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里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

筍掘り

2019-04-21 12:31:19 | 
 周りの山は新緑の季節になりました。出たばっかりの木の芽の色んな色合いの緑が光っていて 眩しい時期になりました。棚田も半分以上苗が植わりました。Kさんの田植え機も 濡れて帰ってきてます。

 昨日 同じ部活で寄っていた 仲間が来てくれて 筍掘りをしました。ここへ来て間もなくからですんで 10年以上続いてます。
 今年は春先寒かったり この処の 晴れ続きで、筍は出が良くなかったんです。出始めたんで 寄ってもらいました。
 皆の処は 年寄り夫婦だけになっているんで 持って帰る筍は数が知れてます。それでも、出ているのを見ると 残して置けず、掘ってくれました。残されると 竹になって 切らなくちゃならなくなるからと、強制して掘って貰った所為も有ります。
 随分無理を言って 持って帰っては貰いましたが、随分残されてしまいました。こいつ等は集めて埋めます。持って帰って貰ったより沢山残って、その辺りに転がってます。伸びすぎて食指の動かないこんな奴も。 

 家の藪は 筍だけではなく色んな山菜が出て来ます。芹、三つ葉に野蒜、鳴子百合なんかに明日葉まで何種類になるか。蕗は一番多く屋敷の方々でのさばってます。出がけの今は 軟らかくて皮を剥かなくても煮物に出来ます。筍やニシンと煮てもらうのはこの時期のご馳走です。
 この蕗は 何回か食べる分を採ったら 刈り払います。 
 
 筍の周りの花、代表はこのシャガです。他に浦島草なんかの変なのも居ますが、このシャガが派手で目立ちます。手を抜いて草を伸び放題にしていたんで生存競争に勝ったシャガが増えました。こいつが満開になる頃には筍が出る、と言う指標みたいになりました。
 
 ウルイ、擬宝珠もこんなに葉が伸びてきました。美味そうな葉が盛り上がって伸びてきてます。
 
 裏藪に居付いた ブルーベリーも芽吹き 花が咲き始めました。筍は遠慮会釈なく この株元にも出て来るんで、株を持ち上げられないよう 気を付けてます。
 
 前の躑躅が咲きました。村の仲間の処は 綺麗に刈り込んで見事な形にしてますが、家のは伸び放題。それでもこんなに咲いてくれてます。
 今度こそは刈り込んで 綺麗にしてやろうと思い、遣りなさいと言われ続けてもう何年か。今年こそは、頑張ります。
 
 我が家で新芽の緑の美しさを樟の大木と競えるのは この柿の木です。軟らかい緑の若葉は また 美味しい食材でもあります。天婦羅にすると本当に美味い。 

 去年夏前に収穫して 小屋の軒下に転がしていたじゃが芋を処分しました。秋には何回か芽を欠き 食べてきました。さすがにもう限界です。芽が長くなって、芋は萎びてしまいました。こんなのが箕に数杯、家の消費も落ちましたし、

 畑は じゃが芋の土寄せ1回目を終えました。霜でやられたのも 新しい芽を出してます。
 赤紫蘇の種を蒔きました。去年までは梅干しに 畑に生えて来るのを使ってましたが、今年は縮赤紫蘇に更新します。
 スナップ豌豆の初物を一握り採ってきました。アスパラガスも太いのや細いのが一辺に出ました。
 そろそろ豆類の支度です。インゲン豆、枝豆 次いで落花生は大事、その先は大豆と小豆です。
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棚田に水が入りました

2019-04-13 12:48:51 | 春入口
 昨日は冷たい雨が昼前から降って 春先に逆戻りしたみたいでした。筍もあんまり寒いんで 出るのを躊躇っているようです。
 村へ上がって来る道に沿った棚田に 水が入りました。この棚田は村の皆が作っていたんですが 高齢化でやめる田圃が出てきてます。若者が 田圃を作る会社を始め、そっちに作って貰っうようです。彼等は早くに耕し、代掻きして水を入れるもんで、Kさんなんかも 仕事を速めたようで、棚田の水入れが揃ったようです。

