焚口になる入り口部を掃除した状態で、右のは未だ手を付けて居ない窯です。掃除前のは、入り口がかなり土と葉っぱなんかで埋まってます。
 
 入り口の土を退かし 中に溜まった有象無象を掃除して、竹を乗せて空気の通り道を確保する棒を入れ、竹を詰められるようにした窯です。奥の下の方の穴が煙道がになります。

 竹を窯の長さに切りました。鋸で人力で切りました、かなりの労働です。孟宗竹4本分位で1窯分位です。
 
 切った竹を叩き割ります。これもまた結構な重労働なんです。叩き割るのは大きなハンマーを使ってます。節を叩いて割るんです。

 倒れた竹の中には 虫に食われたのが大分ありました。家の周りにはカミキリムシが沢山居て庭木の中に入られて折られたり枯れてしまったりして困ってます。竹もカミキリムシの温床になって居るようです。 
 
 割ったとき出てきたテッポウムシ、カミキリの幼虫、です。早い奴は成虫になってました。春になったらすぐ飛び出すんでしょうか、困ったもんです。
 出てきたテッポウムシは小鳥の餌台に入れてやりました。昔、親父は薪割りの時出てきたこいつ等を 焚き火に放り込んで焼いて食べていたように記憶してます。昔の話です。
 

 割った竹を窯に詰めていきます。出来るだけ隙間の無いように詰めます。隙間が多いと火を入れた時に中の温度が上がらないのです。 
 
 詰め終わったら、焚口を作ります。ブロックを4個使って作りました。土台はレンガで前に作っておいたのを使いました。
 この焚口を土で埋めて出来上がりです。
  
 2つの窯に竹を詰め、出来上がるのに1日半掛かりました。
 この次に来た時に火を入れます。焼き上がるのには1日掛かります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅が咲きました

2015-02-17 15:44:12 | 日記
 2週間ぶりに里山の家に帰ってきました。寒さが続いて、何やかやあって開けてしまったんです。
 餌台は空っぽ、気の毒な事をしました。小鳥の餌、粟や稗等の皮着き、ヒマワリの種なんかをやって、水をやりました。早速鶸や頬白、雀にずうずうしくも 大食いの鶫とその仲間が集まって来ました。やっぱりこの寒さで餌を探すのに大変のようです。

 前庭の老木の梅が咲いてました。境の竹薮の所為で 日当りが良くないので他より遅くなりました。元々の幹は殆ど枯れてしまって 脇から出た枝が頑張って花を付けたんです。多分 白加賀の系統だと思うんですが、良い香りの肉厚の梅が成ります。今年は幾つ成るか、楽しみです。
 
 まだ3分咲き位です。咲けば良い香りに虫も寄ってきます。梅は蕾が良いですね。 
 
 日が良く当る方には いつの間にか春の草がびっしり。オオイヌノフグリが撒いたように日の方を向いて咲いてました。思わず見とれます。一足先にこの日当りの庭には春が来たようです。
 
 家の周りで春の知らせを探してみました。オオイヌノフグリやハコベに混じって伸びてきたネモフィラにも花がありました。寒いので葉っぱに隠れるように咲いてます。人見知りの子供見たいです。あと1ヶ月もすると大っぴらに花を伸ばしてくるんですが。
 タンポポも咲いてます。未だ寒いもんで本当に地面にへばり付くようです。こいつだって すぐに大きな株になって 困りもんなんです。今だけは春の使いとして歓迎です。 
  
 畑は霜が未だ支配しているようです。取り残した草の中にバイオレットが咲き始めてます。可愛そうに、せっかく咲いてきた花弁は 先っぽは霜枯れてしまってます。早くに咲きだすのも大変なようです
 畑の縁に植えたパンジーも健気にも咲きだしました。やっぱり花弁の先の方は傷められてます。皆もう少しの辛抱、頑張れ。
 
 畑の作物にも今が寒さの影響が来る最後の時期です。蚕豆は冷たい風に吹き曝され、霜に痛めつけられて 我慢の時です。伸び過ぎた茎は凍って焼けて枯れました。株の元まで凍みて枯れたのがかなり在ります。なかには 株が駄目になったかと 根元を掘ってみると 下から新しい茎の芽を作って頑張ってるのもあります。畑仲間で種が余ってるよ、と言ってくれた友に貰ったのを蒔いて、今元気に芽を出しているのが一杯あります。時期に遅れてしまったのが却って良かったかも知れません。枯れてしまったのの代わりを植え直しても 幾畝分かは有りそうなんで、植えてみます。
 
 玉葱の若い奴が今年もかなりの数、霜に持ち上げられて抜かれてしまいました。見回りに行って 抜かれたのを見せられるとがっくりです。なまじっか回りの雑草を抜いたのが大きな要因みたいです。草を引っこ抜く時、玉葱の根を傷めるようです。それで玉葱は踏ん張りきれなくて抜かれるようです。
 
