9/10の水彩画教室は巨匠の鉛筆画で「線の表現」
を学びました。
明治の初め。工部美術学校が設立され、イタリアから
フォンタネージュが招かれて指導に当たった、未だ日本
の洋画界の揺籃期です。その頃の学生の一人、
小山正太郎の鉛筆画「木下川村古隅田川」(1905)
です。当時は鉛筆画を徹底的に学び、一定水準に
達してから初めて彩色を許されたそうです。
丁寧に観察し鉛筆の線だけで質感・量感を出し、
色彩さえ感じさせる。さすが巨匠だと思います。
よく見るとしかるべき部分はきちんと叢の葉っぱ
まで描きこんでいます。
鹿子木孟郎の「府中・雛争穀」(1893)は構図の
確かさと、緻密な観察、描写がやはり迫力を持って
迫ってきます。私のような未熟者が描くと、ややも
すれば屋根と柱と窓と造作と周辺の木々などが、て
んでんばらばらになって、安定感のない絵になって
しまいますが、さすが巨匠は違うと思います。
を学びました。
明治の初め。工部美術学校が設立され、イタリアから
フォンタネージュが招かれて指導に当たった、未だ日本
の洋画界の揺籃期です。その頃の学生の一人、
小山正太郎の鉛筆画「木下川村古隅田川」(1905)
です。当時は鉛筆画を徹底的に学び、一定水準に
達してから初めて彩色を許されたそうです。
丁寧に観察し鉛筆の線だけで質感・量感を出し、
色彩さえ感じさせる。さすが巨匠だと思います。
よく見るとしかるべき部分はきちんと叢の葉っぱ
まで描きこんでいます。
鹿子木孟郎の「府中・雛争穀」(1893)は構図の
確かさと、緻密な観察、描写がやはり迫力を持って
迫ってきます。私のような未熟者が描くと、ややも
すれば屋根と柱と窓と造作と周辺の木々などが、て
んでんばらばらになって、安定感のない絵になって
しまいますが、さすが巨匠は違うと思います。
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