里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

里芋を植えました

2015-04-29 11:15:20 | 日記
 一寸怠けている間に、畑は草の勢いが物凄く、手が付けられない感じになってしまいました。前の家のY爺さんは、脚が痛いの何のと言いながら鍬ですっかり畑を起して、草一本無いようにしてしまいました。我が家の草ぼーぼーが目立つこと目立つこと。
 これでは成らじ!と刈払い機を振り回して、草退治をして芋を植える畝を作りました。刈った後をスコップで掘って、刈り払った草を放り込み肥料を入れて埋め戻したんです。だいぶ乱暴な遣り方ですが、里芋なら強いから負けないだろうと、芋の生命力頼みです。
 
 里芋は育つに従って土寄せして畝を高くします。植えた時は平か一寸低い位にしてます。 
 
 種芋はA婆ちゃんに貰った親芋とMさん家の婆ちゃんに貰った子芋です。皆は秋に収穫した芋の内、種芋用は畑を1m程掘って藁や籾殻を使って埋け込んで冬越しさせて居ます。家では、どうせ皆は余るから、と、それを当てにして種芋は取っていないんです。
 
 普通、皆は子芋を種芋として植えます。A婆ちゃんも埋けておいた株から子芋を外して植え終わっていました。親芋は棄てるんで積んでおいたんです。親芋を植えると大きな子芋が取れるよ!と言う者が居たんで、それでは!と1畝植える事にした次第。A婆ちゃんに親芋は俺が処分するから、と貰ってきたんです。
 子芋のほうは、これも植え終わって余った一袋(15Kの肥料袋)を隣の畑のM婆ちゃんに貰いました。こっちも一畝。両方とも半分以上余りました。子芋は食べる事にして、親芋は美味くないので棄てます。
 
 じゃが芋が育って来ました。第一回の土寄せをしました。家の畑は草だらけです。土寄せする事で草取り、中耕にしてます。その時取った草は寄せた土に被せてマルチ?
 そろそろ花が見えてきます。早い早い。収穫は5月半ばから、それまでもう一回土寄せします。
 
 豌豆も育ってます。花が咲きましたので来週には初物が頂けそうです。ここも草が酷くなってます。その内とは言ってないで、取るようにします。
 
 早生玉葱は収穫の時期になりました。大きいのから抜いて頂いてます。この間もTVでやってましたが、柔らかくて甘くて美味いんです。この時期だけのご馳走ですから一杯頂きます。

 もう梅の実がこんなに大きくなってました。この前花が咲いたばっかりだと思ってましたが、春が駆け去っていきます。
 
 筍は若竹になりました。裏の竹薮は若竹の背比べです。今の内に倒しておかないと、孟宗竹ですから、大竹になってしまいます。これから暫くは藪を見回って倒しまくらねば。
 
 棚田は田植えが終わりました。周りの山は緑が濃くなってきました。蛙のコロコロの合唱が周りの山の緑に溶け込んでいくようです。初夏です。
 
 
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蛍蔓(ホタルカズラ)

2015-04-26 17:22:18 | 日記
 暖かくなりました。暑い位です。
 村はツツジの花盛りになりました。ここでは今の道が新しく通される時、昔の細い山道を広げた所と、山際を切り崩して作った所が繋がってます。棚田を上がってくる道は、上がってくる右側の山を切り崩しました。村の中は今迄の細いのを、車が通れるように広げました。その際屋敷と道の高さが差の有る家は石垣を築いたり土手に残したりしました。
 皆の家では、道と屋敷の境の石垣や土手の上や際には花の樹が植えられましたが、とりわけツツジが多いのがこの時期よく判ります。上がってくると、道の両側は鮮やかな色が噴出し明るくなった壁になります。
 家も土手を回りこむと綺麗な色と良い香りに包まれました。躑躅は幾種類かあるんで、咲く時期がずれますから暫くはいい香りが楽しめます。 
 
 棚田を上がってくる道の斜面の木に懸かった藤も、大きな花房の淡い綺麗な花が満開になりました。木々が芽吹いて明るい緑が盛り上がってくるのを抑えるように、一足先に満開です。
 花が咲かなければ全く気が着かない藤なんですが、今だけは高い所での存在を知らせてくれます。
 
 やっぱり棚田の脇の道、斜面の下の方、道の脇に大きな花のアザミが有りました。思わぬ大きさの花で、部屋に持って帰っても飾りたいくらいです。
 
 上がってくる道の斜面にこの時期どうしても見つけたいのが、この花、蛍蔓です。今年も無事咲いてくれてました。深い紺色の端正な形です。

 この斜面は市道の範囲らしく、年2回位業者が刈り払うんで、無くなってしまうのが心配です。今の内に株を大きくして、根も確り張って、一部を切られてしまっても、また春には蔓を延ばしてもらいたいもんです。
 ここへ来て、出会って良かった野の花の一番でしょうか。
 
