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自己チューの進行形日記でshow。

大石早生の収穫。

2007年06月16日 | 農業は、スゴイ!

2007_001_2大石早生の収穫が始まった。
スモモの早生品種である。
我が家のような零細農家でも
猫の手も借りたい程である。
何故なら一週間が勝負だからダ。

スモモは、中国を原産とする
バラ科サクラ属の落葉小高木。
果実はモモのそれに比べ酸味が強いため
この名が使われている。
漢字では「李」とも書かれる。
英語ではプルーン prune、
プラム plum などと呼ばれる。

Plum5花期は初春。
真っ白な花が見事である。
花の期間も短い。桜の花見よりも
見ごたえがあるが、
花粉アレルギーの方は要注意。
収穫期は品種により異なり6月下旬から8月上旬。
代表的な品種としては大石早生、ソルダム、
サンタローザ、メスレー、太陽など。

今年は天候不良のため不作で、小玉傾向。
だから、奥さんは小玉を徹底的に摘果。
「今年の収穫量は少ない」と奥さんが呟く。
昨日の新聞紙面にも下記のように掲載されていた。

田辺市内で、スモモの主力「大石早生」の
出荷がピークを迎えた。同市中三栖の農業、
Uさんは、7日から家族らで収穫を始めた。
約20アールの畑で、棚を設けて栽培。
Uさんは「今年は開花の時期がずれて
受粉が良くなかったので、収穫量は例年の半分。

雨が少なく、実太りも進まなかった」と話している。

2007_006まさに、その通りなのだ。
今年もまた、貧乏が続きそうだ。
収穫はまず、熟しかけてきたのを
手で、もぎ取る。
低く木を剪定しても
脚立が必要。慎重にしないと怪我をする。

2007_002果実はトリビクと呼ばれるものに
収穫する。
トリビクを肩にかけて採るから
首から肩にかけて凝ってくる。

2007_005次に出荷できる果実と
できない果実に選別する。

(商品にならない果実も出てくる)  

2007_003コンテナに入れて積んでいく。
個人出荷ではないので
協同選果場へ運ぶ準備だ。

  2007_007
2007_004

     

 

 

選果場では、いわゆる選果をし
パックに詰めて
段ボールの箱に入れて
都会の市場へ運ぶ。
店頭に並ぶ頃には
美味しい果実になる。

Gazou20243デパートで値札を見ると
目が飛び出そうな値段だが
生産者の手取り金額は
それの何十分の一しかない。
貧乏農家はやっぱり貧乏のまま。

年に何日も農業に従事していない私。
偉そうなことは言えない。
奥さんに感謝するのみ。
農業は、やっぱり凄い。

2007_006_1

(余談)
今年は収穫量が極端に少ないため
お馴染みさんに、お配りできないかもしれません。
当てにされてる方、ごめんなさいネ。

(余談・その2)
「スモモも桃も桃のうち」という
早口言葉が有るが、
スモモと桃とは異なる品種である。

2007_001_1   

上の写真は大石早生収穫適期果実。梅ではありません。

コメント (1)
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