読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

雪が降って…

2012年01月24日 | その他

◇ 今冬初めての積雪

            
   
  珍しく天気予報が当たって、昨夜9時ころから降り始めた雪がおよそ5センチほど積もった。
 東京都心でも同じくらい積もったようだ。
  雪になったのは初めてではなく2・3日前にも雪が降ったが、これは積もらなかった。
 雪国育ちの吾輩は多少の雪には驚くことはなく、むしろ犬ころと同じように雪景色に心騒ぐ。
 かつてスキー場で朝を迎えて、朝日にきらめく雪景色に身も心も舞い上がっていたころが懐
 かしい。

  生まれ故郷の新潟では5センチくらいの雪では驚かない。一晩かかって1メートルくらい積
 もることもある。寝ていると屋根がみしみしと音を立てることもあった。雪掻きをして落とした
 雪が二階まで届くほどになると、道路に落とし穴を作って、杉の葉をかぶせ、その上の雪を
 置いて、長靴の裏に泥を付けたので足跡を作りカムフラージュし、人が通るのをわくわくして
 待っていたりした(落とし穴にほんとに落としたのかどうか記憶がない。都合の悪い記憶は
 自動的に消えるのかも)。
  ふるさとの家(市町村合併でいまや新潟市秋葉区)よりもさらに山深い魚沼市小出に住む
 舎弟は友人と共同で須原スキー場にロッジを持っているが、雪掻きには往生している様子
 である。山やなので、安全のため手持ちのザイルで身柄を確保しながら1メートルもの雪を
 かき落としているようだが、過疎地の老人たちにとっては実に大変な労働のようだ。慣れた
 仕事のようでも毎年屋根から落ちて亡くなる人が何人も出る。

  千葉県の5センチくらいの雪は放っておいても構わない。そのうちすぐに溶ける。それでも
 雪の朝は6時ころから道路を掻く音がする。勤めに出る人が車を出すために家の前を雪掻
 きする音である。そのうちにだんだん各家でも道路の雪を掻き始める。「放っておいても溶け
 るのに」と思ってはいても、隣近所が家の前をきれいにすると我が家だけが目立ってしまう
 ので、仕方なく雪掻きをする。我が家はかど地のためご近所の倍は雪掻きの面積がある。
 陽のあたる東側はともかく、北側の道路は車が2・3台通るとすぐに雪がふみかたまって凍
 り、通学する子供が転んだりする恐れがあるので、早めに雪を掻かなければならない。

  雪掻きは中腰になって作業するため、腰痛持ちにとっては危険このうえない。前にえらい
 目に遭っているので、腰をかがめないように、なるべく汗を掻かないように、注意しながら
 雪を掻く(少ない雪の際は雪を押す)。毎年のことだからと軽いアルミ製のスコップを買って、
 自慢げに使っていたら接触面がすぐに丸まってしまって使い物にならなくなった。安っぽい
 がプラスチックのものがよいかもしれない。

   さて今年はあと何回くらい雪掻きをすることになるのか。

                                            (以上この項終わり)

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