里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

柿が遣られた

2023-11-03 12:22:03 | 

 今朝は一面の霧で 山の木が霞んでました。昨日の夜は良い天気で 冷え込んでたんで あさの温かい風が霧になったみたいです。

 昨日まで 沢山成っていて枝が撓っていた柿の木、今朝 持って帰ろうと裏に回ったら 殆ど無くなって唖然とさせられました。

 今年は大きな実になって 甘さも中々、獣にも食われず 奴等は他の食いもんを見つけて そっちへ行ってると 安心してたんですが、甘かった! 

 一寸前から 一つ二つは食われた跡は有ったんですが、一晩で こんなに食い尽くされるとは、唖然とさせられます。枝には食い残したヘタが幾つか残されてます。

 

 木の下の藪には 食った柿のヘタが 散らばっていて 宴の後、の惨状。

 きっと 甘さが十分乗ったのを見極めてたんでしょう。それにしても 年寄りには 1個で十分の お八つの量の 大きな柿だったのに、よくもまあ あんなに食い尽くしたもんだと 感心させられました。一家どころか ご近所さんも呼んで 食いに来たんだと見えます。

 今年の柿は 3本とも 終わりました。ハクビシンだかアライグマだか知らんが、木にも登れる奴には敵わない。家の屋根裏には入られないように 気を付けねば、

 畑は 落花生を抜き終わりました。道寄りの草を取っていた方は 結構成っていました、が、数株から奥、畑の大部分の方は草に蹂躙されて実が着かず、さらに草の丈が高かった 向こうの方は キョンが塒にしてたみたいで 全く莢は残ってませんでした。代わりに キョンの丸い糞がいっぱい残されてました。

 来年の種の分は何とか確保しましたが、他へ分けて上げる分は無しです。

 大根や小松菜なんかが 採れ始めました。来週は白菜も採れます。

 今月は 先月末から アパートの方も里山の方も やたら行事が詰まっていて 週末は全部埋まってしまい、幾日かは ダブってます。なんとしようか、

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2度目の金木犀が香ってます

2023-10-16 17:57:07 | 

 昨日はかなり降りました。気温も下がって 寒いくらいでした。その中を里山から帰ってきました。

 里山の方でも船橋の町の方でも冷たい雨の中ながら 金木犀の良い香りに包まれます。

 2度目で本番の開花です。金木犀の枝が黄金色の 小さい花の塊で一杯です。

 裏の柿の木が 今年は’なりどし’で 沢山成りました。

 

 甘くなってきたんで ヒヨやカラスが煩い事、もうかなり齧られ啄まれてます。虫が付いて 早く熟んでしまい 落ちた奴がいっぱいある筈ですが 小さいのやでっかい獣に食われたようで、見当たりません。

 ここに来たばかりの20何年か前には 落ちた柿が臭かったんです。僅かの間に ハクビシンやアライグマなんかの外来獣に 狸やマミなんかの昔からの小さい獣だけでなく、猪迄も増えたんです。

 今では 家の周りは 猪の穿り痕だらけだし、土手には 上り下りの獣道が何本も出来てます。先日も箱罠に3匹も入ってたそうです。

 電気柵で囲んだ 畑では、冬野菜が育ってます。今度帰る前には 3度目の大根と2度目のホーレンソウを蒔いてきました。この雨で上手く芽を出してくれそうです。

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草共は秋の支度追い込み、紫蘇は穂の装い

2023-10-01 13:11:26 | 

 この処の暑さと湿っぽさで 草共の勢いが加速されてます。子孫を大量に残すべく物凄い勢いで茎を伸ばし、沢山の穂を更にその先に掲げてます。蛇草に藜、風草や猫じゃらし迄。

 紫蘇はすっかり穂紫蘇になり、軟らかく良い香りだった葉は 穂の方に養分を送って小さいのしか出て来ません。草共の秋は深まったようです。

 穂紫蘇は少し扱いて 漬けました。秋の味を暫くは楽しませてもらいます。

 手が回らないで 半分草に占領された落花生です。占拠してきた草共は 来年も栄えようと、せっせと種の着いた穂を伸ばしてます。

 

 前にここを作っていた M婆ちゃんが 草は種を落とさせちゃなんね!とよく言ってましたが その通り、これでは 来年も草に蹂躙されます。

 庭の柊に こんなのがぶら下がってました。黄カラスウリです。こいつに入り込まれると 蔓を伸ばし葉で樹を覆ってしまい 始末に負えなくなります。見つけ次第抜いてたんですが やっぱり 取り切れなくてこの始末。株元には芋が残り、この実からは種が広がってしまい 煩い事です。株元の芋を掘り出し、実と一緒に焼いて処分します。

 

 畑には夏野菜の残党が未だ頑張ってます。この花は冬瓜です。大きな実が 霜が來る頃まで有ります。瓜類を特に酷く痛めつけて来た ウリバエが未だこんなに 作物を食い荒らしてます。今年の暑さがこの虫を勢い付けたようで いろんな作物が痛い目に遭わされました。

 捕殺するにも 飛んで逃げるんで 手に負えません。薬はあんまり使いたくないんで、ネットを掛けたりしてますが、大きくなる株ではそれも無理、お手上げです。

 お茶の花が咲いてきました。先代の爺ちゃん婆ちゃん達迄は 茶摘みを遣ってんですが、今はそれが 垣根になって残ってます。

 花は咲き始めたばかりですが、蕾がいっぱい、それに実も一杯成ってます。

 