 今の時期は、次々色んな花か咲いてくれます。思わぬ珍しい花も有りますが、一杯盛り上がるように咲くツツジや藤は良いもんです。気持ちが明るくなります。
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勿忘草

2015-04-18 16:09:46 | 日記

 勿忘草が咲きました。
 この時期は雑草が蔓延る第1期です。酷い霜にも、じっと寒さに耐えていたハコベやなんかが一寸暖かくなった途端に物凄い勢いで伸びます。他の草より上に出てお日様を独り占めにするんです。伸びる早さの凄い事、1週間目を放していると、やっと伸びだしたパンジーやデージーなんかはすっかり覆われてしまいます。野菜も玉葱や豌豆も。花も野菜も少しでも草の上に伸びだせれば助かりますが、埋まってしまえばひょろひょろに、その内無くなってしまう。それですから植えたり蒔いて芽を出したりしてくれた野菜や草花の草からの救助が毎日の仕事、大仕事です。
 毎年芽生えて健気に咲いてくれる勿忘草、居間や台所口の踏み石や軒下の石を縁取るように生えて来ます。いつの間にか芽生えている小さいのを見つけては、草を取り除いてやってきました。春の雑草とまともに競合させたら、とっても勝ち目は無いようですので、他のところは草ぼーぼーですがこの子達の周りだけは草を退かしてます。
 紫の整った花、良くこのような形と色が揃ったもんです。いつも足が痛くなるんですが。屈んで見惚れてしまいます。
 
 筍が盛りです。昨日も友達が近所の人を連れて掘りに来ました。2時間位も掘ったか、50本余り、住んでいる団地の老人会の仲間に配るんだ、と言って積んで行きました。
 残すと竹になって困るから、すっかり掘って行ってよ!と、掘ってもらったんです。今朝一回りしたら、随分出てました、と言うか見残していったと言うか。
 町の家に帰る前に一渡り掘ってきました。掘りに来れない友達に送ったり、持って帰って届けたりします。
 
 村の皆は田植えに取りかかりました。田圃には水が入り、蛙のケロケロの合唱が快いようになりました。皆の家のハウスで育てた早苗が運び出され、田圃で待っている田植え機に積み込まれます。
 この週末の土、日が最盛期のようです。機械化されても家中総出は変わらないようで、なんか浮き立ってます。家中総出の春の仕事、良いですね。

 畑の方は、ナス、トマト2種、ピーマン、獅子唐芥子の苗植え、トウモロコシ台回目の蒔きを終えました。ジャガイモの土寄せが半分です。
 蚕豆の花が咲き始めました。今年は種蒔きが遅過ぎて育ちが半端です。収量も半端にしかならないようです。
 玉葱の早生が食べられます。生のまんまスライスしておかかに醤油を一垂らし、でご馳走です。
 旺盛な雑草と競争での作業です。本当に猫の手も借りたい、柔らかくした畑を穿ってババをしていく猫め!草取りぐらい手伝え!
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筍が出ました

2015-04-11 16:25:24 | 日記
 一雨毎に山の木々が芽を吹いて、山が盛り上がるようです。白っぽいのから黄色、水色みたいなのや橙や赤に近いのや、数え切れない緑の変化は今の時期だけの目のご馳走です。
 道の右手の棚田は水が入り、少なくなったとは言え蛙のコロコロ鳴きが始まりました。上がってくる道の左側は山で、山桜が目立ちますが、負けない位の緑の競演です。
 今週は来るつもりにしていた日が雪が降る寒さになったんで、1日伸ばして上がって来ました。そんなに寒かったのに、裏庭の山際に筍が出てました。今年はいつもより10日ばかり遅い初筍です。いつも1番に出る小屋の軒下や柚子の樹の周りではなく、日当たりが良い栗の周りに出ました。孟宗の太い奴です。
 先っぽが土から出たか出ないか位の、これ位のだったら、柔らかくエグみが無くて生で齧れます。筍ご飯にするにも下茹での灰汁抜きは要りません。
 最初の時期に出るのは殆ど大きい奴です。いい加減に鍬を入れると途中で切ってしまい、ああ勿体無いということになります。
 
