不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

袋とじ

2012-07-20 15:37:30 | 日記

今日、土地売買の契約書を作成しました。

このとき、契約書を袋とじにします。

袋とじの方法は、いろいろありますが、小生は、製本テープを使います。

袋とじの目的は、書類が2通以上になる場合に、それが一体となって作成されたものであること、つまり、2通目以降が後日に加えられた

り、差し替えられたといった疑いがないようにするためのものです。

その証として、袋とじの表と裏に、割印します。

しかし、割印の有無と法律行為の有効性とは無関係ですので、書類が付け加えられたかどうかの争いが当事者になければ、割印がなくて

も問題ありません。

割印は契印とは異なり、必ずしも末尾に署名捺印や、記名押印と同じ印でなくてもよいとされています。

契印は、契約書が複数ある時、両ページにまたがって押す印鑑のことです。

契印の目的は、ひとつの文書であることを証明するためのものですから、契約者が契約書に捺印した印鑑と同じものを使う必要がありま

す。

また、契約書に2名以上の署名者がいる場合は、全員の契印を押す必要があります。

ですから、袋とじにして、割印を押した方が、簡単ですかね・・・・・・・。