 道の下から カエルの合唱が聞こえてきます。コロコロと可愛い声、転がる様な軽快な声です。早い田は来週には植え始めるんじゃないでしょうか。

 久留里線の線路の辺りの田圃は もうかなり植わってます。幼い苗が未だ冷たい水に寒そうに風に吹かれてます。

 仲間の皆は早苗の面倒見の合間に畑に来て 夏野菜の苗を植える準備をしたり、ゴボウや人参、インゲンなどの種を蒔いたりしにきて 一服しながら話しをしていきます。
 昔程頑張れなくなった、腰を屈めての仕事は出来なくなった、など寂しい事を言うようになりました。動ける事が一番大事、精々外に出て体を動かそうぜ、と お互い元気付けてます。

 筍の出が遅いようですが それでも 裏藪に10本やそこらは出てきてます。掘ってはお隣さんへ持って行ったり、取って置為に漬ける用にしたり、雪国の兄やなんかに送ったりしました。

 畑は抜いた大根や蕪、菜っ葉の薹の立ったのを片付け終わりました。まだ 白菜は薹を積んで頂いてますんで これだけは残してます。
 大根に蕪、人参にホウレン草等 蒔いた種は皆芽を出しました。芽を出した後に来た霜で 大根や蕪が薹立ちしないか心配ですが、その時はその時、
 芽を出したところを霜に焼かれたじゃが芋は 後から新しい芽を出してきてます。来週からは 豆類を作る準備に掛かります。
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蛍葛(ホタルカズラ)

2019-04-07 12:12:40 | 
 へ上がって来る道の 山際のいつもの場所に 今年も蛍葛の瑠璃色が見つかりました。変な気候で どうなる事かと心配してましたが 元気でした。

 先日の真冬みたいな霜で 早くに咲いたのが花弁の先だけ少し焼けてますが 綺麗な瑠璃色は健在です。写真写りが悪いのか 濃い瑠璃色が出てません。本物はもっと濃い紫です。

 草の陰だったか 今朝咲いたばっかりか こっちの花は焼けてません。1円玉より少し小さい花で 野の花にしては端正な形と色です。ここへ来た時から 毎年楽しませてもらってます。
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 遅まきながら 筍です。寒さと乾きの所為か 出るのが遅れてます。家の奥さんには 今年は出ないんじゃないの、と笑われてます。皆も 今年は出ないね、と言ってますから 家だけでは無い事は確かです。

 楽しみにしている 実家の雪国へも送れてません。いつも来て掘って行く 町の友にも声をかけられません。

 屋敷の中には出来るだけ 竹を生やさないようにしてますが、山側はこんな様に竹が茂ってます。この竹共が根っこを進軍させてきて その節毎に筍を生やしてくるんです。
 出始めの筍は家でも仲間や友も歓迎ですが 後の方は迷惑なだけ、と言う事になります。 
 
 
 山椒の木の芽は吹いてます。入り口の土手際の雌の樹です。下の方に撮りやすい雌花が少なく こんな写りでした。 

 雄の樹は花は派手です。家にある樹では下の方でも 花一杯。
 芽吹きしたばかりは 摘んでニシンの山椒漬けに使います。未だ赤みのある軟らかいのを沢山摘んで 今年もニシン漬けにします。
 
 
 棚田は春の耕しはすっかり終わってます。気の早い仲間は もう水を入れてます。ハウスの苗も 緑が濃くなって来てます。畑で会うと 田圃に掛かるから 畑は出来ない、と言い始めてます。

 畑は 冬野菜の始末が漸く済みそうです。Yさんが埋けた里芋を掘りだしました。腐りは無く 芋のてっぺんから芽が出てます。分けてもらって 1畝植えました。
 もう酷い霜はなさそうなんで インゲンや枝豆なんかを蒔こうと思います。


