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里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

蚕豆は大失敗でした

2015-05-24 10:44:02 | 日記
 一寸動くと汗ばむようになりました。
 道の向こう側の畑で、Nさんが蚕豆を採っています。去年早めに植えた蚕豆が良く出来ました。定年になって暫くは関係会社に行ったりして、畑にはあんまり熱心ではなかったんです。親父さんが元気だった頃は、色々作ってました。遣る人が居なくなって、荒らしておくわけにはいかないし、動いている方が気持ちも良い、と言うことで去年あたりから遣る様になりました。
 ここは親父さんが亡くなって、他の人に貸していました。その人も遣れなくなって返し、以来数年何にも作らず、大草にならないように耕運機を転がしてだけはいたんです。蚕豆は連作を嫌うので、空けていた畑が良かったみたいです。
 験し採りしたのは皮が硬かった、未だ鉄漿は青い奴だったのに。今年は駄目の年だったんじゃないかい?と言うのに、採る次期が遅すぎたんだよと私。彼の畑の隣の婆さんに採る時期を尋ねて、もう少しだね、莢が下に向いてから、と言われて待ったんだとか。
 豆は食べる人の好みが違うよ、この辺りは、Nさんみたいに若いの柔らかいの好みじゃなく、確り実の入ったのが好まれてるから。酒飲みがツマミにする 皮ごと食える柔らかいのはNさんや俺達だけじゃないの、と手を休めての馬鹿話を一頻り。
 
 ところが、家のは大失敗でした。株が育たず、貧弱なままで終わり。Nさんのは一株数本の茎が立ち上がり、一本の茎に4~5本大きな莢がなってます。が、家のは一株に、良くて2~3本の茎しか立たず、実の着かない茎があったり、で 3つも莢が着けば上出来のていたらくでした。
 原因は蒔いたのが遅すぎた事、どうせ早く蒔いても霜に遣られると先送りしていた、罰です。遅く蒔き過ぎた所為で根張りが足りず株が育たなかったんです。
 友達に分けるどころか、田舎の親戚に送る分にも足りず、自家用は初物を頂いたくらい。その痛ましい畝の状態はあんまり見て欲しくなかったんですが、こんな具合です。
  
 蚕豆はさておき、落花生を蒔く時期です。早い人のは、もう芽を出してます。これはNさんの南側隣のHさんの蒔いたものです。
 芽を出したところをカラスに遣られないように糸を張り巡らせてます。落花生はこの辺のカラスの食べ物の主要な、お好みの一つです。手を打っておかないと蒔いた端から食われてしまいます。カラスは羽に引っ掛る物を嫌い、こうなっていると入ってきません。他のもっと条件の良い食べ物の有る方へ行くようです。
 
 蚕豆の2の舞にならないように、家でも蒔きました、ほぼ去年の実績通りの時期です。オオマサリと言う大粒の種です。従来作ってきた千葉半立ちの倍くらいの大粒です。
 一月ばかり前に地主のYさんに耕運機で耕してもらったところです。もうこんなにスギナが出てきてますが、中耕、土寄せの時に一編に退かせば良いや、と 蒔くことを優先しました。

 夏野菜の内、一番大きくなったのはトマトです、もう花が咲きだしました。ナス、ピーマン、胡瓜などと殆ど一緒に蒔いて、畑に下ろしたんです、が 他のはまだ小さく細く心配です。脇芽も太いのがどんどん出てきます。手を立てて縛り付けました。もうこれからは雨避けの覆いが要るようです。今年はどうすべー、思案中、
 
 早生の玉葱が上がりました。今年は早採りで、生でスライスしたのをいっぱい食べました。5月になって茎が折れ始め、先週には全員倒れた、ので 抜いて来ました。もう少し乾かしてから小屋の軒下に吊るします。生では少し辛くなってしまいましたが、煮たり焼いたりすると甘みが強く、旨いんです。
 長く保存できる晩生のは、来月始めには上がってきます。半年近くは保存できる、とあった種を蒔いて作りました。が、そんなに長くもつんだろうか、もつ期間は作り方にも依る、とも書いてあったんで---

 長芋の蔓が元気です。山芋の方は手の竹の天辺まで登ってます。ヤム芋は太い芽が伸びてきました。どっちに伸びて蔓延ろうか覗って居るようです。家ではどっちも出来る量より需要の方が多く、良く出来ればと期待されてます。そう言うのはえてして、上手く----
  
 インゲン豆も蔓が延びて手の上のほうまで来ました。花が咲き始めてます。直播したのに良く育ちました。米を買っている本業農家の Kさんに貰ったハウス育ちのポット苗より良いぞ、と思う位。
 インゲン豆は春キャベツや早生玉葱、アスパラ等の甘い野菜が終わったのに続いての柔らかく甘い野菜として有り難い種なんです。虫や病気が荒ぶる時期になりますが頑張って欲しい野菜です。
 虫除けネットの中の胡瓜がやっと3枚目くらいまで葉を伸ばしてきました。ウリバエの食害が酷く、食い尽くされるのでネットで覆いました。今年の一期生の胡瓜です。これから秋が深まるまで、あと2回は新しい苗を育てて植え継ぎます。夏中胡瓜は欠かせないもんで。この一期生が一番長い期間 成ります。それでも もつのは真夏前まででしょうか。次のは暑さと乾きに比較的強いのを、併せて秋用に地這を蒔いて、のつもりです。
 
 南瓜がネットをはみ出すように伸びてきました。もうウリバエに食われても負けないでしょう。西瓜はアブラムシに集られてチジくれてしまいました。急遽虫取りをしたんですが、間に合ったか。もう一回苗作りからやり直しすると遅くなりそうです、どうしたもんか、


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卯の花が咲き、時鳥も来て初夏です

2015-05-18 11:45:29 | 日記
 週末の雨が上がって、周りの濃くなった緑が一層青さを増したようです。頭の上を時鳥が叫びながら飛んでいきました。家の近くの山の森から、畑の向こう側の森に寄って東の谷の上、そして更に奥の方へと巡っています。何羽かで順繰りに回っているようです。
 上がってくる道脇に被さるように、白い花を一杯付けた枝が伸びてきてます。卯の花とノバラの競演です。上がってきて土手を回り込んだ、家の庭の土手上の卯の花も咲き始めてました。
 卯の花は大好きな花ですから、切らずに好き勝手に伸ばしたら、土手上から下まで届く勢いです。咲き始めですが蜂が来てます。随分少なくなって心配していた日本蜜蜂も1匹2匹来てます。絶滅は逃れて欲しい、白い花を愛でながらの切実な思いです。
 卯の花が咲いて、時鳥が来て、初夏の役者が揃いました。緑もすっかり濃くなりました。
 
 山椒の実が採り頃です。葡萄みたいにかたまって成っています。棘の枝を避けて摘みました。爽やかな山椒の香りに包まれます。
 摘んだ実はさっと湯がいて、小分けに冷凍です。殆ど半分は糠味噌へ、後は魚を煮る時の香り付けに使ったり、縮めん山椒にしたりで重宝してます。
 庇のように広がった葉っぱを透かした緑の中の、緑の房は初夏を象徴しているようです。
 
 ここ1ヶ月で伸びて、家の周りを占拠してしまった草、これは堪らんと刈払い機を引っ張り出して刈り払い始めました。午前中1回、午後にもう1回刈払い機の小さなタンクに給油して頑張りましたが、刈れたのは家の周りやっと半分位でしょうか。草臥れました。もうじき色付く古梅の下と山際の南高梅の下が刈れたので、良しとしました。
 刈り払ったので、草薮で見えなくなっていた前の山際の土手に淡竹が出ているのを見つけました。いつも出る、前の土手や前庭、それに横の山の藪を一応見て回って見つからなかったんです。それで今年は未だ出て来ないんだと思ってました。刈払い機を振り回して大汗かいたご褒美です。
 今年初めての淡竹の竹の子は太くて立派。独特の頭の飾りが良い感じです。ご馳走、ご馳走。
  
 梅の実が大きくなりました。来週には古梅の方がもう落ち始めそうです。太い幹は枯れてしまいました。が脇から出た枝に今でも実を付けてくれます。
 ようやく半人前になった南高梅には、一杯成りました。ここへ来てすぐ植えたんで、もう10年以上に成りました。これで梅干の梅には心配なくなりそうです。
 この前、花が咲いたと思っていたのに、もうこんなに大きくなって、季節の進みが早い、早い。
 
 2年前に植えた桃に実が着きました。3本植えて皆うまい具合に成ってくれました。何とか1つ位は収穫したいので、袋を買ってきて掛けてみました。
 家の下の隣のOさんが帰ってきたら横の塵置き場に狸が居てと話してくれたばっかり。それに家の夏蜜柑には毎晩ハクビシンらしいのが来て食って行ってるし、で なんか手を打たねばの苦肉の策です。
 
 こんな風に皮だけ残して食っていくんです。袋だけでは無理でしょうから、どうしたものか、思案のしどころです。

 畑の方は落花生を蒔く次期です。蒔いてもカラスが穿るし、芽が出たところを 集中攻撃されそうでこっちの方も思案のしどころです。
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ピース

