読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

待ちに待った「梅干しの土用干し」

2020年08月02日 | ものづくり

◇ 昨年の2週間遅れ「梅干しの土用干し」
  今年の関東南部地方の梅雨明けは昨年の11日遅れだったそうです。
 なんともはっきりしない梅雨空が何日も続き、コロナは拡大懸念が高
 まる中で、6月11日に漬け込んだ梅干しは、最終工程の土用干しを今や
 遅しと待ち構えていたのであります。
  そして昨日。ようやくからりとした好天が戻って、これで梅雨は明け
 たと自己診断を下していたところ、気象庁の専門家の協議も整ったよう
 で8月1日が梅雨明けと宣言されました。

  早速冷暗室の片隅にあった梅漬けの樽を二人がかりで庭に運び、2時
 間ほどかかって笊3枚に並べました。
  梅はきれいな紫色の梅紫蘇に漬かって梅干しらしくなっています。良
 い加減に熟していた梅はきれいな色ですが、完熟でなかった梅や育ちが
 悪かった梅は漬かりが悪く黄色です。

  並べた梅には梅紫蘇が絡まっています。今年は横着をして、自分で作
 った梅紫蘇玉ではなく、市販の群馬産梅紫蘇という出来合いのものを使
 ったために、紫蘇の葉が細かく刻まれていて、梅に張り付いているので
 す。
  これを丁寧にはがしながら笊に並べて、最後に張り付いたしつこい紫
 蘇葉を箸で1個ずつはがしました。なぜかというと仕上がりの見栄えが
 良くないからです。商品価値が落ちます。売るわけでもないのにここま
 でこだわるのは、いいものを作り上げたいという職人気質、日本人に伝
 わってきた世界に誇るべきモノづくり魂の表れと思います(そんなに大
 げさにいうことでもないけど)。

  並べた梅は3日(3回)干します。一回ごとに梅を裏返します。

 <梅酢が上がる>
  梅の20%の塩と混ぜた梅は3日でしっかりと梅酢が上がりました。
 6月14日。

  

  

  <重石外し>
  さらに3日後、重石を半分に減らしました。6月17日。
  
  

 <梅紫蘇投入>
  梅紫蘇を加えました。梅が梅酢から顔を出さない程度に軽い重しを置
 きました。6月24日。

  

    

 <土用干し>
  3枚の笊に並べました。梅紫蘇も一緒に干して、おにぎりなどに使う
 際の増量用に、またはミキサーなどに掛けて”ゆかり”にします。
 8月2日。

  
    その1
   
   その2
  
    その3   奥にあるのが紫蘇玉

                  (以上この項終わり)
  

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