読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

文旦ピールをつくる

2015年03月25日 | ものづくり

◇ 初めての「文旦ピール」づくり
  新潟県は魚沼でスローライフを過ごしている舎弟は、数年前から文旦の魅力に取りつかれて、
 文旦を四国から取り寄せ、皮の砂糖漬けやピールやらを造り送ってくれる。

  先月、今年の砂糖漬けの作品を戴いてヨーグルトに入れて楽しんだが、ちょうど終わったころ
 に知人のK氏から文旦を戴いた。K氏もお取り寄せの口であるが、これまで中身だけ賞味して
 いたものの、弟の文旦砂糖漬けに触発されて文旦ピールを作ってみた。出来上がりまでに4日
 くらいかかるが、手間がかかるだけに出来上がった作品はそれなりにほのかな苦みと香りがあ
 って、満足できた。

 ①文旦の厚い皮を4つに割って剥く。 
 ②分厚いワタはできるだけ取り除く。(ワタも製品にするので捨てない)
 ③皮は1センチくらいの短冊にする。ピールの最終形態。
 ④ワタと一緒に水煮(水から沸騰するまで煮る)する。20分くらい煮たら湯を捨てる。(この工程
  を3度繰り返す。)
 ⑤大分柔らかくなった皮とワタを水に浸し1晩置く。これで大分苦みが抜ける。
 ⑥ちょっとつまんでみてまだ苦みが強いようならば④の工程を繰り返す。
 ⑦苦みの頃合いを見てざる等に上げて水を切る。無理に絞ったりすると形が壊れるので重力だ
   けで水を切る。
 ⑧重量を計りその7~80%の砂糖を加え中火で煮る。砂糖は全量を一度に入れず3度に分けて
  入れる。
 ⑨ピールとワタが焦げ付かないようにゆっくりと煮詰める。
 ⑩材料に照りがついたところで火を止めて網等に並べて乾かす。
  (キッチンペーパーでいけるかと思ったが、少しくっついてしまったので網などが良いかも)
 ⑪ある程度乾いたところでグラニュー糖をまぶす。(皿に取ったグラニュー糖の中に転がす。)
  最初は珈琲などに使うスティックシュガーで何とかいけるかと思ったが、結局100gほど使った
  のでちゃんと用意した方が良い。 

 
   自然乾燥で1昼夜は置いた。陽光に当たったグラニュー糖がキラキラ光って高級和菓子のよう
  に 見えた。ワタもけっこういける。


  
   グラニュー糖をまぶす前の製品(1個分)

     
    グラニュー糖をまぶした後の製品   

  
   1昼夜乾燥させた最終製品(ピール)

  
   1昼夜乾燥させた最終製品(わた)
  
  (以上この項終わり)

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