今日、土地売買の契約書を作成しました。
このとき、契約書を袋とじにします。
袋とじの方法は、いろいろありますが、小生は、製本テープを使います。
袋とじの目的は、書類が2通以上になる場合に、それが一体となって作成されたものであること、つまり、2通目以降が後日に加えられた
り、差し替えられたといった疑いがないようにするためのものです。
その証として、袋とじの表と裏に、割印します。
しかし、割印の有無と法律行為の有効性とは無関係ですので、書類が付け加えられたかどうかの争いが当事者になければ、割印がなくて
も問題ありません。
割印は契印とは異なり、必ずしも末尾に署名捺印や、記名押印と同じ印でなくてもよいとされています。
契印は、契約書が複数ある時、両ページにまたがって押す印鑑のことです。
契印の目的は、ひとつの文書であることを証明するためのものですから、契約者が契約書に捺印した印鑑と同じものを使う必要がありま
す。
また、契約書に2名以上の署名者がいる場合は、全員の契印を押す必要があります。
ですから、袋とじにして、割印を押した方が、簡単ですかね・・・・・・・。