 春はすぐそこまで来ています。あと半月位の辛抱でしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苗作りを始めました

2015-02-07 17:08:23 | 日記
 昨日まで万座温泉で温泉三昧、冬休みのシメをしてきました。スキー場が目の前だけに パウダースノー、細かい雪が風に舞ってました。
 湯は乳白色の暖まる良い湯です。着いた翌朝には 快便スッキリ。早くも効き目が現れたのに驚かされました。旅に出るとリズムが狂うんで、快便になることは全く無いんですよ。難病に効くと言うどの温泉場でもある話とは違うぞと感じました。あくまでも小生の感じ。
 雪はこれ位、やっぱり本場です。
 
 花豆の甘く煮たのが箸休めに良かった。この花豆、何回も挑戦したんですが、千葉では難しい。良い蔓が延びて、花は咲くんですが、大きな莢に実が入らない。5回ぐらいしつこく遣りましたが諦めました、諦めさせられました。やっぱり雪が積もって、辛い気候の所ではないと駄目なんでしょうか。

 帰ってきて、さて 今年の土いじりの開始です。
 実は 温泉へ行く前に 深めのトレイに腐葉土と畑の土半々の蒔き土を入れ、キャベツとステイックブロッコリーを蒔いておいたんです。乾かないように透明のポリ袋に入れて、居間の日当りのある方に置いていました。
 うまいこと芽が出て 一寸伸び過ぎ気味になってました。さきのがキャベツ、あとのがブロッコリーです。
 
 キャベツはソフトボール大にしかならない柔らかい種類で’よかまる’と言う名です。加熱しても甘く、筋も柔らかいんです。柔らかいと言うのは もう必須条件です。またすぐ大きくなるのも魅力なんです。
 ブロッコリーは茎も柔らかく甘いステイックブロッコリーばっかり作るようになりました。最初に出るのを切ると次々新しいのが伸びてきて 長い間 沢山採れます。下の方の葉がぼろぼろになってもまだ蕾が上がってくるので 中々抜く踏ん切りが付かないくらいです。しかしキャベツの仲間ですから、青虫や夜盗虫など狙って居る奴らが一杯ですから ネットで完全防虫が必要です。

 これらの芽を一本ずつポットに移します。ポット上げです。温泉から帰ってきて 最初の仕事でした。本葉が何枚か出た 確りした苗になるまで育てます。暫くは この寒さをトロ箱に入れてフイルムで覆って凌ぎます。
 
 
 次の番はレタス、白い根っこが出てきました。来週はポット上げです。その次の ナス、ピーマンを蒔きました。
 
 これから4月にかけて、胡瓜から一番遅い南瓜やオクラまで、家で作る露地物の苗作りが続きます。
 畑の方も そろそろ耕し始めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蕗の薹が出ました

2015-02-01 13:37:08 | 日記
 今朝は特に厳しい寒さでした。味噌汁の具にするから、と葱を採りに行かされて、北風の冷たさに震え上がりました。畑は勿論霜柱でザックザク。ヒヨなんかに食われ尽くされて一層殺風景になった剥き出しの畑を来る、耳や鼻に痛い北西の強風には参りました。今シーズン一番の寒さでした。
 
 隣の畑のA婆さんの菜花が、こんなに寒いのに咲き始めました。さすがにこのところの寒さで 畑には上がって来てなのか、せっかくの菜花が伸び過ぎたみたいです。
 要るだけ採っていきな、とは言ってくれてはいましたが、Aさんは白菜やなんかを直売所に出していたので、気安く摘むわけには行きません。A婆ちゃん、一寸心配です。
 それにしても 寒い寒いと炬燵にしがみついている間に 外の方では 春が少しずつ進んでいるんですなー。
 
 家の周りは山の林に囲まれています。北風は林を大騒ぎをさせて 竹や木のぶつかりあう騒々しい音をさせてます、が 酷い風は随分弱くなってます。
 自然一杯の、と言えば聞こえが良いんですが手を抜いて放りっ放しにしてるだけなんですが、庭に蕗の薹が出てました。早いのは開き始めてます。一足早い春の便りです。
 いくつか摘んで帰ります。団地に古くから居る外が好きな人が寝込んでいるんで、春の香りを届けたいんで、
 
 裏の竹林際に伏せている椎茸も 春一番の芽を出してきました。寒いうちに育ってくるのは 肉厚で味も濃いんです。
 これから暫く雨が、雪でもいいんです、定期的に来てくれれば 良いのが採れます。
 新しいホダ木も仕込みたいので、冬休みは終わりです。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする