里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

猪が罠に

2023-11-19 17:33:11 | 晩秋

 昨日は雨は上がりましたが 1日中冷たい風でした。漬物にする白菜や大根なんかを採りに畑に出ました。が 風除けのジャンバ-を着てて 冷たい土に触るのが躊躇われました。

 一つ先の 元畑に据えた罠に猪公が入ったと Oさんが教えてくれたんで、見に行きました。中位の猪が2匹、捕まってました。

 

 寄ってみると 鬣の立派な黒っぽい方のが 檻の鉄格子に突っ込んできます。もう一方の茶色っぽい方は 恨めしそうな上目遣いで見てます。

 柿を遣ると寄って来て 齧りつき、ドングリを拾って来て遣ると それもガシガシ食ってます。寄せ餌で撒いていた糠やなんかは綺麗さっぱり食い尽くされ、前の日に入ってた との事だったんで、腹が空いていたようです。可愛いんですが こいつ等が遣った事を思うと そんなことを言ってられません。

 この位の大きさだと 猟師に頼まず、Oさん達 村の対策隊員が電気で処理するんだそうで、夕方には 檻は空になってました。

 檻は ダニやヒル等の寄生虫や病菌の心配が無くなるよう消毒し、暫く開けて置いてから 次の仕掛けをするんだそうです。

 ここは 最初、一番期待されてない場所でした。が 結果は部落で一番の 7匹の実績、村で10匹捕った内のダントツで今後も此処に置かれることになりました。

 今朝も 部落の道掃除で刈り払い機を振り廻して大仕事をしたのに、その後で、他の檻の新たな設置をするそうです。若い衆が頑張ってくれてます。

 今日は快晴、風も無く 道草刈、掃除の絶好日でした。晴れの日が来る毎に冬が近づきます。

 家の周り、薮にしてしまった景色も すっかり晩秋の気配です。 

 

 樹に登り付いた山芋の蔓葉が 黄色に目立ちます。

 入口の角の黒鉄黐の実が 1日毎に朱くなります。もう暫くすると ヒヨなんかが集まってきます。

 

 柊が白い花を咲かせてます。香りは 仄かです。金木犀の後 この香りは有難い。

 

 霜げる前にと 長芋(山芋)を掘りました。十数本。

 思いのほか 出来ました。樋を切って使い 植え付けた いつものやりかたです。

 今年は植え付け方が 悪かった様で、2本逃げ出されてしまいました。樋の方向と逆に 新しい芋を伸ばし、真っ直ぐ下に潜って伸びます。こうなると 野生の芋を掘ると一緒で 深く穴を穿らないと採れません。2尺ばかり掘って 硬い粘土層に当たり その先は折って諦めました。

 

 畑は 白菜が採れてます。Oさんにも喜んでもらいました。蚕豆が芽を出し始め、いくつかは カラスに抜かれました。

 寒さ対策を始めます。

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終わりの菊

2023-11-11 11:56:12 | 晩秋

 昨日の雨を境に 急に寒くなりました。今朝 山を下りて来ましたが つま先が冷たく 暖房を入れたくなりました。

 畑の土手上の 食用菊は晩生の花になりました。モッテノホカです。

 筒形の花弁です。淡いピンクで 切り花にしても見れるかなりの花です。

 早生の花の 数個分の花弁が採れます。

 庭の方は 寒菊が咲き始めました。家には 黄色とピンクの2種類があります。刈り込んだりして手を掛けて無いんで 野放図に広がって咲いてます。

 

 以前は仲間も 畑の際なんかで 綺麗に丸く仕立てて咲かせてましたが、もう見かけなくなりました。

 

 若い人には こんな手の掛かる楽しみは 人気が無いようです。

 畑は 先日蒔いた蚕豆、未だ芽は見えません。Kさんには 家の種を上げました。Kさんは直ぐ蒔いたんで 暖かかったか もう芽が出てます。家は 畑を作るのが遅くなって 1週間遅れてしまい この処の 気温低下で 発芽に時間が掛って来たみたいです。

 白菜の初物を収穫しました。大きい株になりました。が 夜盗虫が穴を穿って中に居るようです。葉を1枚1枚剥がして行けば ぽろぽろ出て来そうです。

 大根も小松菜なんかの 菜っ葉類も この雨で伸びてくれそうです。お正月用の小松菜は 今のは伸び過ぎになるんで もう1度蒔かなきゃならんようです。

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ようやく当たり前の季節らしくなりました

2023-10-28 12:38:34 | 晩秋

 今朝は 乾いた日が続いてたわりには 靄が掛かって、露も一杯で 畑の辺りはこんなに 煙った感じでした。

 暑く乾いた日がつづいたんで 大豆は全く実が入らず 刈って始末するだけのYさんの畑も、放棄された下の畑の跡も 柔い朝日にこんな具合に溶けてます。

 

 木更津から来て 作っていたOさん達の 畑の土手、草藪になってましたが、草が枯れ始め 残っていた朝顔の藍色が目立ってます。

 

 放置されている畑に 我が物顔でのさばっているセイタカアワダチソウの花が盛りです。切り花としても使われただけに 花は見れます。

  

 家の庭では 秋明菊が涼しくなった所為か 盛んに咲いてます。

 

 涼しくなった所為で 元気になったのは 畑にも居ます。インゲンです。朝夕の気温が下がった この2週間ばかり、次々花の後に莢が伸びて来るようになりました。一月前は 花が咲いても全く莢が着かなかったのに、片付けようかと諦めていたのに、有難い収穫です。

 

 落花生を掘り始めました。端の方 道際は少し草を抜いてたんで 中々の出来です。が 奥の方は 草に埋まってしまい 株も貧弱で 収量は大減。

 それでも 獣やカラスなんかの食害で 作らなくなったKさんや他の仲間には 上げて喜ばれます。

 

 冬野菜の白菜です。ここまで来れば 夜盗虫の食害よりは 育つ方が勝って、物になりそうです。出来た白菜には 夜盗虫が穴を喰い開けて住んでますが、引っぱり出してしまえば 穴が残るだけ。食うには支障ない、殺虫剤漬けよりは良いと 瘦せ我慢です。殺虫剤も高価で そんなに買えないのが本音。

 

 早生の玉葱が着いて育ち始めました。晩生の玉葱2種は 未だベランダで待機です。今度は春の草取りを頑張って 確り作る、の意気込みは有ります、が 今年みたいだと また 草に負けそう。

 

 仲間の苗床では 蚕豆がこんな具合になって来ました。

 

 地主のYさんが 耕して呉れる筈だったんですが 遅れてます。仕方が無いんで、家の小さい耕転機を引っぱり出して 3畝ばかり耕しました。Yさんが 久しぶりに出てきて、週末にトラクターで遣っ付けてくれることになりました。

 来週には 種蒔きが出来ます。この遅れが 出来にどれ位効くか、逆に良い方に働くか、これも賭けです。

 来週は 落花生や薩摩芋、長芋なんかを掘ります。その後は冬野菜で漬物なんかを作り始めます。

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里山は晩秋の気配

2023-10-21 11:44:05 | 晩秋

 昨日は前線の通過で 酷く吹きました。今朝アパートへ帰ってきましたが、ベランダの 大きな蘭の鉢が吹き倒されたり バケツとか如雨露なんかが飛ばされたりの惨状でした。

 里山の方は 急に秋が深まって、晩秋の気配です。畑の土手際の菊や吾亦紅なんかの辺りは 赤の飯が入り込み 花穂を負けずと挿し伸ばしてきて かえって風情が増した感じになりました。 

 放棄された畑の縁の藪は 蔓草やなんかの葉っぱが 黄色くなってきて なんだか寂しくなってしまいます。

 Kさんの 畑の土手、刈った草が乾いたのを掻き分け 露草がしぶとく 青い目立つ花を咲かせてます。

 その奥の土手の藪では ‘’狐の孫” が花を終わり 種で膨らんだ穂を立ててます。種を一杯撒いて 来年も酷い藪になって 手こずりそうです。

 一番奥の畑の境のお茶の木の生垣、今や生垣以外の役に立っていません、茶の花が盛りです。隠れるように咲いてるんですが 花が多いもんで 目についてしまうんです。秋が行ってしまう 挨拶みたいなもんでしょうか、