2015-05-11 11:39:10 | 日記
 筍は未だあっちこっちに出てきてます。が 、見向きもされなくなりました。掘っても食べてもらえないので誰も掘りません。遅くなって出たのは、やっぱりエグミがでてきます。
 先に出たのは親の竹の背を超える勢いで伸びてしまいました。家の竹薮のもこんなに高くなりました。このまま好き勝手に枝を伸ばされては日陰が増えて暗くなってしまいます。また来年の葉代わり時期にはには大量の葉っぱが落ちて散り、雨樋が詰まってしまいます。
 こうなってしまっては基から切り倒すか、先の方を詰めるか決断せねば。先の方を詰めるのは力いっぱい揺すります。上の方が折れて落ちてきます。真に危ない作業です。孟宗竹のあの高い天辺のほうから、50センチから1メートル程のかなりの重量の先の尖ったのが落ちて来るんです。当ると凄いショック、痛いし下手をすると怪我ものです。次にここへ上ってくる来る週末には、ヘルメットを被って当らないように見上げながら覚悟の上で揺すります。

 メダカ池の睡蓮が咲きました。昼までの花で、昼過ぎには閉じてしまいます。今年は次の蕾も見えてますので賑やかになりそうです。
 メダカの方は、氷の下で冬を凌いだ親が春先に卵を産んでくれました。3月には10匹ばかりの小さいのが孵って育つか心許無かったんですが、今やメダカらしくなってきました。蚊を落としてやると奪い合うようになりました。
 
 バラのピースが咲きました。前庭の重鎮です。濃いクリーム色がピンクで縁取りされた花弁の端正な花姿、美しい。
 子供の頃、小遣いを貯めて 初めて手に入れた大輪のバラです。端正な花が咲いた時の嬉しさは今も変わりありません。初恋だったんでしょう。
 ただ、香りが弱い、と言っても薔薇ですから甘い香りはあります。それに、やっぱり病気がよく付く。夏になるとハナムグリが花を食い散らかす等等、手が掛かります。でも、良いですね、好きです。
 
 薔薇の隣のスィートピーが次々と花茎を出し、花盛りです。今年は”香りを売り物にした種を蒔いて作りました。本当に香りが強く、狭い空間では咽るほどです。
 花茎は一杯出ますからどんどん摘んで束にしてコップ等にも挿して部屋で楽しんでます。
 
 クレマチスも満開です。居間の前や餌台の横、南高梅近く等、あっちこっちに植えてます。今年は一斉に咲きだしました。蔓は細くて華奢のくせに大きな花を沢山、次々と咲かせます。花の前は藪に覆われそうでしたが大きな花は藪を見えなくしてくれそうです。
 
 昨日は雨が近いと聞いて、水菜を蒔き胡瓜と西瓜の苗を植えて帰って来たんですが、今朝のお日様の加減では雨は無し。昨日の午後の急に曇ってきて降りそうになった、あの雷雲のようなのは何だったんだ!このままではオクラ、胡瓜、ナスに西瓜等の苗や菜っ葉類、豆類、トウモロコシ等等の蒔いた種は困ったことになりそうです。日照は必要ですが日照り続きは困ります。
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じゃが芋に花

2015-05-07 22:30:53 | 日記
 急に気候が進みましたが、我が家の畑も夏バージョンになってきました。先日植えた早い方の里芋の芽が見えてきました。これがすぐに腰より高く伸びて、大きな葉っぱを広げるようになります。
 今年は去年の親芋を一畝植えたんで、花が見れるんじゃないかと期待してます。
 
 グリーンピースにも大きな莢が着いてきました。来週来たときには初物の収穫が出来るようです。スナップ豌豆は一足早く収穫し始めました。さっと湯がいて、甘いのを頂きました。
 グリーンピースは去年採った種を半畝にして、新しくウスイ種を買って蒔きました。去年採った種は豆の粒が小ぶりになったようなので更新する時期と判断したんです。在来種のように強い種ではないようで、定期的にに更新が必要みたいです。
 
 インゲン豆も蔓を手に巻きつけ始めました。蒔いたのが急に育ってきたんで急遽、手の篠竹を山の藪で切ってきました。それでも足りなかったんで隣のK婆さんに貰ってきたり、泥縄です。
 長芋も伸びてきました。間に合わせに立てた古竹の手に上り付き始めました。古竹は多分折れてしまいますから早めに新しいのを切ってきて交代が必要です。胡瓜や他のも手が要りますから、山に入って切ってこなければならんくなりました。来週の仕事が増えます。
 
