◇ 疾風怒濤の一年
いつも感じることながらこの年も実に慌ただしい一年でした。我が国の宰相岸田さんなどは
もっと慌ただしく感じているでしょう。埒もない些事が因で(晩秋のパーティー券事案はダメ
押し)、幾度もボディブローを食らって、支持率がみるみる危険水域(喫水線?)を超えると
は思ってもいなかったでしょう。大仕事はやっていないものの、それなりに一生懸命に仕事をし
ているのに、取り巻く人達が足を引っ張ってダメッジを与えているのが実態で気の毒です。
岸田さんを例に出し失礼千万ながら、かくいう小生も寄る年波には勝てず、身体的にダメッ
ジを受け、日常の活動が停滞し、あまり間を置かず更新を心掛けてきたブログを中断すること
もあって本人もショックでした。
若いころは高度成長期の初期で明日に、あくる年に夢と希望が持てました。30年も給料が上
がらないなど今は若い人を気の毒に思っています。わたしは前から労働分配率を問題視してい
ましたが、欧米経営理論に毒された(失礼)経営者が、主として株主向けに多く配分し(また
内部留保を増額)ていたためにデフレ脱却が遅れ失われた30年が生じたとみております。
これからは生成AIと言った魔物が現れ、油断も隙もならない時代を迎えます。政治も若い人
に担ってもらわないとやっていけないでしょう。
政治家の老害。「老兵は死なず消え去るのみ」と覚ったら、後ろに引っ込んで表に出ないで
貰いたいと誰も思っているでしょう。個人も企業も成功体験と旧モデルに固執していいことは
何もありません。
あくる年には多くの難問が待ち構えています。少子高齢化、財政硬直化、日本の経済力・文
化力の低下、気候変動合意の危機、国際紛争悪化、米国の指導力劣化、米国でトランプ復活危
機等々。過去は変えることができないので夢を未来に託すしかありません。なんとか状況好転
を願い、また微力ながらもこうした難問解決の一翼を担いたいものです。
年寄りの繰り言ではあるが、昔は立派な政治家が結構いたと思う今の政治家は将に政治屋で
世襲政治屋は度々顰蹙する者が多い。フランスのドゴール元大統領いわく「政治はあまりに重
要なことであるから政治家に任せてはだめだ」(日経27日朝刊)。一体どうしたらいいのだ。
とりあえず1月2日、全てを忘れて箱根駅伝で母校の活躍を応援しましょう。
(以上この項終わり)
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頼れる政党・魅力ある政治家が見当たらない、この国の行く末を案じています。
ギリシャみたいに国家破産をしないかと!!
でも、その時は私は墓の中。
ケセラセラです。