 畑は すっかり冬野菜モードです。大根の1回目です。蒔く前に しっかり防虫したんで 葉先は喰われましたが 芯は喰われなかったので ここまで来ました。Kさんでさえ 蒔いた内 かなり食われてしまい畝が空いてしまってます。とにかく今年の害虫、ハスモンヨトウ等の夜盗虫の類、は半端じゃない!

 白菜です。巻き始めました。こっちは 苗を作って植えましたが 1/3は喰われて 植え直しました。先に出た葉っぱは 食われてぼろぼろです。食われるより育ってくれる方が勝ってるようなんで、何とかなりそうです。2回目、3回目と苗を続けて植えてます。そっちは未だ幼いんで 虫の被害は重大です。

 長ネギです。こっちも夜盗の類の虫に遣られっぱなしです。青い葉の先の方を喰い、穴を開けたら そこから葉のチューブの中に入り 食い続けます。食い物の中に住んでるんで 天敵も来ないし、大きく育ちます。

 食われて 穴の開いたのや 半分になってしまった葉を 外から潰すように下たから抓んでいくと 中に住んでる夜盗虫を潰せます。かなりの指応えですよ。

 夏野菜の冬瓜を始末しました。未だ雌花も結構着いてるし 蔓も伸びてるし、で この株には申し訳ないんですが あんまり蔓延って 大きな面積を藪にしてるんで、思い切って抜いて 蔓を剥がしました。残骸は1輪車に山盛り2杯にもなりました。藪の中から 大きい奴だけでも8本ばかり ゴロンと出て来ました。

 冬瓜を剥いだ跡は 取り敢えず2畝作って、片っ方には スナック豌豆とグリーンピースを一袋づつ蒔きました。もう片方は 菜っ葉を蒔きます。

 畝は 相変わらず 真ん中をスコップで溝にして 刈って何日か経って乾いた草を持ってきて踏み込み 肥料を入れるやり方です。歳の所為でだんだん溝堀の勢いは衰え、腰を伸ばし伸ばし遣ってます。

 獣はいまや 同居してるみたいなもんで、トラクターで耕して均した畑を 我が物顔で大きな足跡を残して行ってます。家の裏の藪も掘り返してくれてるし、柿は 朱くなった奴から食い散らかしてるし、遣りたい放題、皆はもう慣れたもんで 一寸の事では魂消なくなったみたいです。 

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長芋は上出来でした

2022-11-06 10:56:08 | 晩秋

 長芋の蔓が枯れてきました。葉っぱは紅葉を終えて 枯れ落ち、蔓自体も無くなってしまったのも有ります。 

 梅の枝切が一段落したんで 長芋を掘りました。掘ったと言っても樋のガイドを引っぱり出すだけで 楽なもんです。

 この樋を切っただけのガイドはまだ当分使えそうで、重宝してます。芋の奴もこの上でのうのうと伸びてます。木の根っこや石なんかを避けて 硬い山土を穿って伸びるよりは楽なはずなんで もっと大きく育てば良いのに、と思うのは作り手の勝手でしょうか、

 長いトロ箱に入りきらないのも有ったし、まあ上出来の部類です。

 1本だけ 鼠に食われたのが有って、食われた痕も新しかったんで 掘った時期は良かったようです。遅くなるとそれだけ食われてしまったでしょうから。落花生に続いて 長芋迄食い尽くされたんではたまりません。

 獣や鼠に食い荒らされた落花生の残滓は燃し片付けました。さつま芋や冬瓜の残滓はまだ乾かないんで 広げてひっくり返したりして来週には燃せると思ってます。

 蚕豆は芽を出してます。豌豆を蒔いて今年の種蒔きはお終いです。

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