里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

餅を搗き終わりました

2014-12-28 10:46:13 | 日記
 前の日から水に漬けておいた餅米、笊に揚げて水を切って蒸篭に。畑を貸してくれている下のYさんが仕込んでおいてくれました。
 畑で豆殻を片付けていたとき餅搗きの話になって、Yさんが家で搗くから一緒にどうだい?と言ってくれたんで、渡りに船とばかり お邪魔しました。 

 親類への分を入れても4臼も搗くか、食べなくなったからな、と言っておられましたが、家のが追加で結局 5臼、1斗になりました。前には1臼は2升3合にしていたそうですが、今回は2升にしたんだそうです。去年奥さんを亡くされ、仕込から延しまで息子とやるのは 初めてなんで、扱い易いように少なくしたとのことです。
 庭に竈を出してきて、燃し方を引き受けました。蒸篭を2段にして蒸しました。先ず、がんがん沸いている釜に蒸篭を乗せて暖めてから餅米を入れて蒸します。御婆ちゃんも奥さんもそうしていたんだそうで しっかり守ってやると言うことで。

 蒸し上がると 蓋を持ち上げる勢いで蒸気が上がってきます。
 
 餅搗き機はこれ、普通の自家用のよりは大分大きい。

 中は中心部にかき回す小さい箆がモータで回るようになってます。
 
 蒸し上がった餅米を放り込んで、搗き始めです。搗き上がると まーるく大きな団子状に丸まってきます。腰の強い 美味い餅の出来上がりです。
  
 搗き上がった餅は 専用の袋に入れて伸しました。切れ目を印刷してあるプラスチックのフイルムの袋で丁度1臼の餅が入るようになってます。
 持って帰って 一晩置いたら、冷え込んだ所為ですっかり固まってしまいました。初めて男手だけで搗いたので、厚く伸してしまいました。伸したときは、これ位だろうと、丁度良い位に思ったんですが経験無しの見た目感覚の大間違い。硬く固まったのを切るのに 手は痛くなるし、大変でした。
 でも 餅は上々の出来です。苦労して切ったのを 焼いてみましたが 伸びる伸びる、滑らかな味の良い餅です。

 正月は 町に帰って過ごします。野菜を色々採ってきました。大根、人参、葱に白菜、キャベツ、ブロッコリー、小松菜にホウレン草。里芋は掘って埋めておいたのを出してきました。長芋にさつま芋も。
  
 花は水仙に千両です。残念な事に いっぱい赤い実を付けていた千両は その実をヒヨに啄ばまれてしまって 惨めなことになってしまいました。それでも実が残った枝を捜して切ってきました。
 それに 蝋梅の枝。蕾が欲しかったんですが 今年は早く咲き過ぎで あんまり良いのは採れませんでしたが 良い香りに包まれました。この蝋梅も花がヒヨの餌食になってますが 花はいっぱいの大木になってますので大丈夫。
 餅や野菜満載で帰ります。

 良い正月が迎えられそうです。 
  
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豆を落とし終えました

2014-12-15 15:03:32 | 日記
 今朝も玄関横のメダカ池に氷が張りました。居間のガラス窓も氷が張りました。昨日の晩は特に冷えたみたいです。
 夕方、風が冷たくなってきたんで 凍ってはいかんとヤム芋の種芋をボカシを作っている箱に入れて置いたのは大正解でした。今度来た時には穴を掘って埋けてやろうと思います。寒さには弱い芋なんで。
 
 今年は。前にも言いましたが、庭の花がいつもより早く咲きだしました。下の隣のOさんも水仙が早く咲いたと言ってましたっけ。
 前庭の土手の藪椿がもう咲きだしました。未だ山茶花が花盛りで 同時に花開くのは初めてです。葉っぱを押し退けて開けっぴろげに咲く山茶花に比べ 椿は俯き加減に葉の陰で咲いて 一緒の時期に咲いたんでは分が悪いようです。
 花が早く咲きだしたのは 寒さが一時的にせよ 早く来た所為なんでしょうか。 
 
 
 雨に邪魔されてましたが 干していた豆をやっと落とし終わりました。この袋の中で叩いて莢から出したんです。出荷するKさんやYさんは機械でやりますが 自家用に作る我々は 叩いて落とします。
 大きな樽の内側に叩きつけて、とは向かいの畑のM婆さん。私もやって見たんですが 樽が小さすぎたか 飛び出す豆が多くて大変です。結局網の中が一番家には合いました。

 抜いて干していた株の根元を持って 袋の中で板に叩きつけるんです。乾いていると 気持ち良い位莢が弾けて豆が落ちます。少しでも湿気ているとそうは行かないんで、降られると仕事に成らないんです。
 どうせ後で選るんだからと 3種類の豆を手当たり次第落としましたんで 袋から出した豆は こんな具合になってます。黒、緑、黄色の豆が大きさも違ってます。夜なべ仕事でぼちぼち選りました。