 いつもは 茶の花は 寒くなって見たように思いますが、植物はもう秋が進んだと 感じてるようです。

 猪は今日も 車で通った道の横断歩道を歩いてました。村のお寺には アライグマに遣られた穴を塞ぎ 荒らされたところを手当てする業者が 今朝、来てました。

 相変わらずの被害続きです。耕作放棄してる畑に 設置してる大きな箱罠です。

 

 何頭か 捕まった罠です。が 敵は1回に何頭も子供を産むんで、少々の捕獲では追いつきません。人が捕って食うのが一番の策なんでしょうが 猟師が居ないんでは そうもいかず、人の方が逃げ出す他無いようです。

 ふあっと 香った気がして 覗いたら、金木犀の一番目が咲いてました。

 

 枝が黄金色に飾られるのは もう少し先になりますが、秋が確実に進んで来てるようです。

 いつもはもっと前に咲いていた 台湾蘭の素心が咲きました。もう何十年も前に 台湾へ行っていた頃 持って帰って以来、毎年 夏の終わりに咲いてきました。

 その頃お世話になった人達は 思い出の中だけになってしまいました。が、この花は 懐かく思い起こさせてくれます。

 良い香りで頑張ってくれてます。

 畑は1回目の大根と白菜が どうにか虫共の攻撃を逃れて 育ってきました。来週は 菜っ葉類を蒔いて、豆類の畑の準備に掛かろうと思ってます。

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彼岸花も咲いて彼岸らしい涼しさに

2023-09-25 10:22:50 | 

 一昨日の この時季本当の季節らしい 静かな雨で 一気に秋になった感じになりました。虫も マツムシのチンチロリンが主役になり 少し寂しい感じです。

 彼岸に合わせたように 彼岸花が一斉に咲いてきました。蛇草やなんかを押し分けて 黒っぽい感じもする赤の花穂の群れを 立ち上げてます。何にもその気の無かった草叢にいきなり この色の花群なんで 不気味に感じる人が居るのも無理ない事です。

 

 畑の土手に ツルボも立ち上がってきました。夏の間何回も雑草と一緒に 刈り払ってしまったんで、無くなったと思っていました、が しぶとく残ってくれました。

 

 先週は良い具合に伸びてきて おまけに雨も降って 期待してた白菜が ボロボロにされてます。ネットを張ってたんですが 夜盗虫には効果が無かったみたいです。

 

 犯人は こいつ、ハスモン夜盗です。群れになって集ってるんで 大きくなった葉っぱは芯だけにされてます。見つけては潰してますが、潜り込んだ親の蛾が大量の卵を産んでいくんで 鼬ごっこです。

 

 こいつは何にでも 集り食い尽くすんで 質が悪い、横の Yさんの里芋畑に大発生して 里芋を半分おかしくしてしまってます。そっちからも来たんか、今年の異常気象の所為もあってか、酷い事になってます。

 Yさんの芋には こいつ、セスジスズメも出てきて葉も茎迄食って 荒らし回って困った事になってます。

 何でも食ってしまう こいつ等が暴れる前に 十分伸び育ってくれれば 良いんで、大根ですが、頑張ってもらいたい。

  

 これでも未だ 食い切られてしまう恐れがあり、一寸心配。早く気温が下がってくれれば とお天道様に願うしかないようです。

 

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秋の味と香り、カキノモトが満開です

2022-10-22 16:41:01 | 

 2回目の金木犀が香る中、今週も木曜日に上がって来ました。久しぶりの快晴で 空気も乾いて 秋が深くなったのを実感してます。

 何年か前に 田舎の兄からもらった 食用菊のカキノモトが満開になりました。故郷の秋の味です。 

 花弁が筒になっていて 量感のある花です。茹でて酢の物にします。子供の頃から馴染んだ 秋の懐かしい味と香りで こっちでも作れる筈と 苗を貰って作り続けてきました。もう一つ 晩生の花弁の長くなる品種も有り 秋の終わりまで楽しめます。

 瓜の仲間でも 南瓜や冬瓜は未だ頑張って 蔓を伸ばし、花も着けますが 最盛期の力は無くなってきました。南瓜は頑張っても 最盛期の半分位の実にしか成れないようです。さすがに もう 蔓を手繰って片付けた方がよいでしょう。

 

 冬瓜はまだ蔓の先は元気よく伸びてます。でっかい実が いくつも転がっています。好き勝手に蔓延って 畑を侵略してますが こっちもそろそろ片付けないと 仲間に笑われそうです。

 

 小豆はこれから収穫です。莢が乾いた奴から捥ぎますんで 手が掛かります。とっても 虫が付く豆なんで 採って干してる間も ぞろぞろ這い出してきます。

 餡にしたり 赤飯に使うし、家では需要が有りますが、こんなに虫に付かれては 足りそうも有りません。

 

 落花生は未だもう少し収穫を待ちたいんですが、獣は待ってくれません。株元の纏まって莢の付く 大きい良い莢をごっそり穿って食い放題に荒らします。少しでも収穫したいんで 抜きましたが、枝先の方の疎らになった莢しか残ってません。 

 

 電気柵を掛け回して置いたんですが、張ったのが畝に近かったんで伸びた枝や 草の茎や蔓なんかが 線に触ってしまったようです。食われてから調べたら 電池が上がってしまっていました。ほんの何日かの間に集団で来て 食い荒らしたようです。電池を代えて 草や豆の枝を退かして 電気柵を働かさせてからは 入って来てません。

 奴等の食い残しでも 家で食う分位は有りそうなんで 腰をさすりながら抜いてます。

 冬野菜が伸びてきました。大根の1回目の大きい奴を抜きました。見ていた仲間が 2百円分はあるぞ、と褒めてくれました。

 来週来て 豌豆を蒔いたら、玉葱を植えて 一段落です。

コメント (2)
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