里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

長芋を植えます

2016-02-27 10:43:54 | 日記
 一昨日は朝方まで雪がチラついて、冷え込みました。咲き始めた沈丁花にもその名残が暫く残ってました。北からの風が冷たく、畑も陰になっている所の霜が解け残っていました。 

 古木の梅に半月遅れで開き始めた南高梅も蕾が閉じたみたいです。それでも春の淡雪ですから、これからはどんどん春が進むんじゃないでしょうか。
 
 畑の仕事は諦めて、裏の竹の始末方々 長芋の植え付け用の竹樋を作りました。種芋用に折って採っておいた長芋の芽がふくらんできてるし、いつもよりは少し早いんですが、丁度良い機会です。
 倒して転がして置いた竹の中から、出来るだけ肉の薄いやつを引っ張り出して、厚い奴は重いし切り難いしなんで、3尺位に切ってきました。
 二つに割って樋を作るんです。柄を据えかえた鉈で割れ目を入れます。
 
 割れ目を入れた竹は、竹の楔で割っていきます。素直な竹ばっかりでは無いんで、鉈の一撃では割れてくれないんです。鉈で割ってしまうには鉈の長さが短くて、背から叩き難いし、鉄のハンマーでは叩きたくない、鉈の背の鉄は軟らかいのでハンマーの鉄に負けて潰れます、しで、この方法が一番遣り易いと辿り着いたんです。
 竹を割って作った物差しのゴツイの様の棒を、鉈で作った割れ目に押し込んで、棒の両端を持って竹ごと持ち上げ叩きつけて割ります。 
 
 割った竹です。けっこう重くて扱い難かったんですが、きれいに割れました。
 
 樋状にするために邪魔な節を抜きました。ハンマーで叩き割って退かしました。樋の上に伸びて来た芋に括れが出来ないように、出来るだけ退かしておきます。この節が結構確りできていてハンマーを振るう手に肉刺が出来そうになります。
 プラスチックで出来た樋を買って来れば簡単ですが、自分で作るのに拘ってみました。これなら只ですし。
 
 この竹樋を片方を地面に丁度隠れる位、反対側は30㎝かもう少し深い位の傾斜に埋めました。竹同士は間が開かないようにぴったり付けて並べます。間が開くと伸びて来た芋が樋から逃げ出して真っ直ぐ下へ伸びてしまうのです。こうなると掘るのが大変な事になります。
 種芋を植えるのは浅い方の端です。種芋はまだ埋けてありますので、来週来た時に出して植えます。
 
 椎茸の芽が、この雪の湿りでぞっくり出て来ました。春のシーズンの始まりです。家では秋より春の方が沢山出ます。肉厚の旨い椎茸の種を植え続けてきました。
 今年も新しい榾木を仕込む時期になりました。Kさんにお願いしてクヌギかコナラを切ってもらうことにします。
 
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早採りじゃが芋を植えました

2016-02-20 13:09:25 | 日記
 農業雑誌に掘る手間を掛けないで、じゃが芋を作っている記事があったんで、少しだけですがやってみることにしました。(現代農業、1月号)このやり方なら早くに植えられます。
 ここでは 早くても2月終わり、芽を出す頃には酷い霜は殆ど無くなる、頃に植え始めてます。殆どは3月半ばに植えて、梅雨の前からの収穫です。記事のやり方では芽は早く出るし、霜を上手く躱せればかなり早く収穫出来そうです。
 大根の1回目が終わった後を掘り起こして芋の畝を作りました。種芋はキタアカリ、旨いため家で指定された品種です、試しに遣って見るだけの分として1キログラム買ってきました。適当な間をおいて種芋を浅く植え、間に自家製のボカシをやって植え終わりです。小さめの芋はそのまま、大きめのは2つに切って植え付けました。
 
 植えた畝の上に掛ける 黒のマルチフイルムは使いまわしです。もったいないので、破れたり植穴が開いたりしてますが、かまわず使うことにしました。

 去年採って、小屋の軒下に転がしておいた芋は、芽が出始め 皺くちゃになってきました。出来るだけ早くに新しい芋が欲しいので、色々遣って見ようと思ってます。

 残り少なくなった冬野菜の一つ、スティックブロッコリーは、この時期になるとさすがに大きな房にはなりませんが、春の気配で日差しが強くなってますので 次々蕾房を伸ばしてくれ随分重宝してます。葉はヒヨドリの好物なんで、食い物の少なくなったこの時期、そのままでは丸坊主にされます。それで ネットを掛けておきます。
 