 小糸在来が10kg、黒と青が夫々5kg位、まあまあの収量でした。
  
 黒豆は良い豆が採れました。Iさんに貰った種が良かったんです。
 故郷の雪国では これらの豆をよく食べます。青豆も茹でて数の子を入れて正月用に使います。間に合いましたんで送りました。今年は雪も早く降って寒いそうです。
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打ち豆

2014-12-06 13:23:15 | 日記
 豆を落とす仕事が中々進みません。ちょうど良いと言うか悪い間隔で雨が降って、せっかく乾いてきた豆の束が濡れてしまうんです。またいいかげんに作った干し場に掛けた束が 濡れて重くなったのと風で 干し場ごと倒れてしまったりで 乾かないんです。それでも 少しずつ落としてはいるんです。 今年の小糸在来は 混ませて植え過ぎたので 豆の着きが粗くなってしまったうえに 豆が小粒に成ってしまいました。そうなると収量も上がりません。来年はこの轍を踏まないように、自戒。
 豆は小粒ですが 器量の良いのが取れました。
 

 早速頂くことにしました。家ではこの豆を味噌にする他 煮豆にしたり乾物の煮物に打ち豆にして入れます。煮豆は昆布等を入れて 確り煮て 作り置きして箸休めです。
 すぐ味わうと言う事で 打ち豆を作りました。こうしておけば すぐ煮えます。ヒジキの煮物や切り干し大根の煮物に入れます。
 豆は一晩水に漬けて戻しました。朝 水を切った豆を広げて水を切りました。豆の皮の水を切らないと打ったとき中身も皮も飛び散ってしまいます。
 
 小粒の小糸在来ですが 水に漬けると結構大きくなります。笊に紙を敷いて濡れた豆を広げ、もう打てるまでに乾いた豆です。未だ大きいままです。


 柔らかく戻った豆を木槌で打って潰しました。打つ時の台は 鉄丸太を切り出して重りにしていたのを使ってます。重さがあるので 打つ時の音や振動を伝えないので便利です。

 打った豆はこんな具合です。煮物に入れると出汁?が出て 豆の味もあって 良いもんです。
 
 使い残りは 冷凍します。乾かしておいても良いんですが、カビ易いんです。


 来週は晴れが続きそうなんで 残った豆を落としてしまうつもりです。畑は夏野菜の後片付けで 蔓や枯れた株を退かして 耕しておきます。霜に虫を退治してもらって 新年からの春作に備えます。
 裏藪も片付けが残ってます。ついでに竹は炭に焼いてしまうつもりです。焚き火をしながらぼちぼち、
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蚕豆を植えた

2014-12-02 10:53:35 | 日記
 裏の栗の葉が黄色くなって落ち始めました。シャラはとっくに葉を落として冬支度完了です。竹薮に伏せたホダ木からは 椎茸やナメコが出てます。
 

 柚子が色付いて目立つようになりました。一寸前までは緑色で葉に紛れて成っているのかいないのか判らなかったんですが、若い方の木にも 大粒のが結構成っていてうれしい限りです。老木の方は竿の届かない高い所にばかり成るようになって どうやって採ろうかと思案投げ首だったんです。
 冬至の柚子湯の分と 柚子胡椒の分、それにこれから色々使う一寸した香り味付け色付け用には十分間に合います。老木の高い所の奴は ヒヨやメジロ達に好きにしてもらいましょう。


 今年は冬の花が早いようです。前の土手の水仙がもう咲きだしました。去年より一ヶ月早い。去年は正月に飾るのが咲いてなくて、蕾の膨らんだのを切って部屋に入れて咲いてもらったんです。
 何を合図に花を咲かせているのか、判る訳はありません。あんまり大きな急な変化なんぞは願い下げです。平穏が一番、歳を取った所為でしょうか。
 
 蝋梅も気が付いたら咲いてました。こっちは大きな葉っぱが未だ一杯で、隠れていたんで見つけられなかったんです。香りは未だ少なかった所為も有ります。こっちも早い。
 

 周りでは一番遅くなりましたが 蚕豆を植えました。種を採りそこなって 去年の半分くらいしか植えられません。それでも 家の分と畑を作らせて貰っているYさんの分には何とか足りそうです。
 蚕豆は直播するとカラスに穿られるんで 一旦蒔き床に蒔いて芽が出たら植えてやります。蒔き床にはネットを掛けて芽が本葉になるまで置いてます。カラスには要らない仕事をやらされます。
 
 今年の植えたり蒔いたりは終わりです。畑仕事で残ったのは 豆落しと里芋堀ぐらいです。暫くは家の周りの片付けに専念します。切った大枝小枝や竹も倒しっ放しのがごろごろしてるし。
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