お客様と、敷地のレイアウトの話しをしていたら、「鬼門」のことが・・・・・・・・・。
鬼門(きもん)とは、北東の方位のことです。
鬼が出入りする方角であるとして、万事に忌むべき方角としています。
鬼門とは反対の、南西の方角を裏鬼門(うらきもん)と言い、この方角も忌み嫌われています。
陰陽道(おんみょうどう)においては、北と西は陰、東と南は陽とされ、北東と南西は、陰と陽の境になるので、不安定になるといわれてい
ます。
このように、鬼門・裏鬼門は「陰」と「陽」の切り替わる地点に当たり、気が乱れやすい方位とされ、「悪気や邪気」が溜まりやすくなると言わ
れ、玄関や風呂・台所・トイレが位置すると凶とされています。
今でも、家を建てるとき、昔かたぎ大工の棟梁は、できるだけ鬼門を避けて建てます。
「家相が悪い」「鬼門に位置する」と言われれば、気になるのは仕方がありません。
しかし、過度に気にして、そのために玄関の位置を変えるとか、建て替えるのは非現実的な話です。
たしかに、建築学上でいえば、太陽の動きは、北東は暗くて、湿気もたまりやすく、冬は最も寒くて冷える場所であるため、お風呂やトイレ、
水まわりなどを造るには注意が必要としています。
また、南西は夏は最も暑く、西日が差して熱気がこもり、太陽の殺菌力も衰えて、物が腐敗しやすい場所であることから、台所や不浄には
不向きとされているわけです。
まあ・・・・・・、過度に意識しないことですね・・・・・・・・。