里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

味噌の仕込み

2017-01-11 14:37:07 | 日記
 去年は仕込まなかったんで 自家仕込みの味噌が底をつかないよう 味噌を仕込みました。年が明け 寒に入って 寒さが続くようになった9日。
 前の日から 2キロの豆を水に浸けて置いたのを 家の鍋で大きいのと次に大きいの2つに分けて 朝から煮に掛かりました。
 豆は小糸在来です。去年はこの辺が豆の不作で 我が家では この在来種だけがどうやら採れたんです。それでもやっと2キロ余、辛うじて間に合っただけでした。流石に在来種で 長くこの地に作り続けられてきたのは伊達や酔狂ではなかったんだ、と感心させられました。
 この辺の農家やなんかのお客さんに頼まれて仕込むのを仕事にしている 麴屋の奥さんも 今年は小糸在来での仕込みだそうです。

 七輪2つに火を熾して煮ました。指で挟んで潰れるまで 軟らかく煮るのに昼まで掛かりました。

 麹は 麹屋の奥さんの教えてくれたように 多めにしました。麹2.4キロ、この前の時より2割増しです。塩は1キロで、麹と良く混ぜておきました。
 豆を潰すのに 前は袋に入れて圧し潰したり 色々遣ってみました。合羽橋で手回しのグラインドミルを買って来て やってみたり、どれもけっこう手が掛かり 何とかせねばと思ってました。
 今年はフードプロセッサーを引っぱり出してきてやってみました。これが中々良い具合でした。豆に煮汁を加えて軟らかさ加減を合わせるのにも 具合を見るのが楽だったりして。次からはこれに決まりです。
 豆2キロ、麹2.4キロ、塩1キロで結局出来上がり10キロになりました。漬物用の厚手の袋、1斗用が丁度良い具合でした。この袋に仕込んだ味噌の素を 空気を抜き 樽に押し込み仕込み完了。

 未だ熱いので 軽く圧しをして 冷ましました。

 あとは 台所の縁の下で 夏に混ぜ返すまでお休みしてもらいます。それからは 2回ばかり混ぜ返して 来年には出来上がりの筈です。変な菌が暴れ出したりしないで 良い味噌になってくれるよう 見守ってやります。

 
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報歳蘭

2017-01-06 10:19:05 | 日記
 新しい歳が来たことを告げてくれると言う報歳蘭。今年もちゃんと正月にさいてくれました。もう何十年も毎年咲いてくれてます。
 
 現役で仕事に追われていた時、台湾の蘭園で譲ってもらって 持って帰った一株です。新しく出て来た芽を 中心に 何代にもわたって株分け更新してきました。そのころ持って帰った 色んな種類の蘭が一時は30種類以上100鉢を越える位にもなりました。が 忙しさに紛れて 皆枯らしてしまい この報歳蘭だけが残ってます。今では ここの環境にも慣れたみたいで 少々の事は耐えてくれてます。こうなると 言い方が良くないかもしれないが 戦友ですな。激動の半世紀を走り過ぎたのを振り返って見たら 此奴が残って居たと言うところです。
 甘い香りを贈ってくれます。
 
 
 今年も正月を子供たちと過ごせました。暮に里山の村で搗いた餅の 雑煮で新しい年を迎えられました。これからも平穏な日々が過ごせるよう 鎮守の八幡様と 柴又の帝釈天様に詣でてきました。天気の良い日が続き 結構な正月でした。
 アパートのベランダで狭いポットに閉じ込められているパンジー、デイジーに花が着いて咲き始めてます。里山の庭に持って行って 植えてやらないと 可哀そうです。この日曜日には 村の集会があるので 行かねばならないんで 持って行って植えます。
 
 苗作りで余ったのを トロ箱の苗床に植え直しておいた レタスが ベランダで一人前のレタスになっています。ベランダでも土と肥やしが有れば 育つもんだと感心させられました。

 明日は村へ行って 家と畑に新年の挨拶です。
コメント (2)
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