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山桜が咲き、アケビも満開です

2019-04-01 14:09:12 | 春入口
 畑の際の山桜が咲きました。山から 畑の方に枝を伸ばしてきて咲いてます。
 山桜ですから花が咲く前に 淡い赤みのある葉が出て来て、一寸見は花かと見間違いそうでした。Y爺さんは 畑に掛かって邪魔だから と低い方の大枝を切ってくれました。がその上の方の大枝が伸びていて 花見には十分の花です。早速ヒヨやなんかの小鳥が来ています。 
 
 家の前の土手上、杉に登り付いた アケビも花が咲いて来ました。土手を藪にしてしまったんで 下からは気が付かなかったんですが、もう咲いてる筈と 藪を掻き分けて登ったら いつもの年のように渋い色の花が一杯咲いてました。
 雌雄別の花です。雄花は何かの粒みたいに房になってる方で、雌花は花弁のある方です。
 
 畑の際の桜にも アケビの蔓が登り付いて 花をぶる下げてました。秋が楽しみです。

 春が進んで来て 草共が一段と勢いが増し、早い物から花を咲かせてます。草共は花が咲くとすぐに種を作りますんで 花を愛でるなんてのんきな事を言っていると、種をばら撒かれて酷い目に遭います。
 家の周りを大藪にしかねない シャガです。花は愛でるに値する、わざわざ植える人もいる位、中々の物です。この屋敷に住んで居た前の婆さんは こまめに草を取り 草の進撃を許さずにいましたが、ずぼらな私では 草の方が勝って屋敷中すっかり藪になってしまいました。山に居た シャガはどんどん進出して来て 玄関前まで来てます。

 こっちも山から進出して来て 前の土手までのさばって来た 強者の 浦島草です。上に開いた紫色の花の中から長い糸を伸ばして、変な花です。
 
 これも大株になる ムラサキケマンです。花は形も色も中々なもんですが、広がる勢いはすごい。花の後 種の詰まった砲弾を茎一杯に仕立てて 細かい種を弾き飛ばし撒き散らします。

 こっちも大物、草の王です。これはまだ小さい若い株です。すぐに周りの草を押しのけて 大株になり、花の狼煙台を作り 風に種を飛ばします。花は黄色の奇麗な花なんですが、
 
 他にもハコベやナズナ、カラスのエンドウやイネ科の強者にオオイヌノフグリ、ホトケノザに踊子草やハルジオン等等退治しなければならん草草は数え切れず、刈払い機は休む暇がありません。仲間は除草剤を撒けよ、と言いますが、それだけは遣りたくないんで 半分草に埋まっても 頑張るほかないようです。

 刈ってしまいたくない方の草も有ります。スミレです。ここでは少なくとも5種類は見つけられます。群れて咲いているのや僅かな株でひっそり咲いてるのや、色々、
 これは 群れてます。タチツボスミレのようです。こういうのは残して 他の蔓延る草だけを除きたいとなると 鎌で腰を屈めての作業、思っただけで腰が痛む。
 
 前庭の山際にフリージアが野生化して頑張ってます。先日も半分位を刈り払い機で刈ってしまって、群れは小さくなったんですが 花が咲きました。濃い黄色の 香りも良い花です。
 
 庭に居付いてもらいたい草花も、種を飛ばして 広がり、野生の奴等と伍して生き残るのはやっぱり無理の様です。この地に生き残って 繁栄している者共はやっぱり大したもんです。退治なんか無理ですなー

 畑は春の植え付けや 手入れで皆頑張ってます。田圃の支度が忙しくなって来るんで 何時までも畑に手を掛けておれないんです。
 家の畑を土手下から見てます。前に作っていた U婆さんが植えて残した ラッパ水仙が咲きました。 

 じゃが芋が芽を出して来ました。

 豌豆も蚕豆も花が着きました。
 薹立ちした菜っ葉や大根と蕪は抜いて乾く様に広げてます。来週には溝を掘って放り込み 肥やしをやって埋める積りです。
 春が進んでます。鶯が煩い位囀って、雉は勇ましく大声で縄張り宣言してます。
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