 芽が出て土寄せしたばっかりの、じゃが芋が早くも花を咲かせました。この花は、インカの何とやらと言う赤い芋です。説明書きに惹かれて一畝作ってみました。
 隣の畝のキタアカリも蕾が見えてます。なんか今年は育ちが早いように感じます。自分が歳取った所為ではないと思うんですが。すぐ新じゃがが頂けそうです。
 
 早生の玉葱が上がってきました。新玉葱で生で頂くご馳走は終わりです。そろそろ辛味が出てきて生ではきつ過ぎになってきます。もうじき隣の赤玉葱が出来て、生食はこっちに代わります。
 それでもこの早生の玉葱は加熱すれば甘くて美味いので色々使ってもらいます。 
 
 トマトが育ってきました。小さな苗を植えたのに、良く育ってくれました。もう本職が育てて売っている苗に遜色ありません。露地植えですから雨対策をした方が良いと種の袋にはありますが、どうしたものか。ここは風が強く、一寸の事では吹き飛ばされます。悩む所です。
 1回目のトウモロコシが芽を出しました。トンネルを掛けて早くに蒔いた本職の農家のは、トンネルを突き破る勢いで、花が出てきそうです。家のはゆっくり育って貰います。2回目は玉葱の後に蒔こうと思ってます。
 
 遅く始めたんで、出来の悪かった蚕豆にはそれなりの莢が着き始めました。畑の地主のYさんは下のです。の神様が蚕豆を作るのを許さないので、その分も作ったんですが、出来が悪くて申し訳ない事になりました。自家用位は何とか採れる事を祈るのみ、神頼みー家ののーです。
 
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ナガサキアゲハ

2015-05-05 18:11:56 | 日記
 この前、筍掘りをする前に刈ったばかりだと思っていた裏庭がすっかり藪に成ってしまいました。一寸油断するとこの有様です。やっと明るくなったのに、もう暗くなってきました。
 刈り払った時には無かった’独活(ウド)’もこんなに大きく。美味しい山菜として味わう間もなく、大木?に育ってしまいました。野の草草は皆ウドに負けず劣らずですから、また刈払い機を振り回さねば。
 草の勢いに負けそうなこの時期の家の周りを一巡り撮ってみました。
 
 藪の手前の辺りは三つ葉が威張ってます。ハコベやカキドウシやなんかの上に大きな葉を広げてしまいました。柔らかい先っぽを摘んで、お汁に浮かせるといい香りです。卵焼きに入れても。
 芹も蕗も皆背が伸びましたが、茗荷がつんつん突き上げてきて、いまにすっかり覆ってしまいます。
そうなる前に刈り払わないと酷いことになります。
  
 藪の手前の栗ももう花芽です、芽吹いたばっかりなんですが。季節は全力疾走みたいです。
 この栗は’銀寄’だった筈、早生で大きな実になります。栗玉蜂には弱くない筈なんですが、それでも、随分若芽がやられてます。卵を産み付けられた芽はこのようにぷっくり膨れて、このまま枯れてしまいます。明るい季節なのに、一寸残念です。
 
 居間の横の夏蜜柑に花が一杯着きました。まだ去年の実がやっと一人前になって沢山ぶら下がってるのに。
 香りに誘われて、大きな黒い蝶が来ます。ヒヨも花を啄ばみに来るのでこれには一寸心配です。大きくなってぶら下がっている大きな実は、ハクビシンに食い尽くされる前に、採って一年分のマーマレードを煮る事にします。木の下に食われた実の皮が散らばるようになりました、甘く成ってきたんだと思います。
 
 裏藪でここは陰になるので草が酷くならない場所にエビネの一叢があります。今年は花茎が少なかったんですが、咲いてくれました。こいつ等のためにも、頑張って草刈をするか!
前庭の隣の山の中にもかなりの叢があるんですが、藪が酷いんで未だ見てません。そっとしておいてやろうと思います。
 
 前庭の方もかなりの草薮になってきましたが、クレマチスが頑張って咲きだしました。蔓で高みに上れるといっても、根元を草に覆い尽くされると駄目になりそうです。ここも草刈草刈。
 
 今朝、前の土手際の柊に大きなアゲハチョウが止まってました。蛹を出たばかりだったようです。多分、メスのナガサキアゲハです。今花盛りの夏蜜柑や柚子、蜜柑、金柑のどれかから育ったんです。
 動きが激しくならないうちに写しておこうと、そっと近寄って撮りました。オスの方は早くから家の周りを飛んでましたが、メスは見かけてなかったんです。春型の繁殖は今からなんでしょう。
 もともと南国の蝶です。夏が近くなったようです。
 
 暑くならないうちに頑張って草刈機を振り回すことにします。
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