malのあっちこっちブログ

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奈良・・・奈良ホテル~弘仁寺

2013-11-20 19:12:21 | 
時々小雨もぱらついてきた中、ケーキも買ったしってことで今日の宿泊先、奈良ホテルに向かう。

このホテルは辰野金吾によって明治42年に竣工した。

大日本ホテル、日本鉄道院、日本交通公社、都ホテルと経営も変わり現在は奈良ホテルが経営している。

奈良にきてみると宿泊場所が少ないことに気づく。

ここには本当に選べる数の宿泊場所がない。

そのような場所に奈良ホテルである。貴賓客や著名人に至るまで枚挙にいとまがない。

そんな伝統と古い格式と設えが残ったホテルに是非泊まりたいとは常々思っていたが、何かを我慢しないとならない場所なので、

我慢できないアタシたちにはちょっと遠い存在だったのだが、今回それが叶った。



Webでの予約なので支払いからすべてが済んでいるため、そのチェックインは簡単、あっという間に部屋に通された。

今回は、理由は忘れたが、一つ上のランクの部屋を用意してくれたそうだ。

廊下は

広くて、天井も高くて気持ちがいい。

現代のホテルは、定められた容積率の中で最大効率の部屋数を作ることと、空調のメインダクトが廊下の天井を通っているため、
廊下の天井が高いことはほとんどない。

今回は本館の二階に泊まった。

レセプションのすぐ横に
 
二階への階段があり、手摺もシャンデリアも辰野金吾のデザインだ。

吹き抜けから
  
レセプションと                                               入り口風除室を見る

階段の下には
  
サロンと

バーがある。

このバーにはアインシュタインが弾いたと言うアップライトがあって、つい最近何十年ぶりかで調律されて一日二回だけ演奏されているようだ。


ゆったりした空間と客室なのだが、建屋自体は大きくはないので館内を楽しめるほどのスペースはない。

サロンかバーでゆったりと時間を過ごす。



この頃、アタシの左手が腫れてきた。


あの鹿を追っかけた時


その直前、鹿とにらめっこをしていた時、鹿にまとわりついていた虫に食われたのだ。

アタシは蚊とかブヨとかに刺されても、あまり痒くならないし腫れないのだが今回は腫れた。

ここまで腫れると、握る時には違和感がある。

こんな状態が3、4日続いた。



さあ、その夜、バーに出かけた。

こういうところで飲む酒は旨い。
 
アタシはマッカラム                                             相方はお奨めのカクテルでスタート

九州出身のウェイター君を捕まえて、今年の九州旅行の総括までやっちゃった。



朝、ホテルの窓から
 


前夜、かなりの雨が降ったのだが朝には上がった。


部屋で荷造りをしておいてから

お楽しみの朝食に向かう。

このホテルはバイキングではない。

オーダーを取り、一品ずつサーブしてくれる。
 
フレンチトーストと                                             オムレツ

京都で泊まったホテルのコーヒーが信じられないほど不味かったが、ここのは合格。

広くないだけに、こういうサービスしかできないのだろう。

黒服がきちんとお客さんを受け止め、待たせない、飽きさせない、ほっておかない、このホテルならではのサービスだった。



名残惜しい奈良ホテルに11時のチェックアウトまでじっくり留まって帰途に就いた。

通り道にある弘仁寺
 
に立ち寄ったのだが・・・

なんか、お寺として「どうなの?」って感じのお寺さんだったなぁ・・・・・


今回の京都、奈良はこれにて終了です。

書き残しているものもあるので、また雑記にでもして書いてみます。