masaring

自己チューの進行形日記でshow。

日本は繋がっている。

2008年05月07日 | masaringの内緒話

20080505_005

【我が家の裏庭、タニウツギ。満開。田植え花とも言うらしい。】

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タニウツギとはスイカズラ科の植物の一種。

学名は、Weigela hortensis。田植えの時期に
花が咲くので「田植え花」としても知られている。

梅雨の時期に山道を通ると新緑の中で咲くピンクの花は
ひときわ映えて見えるので見つけやすい。

北海道西部、本州日本海側を中心にする落葉低木で、
山地の谷沿いや斜面に多く見られる。

庭園などに鑑賞目的で植栽されることも多い。
花期は5~6月頃で淡紅色のラッパ状の花が咲く。

このタニウツギ。漢字では、「谷空木」と書くらしい。

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よく「ウツギ」(ウノハナ)と、しばし混乱を招くらしい。
どちらも、幹枝の中心が空虚に成っているので、
この名が付いたらしい。

しかし、花冠も鐘状で白色の「ウツギ」は、
ユキノシタ科であり、この「タニウツギ」は、
スイカズラ科なんだと言う。

主幹が立たず、株立ち状に成る。葉序は対生で、
先が5裂する花冠は漏斗状であり、細い基部から、
急に広がる形を呈している。

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我が家の横。古の人々が歩いたと言われる古道である
「南海道」がある。 《あくまでも、研究者の推測だが。》
「この花が、こんな所で咲くのは珍しいですね。」

最近、「万葉集に詠まれた妹山・背山を訪れよう。」と言う
ハイキング・マップが関西の主要の駅に置いているらしく
我が家と本家の間の狭い道をリュックを背負った人達が
歴史ウォークと称し、歩く姿をよく見かけるようになった。

そして、タニウツギの花を美しいと言い、
表の庭の多羅葉の木があまりにも高いので
驚きながら、おしゃべりしながら歩いている。

だから、最近までタニウツギの花は万葉の花と
勘違いしていた私、まっちゃんなのだ。

でも、北海道西部、日本海側が中心の花。
そして、日本固有の花。

だとしたら、我が家のタニウツギも祖父が分家したころ
越後方面から紀州へ取り寄せたものだと思いを馳せた。

「田植え花」。見事な名前だ。
和歌山の田植え時期、6月頃まで花を楽しめる。

ちなみに、越後では田植えの真っ盛り。
日本は狭いようで、実は広いのだ。

でも日本。道路も人の心も繋がっているのだ。

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【越後の田植えの終わった水田に映える夕陽。しゅう様撮影。】


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あらま~、この見事なタニウツギが、 (kazuyoo60)
2008-05-07 10:15:50
きつい仕事の合図ですか。
このタニウツギをおじい様が植えられたのでしょう。
好きなことを説明なさっているのかな?。(にこにこ)
今は、庭にも公園にも植えられていますね。
我が家の箱根ウツギも、蕾が見えます。
それから、タラヨウですね。
お忙しく仕事をされている一方で、
歴史ウォークを楽しまれている、お気持ちよく分かります。
越後ではもう田植えが終わったんですね。
あちらの山まで一面の水田、綺麗な景色です。
返信する
[E:diamond]kazuyoo60様へ (kazuyoo60様へ)
2008-05-07 21:50:32
kazuyoo60様、本記事へもコメント
ありがとうございます。
タニウツギ。ネットで調べると
「田植え花」と書いてました。
昨年まで、我が家全員この花の名前を
別の花の名で呼んでました。
理由は、その昔「日本画の先生」が
この花を切花にして
生徒さんに描かせていました。
タイトルが別の花の名前だったので
そのせいもあります。

私達が他の古き良き里を訪ねるように
他の土地の方が、当地方を訪れる。
何だか、面白くもあり不思議でもあります。
別の意味で、日本は繋がっているんですね。
ご訪問ありがとうございました。
返信する

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