 白菜はこれが最後の株になりました。霜で外の葉が紙みたいになって、株を覆っていたのがヒヨに剥がされて食われ始めたので、全部採ってしまいました。葉物野菜は小松菜やホウレン草、水菜等しか無くなりました。春蒔きの葉物の準備が要るようになりました。

 沈丁花が香り始めました。3分咲き位でしょうか。家の庭で春を告げてくれてます。

 金柑のとなりのこの場所が良かった様で、大きな樹と言うか藪みたいになりました。
 
 昨日は温かくなりました。畑の土手の枯草辺りからアマガエルのケロケロが聞こえてきました。春がそこまで来てます。
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畑仕事を始めます

2016-02-12 18:19:46 | 日記
 冬野菜は残り少なくなってきました。白菜は3個ばかりになり、大根は大きく育った2回目のが終わり半分くらいの大きさにしかなっていない3回目のだけになりました。ネギも大きくなった奴から抜いてましたが残り一畝に、ホウレン草や小松菜も霜に当たって甘くなったんですがもう終わりです。
 先週、去年豆なんかを作って、作った物を抜いた跡の畝が草になっていた畑を持ち主のYさんがトラクターで耕してくれました。もういつでも植えられます。寒いからなんて炬燵にもぐってはいられなくなりました。
 朝は霜で、土も凍ったりしてますが、お日様は随分高くなって、日差しがすぐに溶かしてくれ、背に受けてスコップで土を起こしていると汗ばむ位温かくなりました。春の畑仕事を始めます。
 
 トラクターで耕してもらった方は、もう一月位したらじゃが芋やキャベツ等の菜っ葉類を植えます。
 冬野菜を作っていた方の山際の畑は野菜が残っていたりしてトラクターで耕すほど広い面積が無いので、専ら力仕事でやっつけます。
 先ず、畝の幅の溝をスコップで掘って草や作物の残骸を放り込んでいきます。本当は堆肥にしなければいけないんですが、手抜きです。このまま暫く霜に掘った土や草なんかの消毒してもらうことにします。
 
 ここは去年後半、コスモスの叢にしてしまって、ろくに草取りもしないで放っておいたもんで、酷いことになってしまってました。土の浅い所はコウボシ。小さい球根から四方に根っこを伸ばし、まるで人間の神経組織、ニューロンから神経線維を出して繋がっている、みたいにびっしり繋がっています。一寸掘っただけでこんなに出て来ます。ほったらかしておいたツケです。丹念に取り除くよりないです。
 こいつの芽は錐の先みたいで、マルチフイルムを突き破って出て来ます。それで出来るだけ取り除いておかないといけないんです。
 
 深い所は篠竹の根っこ。こいつを退かすのはスコップで力任せに掘るよりないんです。地下の茎の節から槍の先よりとんがった先の茎を伸ばし、そこら中に出て来て、篠竹藪になってしまいます。
 ここは山際だもんで山の篠竹が常に根を伸ばしてきてます。去年の手抜きの分、重労働が必要になる、道理です。
 
 やっぱり深い所に根拠を置き蔓延るスギナ。この地下茎も縦横に這って、まるで張り巡らせた電線みたいです。ネットワークの地表に出たところがスギナになって叢になる。やっぱり掘って取り除くしかない。除草剤はあるんですが、使わない事にしてるんで、ひたすら掘る。
 
 前の土手際の蕗の薹がこんなになってました。いつの間にか春がここまで来てました。早速摘んで春の香りを楽しませてもらいます。
 
 家の長老、古梅が咲きました。幹は枯れてしまったんですが、次々新しい枝を伸ばしてくれます。
 
 裏の竹藪がやっと片付きました。出過ぎた竹を切り倒しました。切り倒した後が大仕事。枝を払いその枝を処分しなければならんのです。この枝が一山。何日かかけて燃します。灰は畑の肥やしに役に立ちます。
 

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