 いつもの年より遅かった分、一斉に出ました。一番初めに出てくる奴ですから、皆でかいんです。やっと雪が消えたと言っていた故郷の兄や姉に泥だらけの掘りたてを送りました。春のおすそ分けです。
 山椒の芽を摘んで入れました。故郷のは目が膨らみ始めたところだそうです。雪が無い分千葉の方が季節は進んでいるようです。
 
 柿の樹も芽吹きです。柔らかい黄緑の芽です。大きめの葉を摘んで、タラやなんかと天ぷらにすると美味いんです。
 
 親父が好きだったウコギも伸びてきました。木の芽のご馳走が一杯です。田舎に居る贅沢です。ここでは庭でアケビ、山椒、ウコギ、タラ、ハリギリの木の芽が摘めます。
 
 野草では明日葉が次々摘める様になりました。庭中あっちこっちに野生化してます。蕗や三つ葉に芹、ウルイも伸びてきました。庭の山菜だけで野菜代わりになりそうです。
 
 今年から私も後期高齢者に分類される厄介物になります。あと何回この春の楽しみを味わえるか、精精楽しむことにします。
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里山は春爛漫

2015-04-01 16:50:29 | 日記
 季節が急に進んだようです。畦塗りが進んで水が入ったのもある棚田を上がって来ると、道の上に伸びた山桜が色付いてきて咲きそうです。明日には花が見れると思います。
 土手を回り込んで入った前庭の桜が咲いてました。まだ木が若いので花の数は多くないんですが、毎年花が多くなるのが楽しみです。急に暖かくなってどんどん開花が進んでます。
 畑はまだ蒔くものはそんなに無いし、今週は庭の刈り払いをしながら、春の様子を見て過ごします。
 
 前庭に植えて3年目の桃の方が一足早く満開です。違う種類の3本を植えたんですが、樹の大きさが違ってきました。今年は一番大きくなった樹に2つ位実を付けさせようと思います。白桃の仲間ですので結構甘いのが出来るんでは、と妄想してます。 
 
 小鳥の餌台を枝に乗せているユスラ梅も満開になりました。鶸やホオジロ等が花の枝を揺すって追っかけ遭ってます。北へ帰るシメやシロハラなんかが花の枝を揺らすのは今週位まででしょうか。
 
 裏のスモモも満開です。先に植えたのが随分大きくなりました。隣にもう一本植えたのも人の背位になって花が付きました。実が成るのは今年は無理、花だけの楽しみです。
 
 蔓延って手を焼く草も、花は結構なのが多いですよ。鮮やかな黄色は草の王、名前通り藪を睥睨する大きな株になります。
 綺麗な紫の花畑を作るのはムラサキケマンです。こいつの蔓延り方も半端ではない。種の時期になると小人の鉄砲よろしく、ピチパチ種を弾いて飛ばします。また他の草より早く芽を出し、見かけは柔な草なのにどんどん増えて、退かすのに手を焼くようになります。
 これらの野の花は種が出来る前に、花を楽しんだら、根こそぎ除るようにしてます。
 
 逆に何とか増やそうと思っているのはこの青い三角帽子のムスカリです。家の庭の雑草はやたら手強いのが揃ってます。せっかくムスカリが沢山種を作ってくれても、これらの草に負けてしまい増えないどころかだんだん消滅してしまいそうです。今年は一生懸命雑草を取りまくって、青い三角帽子の子供たちを増やすようにします。
 
 土手の陰や竹薮で日陰になる所にも、春早くに咲く花があります。色も形もへんてこな、浦島草です。苞から長い糸を伸ばして入る姿が釣りをしている浦島太郎に見立てられたんだと思います。
 奇妙な花ですがこれも春の使いです。家には沢山現れます。大きな木や竹薮、土手なんかの日陰があるからね。
 
 隣の大竹薮が切られて、裏の南側は日が当るようになりました。途端にタラの木がポコポコ出てきました。まるで山で伐採した後の状態です。種は小鳥が持ってきたんだと思います。今までは大竹薮の陰で、育たなかったんでしょう。
 他の樹に先駆けて大きな芽が解けて来ました。今年一番の山菜のご馳走です。早速摘んで頂きます。家の藪の春爛漫は美味しいが付いてきます。 
 
 前庭の山椒も芽吹きです。可愛い小さな芽生えですが、良い香りです。彼から旬になる魚や筍には欠かせない付け合わせです。
 芽の中に小さい花の芽も見えてきました。
 
 家の庭には山菜として野蒜、芹、三つ葉等まだまだあります。春はご馳走だらけです。
 前庭の蕗が柔らかい葉を伸ばしてきました。今のは柔らかくて煮ると溶けるようです。春の香りと味が一杯です。
 

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